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公開番号2022054826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-04-07
出願番号2020162055
出願日2020-09-28
発明の名称医療用鑷子
出願人マニー株式会社
代理人
主分類A61B 17/28 20060101AFI20220331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 鑷子先端把持部の視認性向上に有用な医療用鑷子を提供する。
【解決手段】 鑷子10の先端に設けられた把持部24に粗面領域を設けるとともに、把持面24a以外の部分に鏡面領域を設ける。粗面領域は、把持面24aに設けることが望ましく、鏡面領域は、アーム部20全体に設けることが望ましい。これら粗面領域と鏡面領域の光反射挙動の差異により、照明下にて明暗のコントラスト差が生じ、把持面24aを際立たせることが可能となる。その結果、把持部24の形状や処置空間内での位置が正確に認識でき、数μmオーダでの微細な処置の操作性向上が期待できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対のアームと、該各アームの先端に設けられた把持部とを備えた医療用鑷子であって、
前記把持部は、その少なくとも一部に第1の面粗度を有する第1の領域を有し、
前記第1の領域に隣接する領域は、前記第1の面粗度とは異なる面粗度を有する第2の領域を有し、
前記第1の領域と前記第2の領域との間には、該各領域の境界が照明下にて認識可能な明暗差を有する医療用鑷子。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記第1の領域は、処置対象物が接触挟持される把持面である請求項1記載の医療用鑷子。
【請求項3】
前記第1の領域は粗面を有し、前記第2の領域は鏡面を有する請求項1記載の医療用鑷子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療手術に用いられる医療用鑷子に関し、特に、鑷子先端把持部の視認性向上に有用な医療用鑷子に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
眼科手術では、鑷子を用いた非常に微細な処置が行われる。特に硝子体手術では、把持対象物が数μmとなる処置もあり、鑷子の繊細な操作が必要となる。このような鑷子としては、特許文献1に示された眼科用鑷子が知られており、把持アームの視認性を向上させた把持装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-044289号公報
特表2011-523877 号公報
【0004】
ここで、微細処置の精度をさらに向上させるためには、先端部の視認性を上げることが重要となる。即ち、眼科手術の多くは、顕微鏡下で観察しながら行われるが、その際、鑷子の先端位置を術者が正確に認識できれば緻密な操作が可能となることから、先端部の視認性向上が望まれている。
【0005】
特に、把持対象物が数μmとなる微細処置においては、鑷子先端の把持部を正確に認識できるか否かが対象物の正確な把持に大きく影響し、施術の精度を決める要因となる。
【0006】
把持アームの視認性を向上させる構成としては、特許文献2に開示されたような把持アームの粗さや反射度を変更する構成が知られているが、把持アーム全体の粗さを変更しても、数μmオーダの正確な把持が求められる処置においては何ら視認性を上げる効果は期待できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、鑷子先端把持部の視認性向上に有用な医療用鑷子の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、一対のアームと、該各アームの先端に設けられた把持部とを備えた医療用鑷子であって、前記把持部は、その少なくとも一部に第1の面粗度を有する第1の領域を有し、前記第1の領域に隣接する領域は、前記第1の面粗度とは異なる面粗度を有する第2の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域との間には、該各領域の境界が照明下にて認識可能な明暗差を有する。
【0009】
このように、把持部の面粗度を変えることで、照明下で視覚上の差異が生じ、明暗のコントラストとして把持部の正確な形状と位置が認識可能となる。
【0010】
ここで、面粗度とは、表面の微細で不規則な起伏により照明光を散乱させる特定領域の面としての粗度を意味し、把持対象物との摩擦やアンカー効果を意図した規則的な凹凸形状とは異なる。この種の規則的な凹凸形状では、照明下で十分な明暗のコントラストが得られず、把持部の境界も認識できないため、把持部の形状や位置の正確な特定は困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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