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公開番号2022054038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-04-06
出願番号2020161000
出願日2020-09-25
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 39/00 20060101AFI20220330BHJP(時計)
要約【課題】風防ガラスを介して視認される像の歪みが抑制された時計を提供すること。
【解決手段】文字板3と、文字板3を保護し、曲率FCnの異なる複数の曲面FS1,FS2,FS3を有する風防ガラス30と、文字板3と風防ガラス30との間に配置される針11と、を含み、風防ガラス30は、第1曲率FC1を有し、風防ガラス30の中心を含む第1曲面FS1と、第1曲面FS1に隣接し、第1曲率FC1よりも大きい第2曲率FC2を有する第2曲面FS2と、第2曲面FS2に隣接し、第2曲率FC2よりも大きい第3曲率FC3を有する第3曲面FS3と、を備え、第1曲面FS1に対する法線方向の厚さと、第2曲面FS2に対する法線方向の厚さとが、同じであり、文字板3から風防ガラス30に向かう+Z方向からの平面視において、針11の先端11aは、第2曲面FS2と第3曲面FS3との境界K23よりも風防ガラス30の中心C側に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
文字板と、
前記文字板を保護し、曲率の異なる複数の曲面を有する風防ガラスと、
前記文字板と前記風防ガラスとの間に配置され、時及び分以外の情報を指示する針と、
を含み、
前記風防ガラスは、
第1曲率を有し、前記風防ガラスの中心を含む第1曲面と、
前記第1曲面に隣接し、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を有する第2曲面と、
前記第2曲面に隣接し、前記第2曲率よりも大きい第3曲率を有する第3曲面と、
を備え、
前記第1曲面に対する法線方向の厚さと、前記第2曲面に対する法線方向の厚さとが、同じであり、
前記文字板から前記風防ガラスに向かう第1方向からの平面視において、前記針の先端は、前記第2曲面と前記第3曲面との境界よりも前記風防ガラスの中心側に配置されることを特徴とする時計。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記文字板は、前記針によって指し示される目盛をさらに有し、
前記平面視において、前記目盛の外端は、前記第2曲面と前記第3曲面との境界と、前記針の先端との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の時計。
【請求項3】
前記平面視において、前記目盛は、前記第3曲面と重ならないことを特徴とする請求項2に記載の時計。
【請求項4】
前記第2曲面は、前記第1曲面と前記第2曲面との境界から、前記第2曲面と前記第3曲面との境界に向かって曲率が徐々に大きくなることを特徴とする請求項1または3に記載の時計。
【請求項5】
前記平面視において、前記風防ガラスにおける前記第1曲面の面積が最も大きいことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の時計。
【請求項6】
前記風防ガラスは、サファイアガラスであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端部がカーブ形状(曲面)になった腕時計用のカバーガラス(風防ガラス)が知られている(例えば、特許文献1)。例えば、風防ガラスが複数の直線的な斜面で構成され、風防ガラスが当該斜面の交差する部分に稜線を有する場合、風防ガラスを介して視認される文字板や針が稜線によって分断されて見える不具合が生じる場合があった。特許文献1に記載の風防ガラスは、端部が曲面であり、稜線を有さないので、文字板や針が分断されて見えるという不具合が解消される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平1-78989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載の風防ガラスでは、風防ガラスを介して視認される文字板や針が歪んで見える場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の時計は、文字板と、前記文字板を保護し、曲率の異なる複数の曲面を有する風防ガラスと、前記文字板と前記風防ガラスとの間に配置され、時及び分以外の情報を指示する針と、を含み、前記風防ガラスは、第1曲率を有し、前記風防ガラスの中心を含む第1曲面と、前記第1曲面に隣接し、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を有する第2曲面と、前記第2曲面に隣接し、前記第2曲率よりも大きい第3曲率を有する第3曲面と、を備え、前記第1曲面に対する法線方向の厚さと、前記第2曲面に対する法線方向の厚さとが、同じであり、前記文字板から前記風防ガラスに向かう第1方向からの平面視において、前記針の先端は、前記第2曲面と前記第3曲面との境界よりも前記風防ガラスの中心側に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る時計の平面図。
実施形態に係る時計の断面図。
風防ガラスの断面図。
風防ガラスの主要部分の曲率半径、曲率、及び厚さを示す一覧表。
風防ガラスを介して視認される格子状のテストパターンの状態を示す写真。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.実施形態
本実施形態に係る時計1は、駆動部分を含む機械体であるムーブメント2を有する。文字板3や針11が取り付けられたムーブメント2は、ケース5の中に収容され、風防ガラス30によって保護される。このため、本実施形態に係る時計1では、ムーブメント2と文字板3と風防ガラス30とが一方向に順に配置される(図2参照)。
以降の説明では、ムーブメント2と文字板3と風防ガラス30とが順に配置される方向を+Z方向と称し、+Z方向と反対方向を-Z方向と称す。さらに、+Z方向と直交し、風防ガラス30の中心Cから風防ガラス30の外縁Eに向かう方向をX方向と称す。
なお、+Z方向は、本願における文字板から風防ガラスに向かう第1方向の一例である。また、+Z方向側から見ることは、本願における文字板から風防ガラスに向かう第1方向からの平面視であり、以降、Z方向から見た平面視と称す。
また、X方向から見ることを、X方向から見た平面視と称す。
【0008】
1.1時計の概要
図1は、本実施形態に係る時計1の平面図であり、Z方向から見た時計1の状態が図示されている。図2は、図1におけるA-A線矢視断面図であり、本実施形態に係る時計1の断面図である。図1では風防ガラス30の中心Cが黒丸で図示され、図2及び後述する図3では風防ガラス30の中心が一点鎖線で図示されている。
最初に、図1及び図2を参照し、本実施形態に係る時計1の概要を説明する。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係る時計1は、3針式のアナログ式の腕時計であり、ケース5と、文字板3と、針11と、リュウズ6と、風防ガラス30とを備えている。
ケース5は、例えば、ステンレスやチタンなどの硬質金属から構成され、ムーブメント2や文字板3を収容する。針11は、時を示す時針12と、分を示す分針13と、秒を示す秒針14とを有する。また、時針12、分針13、秒針14の順に長くなっている。リュウズ6は、龍頭であり、一段引くと時間の修正が可能になる。
なお、秒針14は、本願における時及び分以外の情報を指示する針の一例である。
【0010】
文字板3には、目盛16が設けられている。目盛16は、時目盛17と分目盛18とで構成され、針11によって指し示される。時目盛17は、1周360度を12分割した位置に設けられている。分目盛18は、時目盛17と隣り合う時目盛17との間の領域を5等分する位置に設けられている。また、時目盛17は分目盛18よりも長い。
なお、目盛16(時目盛17、分目盛18)は、本願における針によって指し示される目盛の一例である。
風防ガラス30は、Z方向から見た平面視で円形の部材であり、文字板3を保護する。風防ガラス30の詳細は後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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