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公開番号2022044569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-03-17
出願番号2021142531
出願日2021-09-01
発明の名称マイクロプレート及び培養細胞の観察方法
出願人AGCテクノグラス株式会社
代理人
主分類C12M 3/00 20060101AFI20220310BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】本発明は、観察時に各ウェルの培養細胞を順に捉えていくことが容易であり、自動観察に適用した場合の観察効率に優れるマイクロプレートを提供することを目的とする。
【解決手段】底面16が下方に凹んだ凹面である複数のウェル14が平面視で四角形状に配列されているマイクロプレート1において、ウェル14の底面16の最深部を中心とし、4つの角に位置する4つのウェル14の中心を各頂点とする四角形Sの対向する辺の中点同士を結ぶ2本の直線の交点を原点Oとして、2本の直線のうち長いほうの直線をx軸として、原点Oを通るx軸に垂直な線をy軸とするxy座標で、各ウェル14の中心のx座標とy座標の理論値と実測値を求めたとき、x座標とy座標のそれぞれで、実測値の理論値からのズレの割合の最大値と最小値との差を2.00%以下とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のウェルが平面視で四角形状に配列されているマイクロプレートであって、
各々の前記ウェルの底面が下方に凹んだ凹面であり、
前記ウェルの底面の最深部を当該ウェルの中心とし、
平面視で、4つの角に位置する4つのウェルの中心を各頂点とする四角形における、対向する辺の中点同士を結ぶ2本の直線の交点を原点Oとして、2本の直線のうち長いほうの直線をx軸とし、前記原点Oを通る前記x軸に垂直な線をy軸として、
予め設定されている各ウェルのピッチから算出される各ウェルの中心のx座標とy座標の理論値を求め、各ウェルの中心のx座標とy座標の実測値と比較したとき、
(x-x

)/x

×100(ただし、xはウェルの中心のx座標の実測値であり、x

はウェルの中心のx座標の理論値である。)で表される各ウェルのx軸方向のズレの割合の最大値と最小値との差が2.00%以下であり、
かつ、(y-y

)/y

×100(ただし、yはウェルの中心のy座標の実測値であり、y

はウェルの中心のy座標の理論値である。)で表される各ウェルのy軸方向のズレの割合の最大値と最小値との差が2.00%以下である、マイクロプレート。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
複数のウェルが平面視で四角形状に配列されているマイクロプレートであって、
各々の前記ウェルの底面が下方に凹んだ凹面であり、
前記ウェルの底面の最深部を当該ウェルの中心とし、
平面視で、4つの角に位置する4つのウェルの中心を各頂点とする四角形における、対向する辺の中点同士を結ぶ2本の直線の交点を原点Oとして、2本の直線のうち長いほうの直線をx軸とし、前記原点Oを通る前記x軸に垂直な線をy軸として、
予め設定されている各ウェルのピッチから算出される各ウェルの中心のx座標とy座標の理論値を求め、各ウェルの中心のx座標とy座標の実測値と比較したとき、
(x-x

)/x

×100(ただし、xはウェルの中心のx座標の実測値であり、x

はウェルの中心のx座標の理論値である。)で表される各ウェルのx軸方向のズレの割合が-1.00%以上1.00%以下であり、
かつ、(y-y

)/y

×100(ただし、yはウェルの中心のy座標の実測値であり、y

はウェルの中心のy座標の理論値である。)で表される各ウェルのy軸方向のズレの割合が-1.00%以上1.00%以下である、マイクロプレート。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のマイクロプレートのみを用い、各ウェルで培養した培養細胞を自動観察する、培養細胞の観察方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロプレート及び培養細胞の観察方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
生命現象を解明する基礎研究、創薬研究等には検体として培養細胞が多く用いられており、大量の検体を得るための培養容器が広く利用されている。従来の培養細胞の評価は、MTT assay、ELISA(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)等、細胞代謝もしくは代謝物による特性評価が主であった。一方、3次元培養で得られる、細胞が凝集した3次元細胞塊(スフェロイド)は、生体内と同様に立体的な構造を有している。そのため、近年では細胞塊を用いた形態観察の重要性が増している。
【0003】
3次元培養に用いる培養容器としては、複数のウェルが縦横にマトリックス状に配列されたマイクロプレートが知られている(特許文献1)。各ウェルに培養液を分注して大量培養することで、各ウェルで形成される多くの細胞塊を効率良く観察できる。マイクロプレートの基準としては、ANSI(American National Standards Institute)/SBS規格が知られている。ANSI/SBS規格では、平面視でプレートの最も外周側に配置されているウェル同士のピッチが規定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-127843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
細胞観察としては、自動観察装置を用いて大量の細胞をハイスループットに観察する方法が開発されている。しかし、従来のマイクロプレートでは、ANSI/SBS規格に合うものであっても各ウェルの培養細胞を順に正確に捉えていくことが難しく、自動観察の効率が低下しやすい。
【0006】
本発明は、観察時に各ウェルの培養細胞を順に捉えていくことが容易であり、自動観察に適用した場合の観察効率に優れるマイクロプレートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]複数のウェルが平面視で四角形状に配列されているマイクロプレートであって、
各々の前記ウェルの底面が下方に凹んだ凹面であり、
前記ウェルの底面の最深部を当該ウェルの中心とし、
平面視で、4つの角に位置する4つのウェルの中心を各頂点とする四角形における、対向する辺の中点同士を結ぶ2本の直線の交点を原点Oとして、2本の直線のうち長いほうの直線をx軸とし、前記原点Oを通る前記x軸に垂直な線をy軸として、
予め設定されている各ウェルのピッチから算出される各ウェルの中心のx座標とy座標の理論値を求め、各ウェルの中心のx座標とy座標の実測値と比較したとき、
(x-x

)/x

×100(ただし、xはウェルの中心のx座標の実測値であり、x

はウェルの中心のx座標の理論値である。)で表される各ウェルのx軸方向のズレの割合の最大値と最小値との差が2.00%以下であり、
かつ、(y-y

)/y

×100(ただし、yはウェルの中心のy座標の実測値であり、y

はウェルの中心のy座標の理論値である。)で表される各ウェルのy軸方向のズレの割合の最大値と最小値との差が2.00%以下である、マイクロプレート。
[2]複数のウェルが平面視で四角形状に配列されているマイクロプレートであって、
各々の前記ウェルの底面が下方に凹んだ凹面であり、
前記ウェルの底面の最深部を当該ウェルの中心とし、
平面視で、4つの角に位置する4つのウェルの中心を各頂点とする四角形における、対向する辺の中点同士を結ぶ2本の直線の交点を原点Oとして、2本の直線のうち長いほうの直線をx軸とし、前記原点Oを通る前記x軸に垂直な線をy軸として、
予め設定されている各ウェルのピッチから算出される各ウェルの中心のx座標とy座標の理論値を求め、各ウェルの中心のx座標とy座標の実測値と比較したとき、
(x-x

)/x

×100(ただし、xはウェルの中心のx座標の実測値であり、x

はウェルの中心のx座標の理論値である。)で表される各ウェルのx軸方向のズレの割合が-1.00%以上1.00%以下であり、
かつ、(y-y

)/y

×100(ただし、yはウェルの中心のy座標の実測値であり、y

はウェルの中心のy座標の理論値である。)で表される各ウェルのy軸方向のズレの割合が-1.00%以上1.00%以下である、マイクロプレート。
[3][1]又は[2]のマイクロプレートのみを用い、各ウェルで培養した培養細胞を自動観察する、培養細胞の観察方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、観察時に各ウェルの培養細胞を順に捉えていくことが容易であり、自動観察に適用した場合の観察効率に優れるマイクロプレートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態のマイクロプレートの平面図である。
図1のマイクロプレートのI-I断面図である。
他の実施形態のマイクロプレートの断面図である。
ウェルの中心を説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書における用語の意味及び定義は以下である。
「~」で表される数値範囲は、~の前後の数値を下限値及び上限値とする数値範囲を意味する。
「ウェルの予め設定されているピッチ」とは、マイクロプレートを製造する際に各ウェルのピッチとして設定されている値(設計値)を意味する。例えば、マイクロプレートの製品図面に記載されているピッチを「予め設定されているピッチ」として採用できる。
「ウェルの中心」とは、ウェルの下方に凹んだ凹面である底面の最深部を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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