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公開番号2022010396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-01-14
出願番号2021187826,2017108580
出願日2021-11-18,2017-05-31
発明の名称熱伝導性組成物
出願人三井化学株式会社
代理人特許業務法人SSINPAT,個人,個人
主分類C08L 23/16 20060101AFI20220106BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】例えば食器や容器に使用した場合、内容物の温冷感を感じ易く且つ重量感や安定感が十分な熱伝導性組成物を提供する。 【解決手段】プロピレン系樹脂である熱可塑性樹脂(A)10~40質量部及び熱伝導性金属酸化物(B)60~90質量部(熱可塑性樹脂(A)と金属酸化物(B)の合計100質量部)を含有し、前記プロピレン系樹脂が、室温(25℃)デカン可溶部量が8重量%以上35重量%以下のプロピレン・エチレンブロック共重合体、及び/又は、エチレン量が1.9~5.4質量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体である熱伝導性組成物、並びに、この熱伝導性組成物を含む成形体。 【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロピレン系樹脂である熱可塑性樹脂(A)10~40質量部及び熱伝導性金属酸化物(B)60~90質量部(熱可塑性樹脂(A)と金属酸化物(B)の合計100質量部)を含有し、
前記プロピレン系樹脂が、室温(25℃)デカン可溶部量が8重量%以上35重量%以下のプロピレン・エチレンブロック共重合体、及び/又は、エチレン量が1.9~5.4質量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体である熱伝導性組成物。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
熱可塑性樹脂(A)のASTM D1238Eに準じて230℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(MFR)が11~100g/10分である請求項1に記載の熱伝導性組成物。
【請求項3】
熱伝導性金属酸化物(B)が酸化マグネシウムを含む請求項1又は2に記載の熱伝導性組成物。
【請求項4】
熱伝導性金属酸化物(B)の熱伝導率が1~500W/mKである請求項1~3の何れか一項に記載の熱伝導性組成物。
【請求項5】
熱伝導性金属酸化物(B)の平均粒子径が0.1~100μmである請求項1~4の何れか一項に記載の熱伝導性組成物。
【請求項6】
熱伝導性組成物の熱伝導率が0.5~5W/mKである請求項1~5の何れか一項に記載の熱伝導性組成物。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載の熱伝導性組成物を含む成形体。
【請求項8】
射出成型体である請求項7に記載の成形体。
【請求項9】
容器である請求項7又は8に記載の成形体。
【請求項10】
食器である請求項7又は8に記載の成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば容器、食器、放熱部材及びその他の各種用途に有用な、熱可塑性樹脂及び熱伝導性金属酸化物を含有する熱伝導性組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な陶磁器からなる食器や容器と比較して、熱可塑性樹脂製の食器や容器は射出成形等により容易に成形可能であり、しかも割れにくいという利点がある。また、以下の通り臭気防止、成形性、物性等を向上することを目的として、熱可塑性樹脂に対し各種の充填剤を添加することが提案されている。
【0003】
特許文献1には、樹脂製容器の臭気の問題を解決することを目的として、合成樹脂(A)と、チタン、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム及び珪素からなる群より選ばれる一種類以上の元素と亜鉛とを主成分とする酸化物凝集体粒子(B)を含有する合成樹脂容器が記載されている。
【0004】
特許文献2には、ポリオレフィン樹脂の真空成型時のシートの垂れ下がりを防止することを目的として、ポリオレフィン樹脂80~20質量部と無機充填剤20~80質量部を含有するポリオレフィン樹脂組成物が記載され、無機充填剤の具体例として金属酸化物等も挙げられている。
【0005】
特許文献3には、ポリエステル樹脂の機械的性質の向上、廃棄の際の燃焼発熱量の低下及び廃棄容易性を目的として、特定の組成及び物性を有するポリエステル樹脂が記載され、このポリエステル樹脂に対して金属酸化物等の充填剤を10~70質量%ブレンドしても良いことも記載されている。
【0006】
特許文献4には、樹脂製食器類の高剛性化、高耐熱化、耐アルカリ性及び表面外観の向上を目的として、無機充填剤を1~60質量%含む熱可塑性樹脂組成物が記載され、無機充填剤の具体例として金属酸化物等も挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平3-200875号公報
特開昭52-15542号公報
特開平6-172620号公報
特開2006-137867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者らは、熱可塑性樹脂製の食器や容器の製品化を進める際に、陶磁器からなる食器や容器と比較して熱可塑性樹脂製の食器や容器は料理等の内容物の温冷感が感じにくく、熱い料理や冷たい飲み物等の食事を楽しむ際に違和感があるという点、及び、手で持った際の重量感や安定感が不足している点に着目した。このような点は特許文献1~4では全く検討されていない。
【0009】
例えば、特許文献1の合成樹脂容器では、チタン、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム及び珪素からなる群より選ばれる一種類以上の元素と亜鉛とを主成分とする酸化物凝集体粒子(B)の配合量は0.1~20質量%であり、この程度の少ない配合量では内容物の温冷感は感じにくく且つ重量感や安定感も不十分である。また、特許文献1における酸化物凝集体粒子(B)は単に臭気の問題を解決する為に配合されるものなので、20質量%を超えるような配合量は必要とされない。
【0010】
特許文献2のポリオレフィン樹脂組成物では、一応、無機充填剤の配合量が20~80質量部とされているが、実施例で配合されている無機充填剤はタルクとカオリンだけであり、熱伝導性の高い金属酸化物は実際には配合されてない。また特許文献2に記載される無機充填剤の具体例では、樹脂との混練性が比較的良好なタルクやカオリン等と樹脂との混練性が劣る金属酸化物等が併記列挙されていることから、無機充填剤の配合量のうち例えば50~80質量部程度の多い配合量の範囲は、樹脂との混練性が比較的良好なタルクやカオリン等を使用した場合の範囲を意味することは明らかである。そして、特許文献2の実施例のようにタルクやカオリンを配合したとしても、内容物の温冷感は感じにくく且つ重量感や安定感も不十分である。また、特許文献2における無機充填剤は、真空成型時のシートの垂れ下がりを防止する、すなわち真空成型による成形性を改善する為に配合されるものなので、混練性が劣る金属酸化物を多量に配合して逆にその成形性を低下させてしまうような態様を採用する筈がない。
(【0011】以降は省略されています)

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