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公開番号2022001026
公報種別公開特許公報(A)
公開日20220106
出願番号2020106495
出願日20200619
発明の名称ノラチリオールの新規な製造方法とその用途
出願人丸善製薬株式会社,国立大学法人 岡山大学
代理人個人,個人,個人
主分類C12P 17/06 20060101AFI20211210BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】マンギフェリンからノラチリオールを従来よりも簡便で効率的、安全かつ環境にも優しく製造することができるノラチリオールの新規な製造方法、前記製造方法に好適に用いることができる微生物、ノラチリオール調製用剤、並びにノラチリオールを含む食品、飼料・餌料、化粧品、医薬品又は医薬部外品などの製造方法を提供すること。
【解決手段】バチルス属に属し、マンギフェリンをノラチリオールに変換する能力を有する微生物を用いることによりノラチリオールを製造する方法により、前記課題を解決する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
微生物を用いてノラチリオールを製造する方法であって、当該微生物がバチルス(Bacillus)属に属し、マンギフェリンをノラチリオールに変換する能力を有する微生物であることを特徴とするノラチリオールの製造方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記微生物が、マンギフェリンの非存在下又は存在下で培養して調製したものであることを特徴とする、請求項1に記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項3】
前記微生物が、好気的又は嫌気的条件下で培養して調製したものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項4】
前記微生物が、70℃未満の温度条件下で培養して調製したものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項5】
前記微生物の休止菌体、前記微生物の菌体破砕物、及び前記微生物の菌体抽出物からなる群から選択される少なくとも1つを用いてノラチリオールを製造することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項6】
前記微生物をマンギフェリンの存在下で培養しながらノラチリオールを製造することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項7】
前記ノラチリオールの製造を好気的又は嫌気的条件下で行うことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項8】
前記ノラチリオールの製造を70℃以下の温度条件下で行うことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項9】
前記微生物が、70℃未満の好気的又は嫌気的条件下で生育可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
【請求項10】
前記微生物が、受領番号NITE AP−03226のバチルス・エスピー KM7−1株であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のノラチリオールの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノラチリオールの新規な製造方法、前記製造方法に好適に用いることができる微生物、ノラチリオール調製用剤、並びにノラチリオールを含む食品、飼料・餌料、化粧品、医薬品又は医薬部外品などの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記構造式で表されるマンギフェリン(Mangiferin)は、マンゴー、サラシア、エルカンプーレなどの植物に豊富に含まれているC−配糖体である。マンギフェリンは、血糖降下作用、抗肥満作用、抗胃痛作用などの生理活性を有することが知られている。
【0003】
下記構造式で表されるノラチリオール(Norathyriol)は、マンギフェリンのアグリコンである。ノラチリオールの生理活性の強度は、マンギフェリンよりも高いことが知られている。また、ノラチリオールは、結腸癌、肺癌、乳癌、糖尿病、及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する生理活性を有することも知られている。一方、ノラチリオールは、天然の存在量が少ないという問題がある。
【0004】
これまでに、マンギフェリンからノラチリオールを製造する方法としては、化学的な方法や、微生物を用いた微生物変換法が報告されている。
【0005】
前記化学的な方法としては、有機合成による方法や酸触媒による分解などが提案されている。しかしながら、有機合成による方法は合成ステップが長く、経済的に成り立つ方法ではないという問題があり、酸触媒による分解は収率が高いとは言えないという問題がある。また、環境面からもあまり適した方法とは言えないという問題がある。
【0006】
一方、微生物変換法は環境的な観点からは、化学的な方法よりも適した方法と考えられる。これまでに、マンギフェリンからノラチリオールへの変換を触媒することができる微生物として、Bacteroides sp. MANG株(非特許文献1参照)、CG19−1株(非特許文献2参照)が報告されている。なお、CG19−1株は、その後の報告において、Catenibacillus scindensと同定されている(非特許文献3参照)。
【0007】
しかしながら、前記報告の微生物は、嫌気性菌のため、その培養のために特別な装置又は器具を必要とする。また、前記報告の微生物は、変換活性を有する菌体の培養に基質となるマンギフェリンの添加が必要である。これらのことはいずれも、ノラチリオールの製造を行う際のコストを増大させるため、経済的に非常に問題となる。
【0008】
したがって、従来よりも簡便で効率的、安全かつ環境にも優しい手法として、植物中に大量に含まれるマンギフェリンからノラチリオールを製造することができる技術の速やかな提供が強く求められているのが現状である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
Sanugul K., Akao T., Li Y., Kakiuchi N., Nakamura N., Hattori M.、Isolation of a human intestinal bacterium that transforms Mangiferin to Norathyriol and inducibility of the enzyme that cleaves a C−glucosyl bond,2005, Biol. Pharm. Bull.,28(9):1672−1678.
Braune A., Blaut M.、Deglycosylation of puerarin and other aromatic C−glucosides by newly isolated human intestinal bacterium,2011, Environmental Microbiology,13(2):482−494.
Braune A., Blaut M.、Cantenibacillus scindens gen. nov., sp. nov., a C−deglycosylating human intestinal representative of the Lachnospiraceae,2018,Int. J. Syst. Evol. Microbiol., 68:3356−3361.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような要望に応え、現状を打破し、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、マンギフェリンからノラチリオールを従来よりも簡便で効率的、安全かつ環境にも優しく製造することができるノラチリオールの新規な製造方法、前記製造方法に好適に用いることができる微生物、ノラチリオール調製用剤、並びにノラチリオールを含む食品、飼料・餌料、化粧品、医薬品又は医薬部外品などの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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