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公開番号2021197873
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211227
出願番号2020104776
出願日20200617
発明の名称制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 1/00 20060101AFI20211129BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ユーザが違和感を覚える機会を少なくするとともに、制限抵抗の過昇温が抑制された制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、電力配線に設けられたメインスイッチと、メインスイッチに制限抵抗とともに並列接続された充電スイッチを制御する。制御装置は、充電スイッチが通電状態になるとカウンタ値を加算し、充電スイッチが遮断状態になってからの継続時間が冷却時間を超えるとカウンタ値を減算している。制御装置はカウンタ値が閾値を上回らない場合、トリガ信号が入力されると充電スイッチを遮断状態と通電状態とに切り換えるとともにメインスイッチを通電状態にし、トリガ信号が非入力になる際にメインスイッチを遮断状態にする。制御装置はカウンタ値が閾値を上回った場合、トリガ信号に依らず、メインスイッチを通電状態、充電スイッチを遮断状態に維持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリ(210)と、
前記バッテリと複数の電力配線(211,212)を介して接続される電気機器(240,260)と、
複数の前記電力配線それぞれに設けられて前記バッテリと前記電気機器との間の電流の通電と遮断を制御する複数のメインスイッチ(221)と、
ユーザの使用時に第1レベル、非使用時に第2レベルとなるトリガ信号を出力するセンサ部(270)と、
直列接続された充電スイッチ(231)と制限抵抗(232)を備え、複数の前記メインスイッチのうちの少なくとも1つに並列接続される充電回路(230)と、を有する給電システム(200)に含まれる制御装置であって、
前記制限抵抗の温度が所定値よりも低い場合、前記トリガ信号が前記第2レベルから前記第1レベルになると前記充電スイッチを通電状態と遮断状態とに切り換えるとともに前記メインスイッチを通電状態にし、前記トリガ信号が前記第1レベルから前記第2レベルに切り換わる際に、前記メインスイッチを通電状態から遮断状態に切り換える通常処理、および、前記制限抵抗の温度が前記所定値よりも高い場合、前記トリガ信号に依らずに、前記メインスイッチを通電状態、前記充電スイッチを遮断状態に維持する維持処理を実行する制御装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
時間を計測するタイマー(140)と、
前記所定値に関わる冷却時間と閾値の記憶されたメモリ(120)と、
前記充電スイッチが遮断状態から通電状態に切り換わるとカウンタ値を加算し、前記充電スイッチが通電状態から遮断状態に切り換わってから、前記充電スイッチの遮断状態の継続時間が前記冷却時間を超えると前記カウンタ値を減算するカウンタ(130)と、
前記カウンタ値が前記閾値を上回らない場合に前記通常処理を実行し、前記カウンタ値が前記閾値を上回った場合に前記維持処理を実行する演算部(110)と、を有する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記演算部は、前記カウンタ値が前記閾値を上回った後、前記カウンタ値が前記閾値よりも値の低い所定値になるまで、前記トリガ信号に依らずに、前記メインスイッチを通電状態、前記充電スイッチを遮断状態に維持する請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記メモリには前記冷却時間と前記閾値のほかに昇温時間が記憶されており、
前記カウンタは、前記充電スイッチが遮断状態から通電状態に切り換わると前記カウンタ値を加算するとともに、前記充電スイッチの通電状態の継続される時間が昇温時間を経過するごとに前記カウンタ値を加算する請求項2または請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記給電システムは車両に搭載され、
前記センサ部は、前記トリガ信号の他に、前記車両から前記ユーザが離間したか否かを示す離間信号を出力しており、
前記演算部は前記維持処理を実行している際に、前記離間信号に基づいて前記ユーザが前記車両から離れたと判断した場合、前記メインスイッチを遮断状態にする請求項2〜4いずれか1項に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、バッテリと電気機器との間に設けられるスイッチを制御する制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、高電圧バッテリとモータとの間に接続されるメインリレーとグラウンドリレー、および、メインリレーに並列接続されるプリチャージリレーそれぞれを制御する電源制御装置が知られている。プリチャージリレーには、高電圧バッテリからモータへの突入電流を制限するための突入制限抵抗が直列接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011−114974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示される電源制御装置は、ユーザ操作によってイグニッションキースイッチから始動指示信号を受けたときに、グラウンドリレーとプリチャージリレーをONする。所定時間経過後、電源制御装置はメインリレーをONする。次いで電源制御装置はプリチャージリレーをOFFする。この際に電源制御装置は制限抵抗冷却カウンタをインクリメントし始める。
【0005】
電源制御装置は、ユーザ操作によってイグニッションキースイッチから停止指示信号を受けたときに、制限抵抗冷却カウンタの値が規定値に達したかどうかを判断する。制限抵抗冷却カウンタの値が規定値に達していない場合、電源制御装置はメインリレーとグラウンドリレーのONを継続する。制限抵抗冷却カウンタの値が規定値に達している場合、電源制御装置はメインリレーとグラウンドリレーをOFFする。
【0006】
係る制御により、制限抵抗冷却カウンタの値が規定値に達するまで、プリチャージリレーがOFFになる。そのために通電によって昇温した突入制限抵抗の冷却時間が確保される。突入制限抵抗(制限抵抗)の過昇温が抑制される。
【0007】
しかしながら、係る制御の場合、ユーザ操作によってイグニッションキースイッチから停止指示信号が出力された際に、制限抵抗冷却カウンタの値が規定値に達していないと、必ず、ユーザ操作後にメインリレーとグラウンドリレーがOFFになる。ユーザの操作タイミングとメインリレーとグラウンドリレーそれぞれがOFFになる際に生じる遮断音の発生タイミングとがずれる。この結果、ユーザが違和感を覚える可能性がある。
【0008】
本開示の目的は、ユーザが違和感を覚える機会を少なくするとともに、制限抵抗の過昇温が抑制された制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様による制御装置は、バッテリ(210)と、
バッテリと複数の電力配線(211,212)を介して接続される電気機器(240,260)と、
複数の電力配線それぞれに設けられてバッテリと電気機器との間の電流の通電と遮断を制御する複数のメインスイッチ(221)と、
ユーザの使用時に第1レベル、非使用時に第2レベルとなるトリガ信号を出力するセンサ部(270)と、
直列接続された充電スイッチ(231)と制限抵抗(232)を備え、複数のメインスイッチのうちの少なくとも1つに並列接続される充電回路(230)と、を有する給電システム(200)に含まれる制御装置であって、
制限抵抗の温度が所定値よりも低い場合、トリガ信号が第2レベルから第1レベルになると充電スイッチを通電状態と遮断状態とに切り換えるとともにメインスイッチを通電状態にし、トリガ信号が第1レベルから第2レベルに切り換わる際に、メインスイッチを通電状態から遮断状態に切り換える通常処理、および、制限抵抗の温度が所定値よりも高い場合、トリガ信号に依らずに、メインスイッチを通電状態、充電スイッチを遮断状態に維持する維持処理を実行する。
【0010】
本開示によれば、ユーザ操作のためにトリガ信号が第1レベルから第2レベルに切り換わる操作タイミングと遮断音の発生タイミングとに時間的なずれの発生する頻度が少なくなる。そのためにユーザが違和感を覚える機会が少なくなる。また、制限抵抗の過昇温が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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