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公開番号2021195670
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211227
出願番号2020103325
出願日20200615
発明の名称繊維不織布、フィルタ、繊維不織布の製造方法及びエレクトレット繊維不織布の製造方法
出願人三井化学株式会社
代理人特許業務法人太陽国際特許事務所
主分類D04H 3/16 20060101AFI20211129BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】濾過性能に優れたフィルタを製造可能な、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を含む繊維不織布を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含有する繊維を含み、前記繊維の繊維径の変動係数が1.0以下である繊維不織布。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含有する繊維を含み、
前記繊維の繊維径の変動係数が1.0以下である繊維不織布。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記繊維の平均繊維径が0.5μm〜10μmである請求項1に記載の繊維不織布。
【請求項3】
前記ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種の含有率が、繊維不織布全量に対して0.01質量%〜7.0質量%である請求項1又は請求項2に記載の繊維不織布。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂が、プロピレン系重合体を含む請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の繊維不織布。
【請求項5】
前記プロピレン系重合体のメルトフローレート(MFR:ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が、50g/10分〜5000g/10分である請求項4に記載の繊維不織布。
【請求項6】
帯電されている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の繊維不織布。
【請求項7】
請求項6に記載の繊維不織布を含むフィルタ。
【請求項8】
メルトブローン法により、熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含む溶融した樹脂組成物を紡糸口金から加熱ガスとともに吐出し、前記加熱ガスにより前記樹脂組成物を延伸して、繊維状物とする工程を含み、
前記加熱ガスの流量を150Nm

/時/m〜1000Nm

/時/mとし、
前記加熱ガスの温度をTa(℃)、前記溶融した樹脂組成物の温度をTp(℃)、前記熱可塑性樹脂の結晶化温度をTc(℃)、前記熱可塑性樹脂の融点をTm(℃)としたとき、前記加熱ガスの吐出は、下記式(1)及び(2)を満たすように行う繊維不織布の製造方法。
式(1) Tc<Ta≦Tm+150
式(2) 50≦Tp−Ta≦190
【請求項9】
吐出された前記樹脂組成物に、30℃以下の冷却ガスを吹き付ける工程を含まない請求項8に記載の繊維不織布の製造方法。
【請求項10】
前記加熱ガスの吐出は、下記式(1)’をさらに満たすように行う請求項8又は請求項9に記載の繊維不織布の製造方法。
式(1)’ Tm−30≦Ta≦Tm+150
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維不織布、フィルタ、繊維不織布の製造方法及びエレクトレット繊維不織布の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
繊維不織布は、エアフィルタ、衛生材料、吸収性材料、包装資材などとして広く用いられている。そのような繊維不織布は、繊維の繊維径が小さいほど、分離性能、液体保持機能、払拭性能、隠蔽性能、柔軟性などの種々の性能に優れる。そのため、繊維径が小さい繊維不織布を製造する方法が、従来から種々提案されている。
【0003】
中でも、メルトブローン法では、吐出される溶融樹脂に加熱エア(加熱圧縮エア)を吹き当てて溶融樹脂を延伸(又は牽引)するため、繊維径の小さい繊維不織布が得られやすい。
【0004】
また、繊維不織布を帯電させたエレクトレット繊維不織布も知られている(例えば、特許文献1及び2を参照)。エレクトレット繊維不織布は、例えば、ヒンダードアミン系化合物を含む繊維不織布を水に浸けた後、急速乾燥させる、あるいは、繊維不織布に電圧を高圧印加させることで製造できる(例えば、特許文献3を参照)。エレクトレット繊維不織布は、例えば、エアフィルタとして用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63−280408号公報
特開平01−287914号公報
特開2009−203580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、繊維不織布にヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を添加すると、この繊維不織布をフィルタに用いたときに粉塵の捕集効率と圧力損失とのバランスを確保することが難しく、濾過性能に改善の余地がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、濾過性能に優れたフィルタを製造可能な、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を含む繊維不織布及びこの繊維不織布を含むフィルタを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、濾過性能に優れたフィルタを製造可能な、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を含む繊維不織布の製造方法及びエレクトレット繊維不織布の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含有する繊維を含み、
前記繊維の繊維径の変動係数が1.0以下である繊維不織布。
<2> 前記繊維の平均繊維径が0.5μm〜10μmである<1>に記載の繊維不織布。
<3> 前記ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種の含有率が、繊維不織布全量に対して0.01質量%〜7.0質量%である<1>又は<2>に記載の繊維不織布。
<4> 前記熱可塑性樹脂が、プロピレン系重合体を含む<1>〜<3>のいずれか1つに記載の繊維不織布。
<5> 前記プロピレン系重合体のメルトフローレート(MFR:ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が、50g/10分〜5000g/10分である<4>に記載の繊維不織布。
<6> 帯電されている<1>〜<5>のいずれか1つに記載の繊維不織布。
<7> <6>に記載の繊維不織布を含むフィルタ。
<8> メルトブローン法により、熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含む溶融した樹脂組成物を紡糸口金から加熱ガスとともに吐出し、前記加熱ガスにより前記樹脂組成物を延伸して、繊維状物とする工程を含み、
前記加熱ガスの流量を150Nm

/時/m〜1000Nm

/時/mとし、
前記加熱ガスの温度をTa(℃)、前記溶融した樹脂組成物の温度をTp(℃)、前記熱可塑性樹脂の結晶化温度をTc(℃)、前記熱可塑性樹脂の融点をTm(℃)としたとき、前記加熱ガスの吐出は、下記式(1)及び(2)を満たすように行う繊維不織布の製造方法。
式(1) Tc<Ta≦Tm+150
式(2) 50≦Tp−Ta≦190
<9> 吐出された前記樹脂組成物に、30℃以下の冷却ガスを吹き付ける工程を含まない<8>に記載の繊維不織布の製造方法。
<10> 前記加熱ガスの吐出は、下記式(1)’をさらに満たすように行う<8>又は<9>に記載の繊維不織布の製造方法。
式(1)’ Tm−30≦Ta≦Tm+150
<11> 前記加熱ガスの流量を250Nm

/時/m〜850Nm

/時/mとする<8>〜<10>のいずれか1つに記載の繊維不織布の製造方法。
<12> メルトブローン法により、熱可塑性樹脂と、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種と、を含む溶融した樹脂組成物を紡糸口金から加熱ガスとともに吐出し、機械方向の両面から供給される冷却ガスで前記樹脂組成物を冷却しつつ、前記加熱ガスにより前記樹脂組成物を延伸して、繊維状物とする工程を含む繊維不織布の製造方法。
<13> 前記冷却ガスの流量が1000Nm

/時/m〜20000Nm

/時/mである<12>に記載の繊維不織布の製造方法。
<14> 前記冷却ガスの温度が30℃以下である<12>又は<13>に記載の繊維不織布の製造方法。
<15> 前記熱可塑性樹脂が、プロピレン系重合体を含む<8>〜<14>のいずれか1つに記載の繊維不織布の製造方法。
<16> 前記ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物のうちの少なくとも1種の含有率が、繊維不織布全量に対して0.01質量%〜7.0質量%である<8>〜<15>のいずれか1つに記載の繊維不織布の製造方法。
<17> <8>〜<16>のいずれか1つに記載の繊維不織布の製造方法により繊維不織布を製造する工程と、
製造された前記繊維不織布に、帯電加工をする工程と、
を含むエレクトレット繊維不織布の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、濾過性能に優れたフィルタを製造可能な、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を含む繊維不織布及びこの繊維不織布を含むフィルタを提供することができる。
さらに、本開示によれば、濾過性能に優れたフィルタを製造可能な、ヒンダードアミン系化合物及びトリアジン系化合物の少なくとも一方を含む繊維不織布の製造方法及びエレクトレット繊維不織布の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の繊維不織布の製造方法1で用いる繊維不織布の製造装置の構成の一例を示す模式図である。
図2は、本開示の繊維不織布の製造方法2で用いる繊維不織布の製造装置の構成の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示において、数値範囲を示す「〜」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
本開示において段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において、組成物中の各成分の量について言及する場合、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する複数の物質の合計量を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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