TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021182856
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211125
出願番号2021083062
出願日20210517
発明の名称複直径を有するステータを具備するギヤードモータ
出願人ボンタズ・サントル・エール・アンド・デ
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 1/14 20060101AFI20211029BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】早期摩耗の恐れが低減されたギヤードモータを提供する。
【解決手段】ロータが、ハウジング54の側面56によって囲まれて、長手方向軸線を中心として回転する。ロータの外側面の一部分に面するように角度α3に亘って延在しているハウジング54の側面56の一部分においてステータ8に取り付けられている少なくとも2つのコイル12と、を備えており、ステータとロータとが、ステータとロータとの間に、第1の空隙を有する少なくとも1つの第1の領域と、第2の空隙を有する一の第2の領域Arc2とを定義しており、第1の空隙が、第2の空隙より小さく、第1の領域が、ステータがロータに作用させる吸引力が、第2の領域Arc2において、第1の領域より低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ブラシレス電気モータと、遊星減速歯車(R)と、長手方向軸線(X)を具備する出力シャフト(A)であって、前記遊星減速歯車(R)に回転可能に固定されている前記出力シャフト(A)と、を備えているギヤードモータであって、
前記ブラシレス電気モータ(M)が、ステータ(8)と、前記ステータ(8)のハウジング(54)に収容されているロータ(10)であって、前記ロータ(10)が、前記ハウジング(54)の側面(56)によって囲まれており、前記ロータ(10)が、前記長手方向軸線(X)を中心として回転するように構成されている、前記ロータ(10)と、前記ロータ(10)の外側面の一部分に面するように角度(α3)に亘って延在している前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分において前記ステータに取り付けられている少なくとも2つのコイル(12)と、を備えており、
前記ステータ(8)と前記ロータ(10)とが、前記ステータ(8)と前記ロータ(10)との間に、第1の空隙を有する少なくとも1つの第1の領域(Arc1)と、第2の空隙を有する一の第2の領域(Arc2)とを定義しており、前記第1の空隙が、前記第2の空隙より小さく、
前記ステータ(8)が前記ロータ(10)に作用させる吸引力が、前記第2の領域(Arc2)において、前記第1の領域(Arc1)より低くなるように、前記第1の領域(Arc1)が、コイル(12)を備えていることを特徴とするギヤードモータ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ハウジングの前記側面(56)の一部分が、前記長手方向軸線(X)に対して垂直な平面において、半径(R1)を有する少なくとも1つの第1の円弧(Arc1)であって、角度(α1)に亘って延在している前記第1の円弧(Arc1)と、半径R1より大きい半径(R2)を有する第2の円弧(Arc2)であって、角度(α2)に亘って延在している前記第2の円弧(Arc2)と、を備えており、
前記コイル(12)を収容している前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分が、前記第1の円弧(Arc1)を有する前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分に含まれることを特徴とする請求項1に記載のギヤードモータ。
【請求項3】
R2−R1が、0.2mm〜0.5mmとされることを特徴とする請求項1又は2に記載のギヤードモータ。
【請求項4】
前記第2の円弧(Arc2)によって形成された前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分が、直径方向において、前記コイル(12)を収容している前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分の反対側に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項5】
前記第2の円弧(Arc2)の角度(α2)が、前記コイル(12)を収容している前記ハウジング(54)の前記側面(56)の一部分の角度(α3)に等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項6】
前記ギヤードモータが、3つ以上の前記コイル(12)を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項7】
前記ステータ(8)が、前記コイル(12)に接続されている回路基板(16)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項8】
前記遊星減速歯車(R)が、前記ロータ(10)に少なくとも部分的に収容されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項9】
前記ギヤードモータが、前記ロータの回転軸線を形成している単一のシャフトと、前記遊星減速歯車のスピンドルと、備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のギヤードモータ。
【請求項10】
少なくとも1つの流体出口オリフィスを具備する弁本体と、前記流体出口オリフィスを通じた流体の流れを許可又は禁止することができるコアと、前記コアを作動させるための請求項1〜9のいずれか一項に記載のギヤードモータと、を備えていることを特徴とする回転流体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシレスモータ及び減速歯車を備えているギヤードモータであって、ギヤードモータのステータが、複直径を有しているので、一層高い信頼性を確保することができるギヤードモータに関する。自動車産業では、ギヤードモータによって開閉式又は比例式で制御される弁が利用されている。例えば、これら弁は、冷却剤、燃料、石油等の供給を管理するために利用される。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
ギヤードモータは、磁石を具備するロータであって、コイルを具備するステータに収容されているロータを備えている。出力シャフトは、ロータと同軸に配置されている。このようなギヤードモータの一例は、特許文献1に開示されている。
【0003】
このようなギヤードモータの設置面積は小さいので、当該ギヤードモータは、例えば自動車両に利用される液圧式分配器の弁を制御するのに適している。当該ギヤードモータは、すべての可動部品を再度芯出しするための案内を提供すると共に、可動部品のために滑り軸受機能を発揮する芯出しピンを利用する。減速歯車の摩耗が抑制される。
【0004】
このようなギヤードモータ12は、ロータを囲んでいる12個のコイルを利用する。コイルの数量を例えば6個又は3個に減らすことが望ましい。コイルの数量を減らすことによって、コイルは、ロータの径方向外面の一部のみにしか面しなくなる。発明者は、ギヤードモータの動作の際に、コイルからの反発力が回転軸に対して略法線方向においてロータに作用することを発見した。このような反発力は一方向にしか作用しないので、その結果として、ステータ軸とロータ回転軸との間にオフセットが発生し、単一の芯出しピンを利用しているにも関わらず早期摩耗の恐れが生じる。そのため、ギヤードモータの信頼性が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/129984号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の目的は、早期摩耗の恐れがさらに低減されたギヤードモータを提供することである。
【0007】
上述の目的は、ステータとロータと減速歯車と出力シャフトとを備えているギヤードモータによって達成される。ステータは、ロータが嵌入されているハウジングを備えている。ハウジングは、ロータの側面に面している側面を備えている。また、ギヤードモータは、ロータの側面の一部分に面するようにステータに取り付けられているコイルを備えている。ロータの回転軸線に対して垂直な平面を考慮すると、当該平面への側面の投影は、第1の半径を有する第1の円によって部分的に形成されており、且つ、第2の半径を有する第2の円によって部分的に形成されているが、第2の半径は、第1の半径より大きく、コイルは、第1の半径を有する側面の領域に配置されている。従って、角度的な領域が、ステータとロータの径方向面との間の空隙の値がコイルを具備するステータの領域の空隙の値より大きくなるように生成される。従って、小さい半径の角度的領域においてステータがロータに作用させる吸引力が、より大きい半径の角度的な領域においてステータがロータに作用させる吸引力より高い。このことは、コイルが作用させる反発力を少なくとも部分的に補償するという効果を有している。
【0008】
ロータの位置は、ステータの中心に維持されるが、ロータの形状は、主半径と、僅かに大きく且つ中心点を共有する第2の半径とから成る。
【0009】
従って、動作中におけるロータのオフセットは、少なくとも部分的に低減されるか、又は解消される。従って、ギヤードモータの早期摩耗の危険性が低減される。
【0010】
優位には、第2の半径を有するステータハウジングの角度的長さは、好ましくはコイルを具備するロータ領域の角度的長さに類似するか,又は等しい。
【0011】
非常に優位には、コイルを具備する領域は、直径方向において、最大の空隙を有する領域の反対側に位置する。
【0012】
本発明の一の主題は、ブラシレス電気モータと、遊星減速歯車と、長手方向軸線を具備する出力シャフトであって、遊星減速歯車に回転可能に固定されている出力シャフトと、を備えているギヤードモータであって、ブラシレス電気モータが、ステータと、ステータのハウジングに収容されているロータであって、ロータが、ハウジングの側面によって囲まれており、ロータが、長手方向軸線を中心として回転するように構成されている、ロータと、ロータの外側面の一部分に面するように角度α3に亘って延在しているハウジングの側面の一部分においてステータに取り付けられている少なくとも2つのコイルと、を備えており、ステータとロータとが、ステータとロータとの間に、第1の空隙を有する少なくとも1つの第1の領域と、第2の空隙を有する一の第2の領域とを定義しており、第1の空隙が、第2の空隙より小さく、第1の領域が、ステータがロータに作用させる吸引力が、第2の領域において、第1の領域より低いことを特徴とするギヤードモータである。
【0013】
好ましくは、ハウジングの側面の一部分が、長手方向軸線に対して垂直な平面において、半径R1を有する少なくとも1つの第1の円弧であって、角度α1に亘って延在している第1の円弧と、半径R1より大きい半径R2を有する第2の円弧であって、角度α2に亘って延在している第2の円弧と、を備えており、コイルを収容しているハウジングの側面の一部分が、第1の円弧を有するハウジングの側面の一部分に含まれる。
【0014】
例えば、R2−R1が、0.2mm〜0.5mmとされる。
【0015】
優位には、第2の円弧によって形成されたハウジングの側面の一部分が、直径方向において、コイルを収容しているハウジングの側面の一部分の反対側に位置している。
【0016】
好ましくは、第2の円弧の角度α2が、コイルを収容しているハウジングの側面の一部分の角度α3に等しい。
【0017】
ギヤードモータが、3つ以上のコイルを備えている場合がある。
【0018】
例えば、ステータが、コイルに接続されている回路基板に取り付けられている。
【0019】
優位には、遊星減速歯車が、ロータに少なくとも部分的に収容されている。
【0020】
他の特徴としては、ギヤードモータが、ロータの回転軸線を形成している単一のシャフトと、遊星減速歯車のスピンドルと、備えている。
【0021】
本発明のさらなる主題は、少なくとも1つの流体出口オリフィスを具備する弁本体と、流体出口オリフィスを通じた流体の流れを許可又は禁止することができるコアと、コアを作動させるための本発明におけるギヤードモータと、を備えていることを特徴とする回転流体装置である。
【0022】
本発明については、以下の発明の詳細な説明及び添付図面を精読すれば良好に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
液圧式分配器を作動させるために利用される、本発明におけるギヤードモータの一例についての長手方向断面図である。
図1に表わすギヤードモータで利用されるステータの一例についての上面図である。
コイルを具備する、図2に表わすステータの上面図である。
図2に表わすステータ、インサート成形によって覆われたコイル、及びロータを示す上面図である。
回路基板を具備するステータと、ステータを固定された状態で内蔵するボックスとを示す分解図である。
コイルを回路基板に接続するためのラグの一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明におけるギヤードモータMRによって駆動される液圧式分配器DHの一例を示す長手方向断面図である。
【0025】
液圧式分配器DHは、実質的にX軸を中心とする回転柱の形状とされる弁本体Bと、弁本体Bの内部に取り付けられていると共に弁本体Bの内側で回転可能とされるコアNとから成る。
【0026】
図示の実施例では、弁本体Bは、底面Fと、一体成形された円筒状の側壁Pと、弁本体Bを閉塞するための弁カバーCとを備えている。例えば、弁カバーCは、溶接によって、例えば超音波溶着によって弁本体Bに固定されている。
【0027】
弁本体Bは、側壁Pに形成されている供給用オリフィス(図示しない)と、側壁Pに形成されている少なくとも2つの排出用オリフィスOとを備えており、供給用オリフィスは、液体源に接続するための導管によって延長されており、排出用オリフィスOは、液体を所定の領域に、例えば冷却するための領域に運搬するようになっている導管Tによって延長されている。弁本体Bは、液圧式チャンバを形成している。
【0028】
供給用オリフィス及び排出用オリフィスは、X軸を中心とする壁に分配配置されている。
【0029】
コアNは、液圧式チャンバの内部に取り付けられており、ギヤードモータMRの出力シャフトAと係合している。
【0030】
ギヤードモータは、長手方向軸線Xに沿って延在している。ギヤードモータは、電気モータMと遊星減速歯車Rを内蔵しているケーシング2を備えている。ケーシング2は、モータ及び減速歯車を外部環境から保護する。出力シャフトAの、コアが係合している側の長手方向端部が、ケーシング2から開口部3を通じて突出している。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ボンタズ・サントル・エール・アンド・デ
複直径を有するステータを具備するギヤードモータ
個人
発電機
個人
発電装置
個人
発電機
個人
分電盤
個人
水のない水車II
個人
協調充電システム
個人
マグネット出力機構
日本電産株式会社
モータ
個人
AC-DCコンバータ
愛知電機株式会社
ステータ
個人
馬の力を利用した発電機
株式会社アクシス
人力発電機
個人
磁束線方向移動型電動機
個人
ティース部増設型発電機
KYB株式会社
保護回路
日本電産株式会社
モータ
日本電産株式会社
モータ
株式会社リコー
電源装置
個人
電線路用の除氷装置
個人
高層住宅用発電装置
株式会社デンソー
モータ
愛知電機株式会社
電力変換装置
FDK株式会社
電源装置
個人
多目的CMモーター
ヨツギ株式会社
カバー体
株式会社デンソー
モータ
個人
新型風力発電システムの件
KYB株式会社
保護回路
個人
永久磁石を応用した回転体
個人
発電装置及び発電方法
株式会社ミクロブ
駆動機構
トヨタ自動車株式会社
金型
日立金属株式会社
ワイヤハーネス
キヤノン株式会社
電源装置
ニチコン株式会社
直流電源
続きを見る