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公開番号2021182826
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211125
出願番号2020087723
出願日20200519
発明の名称テストプラグ端子用絶縁カバー
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類H02B 3/00 20060101AFI20211029BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配電盤などに設けられているテスト端子に嵌合して使用されるテストプラグの端子を一時的に絶縁するためのテストプラグ端子用絶縁カバーを提供する。
【解決手段】可撓性を有する絶縁材からなる短冊状の絶縁シート2と、この絶縁シート2の一の端部2aに延設されるとともに表面に係合用凹凸5aを有する細長帯状のテール5と、絶縁シート2の他の端部2bに延設されるとともにテール5を挿脱可能な貫通孔6bを有するヘッド6と、貫通孔6b内に突設されて係合用凹凸5aに着脱可能に係合する係合突部7と、この係合突部7を操作するための操作部8と、を具備して絶縁シートを環状に保持する係止構造3と、この係止構造3を用いて絶縁シートを環状に保持した際の内側面に設けられ、被装着対象の形状に応じて復元可能に変形する保護シート4と、を備えてなるテストプラグ端子用絶縁カバー1Aによる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有する絶縁材からなる短冊状の絶縁シートと、
前記絶縁シートの一の端部から延設されるとともに表面に係合用凹凸を有する細長帯状のテールと、前記絶縁シートの他の端部から延設されるとともに前記テールを挿脱可能な貫通孔を有するヘッドと、前記貫通孔内に突設されて前記係合用凹凸に着脱可能に係合する係合突部と、前記係合突部を操作するための操作部と、を具備して前記絶縁シートを環状に保持する係止構造と、
前記係止構造を用いて前記絶縁シートを環状に保持した際の内側面に設けられ、装着対象の形状に応じて復元可能に変形する保護シートと、を備えていることを特徴とするテストプラグ端子用絶縁カバー。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記絶縁シートの前記保護シートを備えない側の面上に配置され、前記テールの端部を挿脱可能な固定リングを備えていることを特徴とする請求項1に記載のテストプラグ端子用絶縁カバー。
【請求項3】
前記絶縁シートと前記保護シートの間に介設されて、前記絶縁シート上に前記保護シートを着脱可能に保持する接合部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテストプラグ端子用絶縁カバー。
【請求項4】
前記係止構造として、結束バンドが前記絶縁シートに取設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のテストプラグ端子用絶縁カバー。
【請求項5】
前記絶縁シートの胴部に、前記結束バンドの胴部が接合され、
前記絶縁シートの前記一の端部側及び前記他の端部側において、前記結束バンドは前記絶縁シートと接合されておらず、
前記絶縁シートの前記一の端部側及び前記他の端部側は、前記保護シートを備えていない領域を備えていることを特徴とする請求項4に記載のテストプラグ端子用絶縁カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配電盤などに設けられているテスト端子に嵌合して使用されるテストプラグの端子を一時的に絶縁するためのテストプラグ端子用絶縁カバーに関する。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
はじめに、従来技術について図6を参照しながら説明する。
図6(a)は、遠制装置や保護継電器などの配電盤に嵌設して用いられるテストプラグの斜視図であり、(b)は同テストプラグの接続プラグを鉛直上方から下方に見下ろした場合の部分拡大図である。
一般に、遠制装置や保護継電器などの配電盤には、機器点検時に試験器と接続するためのテスト端子が設けられている。このテスト端子は、電源側装置に電気的に接続される電源側導体と、計器類等の負荷側装置に電気的に接続される負荷側導体とを備え、通常時は電気的に接続された状態となっている。
また、上述のような配電盤の試験時には、配電盤のテスト端子にテストプラグ20のプラグ部22が挿入されて配電盤における図示しない電源側導体と負荷側導体の電気的接続が分離される。
さらに、図示しない配電盤における負荷側導体は、同配電盤内における電源側装置の拘束を受けない状態で、テストプラグ20における接続用端子である接続プラグ26を介して配線により試験器等と接続される。
そして、試験後には、テストプラグ20を図示しない配電盤におけるテスト端子から外すことで、配電盤内において電源側導体と負荷側導体とが再び電気的に接続される。
【0003】
なお、テストプラグ20の一般的な構造は、例えばテストプラグ本体21の正面側に複数本の接続プラグ26が突設されるとともに、テストプラグ本体21の他端側にはプラグ部22が突設されている。さらに、このプラグ部22は、活線側導体24と非活線側導体25が絶縁支持体23を介して一体に形成されてなるものであり、接続プラグ26とプラグ部22はテストプラグ本体21の内部において電気的に接続されている。
【0004】
また、図6(a)に示すテストプラグ20では、試験作業時に、接続プラグ26の充電部A,Bに誤って作業者や導電性を有する工具が触れると感電事故が起こる恐れがあり、極めて危険であった。
このような事情に鑑み、上述のような配電盤等においてテストプラグ20を用いて試験作業を行う場合は、接続プラグ26の充電部A,Bに人体が意図せず接触するのを防止する目的で、テストプラグ20おける所望の接続プラグ26の周側面上にビニールテープや絶縁シート等を巻回して絶縁する作業を行っていた。
上記課題に対処するための先行技術としては、例えば本発明と同一の出願人により以下に示すような特許文献が知られている。
【0005】
特許文献1には「テストプラグ端子用保護カバー」という名称で、試験の作業効率を向上させ、試験開始から試験終了までの操作ミスを防止することができるテストプラグ用保護カバーに関する発明が開示されている。
特許文献1に開示されるテストプラグ端子用保護カバーは、それぞれが各電源側端子に接続する複数の電源側導体と、それぞれが各負荷側端子に接続される複数の負荷側導体と、複数の電源側導体と複数の負荷側導体とが常時接続状態である複数のテスト端子を備えるテスト端子口に差し込まれ、 絶縁材料で形成されたテストプラグ本体と、テストプラグ本体の一方側に突出し、それぞれが各電源側導体に接続される複数の活線側導体と、それぞれが各負荷側導体に接続される複数の非活線側導体と、絶縁材料で形成された絶縁支持体であって該絶縁支持体の一方側及び他方側の面にそれぞれ複数の活線側導体及び複数の非活線側導体が配置される絶縁支持体とを有するテスト端子口に挿入されるプラグ部と、 テストプラグ本体の他方側に突出し、活線側導体及び非活線側導体の少なくとも一方が外部回路に接続される接続部を有する複数の接続プラグ部と、を備えるテストプラグの各接続プラグ部を覆うテストプラグ端子用保護カバーであり、このテストプラグ端子用保護カバーは、各接続プラグ部の活線側導体及び非活線側導体を収容する内部空間を形成する筒形状の絶縁体被覆部において該絶縁体被覆部の一方の端部から該絶縁体被覆部の軸線方向に伸びるスリットを有する絶縁体被覆部を備えることを特徴とするものである。
上述のような特許文献1に開示される発明によれば、筒形状の絶縁体被覆部を備えるので、テストプラグ端子用保護カバーをテストプラグのテスト端子に装着することにより、活線側導体及び前記非活線側導体を被覆することができる。この結果、特許文献1に開示される発明によれば、作業者や導電性を有する工具が接続プラグ部に電気的に接触するのを防止することができる。これにより、テストプラグの使用時に感電事故が起こるリスクを低減することができる。
さらに、特許文献1に開示される発明によれば、絶縁体被覆部がスリットを備えることで、接続プラグに絶縁体被覆部を装着した状態で、絶縁体被覆部の外に電線を引き出すことができる。
【0006】
特許文献2には「PTTプラグ」という名称で、計器用変圧器テストプラグ(PTTプラグ)に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示される発明は、端子台に挿入する電極板と、外部機器の端子に電気的に接続される端子部と、電極板及び端子部を支持する絶縁支持体と、を備え、 外部機器と端子台を具備する装置とを電極板を介して電気的に接続するPTTプラグであって、端子部は、電極板に電気的に接続され、絶縁支持体から延びる導電部材と、導電部材に内周面を向けて固定される円筒状の絶縁材料からなる第1キャップ軸と、導電部材における第1キャップ軸と絶縁支持体との間に内周面を向けて固定され、外周面に雄ねじが形成された円筒状の絶縁材料からなる第2キャップ軸と、内周面に第2キャップ軸の外周面に螺合可能な雌ねじが形成され、かつ導電部材の軸方向に移動可能である円筒形状の絶縁キャップと、を有することを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に開示される発明によれば、PTTプラグが円筒形状の絶縁キャップを一体に備えていることで、必要に応じて端子部の充電部を絶縁キャップで被覆して絶縁することができる。
この結果、特許文献2に開示されるPTTプラグの使用時に、作業者や導電性を有する工具が端子部の充電部に触れて感電事故が起こるのを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010−166696号公報
特開2017−134943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示される発明の場合、個々の接続プラグの周側面上に後付けのテストプラグ端子用保護カバーを装着できるものの、装着対象である接続プラグのサイズに応じてテストプラグ端子用保護カバーをオーダーメイドする必要がある。このため、特許文献1に開示されるテストプラグ端子用保護カバーは、接続プラグのサイズに対する汎用性が低いという課題があった。
また、特許文献1に開示されるテストプラグ端子用保護カバーは、合成樹脂等の絶縁材を成型して製造すると考えられる。この場合、装着対象であるテストプラグのサイズに応じた成型用金型を準備する必要があるため、特許文献1に開示される発明を量産しない限り、その製造コストを廉価にできないという課題を有していた。
【0009】
特許文献2に開示される発明では、PTTプラグに予め絶縁キャップを備えている必要がある。このため、既存の絶縁キャップを備えていないPTTプラグでは、接続プラグの充電部を全く絶縁することができないという課題があった。
【0010】
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、テストプラグにおける接続プラグに後付けすることができ、その着脱を安全に行うことができ、接続プラグの直径に対する汎用性が高く、しかも製造容易でかつ製造コストが廉価なテストプラグ端子用絶縁カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するための第1の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーは、可撓性を有する絶縁材からなる短冊状の絶縁シートと、絶縁シートの一の端部から延設されるとともに表面に係合用凹凸を有する細長帯状のテールと、絶縁シートの他の端部から延設されるとともにテールを挿脱可能な貫通孔を有するヘッドと、貫通孔内に突設されてテールに形成される係合用凹凸に着脱可能に係合する係合突部と、この係合突部を操作するための操作部と、を具備して絶縁シートを環状に保持する係止構造と、この係止構造を用いて絶縁シートを環状に保持した際の内側面に設けられ、装着対象の形状に応じて復元可能に変形する保護シートと、を備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第1の発明において、絶縁シートはテストプラグにおける接続プラグの周側面上に巻回されて、接続プラグの充電部を被覆することで遮蔽して絶縁するという作用を有する。また、絶縁シートと接続プラグの間に介設される保護シートは、接続プラグの外形にフィットして接続プラグの周側面上に間接的に絶縁シートを固定するという作用を有する。さらに、係止構造は、絶縁シート及び保護シートを略環状に保持するとともに、必要に応じてその状態を解除させるという作用を有する。加えて係止構造は、テストプラグの接続プラグの周側面上に、絶縁シートを環状に形成した状態で着脱可能に固定するという作用を有する。
より具体的には、係止構造におけるテールは、ヘッドの貫通孔に挿通されるとともに、テールの表面に形成される係合用凹凸の所望の位置に、ヘッドの貫通孔内に突設される係合突部が係合させることで、絶縁シートを環状に形成してなる環状体の周長を所望の長さに調整可能にするという作用を有する。また、係止構造におけるヘッドは、その貫通孔内にテールを、その表面に形成される係合用凹凸と係合突部とを係合させながら保持するという作用を有する。さらに、係止構造における操作部は、係合突部を操作可能にするという作用を有する。これにより、ヘッドの貫通孔内に挿通されているテールの係合用凹凸と、ヘッドの貫通孔内に突設される係合突部の係合関係を必要に応じて解除させるという作用を有する。この結果、絶縁シートが環状に形成された状態を解除させるという作用を有する。
【0012】
第2の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーは、上述の第1の発明であって、絶縁シートの保護シートを備えない側の面上に配置され、テールの端部を挿脱可能な固定リングを備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第2の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、固定リングは、ヘッドの貫通孔から導出されたテールの先端側を絶縁シートの保護シートを備えない側の面上に近接させた状態で保定するという作用を有する。
これにより、第2の発明をテストプラグにおける接続プラグに装着した際に、ヘッドの貫通孔から導出されたテールの先端側が、隣接する他の接続プラグに接触するなどして、他の接続プラグへの操作の妨げになるのを防ぐという作用を有する。
【0013】
第3の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーは、上述の第1又は第2の発明であって、絶縁シートと保護シートの間に介設されて、絶縁シート上に保護シートを着脱可能に保持する接合部を備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第3の発明は、上述の第1又は第2の発明による作用と同じ作用に加えて、絶縁シートが接合部を備えていることで、絶縁シート表面への保護シートの着脱を可能にするという作用を有する。
このように、絶縁シートが接合部を備えていることで、必要に応じて保護シートの交換が可能になる。
【0014】
第4の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーは、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明であって、係止構造として、結束バンドが絶縁シートに取設されていることを特徴とするものである。
第4の発明は、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明における係止構造の具体的な態様を結束バンドに特定したものである。
よって、第4の発明による作用は、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明による作用と同じである。
【0015】
第5の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーは、上述の第4の発明であって、絶縁シートの胴部に、結束バンドの胴部が接合され、絶縁シートの一の端部側及び他の端部側において、結束バンドは絶縁シートと接合されておらず、絶縁シートの一の端部側及び他の端部側は、保護シートを備えていない領域を備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第5の発明は、上述の第4の発明による作用と同じ作用を有する。また、上述の第5の発明において、絶縁シートの胴部に、結束バンドの胴部が接合されていること、すなわち絶縁シートの一の端部側及び他の端部側において、結束バンドが絶縁シートと接合されていない部分を有していることに加えて、絶縁シートの一の端部側及び他の端部側が、保護シートを備えていない領域を備えていることで、絶縁シートを環状に形成した際に、絶縁シートの長手方向端部同士が重なった状態を実現するという作用を有する。
この場合、絶縁シートを環状に形成した際の周長を、絶縁シートの全長よりも短くするという作用を有する。
これにより、装着対象である接続プラグの外周の長さ(最大値)が、絶縁シートの全長よりも短い場合でも、第5の発明を当該接続プラグに密着させた状態で装着することを可能にするという作用を有する。
【発明の効果】
【0016】
上述のような第1の発明によれば、テストプラグにおける接続プラグに着脱可能に取設することができ、かつ接続プラグの直径(周長)に対する汎用性が高い絶縁カバーを提供することができる。
また、第1の発明では、短冊状の絶縁シートを環状に形成したものが接続プラグの絶縁カバーとして用いられる。このため、第1の発明では、その製造時に絶縁カバーをカップ状に成型する必要がない。つまり、第1の発明の場合は、絶縁カバーを形成するにあたり金型を用いる必要がない。よって、第1の発明によれば、その製造コストを廉価にできる。
さらに、第1の発明では、テールをヘッドの貫通孔に挿通させることで、テールの係合用凹凸とヘッドに設けられる係合突部とを係合させて、これにより保護シートを備えた絶縁シートを環状に保持することができる。この場合、作業者は、環状をなす第1の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーにおいてヘッドから導出されたテールを指先で摘んで、装着対象である接続プラグへの着脱作業を行うことができる。
つまり、第1の発明によれば、テストプラグの接続プラグへのテストプラグ端子用絶縁カバーの着脱作業を、テールの操作により間接的に行うことができる。
この場合、作業者が第1の発明をテストプラグの接続プラグに着脱させる際に、誤って接続プラグに触れてしまうリスクを大幅に低減することができる。
よって、第1の発明によれば、その着脱操作時の安全性を大幅に向上させることができる。
また、第1の発明は、絶縁シートを環状に形成した際に、その中空部側に保護シートを備えていることで、装着対象である接続プラグに第1の発明を装着した際に、絶縁シートによる接続プラグの周側面の締付け力がさほど大きくなくとも、接続プラグの周側面上に好適にテストプラグ端子用絶縁カバーを保持しておくことができる。
したがって、第1の発明によれば、その使用時に意図せず接続プラグからテストプラグ端子用絶縁カバーが落脱してしまうのを好適に防ぐことができる。
よって、第1の発明によれば、その使用時の信頼性が高いテストプラグ端子用絶縁カバーを提供することができる。
【0017】
第2の発明は、上述の第1の発明による効果と同じ効果に加えて、さらに固定リングを備えていることで、テストプラグの接続プラグへのテストプラグ端子用絶縁カバーの装着時に、ヘッドから導出されたテールの先端側を固定リングの中空部に挿通させることで、テールの導出部分を絶縁シートの周側面に沿わせた状態で格納しておくことができる。
この場合、第2の発明をテストプラグの接続プラグに装着している最中に、ヘッドから導出されるテールが何かに引っかかるなどして、意図せず接続プラグから第2の発明が外れてしまうのを防ぐことができる。
よって、第2の発明によれば、その使用時の安全性を一層向上させることができる。
【0018】
第3の発明は、上述の第1又は第2の発明による効果と同じ効果を有する。さらに、第3の発明では、絶縁シートと保護シートの間に介設される接合部を備えていることで、絶縁シートに対して保護シートを着脱可能に保持することができる。
この場合、絶縁シートに取設される保護シートの厚みを変えることで、異なる直径サイズを有する接続プラグに対しても第3の発明であるテストプラグ端子用絶縁カバーを装着することが可能になる。
よって、第3の発明によれば、装着対象である接続プラグの直径サイズに対する汎用性を向上させることができる。
【0019】
第4の発明は、上述の第1乃至第3の発明による効果と同じ効果を有する。さらに、第4の発明では、係止構造として従来公知の結束バンドを用いることで、第4の発明を製造する際のパーツの調達を容易かつ廉価にすることができる。
よって、第4の発明によれば、本発明に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの製造を容易にできるとともに、その製造コストを低減にすることができる。
【0020】
第5の発明は、上述の第4の発明による効果と同じ効果を有する。さらに、第5の発明では、絶縁シートを環状に形成した際に、絶縁シートの長手方向端部同士を重ねた状態にすることができる。
この場合、第5の発明における絶縁シートを環状に形成した際の周長を、絶縁シートの全長よりも短くすることができる。
この結果、装着対象である接続プラグの周側面の周長(最大値)が、絶縁シートの全長よりも短い場合でも、第5の発明を当該接続プラグの周側面に締め付け固定することができる。
したがって、第5の発明によれば、装着対象である接続プラグの直径サイズが想定したサイズよりも小さい場合におけるテストプラグ端子用絶縁カバーの汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
(a)本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーをその装着時に外側に配される面から見た斜視図であり、(b)同テストプラグ端子用絶縁カバーを反対側から見た斜視図である。
(a)〜(c)いずれも本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの使用手順を示す部分斜視図である。
本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの使用状態を示す斜視図である。
(a)本発明の実施例1の変形例に係るテストプラグ端子用絶縁カバーをその装着時に外側に配される面から見た斜視図であり、(b)同テストプラグ端子用絶縁カバーを反対側から見た斜視図である。
本発明の実施例2に係るテストプラグ端子用絶縁カバーを装着時に外側に配される面から見た斜視図である。
(a)遠制装置や保護継電器などの配電盤に嵌設して用いられるテストプラグの斜視図であり、(b)同テストプラグの接続プラグを鉛直上方から下方に見下ろした場合の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施形態に係るテストプラグ端子用絶縁カバーについて実施例1乃至3を参照しながら詳細に説明する。
【実施例】
【0023】
はじめに、本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの概要について図1を参照しながら説明する。
図1は(a)本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーをその装着時に外側に配される面から見た斜視図であり、(b)同テストプラグ端子用絶縁カバーを反対側から見た斜視図である。
図1(a),(b)に示すように、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aは主に、可撓性を有する絶縁材からなる短冊状の絶縁シート2と、この絶縁シート2を環状に保持するための係止構造3と、この係止構造3を用いて絶縁シート2を環状に保持した際の内側面に設けられ、装着時に装着対象の立体形状に応じて復元可能に変形する保護シート4を備えてなるものである。
さらに、上述の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aにおける係止構造3は、絶縁シート2の一の端部2aから延設される細長帯状のテール5と、絶縁シート2の他の端部2bから延設されるヘッド6と、このヘッド6に設けられる貫通孔6bに内に突設されて、テール5の表面に形成される係合用凹凸5aに着脱可能に係合する係合突部7と、この係合突部7を操作するための操作部8を備えている。
【0024】
より具体的には、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aのヘッド6は、ブロック状のヘッド本体6aに貫通孔6bが形成されており、この貫通孔6bの中空部側に係合突部7が突設されている。さらに、この係合突部7には操作部8が一体に突設されており、この操作部8を操作することで、間接的に係合突部7を操作することができる。
さらに、係合突部7は、例えば図1(a)に示すように、ヘッド本体6aの中空部側の内壁の一部が、一対のスリット7aにより完全に分断されることなく遊動可能に隣接する内壁に支持されてなるものである。さらに、係合突部7は、操作部8を操作することで、貫通孔6b内において揺動させることができる。他方、係合突部7は、操作部8の操作なしでは容易に揺動しない程度に、隣接する内壁にしっかりと固定されている。
つまり、図1(a)中に示す操作部8を紙面奥側に向かって押し込むと、この動作に連動して係合突部7が貫通孔6bから飛び出すように揺動し、この動作により係合突部7とテール5に形成される係合用凹凸5aとの係合関係を解除することができる。
そして、ヘッド6において係合突部7と係合用凹凸5aの係合関係が解除されることで、ヘッド6の貫通孔6bに挿入されたテール5を抜き取ることができる。あるいは、ヘッド6の貫通孔6b内におけるテール5の係止位置を変更することができる。
【0025】
また、上述の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aにおいて、絶縁シート2の材質としては、絶縁シート2を環状に保持することができる程度の十分な可撓性、形状保持性及び復元性を有するとともに、それ自体が絶縁性を有しているものが好ましく、より具体的には合成樹脂又はシリコン樹脂製のシート材が適している。
さらに、上述のような絶縁シート2の表面に一体に設けられる保護シート4の材質としては、例えば絶縁性を有する合成樹脂製のスポンジや繊維集合体が適しているが、絶縁性を有する天然素材からなる繊維集合体等も使用可能である。
加えて、係止構造3を構成するテール5、ヘッド6及びこのヘッド6に付随する係合突部7及び操作部8としては、例えば合成樹脂成形体を用いることができる。
【0026】
また、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aでは係止構造3として従来公知の合成樹脂製の結束バンド11を利用することができる(任意選択構成要素)。
この場合、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの製造時に、係止構造3を構成するパーツの調達が容易になる。この結果、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの製造を容易にでき、かつその製造コストを廉価にできる。
【0027】
次に、図1乃至図3を参照しながら、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの使用方法について説明する。
図2(a)〜(c)はいずれも本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの使用手順を示す部分斜視図である。さらに、図3は本発明の実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバーの使用状態を示す斜視図である。なお、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを用いて、先の図6(a),(b)に示すテストプラグ20の接続プラグ26における充電部A,Bを絶縁するには、まず、先の図1に示すテストプラグ端子用絶縁カバー1Aにおける係止構造3を操作してテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを環状に形成する。
より具体的には、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの係止構造3において、テール5の端部をヘッド6の貫通孔6bに挿通させるとともに、テール5に形成されている係合用凹凸5aの所望位置に、貫通孔6b内に突設される係合突部7を係合させることで、図2(a)に示すように、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを環状に形成することができる。
【0028】
次に、図2(a)に示すような環状をなすテストプラグ端子用絶縁カバー1Aにおいて、ヘッド6から導出されているテール5の先端側を挟持することで間接的にテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを操作して、図2(b)に示すように、その中空部内に接続プラグ26を収容する。
そして、この後、ヘッド6から導出されているテール5の端部側をさらにヘッド6から引き出すように操作することで、接続プラグ26の周側面を絶縁シート2により締め付けることができ、これにより接続プラグ26の周側面上に環状に形成されたテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを固定することができる。
なお、テストプラグ20(先の図6を参照)における接続プラグ26から実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aを取外すには、上記手順の逆を行えばよい。
【0029】
また、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aは、図1(a)及び図2に示すように、絶縁シート2を環状に形成した場合に外側に配される面上に、ヘッド6から導出されたテール5の端部を挿通させるための固定リング9を備えていてもよい(任意選択構成要素)。
この場合、図2(c)及び図3に示すように、ヘッド6から導出されたテール5の端部を固定リング9に挿通させることで、環状に形成されたテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの周側面上に突出するテール5を絶縁シート2の周側面上に沿わせた状態で一時的に固定しておくことができる。
この結果、接続プラグ26への実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの装着時に、環状をなす絶縁シート2の周側面上に突出するテール5に何らかの物体が引っかかるなどして、接続プラグ26から意図せずテストプラグ端子用絶縁カバー1Aが外れてしまうのを好適に防止することができる。
よって、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aが、固定リング9を備える場合は、テストプラグ端子用絶縁カバー1Aの使用時の安全性を一層向上させることができる。
【0030】
また、実施例1に係るテストプラグ端子用絶縁カバー1Aでは、ヘッド6にテール5を挿通させる際の、係合突部7と係合用凹凸5aとの係合位置を適宜調整することで、環状に形成した際のテストプラグ端子用絶縁カバー1Aの周長を適宜変更することができる。この結果、装着対象である接続プラグ26の直径サイズ(最大径)に対する汎用性が高いテストプラグ端子用絶縁カバーを提供することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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