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公開番号2021182032
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211125
出願番号2020086600
出願日20200518
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所
主分類G03G 9/087 20060101AFI20211029BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高速機においても良好な低温定着性を有し、画像スジを抑制できるトナー。
【解決手段】結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、該結着樹脂は、非晶性樹脂を含有し、温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、50.0%以上であり、一回目の昇温における該リバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg1st、及び二回目の昇温におけるリバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg2ndが、
Tg1st-Tg2nd≧7.0℃
を満たすことを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、非晶性樹脂を含有し、
温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、
トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、
該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、50.0%以上であり、
一回目の昇温における該リバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg1st、及び二回目の昇温におけるリバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg2ndが、
Tg1st−Tg2nd≧7.0℃
を満たすことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記結着樹脂が、非晶性ポリエステル樹脂を含有し、
該非晶性ポリエステル樹脂が、ビニル重合体部位及び非晶性ポリエステル部位を有するハイブリッド樹脂を含有し、
該ハイブリッド樹脂中の該非晶性ポリエステル部位の含有量が、60質量%以上98質量%以下である請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記結着樹脂が、非晶性ポリエステル部位を有する非晶性ポリエステル樹脂を含有し、
該非晶性ポリエステル部位が、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物及びビスフェノールAエチレンオキサイド付加物からなる群から選択される少なくとも一のアルコール成分と、酸成分とが縮重合した構造を有し、
ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物に由来するモノマーユニットと、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物に由来するモノマーユニットとのモル比が、50:50〜100:0である
請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
前記結着樹脂が、非晶性ポリエステル部位を有する非晶性ポリエステル樹脂を含有し、
該非晶性ポリエステル部位が、下記式(B)で表されるモノマーユニット及び下記式(C)で表されるモノマーユニットからなる群から選択される少なくとも一を有し、
該非晶性ポリエステル部位におけるアルコール成分由来のモノマーユニットのうち下記式(B)で表されるモノマーユニット以外のモノマーユニットの合計を100mol部としたとき、該式(B)で表されるモノマーユニット及び該式(C)で表されるモノマーユニットの合計の含有量が、1mol部以上20mol部以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナー。
(式(B)中、mは6〜30の整数を示す。式(C)中、nは4〜28の整数を示す。)
【請求項5】
前記結晶性樹脂が、結晶性ポリエステル樹脂であり、
該結晶性ポリエステル樹脂が、脂肪族ジオールを含むアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸を含む酸成分との縮重合体であり、
前記非晶性ポリエステル部位における、式(B)で表されるモノマーユニット及び式(C)で表されるモノマーユニットのうち、最も長い炭素数を有するモノマーユニットの炭素数をC3とし、
該結晶性ポリエステル樹脂を構成する該脂肪酸ジオール及び該脂肪族ジカルボン酸化合物のうち、最も長い炭素数を有する成分の炭素数をC4としたとき、
C3とC4の差の絶対値|C3−C4|が、0〜6である請求項4に記載のトナー。
【請求項6】
前記結着樹脂が、非晶性ポリエステル樹脂を含有し、
該非晶性ポリエステル樹脂が、非晶性ポリエステル樹脂組成物であり、
該非晶性ポリエステル樹脂組成物が、ビニル重合体部位及び非晶性ポリエステル部位を有するハイブリッド樹脂を含有し、
該非晶性ポリエステル樹脂組成物が、
炭素数の平均値27以上50以下の長鎖アルキルモノアルコールが該非晶性ポリエステル部位の末端に縮合した構造及び炭素数の平均値27以上50以下の長鎖アルキルモノカルボン酸が該非晶性ポリエステル部位の末端に縮合した構造の少なくとも一方、並びに炭素数の平均値27以上50以下の脂肪族炭化水素を含有し、
該非晶性ポリエステル樹脂組成物中の、該脂肪族炭化水素、該長鎖アルキルモノアルコールが縮合した構造、及び該長鎖アルキルモノカルボン酸が縮合した構造の合計の含有割合が、2.5質量%以上10.0質量%以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項7】
前記結晶性樹脂が、結晶性ポリエステル樹脂であり、
該結晶性ポリエステル樹脂が、脂肪族ジオールを含むアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸を含む酸成分との縮重合体であり、
該脂肪族ジオールの炭素数をC1とし、該脂肪族ジカルボン酸の炭素数をC2としたときに、C1及びC2の和が8以上16以下である請求項1〜6のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項8】
前記C1及びC2が、下記式(2)又は(3)のいずれかを満たす請求項7に記載のトナー。
2≦C1≦4 ・・・(2)
2≦C2≦4 ・・・(3)
【請求項9】
前記トータルヒートフローにおける前記吸熱ピークの吸熱量に対する、前記リバーシングヒートフローにおける前記吸熱ピークの吸熱量の比率が、70.0%以上95.0%以下である請求項1〜8のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項10】
前記Tg1st−Tg2ndが、10.0℃以上25.0℃以下である請求項1〜9のいずれか一項に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真、静電荷像を顕像化するための画像形成方法に使用されるトナーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真法を用いた画像形成装置は、省エネルギー化、及び高速化に対する要求が高く、トナーの低温定着性を向上させることが求められている。一般的に低温定着性はトナーの粘度と関係があり、定着時の熱により素早く粘度が低下するトナーが求められる。しかし、このような低温定着性を満足させたトナーは現像器内の攪拌や本体の昇温といった外的なストレスに対して弱く、外添剤の埋め込みによる耐久性又は保存性の低下といった問題を生じやすい。
特許文献1では、低温定着性、現像安定性、及び印字物保管性を向上するために、非晶性ポリエステルに対して、特定の範囲の炭素数を有する結晶性ポリエステルを添加したトナーが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016−090628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記文献のように特定の範囲の炭素数を有する結晶性ポリエステルを添加したトナーは、低温定着性に一定の効果はあるものの、より高速化された画像形成装置においては、規制部材に対してトナーが融着し、現像スジを発生することがわかった。
本開示は、高速機においても良好な低温定着性を有し、画像スジを抑制できるトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、検討を重ねた結果、下記構成にすることで、上記課題を解決できることを見いだした。
本開示は、結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、非晶性樹脂を含有し、
温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、
トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、
該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、50.0%以上であり、
一回目の昇温における該リバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg1st、及び二回目の昇温におけるリバーシングヒートフローで得られるガラス転移温度Tg2ndが、
Tg1st−Tg2nd≧7.0℃
を満たすトナーに関する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、高速機においても良好な低温定着性を有し、画像スジを抑制できるトナーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
処理羽根の例
【発明を実施するための形態】
【0008】
数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX〜YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。
【0009】
低温定着性を良好にするためには、定着のニップを通過するわずかな時間でトナーを迅速に溶融させる必要がある。一般的にトナーを迅速に溶融させる手法としては、トナー中の樹脂成分の溶融特性を制御することが知られている。近年では定着助剤として結晶性樹脂を用い、可塑効果により樹脂成分の溶融特性を制御する方法が種々検討されている。
そこで、近年要求されている高いレベルの低温定着性を達成するために、結晶性ポリエステル樹脂を多量に添加したトナーを評価した。その結果、低温定着性に一定の効果はあるものの、次世代を想定した高速印字条件下においては、画像スジが発生することがわかった。
そのため、今後の省エネルギー化や高速化の要求に対しては、結晶性樹脂を多量に添加しても、規制部材に対するトナーの融着が発生しにくく、画像スジを抑制できるトナーの検討が必要である。
【0010】
本発明者らが、低温定着性の向上と画像スジの抑制というトレードオフ項目を解決すべく検討を進めた結果、下記に示す特徴を有するトナーを用いることで、上記課題を解決できるという考えに行きついた。
(【0011】以降は省略されています)

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