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公開番号2021182026
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211125
出願番号2020086539
出願日20200518
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20211029BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】結晶性樹脂の多量添加による優れた低温定着性を発揮すると同時に、高度な耐久安定性を達成し、また転写電流漏洩による画像弊害を抑制したトナー。
【解決手段】結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子、並びに外添剤を含有するトナーであって、温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、35.0%より大きく、該外添剤が無機粒子であり、該外添剤の一次粒子の個数平均粒径が、30nm以上300nm以下であり、該結晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対し10質量部より多く50質量部以下であるトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子、並びに外添剤を含有するトナーであって、
温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、
トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、
該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、35.0%より大きく、
該外添剤が、無機粒子であり、
該外添剤の一次粒子の個数平均粒径が、30nm以上300nm以下であり、
該結晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対し10質量部より多く50質量部以下であることを特徴とするトナー。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記外添剤によるトナー粒子表面の被覆率が、10%以上40%以下である請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記外添剤の下式で算出される前記トナー粒子表面における単位拡散指数が、0.70以上である請求項1又は2に記載のトナー。
単位拡散指数=
(実測から求められる前記外添剤による前記トナー粒子表面の被覆率)/
(外添剤が理想的に拡散した場合の前記外添剤によるトナー粒子表面の被覆率)
【請求項4】
前記外添剤の形状係数SF−1が、150以上250以下であり、
前記外添剤の形状係数SF−2が、110以上250以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項5】
透過型電子顕微鏡による前記トナーの断面観察において、
前記結晶性樹脂のドメインの長径の相加平均値をr(nm)とし、
前記外添剤の個数平均粒径をR(nm)としたとき、下記式(1)を満たす請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナー。
0.5≦r/R≦1.9 ・・・(1)
【請求項6】
前記結晶性樹脂が、結晶性ポリエステル樹脂であり、
該結晶性ポリエステル樹脂が、脂肪族ジオールを含むアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸を含む酸成分との縮重合体であり、
該脂肪族ジオールの炭素数をC1とし、該脂肪族ジカルボン酸の炭素数をC2としたときに、C1とC2の和が8以上16以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項7】
前記C1及びC2が、下記式(2)又は(3)のいずれかを満たす請求項6に記載のトナー。
2≦C1≦4 ・・・(2)
2≦C2≦4 ・・・(3)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法、静電記録法、磁気記録法などに用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年レーザービームプリンター(LBP)においては従来にも増して印刷速度の高速化と長寿命化、更には省エネルギー化が求められている。
そのためにLBP本体及びカートリッジの、各構成装置、部材及び部品は更なる高機能化が必要になってきており、現像剤であるトナーも例外ではない。
具体的には、印刷速度の高速化に伴い定着器から供給される熱量が減少するため更なる低温定着性能が要求され、また長寿命化に伴い容器内の攪拌で受ける物理的・熱的なダメージが増加するため更なる耐久性・安定性が要求される。
前者の要求に対応するために、従来可塑材料の多量添加が行われてきた。しかし、ただ単純に可塑材料を添加して樹脂を軟化させるだけでは、耐久性や保存性が低下する。そこで主として熱定着時にのみ溶融し可塑効果を発揮する結晶性材料、具体的にはワックスや結晶性樹脂が好ましく使用されてきた。特に比較的分子量が大きく、物理的・熱的に安定である結晶性樹脂の適用事例が近年増加している。
【0003】
しかし、低温定着性能の要求レベルは年々上昇しており、単純な結晶性樹脂の多量添加では要求性能を満足することは困難であった。また多量添加による耐久性・熱的安定性の低下という弊害も顕著となっている。可塑材料として機能する結晶性樹脂は一般的なトナーの結着樹脂に比べ物理的・熱的に脆弱であり、外添剤の埋没なども発生しやすい為である。
このような状況に対し、結着樹脂にも結晶性樹脂と共晶しうる部位を導入し結晶を安定化する、さらに結晶性樹脂の溶融速度を向上させることで低温定着性を向上させる試みが、例えば特許文献1等により為されている。
また、結晶性樹脂の多量添加による耐久性・安定性の低下を外添剤の面からカバーする方策として、軟化したトナー粒子表面にも埋没しにくい大粒径の外添剤を添加する試みがなされている。
しかし、大粒径の外添剤はトナー粒子表面に十分固着させることが難しく、遊離による部材汚染等を引き起こす。このような弊害を解消するため外添装置や処理条件に新規の技術を導入し対応した事例として特許文献2、特許文献3等が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015−045848号公報
特開2010−170031号公報
特開2015−135486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のような外添技術によってもトナー粒子表面の結晶性樹脂への外添剤の埋没を効果的に抑制することは困難であることがわかった。結晶性樹脂それ自体が周囲の樹脂に比べ物理的・熱的に脆弱である為である。
そして外添剤の埋没と結晶性樹脂の露出は、転写電流の漏洩と、それに伴う様々な画像弊害を誘発する。結晶性樹脂はその分子構造上、導電性が周囲の結着樹脂よりも高く、転写電流のリークサイトとなるためと考えられる。
このような結晶性樹脂の多量添加による弊害を抑制し、そのメリットを最大限に発揮す
るための対策が必要である。
本開示は、結晶性樹脂の多量添加による優れた低温定着性を発揮すると同時に、高度な耐久安定性を達成し、また転写電流漏洩による画像弊害を抑制したトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子、並びに外添剤を含有するトナーであって、
温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、
トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、
該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、35.0%より大きく、
該外添剤が、無機粒子であり、
該外添剤の一次粒子の個数平均粒径が、30nm以上300nm以下であり、
該結晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対し10質量部より多く50質量部以下であるトナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、結晶性樹脂の多量添加による優れた低温定着性を発揮すると同時に、高度な耐久安定性を達成し、また転写電流漏洩による画像弊害を抑制したトナーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
処理羽根の例
【発明を実施するための形態】
【0009】
数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX〜YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。
【0010】
本開示は、結着樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー粒子、並びに外添剤を含有するトナーであって、
温度変調型示差走査熱量計により該トナーを測定したとき、
トータルヒートフローにおいて、55.0℃以上95.0℃以下の温度範囲に、該結晶性樹脂に由来する少なくとも一つの吸熱ピークを有し、
該トータルヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量に対する、リバーシングヒートフローにおける該吸熱ピークの吸熱量の比率が、35.0%より大きく、
該外添剤が、無機粒子であり、
該外添剤の一次粒子の個数平均粒径が、30nm以上300nm以下であり、
該結晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対し10質量部より多く50質量部以下であるトナーに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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