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公開番号2021172496
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211101
出願番号2020078322
出願日20200427
発明の名称乗客コンベア
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール特許業務法人
主分類B66B 27/00 20060101AFI20211004BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】
駆動装置の構成を複雑化せずに、起動時に即時にかつ信頼性高く異常を検出できる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】
乗客コンベアが、複数のステップ(1)と、移動手すり(2)と、第1の無端状索状体(21)を介して減速機に連結されるモータ(9)を有する駆動装置と、減速機に第2の無端状索状体(12)を介して連結され駆動力をステップに伝達するスプロケット(8)と、スプロケットに第3の無端状索状体(15)を介して連結し、減速機からの動力により移動手すりを駆動する移動手すり駆動装置(16)とを備え、減速機に設けられる減速機軸回転検出器(22)と、移動手すりに設けられる移動手すり回転検出器(23)と、起動時に、減速機軸回転検出器および移動手すり回転検出器の検出信号に基づいて、駆動装置および移動手すりの異常を判定する制御装置(13)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
無端状に連結されて、乗り口と降り口との間を移動する複数のステップと、
前記複数のステップの両側に設けられ、前記複数のステップに同期して移動する移動手すりと、
減速機と、第1の無端状の索状体を介して前記減速機の入力側回転軸に連結されるモータとを有する駆動装置と、
前記減速機の出力側回転軸に第2の無端状の索状体を介して連結され、前記減速機からの駆動力を前記ステップに伝達するスプロケットと、
前記スプロケットに第3の無端状の索状体を介して連結し、前記減速機からの動力によって前記移動手すりを駆動する移動手すり駆動装置と、
を備える乗客コンベアにおいて、
前記減速機の前記入力側回転軸に設けられる減速機軸回転検出器と、
前記移動手すりに対して設けられる移動手すり回転検出器と、
起動時に、前記減速機軸回転検出器の検出信号と、前記移動手すり回転検出器の検出信号とに基づいて、前記駆動装置および前記移動手すりの動作の異常を判定する制御装置と、
を備えることを特徴とする乗客コンベア。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記駆動装置の異常を判定すると、前記乗客コンベアを停止して、再起動不可とし、前記移動手すりの異常を判定すると、前記乗客コンベアを停止して、再起動可能とすることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項3】
無端状に連結されて、乗り口と降り口との間を移動する複数のステップと、
前記複数のステップの両側に設けられ、前記複数のステップに同期して移動する一対の移動手すりと、
減速機と、第1の無端状の索状体を介して前記減速機の入力側回転軸に連結されるモータとを有する駆動装置と、
前記減速機の出力側回転軸に第2の無端状の索状体を介して連結され、前記減速機からの駆動力を前記ステップに伝達するスプロケットと、
前記スプロケットに第3の無端状の索状体を介して連結し、前記減速機からの動力によって前記一対の移動手すりを駆動する移動手すり駆動装置と、
を備える乗客コンベアにおいて、
前記減速機の前記入力側回転軸に設けられる第1の回転検出器と、
前記一対の移動手すりの一方および他方のそれぞれに対して設けられる、第2の回転検出器および第3の回転検出器と、
起動時に、前記第1の回転検出器の検出信号と、前記第2の回転検出器の検出信号と、前記第3の回転検出器の信号とに基づいて、前記駆動装置および前記移動手すりの動作の異常を判定する制御装置と、
を備えることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項4】
請求項3に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記第2の回転検出器および前記第3の回転検出器がともに回転未検出であり、かつ前記第1の回転検出器が回転未検出である場合、前記駆動装置が異常であると判定することを特徴とする乗客コンベア。
【請求項5】
請求項4に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記駆動装置が異常であると判定すると、前記乗客コンベアを停止して、再起動不可とすることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項6】
請求項3に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記第2の回転検出器および前記第3の回転検出器の一方が回転未検出でありかつ他方が回転検出である場合、前記移動手すりが異常であると判定することを特徴とする乗客コンベア。
【請求項7】
請求項3に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記第2の回転検出器および前記第3の回転検出器の両方が回転未検出でありかつ前記第1の回転検出器が回転検出である場合、前記移動手すりが異常であると判定することを特徴とする乗客コンベア。
【請求項8】
請求項6または請求項7に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記移動手すりが異常であると判定すると、前記乗客コンベアを停止して、再起動可能とすることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項9】
請求項3に記載の乗客コンベアにおいて、
前記制御装置は、前記第2の回転検出器および前記第3の回転検出器の両方が回転検出である場合、前記乗客コンベアを起動して継続運転することを特徴とする乗客コンベア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エスカレーターや動く歩道などの乗客コンベアに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
乗客コンベアは、無端状に連結されて乗降口間を移動するステップ(踏段)と、ステップの両側に設けられた欄干と、この欄干上をステップと同期して移動する移動手すりとを備え、ステップ上の乗客を乗り口から降り口まで搬送する。
【0003】
乗客コンベアを駆動する場合、駆動装置から、スプロケットを介して、ステップが連結された無端状のステップチェーンに動力が伝達される。駆動装置では、モータと減速機とが駆動ベルトで連結され、減速機に設置したブレーキが解放されてモータが回転を開始すると、モータの回転が減速機へ伝達される。減速機とスプロケットは駆動チェーンなどで連結され、減速機の回転がスプロケットへ伝達される。
【0004】
駆動装置を用いる場合、従来、減速機に回転検出器を設置して、回転検出器の検出値に基づいて乗客コンベアの速度が監視される(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、従来、駆動装置におけるモータおよび減速機の各々に回転検出器を設置し、その検出値の差により駆動ベルトのスリップが検出される(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007−217090号公報
特許第3330543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
減速機に回転検出器を設置して速度を監視する従来技術では、速度の異常を確実に検出するために、起動時には、速度の立ち上がりを考慮して、所定時間経過後に異常を検出しようとすると、起動時に発生する駆動ベルトのスリップを即時に検出することが難しい。また、即時に速度の異常を検出するために、異常判定基準を厳しくすると、異常の誤検出が多くなり、異常検出の信頼性が低下する。
【0008】
また、モータおよび減速機の各々に設けられた回転検出器を用いてスリップを検出する技術では、駆動装置の構成が複雑化する。
【0009】
そこで、本発明は、駆動装置の構成を複雑化することなく、起動時に即時にかつ信頼性高く異常を検出できる乗客コンベアを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明による乗客コンベアは、無端状に連結されて、乗り口と降り口との間を移動する複数のステップと、複数のステップに同期して移動する移動手すりと、減速機と第1の無端状索状体を介して減速機の入力側回転軸に連結されるモータとを有する駆動装置と、減速機の出力側回転軸に第2の無端状索状体を介して連結され、減速機からの駆動力をステップに伝達するスプロケットと、スプロケットに第3の無端状索状体を介して連結し、減速機からの動力によって移動手すりを駆動する移動手すり駆動装置と、を備えるものであって、減速機の入力側回転軸に設けられる減速機軸回転検出器と、移動手すりに対して設けられる移動手すり回転検出器と、起動時に、減速機軸回転検出器の検出信号と、移動手すり回転検出器の検出信号とに基づいて、駆動装置および移動手すりの動作の異常を判定する制御装置と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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