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公開番号2021164452
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211014
出願番号2021092856
出願日20210602
発明の名称FGF21関連障害を処置する方法
出願人ノバルティス アーゲー
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12N 15/13 20060101AFI20210917BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】ヒトβ-klothoに結合するモノクローナル抗体およびその抗原結合性断片、ならびにこれを含む医薬組成物および処置方法を提供する。
【解決手段】β-klothoの特定の配列のエピトープに結合する単離抗体またはその抗原結合性断片、ならびにこれを含む医薬組成物および処置方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
β−klothoのエピトープに結合する単離抗体またはその抗原結合性断片であって
、前記エピトープが、表2に示された配列番号のうちの1つまたは複数を含む、単離抗体
またはその抗原結合性断片。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記単離抗体またはその抗原結合性断片が、水素−重水素交換(HDx)により決定し
た場合に、以下のβ−klothoのペプチド(配列番号262):アミノ酸245〜2
66、246〜265、343〜349、344〜349、421〜429、488〜4
98、509〜524、536〜550、568〜576、646〜669、646〜6
70、696〜700、773〜804、834〜857、および959〜986のうち
の、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上を保護する、請求項2に記載の単離
抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項3】
前記単離抗体または断片が、β−klothoおよびFGFR1cの活性を増大させる
、請求項1または2に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項4】
溶液平衡滴定アッセイ(SET)により測定した場合に、10pM以下のK

でヒトβ
−klothoタンパク質に結合する、請求項1または2に記載の抗体またはその抗原結
合性断片。
【請求項5】
β−klothoのエピトープに結合する単離抗体またはその抗原結合性断片であって
、前記エピトープが、前記β−klotho配列(配列番号262)の残基246〜26
5、536〜550、834〜857、および959〜986のうちの1つまたは複数の
アミノ酸を含む、単離抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項6】
β−klothoの1つまたは複数のエピトープに結合する単離抗体またはその抗原結
合性断片であって、前記エピトープが、前記β−klotho配列(配列番号262)の
残基646〜670、696〜700、および646〜689のアミノ酸のうちの1つま
たは複数を含む、単離抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項7】
pERK細胞アッセイにより測定した場合に、50nM以下のEC50でカニクイザル
FGFR1c_β−klotho受容体複合体を活性化させる、単離抗体またはその抗原
結合性断片。
【請求項8】
前記抗体または断片が、表1に列挙されたCDRのうちの少なくとも1つに対して、少
なくとも95%、98%、または99%の同一性を有する少なくとも1つの相補性決定領
域を含む、請求項1に記載の単離抗体または抗原結合性断片。
【請求項9】
前記抗体またはその抗原結合性断片が、水素−重水素交換(HDx)により決定した場
合に、表2に示される以下:配列番号109、110、111、112、113、125
、126、127、128、129、141、142、143、156、157、158
、159、160、161、163、164、165、167、168、169、170
、171、172、184、185、186、187、188、195、196、197
、198、204、212、213、214、215、216、217、224、225
、226、227、228、229、230、231、232、233、256、257
、258、259、260、および261由来の、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、また
はそれ以上のペプチドを保護する、請求項1に記載の単離抗体またはその抗原結合性断片

【請求項10】
前記抗体または断片が、水素−重水素交換(HDx)により決定した場合に、表2に示
される以下:配列番号109、110、111、112、113、125、126、12
7、128、129、141、142、143、156、157、158、159、16
0、161、163、164、165、167、168、169、170、171、17
2、184、185、186、187、188、195、196、197、198、20
4、212、213、214、215、216、217、224、225、226、22
7、228、229、230、231、232、233、256、257、258、25
9、260、および261由来の、6つ、7つ、8つ、9つ、10、またはそれ以上のペ
プチドを保護する、請求項9に記載の単離抗体または抗原結合性断片。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、参照によりその全体において本明細書に組み込まれる2015年8月3日に
出願された米国仮出願第62/200,445号明細書の利益を主張する。
続きを表示(約 4,400 文字)【0002】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出され、参照によりその全体において
本明細書に組み込まれる配列表を含有する。2016年7月28日に作成された前記AS
CIIコピーは、「PAT056954_SL.txt」と名付けられ、124,487バイトのサイズで
ある。
【0003】
分野
本発明は、線維芽細胞増殖因子21(FGF21)模倣抗体に関する。また、肥満、1
型および2型糖尿病、膵炎、脂質異常症(dyslipidemia)、非アルコール性脂肪性肝炎(
NASH)、インスリン抵抗性、高インスリン血症、耐糖能異常(glucose intolerance
)、高血糖症、メタボリックシンドローム、ならびに他の代謝障害などのFGF21関連
障害を処置するための方法、ならびに重篤な罹病患者の死亡率および罹患率を低減すると
きの方法も開示される。
【背景技術】
【0004】
背景
線維芽細胞増殖因子(FGF)ファミリーは、22の、遺伝子的には顕著に異なるが、
相同なリガンドを特徴とし、7つのサブファミリーへと群分けされる。公表された文献に
従うと、FGFファミリーは、現在のところ、FGF−1〜FGF−23の、少なくとも
23のメンバーからなる(Reuss et al. (2003) Cell Tissue Res. 313:139-157)。
【0005】
線維芽細胞増殖因子21(FGF−21)は、マウス胚から単離され、FGF19およ
びFGF23と近縁である。このFGFサブファミリーは、古典的FGFでは一般的でな
い、多様な生理学的工程、すなわち、エネルギーホメオスタシスおよび胆汁酸ホメオスタ
シス、グルコース代謝および脂質代謝、ならびにリン酸ホメオスタシスのほか、ビタミン
Dホメオスタシスも調節する。さらに、古典的FGFと異なり、このサブファミリーは、
内分泌様にも作用する(Moore, D.D. (2007) Science 316, 1436-8)。FGF21は、肝
臓内で優先的に発現することが報告されており(Nishimura et al. (2000) Biochimica e
t Biophysica Acta, 1492:203-206;国際特許公開第01/36640号パンフレット;
および国際特許公開第01/18172号パンフレット)、虚血性血管疾患、創傷治癒、
および肺細胞機能、気管支細胞機能、または肺胞細胞機能の喪失と関連する疾患、ならび
に他の多数の障害のための処置として記載されている。
【0006】
FGF21は、強力な代謝性調節因子として同定されている。FGF21の、食餌誘導
性肥満または遺伝性肥満および糖尿病を伴う齧歯動物およびアカゲザルへの全身投与は、
強力な血糖降下効果およびトリグリセリド低下効果を及ぼし、体重の低減をもたらす(Co
skun, T, et al. (2008) Endocrinology 149:6018-6027; Kharitonenkov, A, et al. (20
05) Journal of Clinical Investigation 115:1627-1635; Kharitonenkov, A, et al. (2
007) Endocrinology 148:774-781; Xu, J, et al. (2009) Diabetes 58:250-259)。FG
F21は、28アミノ酸のリーダー配列を含有する、209アミノ酸のポリペプチドであ
る。ヒトFGF21は、マウスFGF21に対する約79%のアミノ酸同一性と、ラット
FGF21に対する約80%のアミノ酸同一性とを有する。
【0007】
哺乳動物では、FGFは、4つのFGF受容体のセットであるFGFR1〜4を介して
、それらの作用を媒介し、これにより、FGFR1〜4が多重スプライス変異体で発現す
る。各FGF受容体は、リガンドが結合すると活性化し、MAPK(Erk1/2)、R
AF1、AKT1、およびSTATを伴う、下流のシグナル伝達経路をもたらす、細胞内
チロシンキナーゼドメインを含有する(Kharitonenkov, A. et al. (2008) BioDrugs 22:
37-44)。いくつかの報告は、FGFR1〜3の、「c」レポーターのスプライス変異体
が、β−klothoに対する特異的なアフィニティーを呈示し、FGF21の内因性受
容体として作用しうることを示唆した(Kurosu et al., 2007 J. Biol. Chem. 282:26687
-26695); Ogawa et al., 2007 Proc. Natl. Acad. Sci. USA 104:7432-7437; Kharitonen
kov et al., 2008 J. Cell Physiol. 215, 1-7)。3T3−L1細胞内および白色脂肪組
織内で、FGFR1は、圧倒的に最も豊富な受容体であり、したがって、この組織内の、
FGF21の主要な機能的受容体は、β−klotho−FGFR1c複合体である可能
性が最も高い。
【0008】
FGF21は、FGF受容体、ならびにFRS2aおよびERKを含む下流のシグナル
伝達分子を活性化させるが、FGFRとFGF21との直接的相互作用は検出されていな
い。さらに、多様な非脂肪細胞は、複数のFGFRアイソフォームを発現させるが、FG
F21に応答しない。これらのデータの全ては、共因子が、FGFRを介するFGF21
シグナル伝達を媒介するはずであることを示唆する。研究は、肝臓内、脂肪細胞内、およ
び膵臓内で、FGF21に対する細胞応答の決定基として高度に発現する、ベータ−kl
otho(β−klotho)を同定している(Kurosu, H. et al. (2007) J Biol Chem
282, 26687-95)。β−klotho−FGFR複合体は、in vitroにおいて、
FGF21に結合するが、FGFR単独は結合しない(Kharitonenkov, A. et al. (2008
) J Cell Physiol 215, 1-7)。FGF21は、FGFR1c、FGFR2c、またはF
GFR3cと複合したβ−klothoには結合するが、FGFR4と複合したβ−kl
othoには結合しない(Owen et al., 2015 Trends in Endocrinology 26: 22-29)。
同様の機構は、FGF23−klotho−FGFR系においても同定されている(Urak
awa, I. et al. (2006) Nature 444, 770-4)。
【0009】
FGF21の生物学的活性は、マウス3T3−L1脂肪細胞グルコース取込みアッセイ
において、最初に同定された(Kharitonenkov, A. et al. (2005) J Clin Invest 115, 1
627-35)。その後、FGF21は、インスリン非依存性のグルコース取込みおよびGLU
T1の発現を誘導することが示された。FGF21はまた、糖尿病齧歯動物モデルの範囲
内で高血糖症を改善することも示されている。加えて、FGF21を過剰発現させるトラ
ンスジェニックマウスは、体重および体脂肪量の減少、ならびにインスリン感受性の増強
を含む、食餌誘導性代謝異常に対して抵抗性であることも見出された(Badman, M.K. et
al. (2007) Cell Metab 5, 426-37)。FGF21の、糖尿病性非ヒト霊長動物(NHP
)への投与は、空腹時血漿グルコースレベル、空腹時血漿トリグリセリドレベル、空腹時
血漿インスリンレベル、および空腹時血漿グルカゴンレベルの低下を引き起こし、HDL
コレステロールのほぼ80%の増大を含む、リポタンパク質プロファイルの著明な改善を
もたらした(Kharitonenkov, A. et al. (2007) Endocrinology 148, 774-81)。重要な
ことに、このNHP研究中のいかなる時点においても、低血糖症は観察されなかった。他
の研究では、FGF21が、空腹状態への適応を制御する一助となる、重要な内分泌ホル
モンとして同定された。これは、これまで欠けていた要素であったPPARαの下流を提
供するものであり、これにより肝臓は、エネルギーホメオスタシスの生物学の調節におい
て、体内の他の部分と情報をやり取りする。FGF21が、脂肪(脂肪分解)、肝臓(脂
肪酸の酸化およびケトン生成)、および脳(麻痺)を調節するという観察の組合せによっ
て、FGF21が空腹に対する応答の主要な内分泌調節因子であることが確立されている
(Kharitonenkov, A. & Shanafelt, A.B. (2008) BioDrugs 22, 37-44)。
【0010】
FGF21を、生物学的治療剤として直接使用することに関する問題は、その半減期が
、非常に短いことである。マウスでは、ヒトFGF21の半減期は、0.5〜1時間であ
り、カニクイザルでは、半減期は、2〜3時間である。さらに、野生型FGF21を、医
薬製剤中または医薬調製物中で使用する場合、その安定性は、保存剤、例えば、m−クレ
ゾールにより有害な影響を受ける。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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