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公開番号2021161201
公報種別公開特許公報(A)
公開日20211011
出願番号2020063084
出願日20200331
発明の名称フィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08L 101/00 20060101AFI20210913BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】有害物の酸化分解性に優れる積層フィルムを提供する。
【解決手段】少なくとも一方の表層に、脂環式アミン化合物で表面処理された酸化セリウム粒子(A)を含むフィルム。好ましくは、2層以上の積層構造を有するフィルムであって、少なくとも一方の表層に、前記酸化セリウム粒子(A)を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂環式アミン化合物で表面処理された酸化セリウム粒子(A)を含むフィルム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
2層以上の積層構造を有するフィルムであって、少なくとも一方の表層に、前記酸化セリウム粒子(A)を含む請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記表層に含む酸化セリウム粒子(A)の含有量が表層全体の質量に対して20質量%以上80質量%である請求項2に記載のフィルム。
【請求項4】
前記脂環式アミン化合物が、下記の一般式(I)で示される脂環式アミンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム。
(式(I)中、XはNR

、O、Sを示し、R

およびR

は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアミノアルキル基、炭素数1〜4のスルホン酸アルキル基を示す。R

及びR

は同一であっても異なっていても良い。)
【請求項5】
前記一般式(I)のうち、XはNR

、Oを示し、R

およびR

が水素原子、炭素数1〜2のアルキル基、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜3のアミノアルキル基、炭素数2〜3のスルホン酸アルキル基を示すことを特徴とする請求項4に記載のフィルム。
【請求項6】
前記一般式(I)で示される脂環式アミンが、ピペラジン、1−メチルピペラジン、N,N‘−ジメチルピペラジン、1−エチルピペラジン、N,N‘−ジエチルピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、1,4−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]エタンスルホン酸、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)、モルホリン、4−メチルモルホリン、4−エチルモルホリン、4−(2−アミノエチル)モルホリン、4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、2−モルホリノエタンスルホン酸、3−モルホリノプロパンスルホン酸である請求項4または5に記載のフィルム。
【請求項7】
少なくとも一層がポリエステルを主成分とする層である請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチックフィルムは、ポリエステルフィルムをはじめとし、機械的性質、電気的性質、寸法安定性、透明性、耐薬品性などに優れた性質を有することから磁気記録材料、包装材料などの多くの用途において基材フィルムとして広く使用されている。
特に近年、安全や衛生管理に対する意識が高まる中で、有害物資や微生物を分解する抗菌フィルムが注目されている。抗菌性を発現させるために各種粒子が用いられている。
例えば、酸化チタン粒子は、光触媒特性によって活性酸素種を発生させ、有機物を酸化分解する特性を有しており、抗菌剤としての利用の他、アセトアルデヒドやアンモニアなどの低分子、アレルゲン、ウイルスなどの各種有害物質を分解する用途への利用も期待されている。
【0003】
酸化セリウム粒子(ナノセリア)は、酸化作用、抗酸化作用、抗菌作用など様々な特性を有し、カタラーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、ホスファターゼ等の酵素と同様の触媒活性を有することも知られている。また、酸化セリウム粒子は、紫外線などの特別な光源を必要としないことから、光触媒特性を有する酸化チタンとは異なる用途への利用が期待できる。更にナノ粒子化することにより光学的にも透明であることから、ディスプレイ用途をはじめ各種光学用途にも展開可能性がある。
【0004】
しかしながら、一般に、ナノ粒子は凝集しやすいため、合成の際には安定化剤となる化合物を共存させておき、得られたナノ粒子を安定分散させる手法が用いられる。酸化セリウムのナノ粒子の場合、例えば、ポリアクリル酸を安定化剤として過酸化水素によりセリウム(III)イオンを酸化して粒子分散液を取得したり、デキストランを安定化剤としてアンモニア水中でセリウム(III)イオンのアルカリ中和を行って粒子分散液を取得する。
【0005】
非特許文献1には、表面がポリアクリル酸やデキストランで被覆された酸化セリウムのナノ粒子の合成方法が記載されている。非特許文献1では、特に、ポリアクリル酸を安定化剤とした場合、酸化性能を示す値であるオキシダーゼ活性が高くなることが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
A. Asati, Angew. Chem. Int. Ed. 2009, 48, 2308−2312.
【特許文献】
【0007】
特表2018−508568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者らは、表面処理された酸化セリウム粒子を用いる新たな用途の検討を行った。しかし、後述する色素の分解試験での結果のとおり、非特許文献1に記載の製造方法で作製されたポリアクリル酸で表面が被覆された酸化セリウムのナノ粒子や市販される酸化セリウムのナノ粒子の溶液を用いて、有機色素の酸化分解を行っても、分解率が非常に低いことがわかった。
【0009】
そこで、本発明では上記欠点を解消、すなわち、高い酸化性能を有するフィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、高い酸化性能を有するフィルムとなし得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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