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公開番号2021152295
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210930
出願番号2020053187
出願日20200324
発明の名称洗浄便座装置
出願人株式会社アイシン
代理人特許業務法人アイテック国際特許事務所
主分類E03D 9/08 20060101AFI20210903BHJP(上水;下水)
要約【課題】洗浄水や汚れの飛散を抑制しつつ洗浄ノズルを適切に洗浄することができる洗浄便座装置を提供する。
【解決手段】筒状の洗浄ノズル32により局部洗浄を行う洗浄便座装置は、洗浄ノズルを前方の局部洗浄位置まで進退移動させる駆動部と、洗浄ノズルが挿通可能な内周面と洗浄ノズルの外周面との間を全周にわたって洗浄水が流れるように形成された洗浄水路を有し、洗浄水が供給されるとエジェクタ効果により吸入した空気を混入させて導入口51aから洗浄水路に導入するノズル洗浄器50と、ノズル洗浄器に洗浄水を供給する給水部と、洗浄ノズルを移動させながらノズル洗浄器の洗浄水路に洗浄水を流して洗浄ノズルを洗浄するように、駆動部と給水部とを制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の洗浄ノズルにより局部洗浄を行う洗浄便座装置であって、
前記洗浄ノズルを前方の局部洗浄位置まで進退移動させる駆動部と、
前記洗浄ノズルが挿通可能な内周面と前記洗浄ノズルの外周面との間を全周にわたって洗浄水が流れるように形成された洗浄水路を有し、洗浄水が供給されるとエジェクタ効果により吸入した空気を混入させて導入口から前記洗浄水路に導入するノズル洗浄器と、
前記ノズル洗浄器に洗浄水を供給する給水部と、
前記洗浄ノズルを移動させながら前記ノズル洗浄器の前記洗浄水路に洗浄水を流して前記洗浄ノズルを洗浄するように、前記駆動部と前記給水部とを制御する制御装置と、
を備える洗浄便座装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗浄便座装置であって、
前記ノズル洗浄器は、前記洗浄水路として径方向外側に凹状に窪むように形成された環状水路を有し、前記内周面と前記洗浄ノズルの外周面との隙間が、前記環状水路の前方側で前記環状水路の後方側よりも大きくなるように形成されている
洗浄便座装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の洗浄便座装置であって、
前記ノズル洗浄器は、前記内周面における上部に、前記洗浄水路に連通し前方に延在する排水溝が形成されている
洗浄便座装置。
【請求項4】
請求項1に記載の洗浄便座装置であって、
前記ノズル洗浄器は、洗浄水の導入方向が前記内周面の接線方向となるように前記導入口が形成され、前記洗浄水路として前記導入口から前方に向かって螺旋状に形成された螺旋状水路を有する
洗浄便座装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄便座装置であって、
前記洗浄ノズルを収容する筒状のカバーを備え、
前記ノズル洗浄器は、前記カバーの前側の端部に取り付けられ、
前記駆動部は、前記洗浄ノズルの前端面が前記ノズル洗浄器の前記洗浄水路の前後方向における幅内に収まる位置まで前記洗浄ノズルを後退させる
洗浄便座装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄便座装置に関する。
続きを表示(約 9,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の洗浄便座装置としては、吐出口から洗浄水を吐出する洗浄ノズルを待機位置から局部洗浄位置へ移動させて人体局部を洗浄するものにおいて、洗浄ノズルの洗浄を行うことが提案されている。例えば、特許文献1には、待機位置にある洗浄ノズルの吐出口の位置でノズル全周を覆うカバーを設けたものが記載されている。そして、吐出口から吐出された洗浄水が洗浄ノズルとカバーとの間を流れることで、洗浄ノズルの吐出口の周辺部を洗浄する。また、特許文献2には、洗浄ノズルを収容するケース(カバー)の前側に、洗浄ノズルの進退移動に連動して洗浄ノズルの上方に移動(回動)するノズル洗浄手段と、ノズル洗浄手段の回動に連動してケースの開口部を開閉するシャッターとを設けたものが記載されている。そして、洗浄ノズルが進出する際などに、洗浄ノズルの上方に移動したノズル洗浄手段から洗浄水を吐出して洗浄ノズルを洗浄し、洗浄ノズルで跳ね返った洗浄水の飛散をシャッターにより抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5665014号
特許第5605579号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1の構成では、洗浄ノズルの先端部しか洗浄することができず、先端部以外の汚れを除去するには不十分である。また、特許文献2の構成では、洗浄ノズルの上方からのみ洗浄水を吐出するから、洗浄ノズルの全周を確実に洗うことができない可能性がある。また、開状態のシャッターは洗浄ノズルの上方への洗浄水の飛散を抑制するものの、上方以外への飛散を抑えるには十分でないから、洗浄効果を上げるために洗浄水の水勢を高めると周囲に洗浄水や汚れが飛散することがある。したがって、洗浄ノズルを適切に洗浄するためになお改善の余地がある。
【0005】
本発明は、洗浄水や汚れの飛散を抑制しつつ洗浄ノズルを適切に洗浄することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の洗浄便座装置は、
筒状の洗浄ノズルにより局部洗浄を行う洗浄便座装置であって、
前記洗浄ノズルを前方の局部洗浄位置まで進退移動させる駆動部と、
前記洗浄ノズルが挿通可能な内周面と前記洗浄ノズルの外周面との間を全周にわたって洗浄水が流れるように形成された洗浄水路を有し、洗浄水が供給されるとエジェクタ効果により吸入した空気を混入させて導入口から前記洗浄水路に導入するノズル洗浄器と、
前記ノズル洗浄器に洗浄水を供給する給水部と、
前記洗浄ノズルを移動させながら前記ノズル洗浄器の前記洗浄水路に洗浄水を流して前記洗浄ノズルを洗浄するように、前記駆動部と前記給水部とを制御する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本発明の洗浄便座装置では、洗浄ノズルが挿通可能な内周面と洗浄ノズルの外周面との間を全周にわたって洗浄水が流れるように形成された洗浄水路を有し、洗浄水が供給されるとエジェクタ効果により吸入した空気を混入させて導入口から洗浄水路に導入するノズル洗浄器を備える。そして、洗浄ノズルを移動させながらノズル洗浄器の洗浄水路に洗浄水を流して洗浄ノズルを洗浄する。これにより、洗浄ノズルの外周面の全周を全長にわたって洗浄することができる。また、洗浄水に空気を混入させて泡沫状とすることで、洗浄水の飛散を抑えつつ汚れを除去しやすくすることができる。したがって、洗浄水や汚れの飛散を抑制しつつ洗浄ノズルを適切に洗浄することができる。
【0009】
本発明の洗浄便座装置において、前記ノズル洗浄器は、前記洗浄水路として径方向外側に凹状に窪むように形成された環状水路を有し、前記内周面と前記洗浄ノズルの外周面との隙間が、前記環状水路の前方側で前記環状水路の後方側よりも大きくなるように形成されているものとしてもよい。こうすれば、環状水路を流れる洗浄水の前方側への排出を促して、後方側に汚れが溜まるのを防止することができる。
【0010】
本発明の洗浄便座装置において、前記ノズル洗浄器は、前記内周面における上部に、前記洗浄水路に連通し前方に延在する排水溝が形成されているものとしてもよい。こうすれば、環状水路を流れる洗浄水の前方側への排出を促しながら、排水溝から排出された洗浄水で洗浄ノズルの上面を洗浄することもできる。
【0011】
本発明の洗浄便座装置において、前記ノズル洗浄器は、洗浄水の導入方向が前記内周面の接線方向となるように前記導入口が形成され、前記洗浄水路として前記導入口から前方に向かって螺旋状に形成された螺旋状水路を有するものとしてもよい。こうすれば、洗浄水は、洗浄ノズルの外周面を周回して洗浄しながらノズル洗浄器の前方側から排出されることになるため、後方側に汚れが溜まるのをより確実に防止することができる。
【0012】
本発明の洗浄便座装置において、前記洗浄ノズルを収容する筒状のカバーを備え、前記ノズル洗浄器は、前記カバーの前側の端部に取り付けられ、前記駆動部は、前記洗浄ノズルの前端面が前記ノズル洗浄器の前記洗浄水路の前後方向における幅内に収まる位置まで前記洗浄ノズルを後退させるものとしてもよい。こうすれば、洗浄流路から排出された洗浄水で洗浄ノズルの前端面を洗浄して、汚れを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図である。
洗浄便座装置10の構成の概略を示す構成図である。
ノズル洗浄器50の取付位置を示す説明図である。
おしり洗浄ノズル32の進出状態を示す外観斜視図である。
おしり洗浄ノズル32の収容状態を示す外観斜視図である。
ノズルカバー35とノズル洗浄器50の構成図である。
図6のA−A断面図である。
環状水路55を洗浄水が流れる様子を示す説明図である。
図6のB−B断面図である。
ノズル洗浄器50の内部構成を示す構成図である。
ノズル洗浄処理の一例を示すフローチャートである。
変形例のノズル洗浄器50BのB−B断面図である。
変形例のノズル洗浄器50Cとおしり洗浄ノズル32の前端面33との位置関係を示す説明図である。
変形例のノズル洗浄器50Cとおしり洗浄ノズル32Bの前端面33Bとの位置関係を示す説明図である。
ノズル洗浄器150の前方にシャッター38を備える構成の外観斜視図である。
変形例のノズル洗浄器150とおしり洗浄ノズル32の前端面33とシャッター38との位置関係を示す説明図である。
変形例のノズル洗浄器250の外観斜視図である。
変形例のノズル洗浄器250の内部構成を示す斜視図である。
ノズル洗浄器50の変形例の取付位置を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
【0015】
図1は、洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図であり、図2は、洗浄便座装置10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態において、左右方向、前後方向及び上下方向は、図1に示した通りとする。
【0016】
便器1は、トイレ室内に配設された洋式便器であり、便器1の上面に洗浄便座装置10が設置されている。洗浄便座装置10は、図1に示すように、便器1の後方に設置される便座装置本体11と、便座装置本体11に回動自在に支持された便座12と、便座装置本体11に回動自在に支持された便蓋13と、使用者により操作される操作パネル14とを備える。また、洗浄便座装置10は、図2に示すように、洗浄水を供給する給水路20と、人体の局部洗浄を行うおしり洗浄ノズル32とビデ洗浄ノズル42とを有するノズルユニット30と、洗浄便座装置10の全体を制御する制御装置18とを備える。
【0017】
給水路20には、給水源からの水(洗浄水)の供給を司る止水電磁弁22と、洗浄水を加熱する熱交換器24と、熱交換器24を流通した洗浄水の流量調整と供給先の切り替えとを行う流路切替弁26とを備える。また、給水路20には、図示は省略するが、洗浄水の温度を検出する水温センサや洗浄水の流量を検出する流量センサなどが設けられる。熱交換器24は、例えば1200W程度の定格出力を有するセラミックヒータ等を内蔵し、洗浄水を瞬間的に加熱可能な瞬間加熱式のユニットとして構成されている。流路切替弁26は、例えばステッピングモータにより駆動するロータリディスクバルブとして構成されており、給水路20に接続される給水口を介して供給された洗浄水の流量を調整しながら供給先を切り替え可能となっている。
【0018】
ノズルユニット30は、おしり洗浄ノズル32と、ビデ洗浄ノズル42と、ノズル洗浄器50とを備える。図3は、ノズル洗浄器50の取付位置を示す説明図であり、図4は、おしり洗浄ノズル32の進出状態を示す外観斜視図であり、図5は、おしり洗浄ノズル32の収容状態を示す外観斜視図である。図6は、ノズルカバー35とノズル洗浄器50の構成図であり、図7は、図6のA−A断面図であり、図8は、環状水路55を洗浄水が流れる様子を示す説明図であり、図9は、図6のB−B断面図である。図10は、ノズル洗浄器50の内部構成を示す構成図である。なお、図6(a)は上面図、図6(b)は正面図を示す。また、図10は、ノズル洗浄器50の内周面の上側半分を示す。
【0019】
おしり洗浄ノズル32は、内部に洗浄水の流路が形成されると共に先端部の上面に吐出口32aが形成された筒状部材であり、筒状のノズルカバー35内に収容される。ノズルカバー35の後端には、給水ホースに接続される給水接続部36と、おしり洗浄ノズル32を局部洗浄位置まで前後方向に進退移動させる駆動部37とが設けられている。給水接続部36は、給水ホースを介して流路切替弁26に接続されており、流路切替弁26から供給された洗浄水をおしり洗浄ノズル32内の流路に導入する。駆動部37は、例えば、ピニオンギヤを回転させるモータと、ピニオンギヤに噛み合うと共におしり洗浄ノズル32に接続されピニオンギヤの回転に伴って移動可能なラック(フレキシブルラック)とを備え、モータの正回転または逆回転によりおしり洗浄ノズル32を移動させる。なお、図4は、おしり洗浄ノズル32が前方の局部洗浄位置に進出した進出状態を示し、図5は、おしり洗浄ノズル32が後方の待機位置でノズルカバー35内に収容された収容状態(待機状態)を示す。
【0020】
ビデ洗浄ノズル42は、おしり洗浄ノズル32と同様に構成された筒状部材であり、筒状のノズルカバー内に収容される。また、ノズルカバーの後端に、ビデ洗浄ノズル42内の流路に洗浄水を導入するように給水ホースに接続される給水接続部と、ビデ洗浄ノズル42を前後方向に進退移動させる駆動部47とが設けられている。これらは、おしり洗浄ノズル32の給水接続部36や駆動部37と同様の構成であるため、説明は省略する。
【0021】
ノズル洗浄器50は、おしり洗浄ノズル32のノズルカバー35の前側の端部と、ビデ洗浄ノズル42のノズルカバーの前側の端部とにそれぞれ取り付けられ、便座装置本体11内に収められる(図3参照)。このノズル洗浄器50は、流路切替弁26から供給された洗浄水によりおしり洗浄ノズル32やビデ洗浄ノズル42の外表面を洗浄する。以下ではおしり洗浄ノズル32のノズル洗浄器50を例示して説明する。
【0022】
ノズル洗浄器50は、その内部をおしり洗浄ノズル32が挿通可能(移動可能)な環状部材として構成されており、ノズルカバー35の前側の端部近傍に形成された係合爪35aに係合孔50aが係合することで、ノズルカバー35に取り付けられる。ノズル洗浄器50は、内部(内周面)に洗浄水を導入する洗浄水導入部51(図7参照)と、内周面に形成された環状水路55とを有する。洗浄水導入部51は、外周面から後方に延在するように設けられ、端部の供給口52aが給水ホースを介して流路切替弁26に接続される給水接続部52を有する。また、図7に示すように、洗浄水導入部51は、給水接続部52から供給された洗浄水を内周面に導入する導入口51aと、導入口51aに連通し空気を吸入する吸入口51bとが形成されている。洗浄水導入部51は、給水接続部52から供給された洗浄水に、エジェクタ効果により吸入口51bから吸入した空気を混入させた方末流(泡沫状の洗浄水)を導入口51aから環状水路55に導入する。
【0023】
環状水路55は、ノズル洗浄器50の内周面の周方向の全周にわたって形成されており、本実施形態では内周面から径方向の外側に凹状に窪むように環状に形成されている。このため、環状水路55は、導入口51aから導入された洗浄水を、ノズル洗浄器50の内周面とおしり洗浄ノズル32の外周面との間を、周方向の全周にわたって流すものとなる(図8参照)。ノズル洗浄器50は、図10に示すように、環状水路55よりも前方側の内周面55fとおしり洗浄ノズル32の外周面との隙間t1が、環状水路55よりも後方側の内周面55bとおしり洗浄ノズル32の外周面との隙間t2よりも大きくなるように形成されている。即ち、凹状の環状水路55の前後におけるおしり洗浄ノズル32の外周面との隙間が後方側よりも前方側で大きくなるから、環状水路55を流れる洗浄水の前方側への排出を促すことができる。
【0024】
また、ノズル洗浄器50は、環状水路55よりも前方側の内周面55fのうち上部側に排水溝56が形成されると共に(図10参照)、下部側に排水溝57が形成されている(図6(b)参照)。上部側の排水溝56は、環状水路55に連通すると共に環状水路55から前方に延在するように形成されており、排水溝56aと排水溝56bとの複数(例えば3つ)が形成されている。排水溝56aは、前後方向に沿って真っ直ぐ延びるように形成され、排水溝56bは、前後方向に対して斜めに延びるように形成されている。ここで、導入口51aから導入された洗浄水の一部は、環状水路55を周方向(図10で定める左方向)に沿って流れる。このため、排水溝56bは、洗浄水の流れ方向に対して鋭角の角度をなすように形成されることになり、排水溝56bを通った洗浄水は周方向に向かう勢いが抑えらるから、前後方向に沿って比較的真っ直ぐに排出されることになる。これにより、排水溝56bから排出された洗浄水は、進出状態のおしり洗浄ノズル32の前端側まで流れやすいものとなる。下流側の排水溝57は、詳細な図示は省略するが、環状水路55に連通すると共に環状水路55から前方側に前後方向に沿って真っ直ぐ延びるように形成されている。また、排水溝57は、ノズル洗浄器50の中心に対して導入口51aと略点対称となる位置即ち正面視で左下位置に形成されている。図8に示すように、導入口51aから導入されて二手に分かれるように環状水路55を流れた洗浄水は、正面視で左下位置付近で合流するから、左下位置に排水溝57を形成することで前方側への排出を促すことができる。
【0025】
操作パネル14には、図2に示すように、おしり洗浄を指示するおしり洗浄スイッチ14aやビデ洗浄を指示するビデ洗浄スイッチ14b、洗浄の停止を指示する停止スイッチ14c、洗浄水の温度を調整する温度調整スイッチ14d、洗浄水の洗浄強さ(勢い)を調整する水勢調整スイッチ14e、ノズル洗浄を指示するノズル洗浄スイッチ14fなどが設けられている。
【0026】
制御装置18は、図示は省略するが、CPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,タイマ,入出力ポートなどを備える。制御装置18には、図2に示すように、操作パネル14からの操作信号やトイレ室内への使用者の入室を検知する入室検知センサ15からの検知信号、便座12への使用者の着座を検知する着座検知センサ16からの検知信号の他、洗浄水の温度を検出する温度センサからの検出信号などが入力ポートを介して入力される。また、制御装置18からは、止水電磁弁22への駆動信号や熱交換器24の温水ヒータへの駆動信号,流路切替弁26への駆動信号,ノズルユニット30の駆動部37,47への駆動信号などが出力ポートを介して出力される。なお、制御装置18は、ノズルユニット30の駆動部37,47の各モータの回転量や図示しない位置センサなどから、おしり洗浄ノズル32やビデ洗浄ノズル42の位置を検出可能である。
【0027】
次に、こうして構成された洗浄便座装置10の動作、特におしり洗浄ノズルやビデ洗浄ノズルを洗浄する動作について説明する。図11はノズル洗浄処理の一例を示すフローチャートである。制御装置18は電源オンの状態でこの処理を実行する。このノズル洗浄処理では、制御装置18は、操作パネル14からの操作信号により、局部洗浄(おしり洗浄やビデ洗浄)の開始操作が行われたか否か(S100)、ノズル洗浄の開始操作が行われたか否か(S110)、をそれぞれ判定する。S100の判定は、おしり洗浄スイッチ14aかビデ洗浄スイッチ14bのいずれかが操作されたか否かに基づいて行われ、S110の判定は、ノズル洗浄スイッチ14fが操作されたか否かに基づいて行われる。
【0028】
制御装置18は、局部洗浄の開始操作が行われたと判定すると、今回の局部洗浄を行うおしり洗浄ノズル32またはビデ洗浄ノズル42のいずれか(以下、単に洗浄ノズルという)を前進させながらノズル洗浄を実行する(S120)。S120の処理は、止水電磁弁22を開弁し流路切替弁26の供給先をノズル洗浄器50に切り替えてノズル洗浄器50の環状水路55に空気を混入させた洗浄水を導入しながら、洗浄ノズルの駆動部(駆動部37,47のいずれか)を制御して洗浄ノズルを局部洗浄位置まで前進させることにより行われる。上述したように、環状水路55は、ノズル洗浄器50の内周面と洗浄ノズルの外周面との間で全周にわたり洗浄水を流すように形成されており、洗浄ノズルがノズル洗浄器50内を挿通しながら前方の洗浄位置まで移動する。このため、局部洗浄を開始する前に、洗浄ノズルの外周面の全周を全長にわたって洗浄することができる。そして、制御装置18は、洗浄ノズルが局部洗浄位置に到達したか否かを判定し(S130)、局部洗浄位置に到達したと判定するとノズル洗浄を終了する(S140)。S140の処理は、流路切替弁26の供給先をノズル洗浄器50から局部洗浄を行う洗浄ノズルに切り替えて、ノズル洗浄器50への洗浄水の供給を停止することにより行われる。また、この処理により、洗浄ノズルから洗浄水が吐出されて局部洗浄が開始される。
【0029】
次に、制御装置18は、操作パネル14の停止スイッチ14cからの操作信号により、局部洗浄の停止操作が行われたか否かを判定する(S150)。停止操作が行われたと判定すると、制御装置18は、洗浄ノズルを後退させながらノズル洗浄を実行する(S160)。S160の処理は、流路切替弁26の供給先をノズル洗浄器50に切り替えてノズル洗浄器50の環状水路55に空気を混入させた洗浄水を導入しながら、洗浄ノズルの駆動部を制御して洗浄ノズルを待機位置まで後退させることにより行われる。そして、制御装置18は、洗浄ノズルが待機位置に到達したか否かを判定し(S170)、到達したと判定するとノズル洗浄を終了して(S180)、S100に戻る。S180の処理は、止水電磁弁22を閉弁して、ノズル洗浄器50への洗浄水の供給を停止することにより行われる。
【0030】
また、制御装置18は、S110でノズル洗浄の開始操作が行われたと判定すると、おしり洗浄ノズル32またはビデ洗浄ノズル42のいずれか一方の洗浄ノズルあるいは両方の洗浄ノズル(以下、単に洗浄ノズルという)を前後進(進退)させながらノズル洗浄を実行する(S190)。S190の処理は、止水電磁弁22を開弁し流路切替弁26の供給先をノズル洗浄器50に切り替えてノズル洗浄器50の環状水路55に空気を混入させた洗浄水を導入しながら、洗浄ノズルの駆動部を制御して洗浄ノズルを前後進させることにより行われる。なお、おしり洗浄ノズル32のノズル洗浄器50と、ビデ洗浄ノズル42のノズル洗浄器50とをそれぞれ個別に流路切替弁26に接続しておき、別々にノズル洗浄を行うものとしてもよい。ここで、S120,S160,S190の少なくともいずれかのノズル洗浄において、局部洗浄時よりも水勢の強い(水量の多い)洗浄水を流して洗浄効果を高めてもよい。そのようにする場合、水勢調整スイッチ14eで設定可能な最も強い水勢よりも、さらに強い水勢の洗浄水を流路切替弁26からノズル洗浄器50へ供給可能に構成する。そして、制御装置18は、ノズル洗浄において、局部洗浄時よりも水勢の強い(水量の多い)洗浄水がノズル洗浄器50へ供給されるように流路切替弁26を制御すればよい。なお、環状水路55には空気を混入させた泡沫状の洗浄水が導入されるから、水勢を強くしても洗浄水が飛散するのを抑えることができる。
(【0031】以降は省略されています)

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