TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021146896
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210927
出願番号2020048983
出願日20200319
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人磯野国際特許商標事務所
主分類B60B 35/16 20060101AFI20210830BHJP(車両一般)
要約【課題】異音の発生を抑制すること。
【解決手段】ドライブシャフト12に連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイント14と、等速ジョイント14のアウタカップ22の軸部24に結合されるアクスルハブ16と、アクスルハブ16を回転可能に支持するナックル18と、ナックル18に対してアクスルハブ16を回転可能に支持する第1ベアリング20と、アウタカップ22の外周に装着されるアウトボードリング46とを備え、このアウトボードリング46は、車幅方向に沿った第1ベアリング20の内側側面44とアウタカップ22の顎部28との間に当接する第2ベアリング48を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源に接続されて回転駆動力を伝達するドライブシャフトと、
前記ドライブシャフトに連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイントと、
前記等速ジョイントのアウタカップの軸部に結合されるアクスルハブと、
前記アクスルハブを回転可能に支持するナックルと、
径方向に沿った前記アクスルハブと前記ナックルとの間に配置され、前記ナックルに対して前記アクスルハブを回転可能に支持する第1ベアリングと、
前記アウタカップの外周に装着されるアウトボードリングと、
を備え、
前記アウトボードリングは、車幅方向に沿った前記第1ベアリングの側面と前記アウタカップの顎部との間に当接する第2ベアリングを有することを特徴とする車両。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両において、
前記第2ベアリングは、複数のニードルベアリングと、前記複数のニードルベアリングを回動可能に保持する保持器とを有し、
前記複数のニードルベアリングは、前記アウタカップの軸心を通る径方向に沿って延在すると共に、前記アウタカップの周方向に沿って環状に配置され、
前記保持器は、前記アウタカップの前記顎部に係止される少なくとも3つ以上の係止爪を有することを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動源に接続されたドライブシャフトを備えた車両に関する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、等速ジョイントと、アクスルハブと、ナックルと、車輪を回転可能に支持するベアリングとを備えた車輪支持装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された車輪支持装置では、等速ジョイントのアウタカップの軸部の外径に対し、アクスルハブがスプライン結合されている。ベアリングは、アクスルハブの外径部と、ナックルの内径部との間に介装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6281501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ベアリングとアクスルハブとの間で生じる滑りによって異音が発生する場合がある。例えば、ガソリンエンジン車では、リバース走行、また、電動機により回生を行うハイブリッド車(HEV車)や電気自動車(EV車)等の車両では、リバース走行と減速時に発生するトルクにより、力行方向だけでなく力行方向と反対方向にも大きな力が作用する。
【0006】
その際、ベアリングとアクスルハブとが接触していると、ベアリングとアクスルハブとの間で滑りが生じて異音が発生する。
【0007】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、異音の発生を抑制することが可能な車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明は、動力源に接続されて回転駆動力を伝達するドライブシャフトと、前記ドライブシャフトに連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイントと、前記等速ジョイントのアウタカップの軸部に結合されるアクスルハブと、前記アクスルハブを回転可能に支持するナックルと、径方向に沿った前記アクスルハブと前記ナックルとの間に配置され、前記ナックルに対して前記アクスルハブを回転可能に支持する第1ベアリングと、前記アウタカップの外周に装着されるアウトボードリングと、を備え、前記アウトボードリングは、車幅方向に沿った前記第1ベアリングの側面と前記アウタカップの顎部との間に当接する第2ベアリングを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、異音の発生を抑制することが可能な車両を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る車両の左前輪の要部断面図である。
図1の部分分解斜視図である。
アウトボードリングを構成する第2ベアリングの分解斜視図である。
図1の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の左前輪の要部断面図、図2は、図1の部分分解斜視図、図3は、アウトボードリングを構成する第2ベアリングの分解斜視図、図4は、図1の部分拡大断面図である。
【0012】
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車両10の前部には、ドライブシャフト12と、等速ジョイント14と、アクスルハブ16と、ナックル18と、第1ベアリング20とがそれぞれ配置されている。
【0013】
ドライブシャフト12は、車幅方向に沿って延在し、例えば、モータやエンジン等の動力源に接続されて動力源で発生した回転駆動力を車輪(前輪)に伝達するものである。等速ジョイント14は、ドライブシャフト12に連結されて回転駆動力を車輪に伝達するものである。アクスルハブ16は、等速ジョイント14のアウタカップ22の軸部24にスプライン結合され、等速ジョイント14と一体的に回転するものである。ナックル18は、第1ベアリング20を介して、アクスルハブ16及び等速ジョイント14の軸部24をそれぞれ回転可能に支持するものである。
【0014】
図2に示されるように、等速ジョイント14は、アウタカップ22と、図示しないインナ部材とを有する。アウタカップ22は、一端部が開口するカップ部26と、カップ部26の他端部に設けられ、開口の反対側に向かって突出する軸部24とから構成されている。軸部24は、中実構造のシャフトからなり、アウタカップ22と一体的に構成されている。
【0015】
軸部24が一体的に連結されたアウタカップ22の連結部位には、断面略直角状を呈する顎部28が設けられている(図1、図2、図4参照)。アウタカップ22の軸部24の外周面には、スプライン溝が形成されている(図2参照)。このスプライン溝は、アクスルハブ16の内径面に形成されたスプライン歯(図2参照)と嵌合してスプライン結合されている。また、カップ部26と反対側の軸部24の先端部には、ねじ部が設けられている。このねじ部には、等速ジョイント14をアクスルハブに対して固定する固定ナット30がねじ締結されている(図1、図2参照)。
【0016】
インナ部材は、ドライブシャフト12の端部に連結され、外面に案内溝を有する図示しないインナリングと、アウタカップ22の内面に形成された案内溝とインナリングの案内溝に沿ってそれぞれ転動可能に配置された図示しない複数のボールと、各ボールを収納する保持窓が形成された図示しないリテーナとを含む。
【0017】
図1に示されるように、径方向に沿ったアクスルハブ16とナックル18との間には、環状の第1ベアリング20が配置されている。この第1ベアリング20は、ナックル18に対してアクスルハブ16を回転可能に支持するものである。第1ベアリング20は、外側ホルダ32と、軸部24の軸方向に沿って二つに分割構成された内側ホルダ34a、34bと、外側ホルダ32と内側ホルダ34a、34bとの間で転動可能に保持された複数のボール36と、外側ホルダ32と内側ホルダ34a、34bとの間の間隙をシールするシール部材38とを有する。
【0018】
なお、一方の内側ホルダ34aの車幅方向の外側側面40は、アクスルハブ16の凹部42に当接して位置決めされている。また、他方の内側ホルダ34bの車幅方向の内側側面44は、後記するアウトボードリング46の第2ベアリング48に当接している。
【0019】
アウタカップ22のカップ部26と軸部24との境界部位である顎部28には、第1ベアリング20に対する被水防止作用を営むアウトボードリング46が配置されている。図2及び図3に示されるように、このアウトボードリング46は、リング本体部50と、第2ベアリング48とを有する。リング本体部50と第2ベアリング48とは、それぞれ別体で構成され、第2ベアリング48は、リング本体部50よりもホイール側(ホイールに近接する側)に配置されている。第2ベアリング48は、車幅方向に沿った第1ベアリング20(内側ホルダ34b)の内側側面(側面)44とアウタカップ22の顎部28との間に当接している(図4参照)。
【0020】
図4に示されるように、リング本体部50は、環状円板部52aと、内径屈曲部52bと、外径屈曲部52cとから構成されている。環状円板部52aは、カップ部26の顎部28近傍の周面に装着され、ナックル18とアウタカップ22のカップ部26との間の隙間54を略遮蔽するように延在している(図4参照)。内径屈曲部52bは、環状円板部52aの内径側に設けられ、ホイール側に屈曲してカップ部26の外周面に装着されている。外径屈曲部52cは、環状円板部52aの外径側に設けられ、ホイール側から離間する方向に屈曲している。
【0021】
図3に示されるように、第2ベアリング48は、複数のニードルベアリング56と、この複数のニードルベアリング56を回動可能に保持する保持器58とを備えて構成されている。各ニードルベアリング56は、それぞれ同一構造からなり、針状を呈するベアリング本体60と、ベアリング本体60の軸方向に沿った両端部に設けられる一対の回動軸部62とを有する。
【0022】
複数のニードルベアリング56は、アウタカップ22の軸心を通る径方向に沿って延在すると共に、アウタカップ22の周方向に沿って環状に等間隔離間して配置されている。この第2ベアリング48は、第1ベアリング20とアウタカップ22との間で発生する滑り(スラスト、推力)を受け止めるスラスト針軸受として機能するものである。
【0023】
保持器58は、ニードルベアリング56の車幅方向外側(ホイール側)に配置される外側ハウジング64aと、ニードルベアリング56の車幅方向内側(ホイールから離間する側)に配置される内側ハウジング64bとから構成されている。外側ハウジング64a及び内側ハウジング64bは、それぞれ環状体からなり、径方向に沿って延在すると共に、周方向に沿って等角度離間する複数のスリット66が配置されている。このスリット66からニードルベアリング56の外周面の一部が露出して、第1ベアリング20(内側ホルダ34b)の内側側面44と、アウタカップ22の顎部28との間に当接している(図4参照)。
【0024】
また、図3に示されるように、外側ハウジング64aの外周面には、アウタカップ22の顎部28に係止される3つの係止爪68が等角度離間して配置されている。なお、本実施形態では、3つの係止爪68を例示しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも3つ以上の係止爪68があればよい。
【0025】
図4に示されるように、この係止爪68は、アウタカップ22側に向かって断面V字状に屈曲する係止部70を有する。係止部70は、アウタカップ22の外周面に沿って形成された断面V字状の凹部からなる係止溝72に装着されることで、係止作用が発揮される。
【0026】
本実施形態に係る車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
【0027】
本実施形態では、等速ジョイント14のアウタカップ22の外周に装着されるアウトボードリング46を備えている。このアウトボードリング46は、車幅方向に沿った第1ベアリング20(内側ホルダ34b)の内側側面44とアウタカップ22の顎部28との間に当接する第2ベアリング48を有している。
【0028】
本実施形態では、第2ベアリング48を設けることで、第1ベアリング20(内側ホルダ34の内側側面44)とアウタカップ22(カップ部26の顎部28)との間の摩擦が抑制され、アクスルハブ16に外嵌される第1ベアリング20と、等速ジョイント14との間の滑りに起因する異音の発生を抑制することができる。
【0029】
また、本実施形態において、保持器58は、アウタカップ22の顎部28の係止溝72に係止される3つの係止爪68を有している。この3つの係止爪68を設けることで第2ベアリング48のセンタリング(センタ出し)を容易に遂行することができ、ニードルベアリング56の偏摩耗を抑制することができる。
【0030】
さらに、本実施形態において、第2ベアリング48は、複数のニードルベアリング56と、複数のニードルベアリング56を回動可能に保持する保持器58とを有している。複数のニードルベアリング56は、アウタカップ22の軸心を通る径方向に沿って延在すると共に、アウタカップ22の周方向に沿って環状に配置されている。これにより、本実施形態では、第2ベアリング48を、「スラストニードルベアリング」として機能させることができ、第1ベアリング20と等速ジョイント14との間に発生するスラストを好適に吸収することができる。
【符号の説明】
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車体
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
車両
本田技研工業株式会社
芝刈機
本田技研工業株式会社
加振機
本田技研工業株式会社
飛行体
本田技研工業株式会社
飛行体
本田技研工業株式会社
ボルト
本田技研工業株式会社
乗り物
本田技研工業株式会社
作業機
本田技研工業株式会社
出力計
続きを見る