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公開番号2021146894
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210927
出願番号2020048981
出願日20200319
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人磯野国際特許商標事務所
主分類B60B 35/14 20060101AFI20210830BHJP(車両一般)
要約【課題】異音の発生を抑制すること。
【解決手段】ドライブシャフト12に連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイント14と、等速ジョイント14のアウタカップ22の軸部24に結合されるアクスルハブ16と、アクスルハブ16を回転可能に支持するナックル18と、このナックル18に対してアクスルハブ16を回転可能に支持するベアリング20とを備え、アウタカップ22は、外周面にスプラインが形成された中空の軸部24と、この中空の軸部24内に同軸状に配置された軸部材28とを有し、アウタカップ22の軸部24と軸部材28とは、テーパ面を有する第1テーパ部27及び第2テーパ部29を介して接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源に接続されて回転駆動力を伝達するドライブシャフトと、
前記ドライブシャフトに連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイントと、
前記等速ジョイントのアウタカップに結合されるアクスルハブと、
前記アクスルハブを回転可能に支持するナックルと、
前記アクスルハブと前記ナックルとの間に配置され、前記ナックルに対して前記アクスルハブを回転可能に支持するベアリングと、
を備え、
前記アウタカップは、外周面にスプラインが形成された中空の軸部と、前記中空の軸部内に同軸状に配置された軸部材とを有し、
前記アウタカップ及び/又は前記軸部材は、テーパ面を有するテーパ部を介して接続されていることを特徴とする車両。
続きを表示(約 84 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両において、
前記テーパ部は、前記アウタカップ及び前記軸部材のそれぞれ両方に設けられていることを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動源に接続されたドライブシャフトを備えた車両に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、等速ジョイントと、アクスルハブと、ナックルと、車輪を回転可能に支持するベアリングとを備えた車輪支持装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された車輪支持装置では、等速ジョイントのアウタカップの軸部の外径に対し、アクスルハブがスプライン結合されている。ベアリングは、アクスルハブの外径部と、ナックルの内径部との間に介装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6281501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ベアリングとアクスルハブとの間で生じる滑りによって異音が発生する場合がある。例えば、ハイブリッド車(HEV車)や電気自動車(EV車)等において、電動機による回生を行う車両では、力行方向だけでなく、力行方向と反対方向である回生方向にも大きな力が作用する。
【0006】
その際、スプライン結合された等速ジョイントと軸部とアクスルハブとは、スプライン結合のガタが大きくなると、ベアリングとアクスルハブとの間で滑りが大きくなって異音が発生する場合がある。
【0007】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、異音の発生を抑制することが可能な車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明は、動力源に接続されて回転駆動力を伝達するドライブシャフトと、前記ドライブシャフトに連結されて回転駆動力を車輪に伝達する等速ジョイントと、前記等速ジョイントのアウタカップに結合されるアクスルハブと、前記アクスルハブを回転可能に支持するナックルと、前記アクスルハブと前記ナックルとの間に配置され、前記ナックルに対して前記アクスルハブを回転可能に支持するベアリングと、を備え、前記アウタカップは、外周面にスプラインが形成された中空の軸部と、前記中空の軸部内に同軸状に配置された軸部材とを有し、前記アウタカップ及び/又は前記軸部材は、テーパ面を有するテーパ部を介して接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、異音の発生を抑制することが可能な車両を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る車両の左前輪の要部断面図である。
図1の部分分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の左前輪の要部断面図、図2は、図1の部分分解斜視図である。
【0012】
図1及び図2に示されるように、本発明の実施形態に係る車両10の前部には、ドライブシャフト12(図1参照)と、等速ジョイント14と、アクスルハブ16と、ナックル18と、ベアリング20とがそれぞれ配置されている。
【0013】
ドライブシャフト12は、車幅方向に沿って延在し、例えば、モータやエンジン等の動力源に接続されて動力源で発生した回転駆動力を車輪(前輪)に伝達するものである。等速ジョイント14は、ドライブシャフト12に連結されて回転駆動力を車輪に伝達するものである。アクスルハブ16は、等速ジョイント14のアウタカップ22の軸部24にスプライン結合され、等速ジョイント14と一体的に回転するものである。ナックル18は、ベアリング20を介して、アクスルハブ16及び等速ジョイント14の軸部24をそれぞれ回転可能に支持するものである。
【0014】
等速ジョイント14は、アウタカップ22と、インナ部材とを有する。アウタカップ22は、一端部が開口するカップ部26と、カップ部26の他端部に設けられ、開口の反対側に向かって突出する軸部24とから構成されている。
【0015】
図1に示されるように、アウタカップ22の軸部24の外周面には、スプライン溝(スプライン)が形成されている。このスプライン溝は、アクスルハブ16の内径面に形成されたスプライン歯と嵌合してスプライン結合されている。アウタカップ22の軸部24は、貫通孔25を有する中空の円筒体からなり、この貫通孔25は、カップ部26の開口に連通している。軸部24の内周面には、テーパ面を有する第1テーパ部(テーパ部)27が設けられている。このテーパ面は、軸部24の先端側からカップ部26側に向かって拡径するように設けられている。
【0016】
図1及び図2に示されるように、アウタカップ22の軸部24の中空内には、軸部24の軸線と同軸状に軸部材28が配置されている。この軸部材28の外周面には、テーパ面を有する第2テーパ部(テーパ部)29が設けられている。このテーパ面は、軸部24のテーパ面に対応し、軸部24の先端側からカップ部26側に向かって拡径するように設けられている。
【0017】
軸部材28の先端部31は、軸部24の貫通孔25を貫通し、貫通孔25から外部に向かって突出している。突出する軸部材28の先端部31の外周面には、ねじ部33が設けられている。このねじ部33には、等速ジョイント14をアクスルハブ16に対して固定する固定ナット30がねじ締結されている。
【0018】
さらに、軸部材28の先端部31と第2テーパ部29との間には、内径側に向かって断面円弧状に窪む環状凹部35が形成されている。この環状凹部35は、逃げとして機能するものである。
【0019】
軸部材28は、組付の際、カップ部26の開口から挿入され、カップ部26に連続する軸部24の貫通孔25に沿って圧入される。これにより、軸部材28の第1テーパ部27によって軸部24の第2テーパ部29が外径方向に向かって押圧され、アウタカップ22の軸部24が拡径する。この結果、アウタカップ22の軸部24に対してスプライン結合されたアクスルハブ16が拡径され、スプライン結合されたアウタカップ22の軸部24とアクスルハブ16との滑りが抑制される。
【0020】
なお、本実施形態では、テーパ部が、アウタカップ22側の第1テーパ部27と、軸部材28側の第2テーパ部29と、それぞれ両方に設けているが、例えば、アウタカップ22側、又は、軸部材28側のいずれか一方にテーパ部を設けるようにしてもよい。
【0021】
換言すると、アウタカップ22は、貫通孔25に内嵌された中実体からなる軸部材28と、軸部材28に外嵌された中空体の軸部24とからなる二重構造で構成されている(図1参照)。
【0022】
インナ部材は、ドライブシャフト12の端部に連結され、外面に案内溝を有する図示しないインナリングと、アウタカップ22の内面に形成された案内溝とインナリングの案内溝に沿ってそれぞれ転動可能に配置された図示しない複数のボールと、各ボールを収納する保持窓が形成された図示しないリテーナとを含む。
【0023】
図1に示されるように、径方向に沿ったアクスルハブ16とナックル18との間には、環状のベアリング20が配置されている。このベアリング20は、ナックル18に対してアクスルハブ16を回転可能に支持するものである。ベアリング20は、外側ホルダ32と、軸部24の軸方向に沿って二つに分割構成された内側ホルダ34a、34bと、外側ホルダ32と内側ホルダ34a、34bとの間で転動可能に保持された複数のボール36と、外側ホルダ32と内側ホルダ34a、34bとの間の間隙をシールするシール部材38とを有する。
【0024】
図1に示されるように、ベアリング20の内側ホルダ34bの車幅方向内側側面40と、アウタカップ22の顎部42の外側外周面44とは、突き当てられることによって当接(接触)している。
【0025】
本実施形態に係る車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
【0026】
本実施形態において、等速ジョイント14のアウタカップ22は、外周面にスプラインが形成された中空の軸部24と、中空の軸部24内に同軸状に配置された軸部材28とを有している。アウタカップ22の軸部24と軸部材28とは、テーパ面を有する第1テーパ部27及び第2テーパ部29を介して互いに嵌挿(接続)されている。
【0027】
本実施形態では、第1テーパ部27及び第2テーパ部29を介して互いに当接することで、軸部材28が軸部24の貫通孔25内に開口側から圧入された際、アウタカップ22の軸部24を径方向外側に向かって拡径する押圧力Fが作用する。
【0028】
これにより、軸部24に外嵌されたベアリング20に対して径方向外側に向かって拡径する押圧力Fが伝達される。この結果、本実施形態では、互いにスプライン結合されたアクスルハブ16とアウタカップ22の軸部24との間で発生するスプラインガタを抑制し、ベアリング20とアウタカップ22との滑りによる異音の発生を抑制することができる。
【0029】
また、本実施形態において、テーパ部は、内径側の第1テーパ部27と、外径側の第2テーパ部29とを有し、アウタカップ22の軸部24及び軸部材28のそれぞれ両方に設けられている。これにより、アクスルハブ16及びアウタカップ22の軸部24のスプライン結合された全体領域に対して押圧力Fが付与されて拡径されるため、スプラインガタの発生をより一層抑制することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 車両
12 ドライブシャフト
14 等速ジョイント
16 アクスルハブ
18 ナックル
20 ベアリング
22 アウタカップ
24 軸部
27 第1テーパ部(テーパ部)
28 軸部材
29 第2テーパ部(テーパ部)

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