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公開番号2021145453
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210924
出願番号2020042266
出願日20200311
発明の名称保護回路
出願人KYB株式会社
代理人個人
主分類H02H 9/04 20060101AFI20210827BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】静電気保護機能並びに逆接保護機能を有し、小型化を実現することができる保護回路を提供する。
【解決手段】保護回路1は、第1電源配線51、第2電源配線52、第1配線53、第2配線54、第1整流ダイオード701、第2整流ダイオード702及び静電気保護回路6を備える。第1電源配線は、バッテリ10の正極に接続される第1電源端子31から延設される。第2電源配線は、負極に接続される第2電源端子32から延設される。第1整流ダイオードは、第1電源配線にアノード電極を接続し、第1配線にカソード電極を接続する。第2整流ダイオードは、第2電源配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。静電気保護回路は第1配線と第2配線との間に接続されて静電気を吸収する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリの正極に接続される第1電源端子から延設された第1電源配線と、
前記バッテリの負極に接続される第2電源端子から延設された第2電源配線と、
前記第1電源配線にアノード電極が接続された第1整流ダイオードと、
前記第1整流ダイオードのカソード電極が接続された第1配線と、
前記第2電源配線にカソード電極が接続された第2整流ダイオードと、
前記第2整流ダイオードのアノード電極が接続された第2配線と、
前記第1配線と前記第2配線との間に接続され、静電気を吸収する静電気保護回路と、
を備えている保護回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
入力信号が入力される入力端子と、
前記入力端子に第1信号配線を介して接続され、前記入力信号が入力される論理回路と、
前記論理回路に第2信号配線を介して接続され、前記論理回路からの出力信号が出力される出力端子と、
を更に備え、
前記第1信号配線にアノード電極が接続され、前記第1配線にカソード電極が接続された第1ダイオードと、
前記第1信号配線にカソード電極が接続され、前記第2配線にアノード電極が接続された第2ダイオードと、
前記第2信号配線にアノード電極が接続され、前記第1配線にカソード電極が接続された第3ダイオードと、
前記第2信号配線にカソード電極が接続され、前記第2配線にアノード電極が接続された第4ダイオードと、を含んで構成されている
請求項1に記載の保護回路。
【請求項3】
前記静電気保護回路は、
前記第1配線にカソード電極が接続され、前記第2配線にアノード電極が接続されたツェナーダイオードを含む第1静電気保護素子を備えている
請求項1又は請求項2に記載の保護回路。
【請求項4】
前記第1電源配線にカソード電極が接続され、前記第2配線にアノード電極が接続された第3整流ダイオードと、
前記第2電源配線にアノード電極が接続され、前記第1配線にカソード電極が接続された第4整流ダイオードと、を更に備えている
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の保護回路。
【請求項5】
前記正極と前記第1電源端子との間に第1主電極が接続され、出力端子に第2主電極が接続された第1トランジスタと、
前記第1電源配線に第3主電極が接続され、前記第1トランジスタの第1制御電極に第4主電極が接続され、前記第3主電極及び前記第2電源配線に第2制御電極が接続された第2トランジスタと、
前記第3主電極と前記第2制御電極との間に電気的に直列に接続された抵抗と、を更に備えている
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の保護回路。
【請求項6】
前記第4主電極にアノード電極が接続された第5整流ダイオードと、
前記第5整流ダイオードのカソード電極が接続された第3配線と、
前記第4主電極にカソード電極が接続され、前記第2配線にアノード電極が接続された第6整流ダイオードと、を備え、
前記静電気保護回路は、
前記第1配線と前記第3配線との間に接続され、静電気を吸収する第2ツェナーダイオードと、
前記第2配線と前記第3配線との間に接続され、静電気を吸収する第3ツェナーダイオードと、を更に備えている
請求項5に記載の保護回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保護回路に関する。
続きを表示(約 9,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車を含む車両では、バッテリから電子制御ユニット(ECU:Electrical Control Unit)へ電源が供給されている。電子制御ユニットには、例えば、下記特許文献1の図1に開示されている静電気保護回路が搭載されている。静電気保護回路では、静電気放電(ESD:Electro Static discharge)が行われ、予期せぬ静電気の発生に対して電子制御ユニットを保護することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019−129230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載用バッテリは、一定の期間が経過したときに、又は電圧の低下により一定の電圧が得られないときに交換されている。交換の際には、車載用バッテリの正極と負極とが間違って逆に接続される「逆接(誤接)」を防止する必要がある。逆接されてしまうと、静電気保護回路の保護素子に電流が流れ、保護素子に損傷や破壊が生じる恐れがある。そこで、逆接に対して静電気保護回路を保護する逆接保護回路を、静電気保護回路に対して外付け素子を用いて組み付ける必要がある。
しかしながら、静電気保護回路に外付け素子を用いて逆接保護回路を組み付けた場合には、回路システムの全体のサイズが大きくなってしまうので、対策が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、静電気保護機能並びに逆接保護機能を有し、小型化を実現することができる保護回路を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1実施態様に係る保護回路は、バッテリの正極に接続される第1電源端子から延設された第1電源配線と、バッテリの負極に接続される第2電源端子から延設された第2電源配線と、第1電源配線にアノード電極が接続された第1整流ダイオードと、第1整流ダイオードのカソード電極が接続された第1配線と、第2電源配線にカソード電極が接続された第2整流ダイオードと、第2整流ダイオードのアノード電極が接続された第2配線と、第1配線と第2配線との間に接続され、静電気を吸収する静電気保護回路とを備えている。
【0007】
第1実施態様に係る保護回路は、第1電源配線と、第2電源配線と、第1配線と、第2配線と、第1整流ダイオードと、第2整流ダイオードと、静電気保護回路とを備える。第1電源配線は、バッテリの正極に接続される第1電源端子から延設される。第2電源配線は、バッテリの負極に接続される第2電源端子から延設される。第1整流ダイオードは、第1電源配線にアノード電極を接続し、第1配線にカソード電極を接続する。第2整流ダイオードは、第2電源配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。
仮に、バッテリが逆接されたとき、第1電源端子を通して第1電源配線に負電圧が印加される。第1電源配線と第1配線との間において、第1整流ダイオードは順方向に接続されているので、電流の流れは第1整流ダイオードにより遮断される。また、第2電源配線には第2電源端子を通して正電圧が印加される。第2電源配線と第2配線との間において、第2整流ダイオードは順方向に接続されているので、電流の流れは第2整流ダイオードにより遮断される。つまり、第1整流ダイオード及び第2整流ダイオードは逆接保護回路を構築し、逆接保護回路はバッテリの逆接に対して静電気保護回路を保護する。
ここで、静電気保護回路は、第1配線と第2配線との間に接続され、静電気を吸収する。静電気保護回路は静電気に対して第1配線又は第2配線に接続される回路を保護する。
このように構成される保護回路では、第1電源配線に第1整流ダイオードを接続し、第2電源配線に第2整流ダイオードを接続して逆接保護回路が組み込まれる。そして、第1整流ダイオードに接続された第1配線と第2整流ダイオードに接続された第2配線との間に静電気保護回路が組み込まれる。従って、保護回路内に逆接保護回路を静電気保護回路と共に集積化することができるので、保護回路の小型化を実現することができる。
【0008】
本発明の第2実施態様に係る保護回路では、第1実施態様に係る保護回路において、入力信号が入力される入力端子と、入力端子に第1信号配線を介して接続され、入力信号が入力される論理回路と、論理回路に第2信号配線を介して接続され、論理回路からの出力信号が出力される出力端子と、を更に備え、静電気保護回路は、論理回路の入力側に配設され、第1信号配線にアノード電極が接続され、第1配線にカソード電極が接続された第1ダイオードと、入力側に配設され、第1信号配線にカソード電極が接続され、第2配線にアノード電極が接続された第2ダイオードと、論理回路の出力側に配設され、第2信号配線にアノード電極が接続され、第1配線にカソード電極が接続された第3ダイオードと、出力側に配設され、第2信号配線にカソード電極が接続され、第2配線にアノード電極が接続された第4ダイオードと、を含んで構成されている。
【0009】
第2実施態様に係る保護回路は、入力端子と、論理回路と、出力端子とを更に備える。入力端子には入力信号が入力される。論理回路は入力端子に第1信号配線を介して接続され、論理回路には入力信号が入力される。出力端子は論理回路に第2信号配線を介して接続され、出力端子には論理回路からの出力信号が出力される。
このように構成される保護回路では、静電気保護回路は第1ダイオード〜第4ダイオードを含んで構成される。第1ダイオードは、第1信号配線にアノード電極を接続し、第1配線にカソード電極を接続する。第2ダイオードは、第1信号配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。第3ダイオードは、第2信号配線にアノード電極を接続し、第1配線にカソード電極を接続する。そして、第4ダイオードは、第2信号配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。
このため、仮に入力端子に静電気が印加されたとしても、この静電気は第1ダイオードを通して第1配線に吸収され、又は第2ダイオードを通して第2配線に吸収されるので、静電気に対して論理回路を保護することができる。一方、仮に出力端子に静電気が印加されたとしても、この静電気は第3ダイオードを通して第1配線に吸収され、又は第4ダイオードを通して第2配線に吸収されるので、静電気に対して論理回路を保護することができる。
【0010】
本発明の第3実施態様に係る保護回路では、第1実施態様又は第2実施態様に係る保護回路において、静電気保護回路は、第1配線にカソード電極が接続され、第2配線にアノード電極が接続されたツェナーダイオードを含む第1静電気保護素子を備えている。
【0011】
第3実施態様に係る保護回路によれば、静電気保護回路は第1静電気保護素子を備え、第1静電気保護素子はツェナーダイオードを含む。ツェナーダイオードは、第1配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。
このため、仮に第1配線又は第2配線に静電気が印加されたとしても、第1静電気保護素子により第1配線と第2配線との間の電圧が一定の範囲内においてクランプされるので、第1ダイオード〜第4ダイオードの素子耐圧を超えないようにすることができ、第1配線と第2配線との間に配設される回路を静電気に対して保護することができる。
【0012】
本発明の第4実施態様に係る保護回路は、第1実施態様〜第3実施態様に係るいずれかの1つの保護回路において、第1電源配線にカソード電極が接続され、第2配線にアノード電極が接続された第3整流ダイオードと、第2電源配線にアノード電極が接続され、第1配線にカソード電極が接続された第4整流ダイオードと、を更に備えている。
【0013】
第4実施態様に係る保護回路は、第3整流ダイオードと、第4整流ダイオードとを更に備える。第3整流ダイオードは、第1電源配線にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。第4整流ダイオードは、第2電源配線にアノード電極を接続し、第1配線にカソード電極を接続する。
仮に、第1電源配線に負のサージが印加されたとき、第2配線から第3整流ダイオードを通して第1電源配線へ電流が流れ、サージを吸収することができる。また、第2電源配線に負のサージが印加されたとき、第4整流ダイオードの降伏電圧を超えると、第1配線から第4整流ダイオードを通して第2電源配線へ電流が流れ、サージを吸収することができる。
ここで、第3整流ダイオード及び第4整流ダイオードはサージ保護回路を構築しているので、サージ保護回路によりサージに対して静電気保護回路を保護することができる。
加えて、第1電源配線と第2配線との間に第3整流ダイオードを接続し、第2電源配線と第1配線との間に第4整流ダイオードを接続しているので、保護回路内にサージ保護回路を集積化することができる。従って、保護回路の小型化を実現することができる。
【0014】
本発明の第5実施態様に係る保護回路は、第1実施態様〜第4実施態様に係るいずれかの1つの保護回路において、正極と第1電源端子との間に第1主電極が接続され、出力端子に第2主電極が接続された第1トランジスタと、第1電源配線に第3主電極が接続され、第1トランジスタの第1制御電極に第4主電極が接続され、第3主電極及び第2電源配線に第2制御電極が接続された第2トランジスタと、第3主電極と第2制御電極との間に電気的に直列に接続された抵抗と、を更に備えている。
【0015】
第5実施態様に係る保護回路は、第1トランジスタと、第2トランジスタと、抵抗と、を更に備える。第1トランジスタは、正極と第1電源端子との間に第1主電極を接続し、出力端子に第2主電極を接続する。第2トランジスタは、第1電源配線に第3主電極を接続し、第1トランジスタの第1制御電極に第4主電極を接続し、第3主電極及び第2電源配線に第2制御電極を接続する。抵抗は第3主電極と第2制御電極との間に電気的に直列に接続される。
ここで、仮に、バッテリが逆接されたとき、第2電源配線を通して第2トランジスタの第2制御電極に正電圧が印加され、第1電源配線を通して第3主電極に負電圧が印加される。第2制御電極と第3主電極との間には抵抗が接続されているので、第2制御電極と第3主電極との間にはバイアスが発生する。このため、第2トランジスタがオン動作状態とされる。
一方、第1トランジスタの第1主電極には第1電源配線を通して負電圧が印加される。第2トランジスタがオン動作状態とされるので、第1制御電極には第1主電極と同様に負電圧が印加される。このため、第1制御電極と第1主電極との間にはバイアスが発生しないので、第1トランジスタがオフ状態とされる。
つまり、第1トランジスタ及び第2トランジスタは逆接保護回路を構築し、この逆接保護回路によりバッテリの負極と出力端子との間を遮断することができる。これにより、出力端子に接続される次段素子又は次段回路を逆接に対して保護することができる。
加えて、逆接保護回路では、第1電源端子から出力端子に至る経路に第1トランジスタが配設され、第1整流ダイオード及び第2整流ダイオードに対して独立に第1トランジスタ及び第2トランジスタを用いて逆接に対して保護がなされている。このため、逆接保護回路では、逆接に対する電流の経路を分散することができるので、第1整流ダイオード、第2整流ダイオードのそれぞれを集積化に適した小さいサイズにすることができる。従って、保護回路の小型化を実現することができる。
さらに、第2トランジスタは、第1電源配線に第3主電極を接続し、第3主電極及び第2電源配線に第2制御電極を接続する構成とされているので、保護回路内に組み込んで集積化することができる。従って、保護回路のより一層の小型化を実現することができる。
【0016】
本発明の第6実施態様に係る保護回路は、第5実施態様に係る保護回路において、第4主電極にアノード電極が接続された第5整流ダイオードと、第5整流ダイオードのカソード電極が接続された第3配線と、第4主電極にカソード電極が接続され、第2配線にアノード電極が接続された第6整流ダイオードと、第1配線と第3配線との間に接続され、静電気を吸収する第2ツェナーダイオードと、第2配線と第3配線との間に接続され、静電気を吸収する第3ツェナーダイオードと、を更に備えている。
【0017】
第6実施態様に係る保護回路は、第5整流ダイオードと、第3配線と、第6整流ダイオードとを更に備える。第5整流ダイオードは、第4主電極にアノード電極を接続し、第3配線にカソード電極を接続する。第6整流ダイオードは、第4主電極にカソード電極を接続し、第2配線にアノード電極を接続する。
仮に、バッテリが逆接されたとき、第4主電極に負電圧が印加されるが、第3配線から第4主電極への電流の流れは第5整流ダイオードを用いて遮断される。つまり、第5整流ダイオードは逆接保護回路を構築し、逆接保護回路はバッテリの逆接に対して静電気保護回路を保護する。
一方、仮に、第4主電極に負のサージが印加されたとき、第2配線から第6整流ダイオードを通して第4主電極へ電流が流れ、サージは吸収される。つまり、第6整流ダイオードはサージ保護回路を構築し、サージ保護回路はサージに対して静電気保護回路を保護する。
ここで、静電気保護回路は、更に第2ツェナーダイオードと、第3ツェナーダイオードとを備える。第2ツェナーダイオードは、第1配線と第3配線との間に接続され、静電気を吸収する。つまり、第2ツェナーダイオードは静電気に対して第1配線又は第3配線に接続される回路を保護する。一方、第3ツェナーダイオードは、第2配線と第3配線との間に接続され、静電気を吸収する。つまり、第3ツェナーダイオードは静電気に対して第2配線又は第3配線に接続される回路を保護する。
このように構成される保護回路では、第4主電極と第3配線との間に第5整流ダイオードを接続して逆接保護回路が組み込まれる。また、保護回路では、第4主電極と第2配線との間に第6整流ダイオードを接続してサージ保護回路が組み込まれる。そして、保護回路では、第1配線と第3配線との間に第2ツェナーダイオードを接続し、第2配線と第3配線との間に第3ツェナーダイオードを接続して、保護回路内に逆接保護回路並びにサージ保護回路を静電気保護回路と共に集積化することができる。従って、保護回路の小型化を実現することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施形態によれば、静電気保護機能並びに逆接保護機能を有し、小型化を実現することができる保護回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の第1実施の形態に係る保護回路の回路構成図である。
本発明の第2実施の形態に係る保護回路及びこの保護回路が組み込まれた電子制御システムのブロック構成図である。
図2に示される電子制御システムの一部及び保護回路の回路構成図である。
本発明の第3実施の形態に係る電子制御システムの一部及び保護回路の図3に対応する回路構成図である。
本発明の第4実施の形態に係る電子制御システムの一部及び保護回路の図3に対応する回路構成図である。
本発明の第5実施の形態に係る電子制御システムの一部及び保護回路の図3に対応する回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[第1実施の形態]
図1を用いて、本発明の第1実施の形態に係る保護回路1について説明する。ここで、保護回路1は、自動車、トラック、バス、二輪車、電車、船舶、航空機等の車両に搭載される電子制御ユニット(ECU)等の保護回路として構築され、車載用バッテリと電子制御ユニットとの間、又は電子制御ユニットに組み込まれている。
以下、詳細に説明する。
【0021】
(保護回路1の回路構成)
図1に示されるように、本実施の形態に係る保護回路1は半導体基板2をベースとして構成されている。回路が集積化される半導体基板2の主面に対して垂直方向から見た平面視において、半導体基板2は矩形状に形成されている。この半導体基板2には例えばシリコン単結晶基板が使用されている。半導体基板2の周辺領域であって、半導体基板2の主面上には、第1電源端子31、第2電源端子32、入力端子33、出力端子34のそれぞれが、外部端子(ボンディングパッド)として配設されている。
なお、半導体基板2としては、単結晶基板、化合物半導体基板、絶縁基板上に単結晶層を積層した複合基板、絶縁基板上に加工物半導体層を積層した複合基板等が使用されてもよい。
【0022】
第1電源端子31は車載用バッテリ(以下、単に「バッテリ」という。)10の正極に接続される構成とされている。この第1電源端子31にはバッテリ10から供給される電源電圧Vccが印加される。電源電圧Vccは例えば12[V]、24[V]又は48[V]である。
第2電源端子32はバッテリ10の負極に接続される構成とされている。この第2電源端子32にはバッテリ10から供給される電源電圧GNDが印加される。電源電圧GNDは、電源電圧Vccに対して低い電圧であって、回路の基準電圧となる、例えば0[V]である。
【0023】
入力端子33はスイッチSWの一端に接続されている。スイッチSWの他端にはバッテリ10の正極が接続される構成とされている。入力端子33には入力信号INが入力される。ここで、スイッチSWと入力端子33との間に一端が接続され、バッテリ10の負極と第2電源端子32との間に他端が接続された抵抗R1が設けられている。スイッチSW、抵抗R1は、いずれも保護回路1に対して外付け素子として組み付けられている。
出力端子34は、次段回路、ここでは図示省略の電子制御ユニット(ECU)の入力段回路に接続されている。出力端子34は次段回路へ出力信号OUTを出力する。
【0024】
そして、保護回路1は、論理回路4と、静電気保護回路6と、逆接保護回路7とを備えている。さらに、保護回路1は、サージ保護回路8と、クランプ素子9とを備えている。論理回路4等の回路及びクランプ素子9は、半導体基板2の主面の中央領域に配設され、集積回路として集積化されている。
【0025】
用途に応じて変更され、特に限定されるものではないが、ここでは、論理回路4として否定(NOT)回路が使用されている。論理回路4の入力は入力側の第1信号配線50Aを介して入力端子33に接続されている。論理回路4の出力は出力側の第2信号配線50Bを介して出力端子34に接続されている。
【0026】
ここで、半導体基板2の主面上には、第1電源配線51、第2電源配線52、第1配線53、第2配線54のそれぞれが配設されている。
第1電源配線51の一端は第1電源端子31に接続され、第1電源配線51の他端は半導体基板2の主面上に延設されている。表現を代えれば、第1電源配線51は第1電源端子31から半導体基板2の主面上に延設されている。
第2電源配線52の一端は第2電源端子32に接続され、第2電源配線52の他端は半導体基板2の主面上に延設されている。同様に表現を代えれば、第2電源配線52は第2電源端子32から半導体基板2の主面上に延設されている。
【0027】
第1配線53の一端は逆接保護回路7の一部に接続され、第1配線53の他端はサージ保護回路8の一部に接続されている。第1配線53には、第1電源配線51から供給される電源電圧Vccが逆接保護回路7によりシフトされた、電源電圧Vccに比し若干低い高電位が印加され、第1配線53は高電位ノード配線として使用される。
一方、第2配線54の一端は逆接保護回路7の他の一部に接続され、第2配線54の他端はサージ保護回路8の他の一部に接続されている。第2配線54には、第2電源配線52から供給される電源電圧GNDが逆接保護回路7によりシフトされた、電源電圧GNDに比し若干高い低電位が印加され、第2配線54は低電位ノード配線として使用されている。ここで、第2配線54に印加される低電位は、第1配線53に印加される高電位に比し低い設定とされている。
【0028】
論理回路4の説明に戻って、論理回路4では、第1配線53から高電位が供給されると共に、第2配線54から低電位が供給され、入力信号INに応じた出力信号OUTが出力される。
【0029】
(1)静電気保護回路6の構成
本実施の形態において、静電気保護回路6は、静電気保護素子601〜静電気保護素子605を含んで構成されている。
静電気保護素子605は、入力端子33から延設され、論理回路4へ至る入力側の第1信号配線50Aに配設されている。静電気保護素子605は、一端を入力端子33に接続し、他端を論理回路4の入力に接続した抵抗(入力保護抵抗)を用いて構成されている。
【0030】
静電気保護素子601及び静電気保護素子602は論理回路4の入力側に配設されている。静電気保護素子601は、静電気保護素子605と論理回路4の入力との間の第1信号配線50Aにアノード電極が接続され、第1配線53にカソード電極が接続された第1整流ダイオードにより構成されている。静電気保護素子602は、静電気保護素子605と論理回路4の入力との間の第1信号配線50Aにカソード電極が接続され、第2配線54にアノード電極が接続された第2整流ダイオードにより構成されている。
静電気保護素子603及び静電気保護素子604は論理回路4の出力側に配設されている。静電気保護素子603は、論理回路4と出力端子34との間の第2信号配線50Bにアノード電極が接続され、第1配線53にカソード電極が接続された第3整流ダイオードにより構成されている。静電気保護素子604は、第2信号配線50Bにカソード電極が接続され、第2配線54にアノード電極が接続された第4整流ダイオードにより構成されている。
つまり、静電気保護素子601〜静電気保護素子604は、いずれも、少なくともダイオードを含んで構成されている。
(【0031】以降は省略されています)

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流体圧シリンダ
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筒型リニアモータ
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状態監視システム
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流体圧駆動ユニット
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サスペンション装置
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作動流体供給システム
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気泡含有量調整システム
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ギヤの製造方法及びギヤ
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車高調整装置および緩衝器
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ポンプ制御圧レギュレータ
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耐圧機器及び流体圧シリンダ
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回転電機及び回転電機の製造方法
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回転電機及び回転電機の製造方法
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回転止め装置および車高調整装置
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スプリングガイド及びサスペンション装置
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