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公開番号2021143484
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210924
出願番号2020041393
出願日20200310
発明の名称建物の施解錠システム
出願人トヨタホーム株式会社,株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類E05B 63/14 20060101AFI20210827BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ユーザの利便性を損なうことなく、防犯性の更なる向上を図ることができる建物の施解錠システムを提供する。
【解決手段】建物10の玄関ドアに第1の施錠装置21a及び第2の施錠装置21bが設けられている。玄関ドアの屋内側には人感センサ31が設けられている。玄関部にはコントローラが設けられている。コントローラは、人感センサ31が屋内側に人を検知した状態において、第1の施解錠検知センサ27aにより第1の施錠装置21aの解錠を検知してから所定の第1待機時間を経過するまでに、第2の施解錠検知センサ27bにより第2の施錠装置21bの解錠が検知されない場合、第1の施錠装置21aが施錠するように制御する。一方、人感センサ31が屋内側に人を検知せず、かつ第1の施錠装置21aの解錠が検知された状態においては、第1待機時間の経過を待たずに第1の施錠装置21aが施錠するように制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
建物の出入口を開閉する開閉体と、前記開閉体を施錠する第1の施錠装置及び第2の施錠装置を備えた建物に適用され、
前記各施錠装置の施解錠を制御する制御手段と、
前記各施錠装置の施解錠を検知する施解錠検知手段と、
前記開閉体の屋内側において人の存在を検知する人検知手段と、
を備え、
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知し、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1の施錠装置の解錠を検知してから所定の第1待機時間を経過するまでに前記施解錠検知手段により前記第2の施錠装置の解錠が検知されなった場合、前記第1の施錠装置が施錠するように制御し、
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知せず、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1待機時間の経過を待たずに前記第1の施錠装置が施錠するように制御することを特徴とする、建物の施解錠システム。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知せず、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1の施錠装置の解錠を検知してから前記第1待機時間より短い第2待機時間を経過するまでに前記施解錠検知手段により前記第2の施錠装置の解錠が検知されなかった場合、前記第1の施錠装置が施錠するように制御する、請求項1に記載の建物の施解錠システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の施解錠システムに関する。
続きを表示(約 5,800 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等のドアに設けられる電気錠には、鍵による開閉が可能なシリンダを有するものがある。上記の電気錠は、電源供給が停止した場合であっても鍵やサムターンによる機械的な解錠が可能であり、締め出しを防止できる。しかし、外部からのピッキングにより不正に解錠されるおそれがあり防犯上の課題がある。
【0003】
上記の課題を解決するために、1つのドアに2つの電気錠が設けられた1ドア2ロック方式の施解錠システムが存在する。
【0004】
そして、上記の1ドア2ロック方式の施解錠システムには、一方の電気錠のみが手動により解錠された場合に、解錠された電気錠を一定時間後に自動で施錠する施錠復帰機能を有するものがある。
【0005】
例えば、特許文献1の発明では、一方の電気錠が手動で解錠されてから、所定の時間内に他方の電気錠が解錠されないとき、解錠された電気錠を自動で施錠する。かかる発明によれば、ピッキングに対する防犯性を向上させることができる。また、解錠された施錠装置を自動で施錠するまでの時間については、ユーザによる正規の利用時における利便性も考慮して、30秒から1分程度が好ましいとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003−148014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記技術では、ユーザの利便性を考慮した待機時間としたことで、ピッキング等による不正解錠に対しても時間的猶予を与えており、防犯性において改善の余地がある。
【0008】
一方で、防犯性を高めるために待機時間を短くすると、ユーザによる正規の利用が妨げられる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を損なうことなく、防犯性の更なる向上を図ることができる建物の施解錠システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の発明の施解錠システムは、
建物の出入口を開閉する開閉体と、前記開閉体を施錠する第1の施錠装置及び第2の施錠装置を備えた建物に適用され、
前記各施錠装置の施解錠を制御する制御手段と、
前記各施錠装置の施解錠を検知する施解錠検知手段と、
前記開閉体の屋内側において人の存在を検知する人検知手段と、
を備え、
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知し、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1の施錠装置の解錠を検知してから所定の第1待機時間を経過するまでに前記施解錠検知手段により前記第2の施錠装置の解錠が検知されなった場合、前記第1の施錠装置が施錠するように制御し、
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知せず、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1待機時間の経過を待たずに前記第1の施錠装置が施錠するように制御することを特徴とする。
【0011】
第1の発明によれば、人検知手段が屋内側で人を検知する場合には、解錠された第1施錠装置は、所定の第1待機時間が経過するまで施錠しない。したがって、ユーザが屋内側から正規の解錠を行う場合には、第1の施錠装置を解錠してから第1待機時間が経過するまでに、第2の施錠装置を解錠すればよい。すなわち、屋外からのピッキングによる不正な解錠に対しては、ユーザが屋内側から解錠しようとしている場合に与えられている待機時間よりも短い時間で施錠をするか、待機時間をなくして即座に施錠するようにしている。この場合、ピッキングにより全ての施錠装置を解錠することが困難となり防犯上好ましい。このようにして、ユーザの利便性を損なうことなく、防犯性を向上させることができる。
【0012】
第2の発明の建物の施解錠システムは、第1の発明において、
前記人検知手段が屋内側にユーザを検知せず、かつ前記施解錠検知手段により前記第1の施錠装置の解錠が検知された状態において、前記制御手段は、前記第1の施錠装置の解錠を検知してから前記第1待機時間より短い第2待機時間を経過するまでに前記施解錠検知手段により前記第2の施錠装置の解錠が検知されなかった場合、前記第1の施錠装置が施錠するように制御する。
【0013】
第2の発明によれば、第1待機時間をユーザによる屋内側からの解錠を妨げない長さに設定する一方で、第2待機時間については、屋外側からのピッキングに対する防犯性の向上を図るべく、第1待機時間よりも短く設定する。このため、ユーザの利便性を損なうことなく、防犯性を向上させることができる。そして、第2の発明の制御プログラムは、既存の施錠復帰機能に関する制御プログラムを活用することで容易に作成することができるため、新規の制御プログラムを構築するコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
玄関周辺を示す平面図
玄関周辺を示す側面図
施解錠システムの電気的構成を示す図
制御処理の流れを示すフローチャート
別例における制御処理の流れを示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の施解錠システムを具体化した一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0016】
図1に示すように、建物10には屋内スペースとして、玄関部11、廊下12、居室13等が設けられている。玄関部11には、出入口としての玄関口15が設けられている。この玄関口15を通じて建物10への出入りが可能となっている、また、玄関口15には、開閉体としての玄関ドア16が設けられている。玄関ドア16は、例えば回動式の開き戸からなる。
【0017】
図2に示すように、玄関ドア16には、電気シリンダ錠よりなる第1の施錠装置21a及び第2の施錠装置21bが上下に並べて設けられている。施錠装置は、2つをまとめて称する場合は施錠装置21a、21bと称し、個々に称する場合は第1の施錠装置21a、第2の施錠装置21bと称する。第1の施錠装置21aと第2の施錠装置21bとは同様の構成を有し、それぞれ独立して作動する。
【0018】
施錠装置21a、21bには、第1のデッドボルト22a及び第2のデッドボルト22b(以下、「デッドボルト22a、22b」とまとめて称する場合がある。)が設けられており、デッドボルト22a、22bが突出状態になることで施錠装置21a、21bが施錠状態となる。また、突出状態のデッドボルト22a、22bが没入状態に移行することで施錠装置21a、21bが解錠状態となる。このため、施錠装置21a、21bに設けられたデッドボルト22a、22bのうち、少なくとも一方が突出状態であれば玄関ドア16は施錠され、デッドボルト22a、22bの両方が没入状態であれば玄関ドア16は解錠されている。
【0019】
本施解錠システムのユーザである建物10の居住者は、電子キー41により施錠装置21a、21bを施解錠することができる。玄関ドア16付近の屋外側(玄関ドア16の屋外側の面でも可)には通信装置45が設けられている。通信装置45は、電子キー41と無線通信が可能な通信エリアCAを有している。当該通信エリアCA内において、居住者は電子キー41による施錠装置21a、21bの施解錠が可能である。なお、電子キー41により施解錠する場合には、施錠装置21a、21bは2つ同時に施錠又は解錠される。
【0020】
また、施錠装置21a、21bには、玄関ドア16の前面(屋外側の面)に露出して、第1のシリンダ部23a、第2のシリンダ部23b(以下、「シリンダ部23a、23b」とまとめて称する場合もある。)がそれぞれ設けられている。また、施錠装置21a、21bには、玄関ドア16の後面(屋内側の面)に露出して、第1のサムターン部24a、第2のサムターン部24b(以下、「サムターン部24a、24b」とまとめて称する場合もある。)がそれぞれ設けられている。本施解錠システムでは、前述の電子キー41による施解錠だけでなく、これらのシリンダ部23a、23b又はサムターン部24a、24bでの手動による施解錠が可能となっている。すなわち、施錠装置21a、21bは、鍵(図示略)をそれぞれのシリンダ部23a、23bに差し込んで回動動作することや、サムターン部24a、24bのつまみをそれぞれ回動動作することによっても、デッドボルト22a、22bをそれぞれ操作することが可能である。これにより、施錠装置21a、21bを施錠又は解錠のいずれかの状態とすることができる。
【0021】
玄関口15より屋内側(例えば、玄関口15の設けられた壁の屋内側の面の上部)には、人検知手段としての人感センサ31が設けられている。人感センサ31は、玄関口15付近における人の存在を検知するように構成されており、玄関ドア16の閉鎖時においては建物10の内側を検知エリアDAとする。このため、居住者が外出するために玄関部11へ入った場合には、人感センサ31の検知エリアDAに進入することになる。人感センサ31としては、例えば、人体からの赤外線を検知する赤外線センサが用いられる。超音波を出力し、人体によって反射された超音波を受信して、人体を検知する超音波センサ等を用いてもよい。
【0022】
続いて、施解錠システムの電気的構成について、図3に基づいて説明する。
【0023】
施解錠システムは、制御手段としてのコントローラ50を備える。コントローラ50は、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを備えて構成され、例えば玄関部11の壁面に設けられている。コントローラ50は、少なくとも、施解錠を制御する制御部51と、電子キー認証のためのID情報や各種センサ類からの検知結果等を記憶する記憶部52と、時間を計測する場合に用いられるタイマ53とを有している。
【0024】
施錠装置21a、21bには、施錠装置21a、21bの状態が施錠又は解錠のいずれであるかを検知するための施解錠検知手段として、第1の施解錠検知センサ27a及び第2の施解錠検知センサ27b(以下、「施解錠検知センサ27a、27b」とまとめて称する場合もある。)がそれぞれ設けられている。施解錠検知センサ27a、27bはそれぞれコントローラ50に接続されている。コントローラ50には、施解錠検知センサ27a、27bから逐次検知結果が入力される。コントローラ50は、施解錠検知センサ27a、27bからの検知結果に基づいて、施錠装置21a、21bの状態がそれぞれ施錠又は解錠であるかを判定する。
【0025】
コントローラ50には、通信装置45が接続されている。通信装置45は、居住者が携帯する電子キー41と無線通信が可能とされている。コントローラ50は、通信装置45を介して、電子キー41から送信される施錠又は解錠用の操作信号を受信して、施錠装置21a、21bを施解錠することができる。なお、電子キー41は、メモリ(図示略)を有しており、電子キー41毎に固有のID情報を記憶する。そして、通信装置45の通信エリアCA内において、通信装置45に当該ID情報を送信する。コントローラ50は、通信装置45を介して当該ID情報を受信する。当該ID情報を受信すると、その記憶部52に記憶されたID情報との一致判定を行い、正規のキーであるか否かの認証を行う。こうして電子キー41が正規認証されると、コントローラ50は、電子キー41からの操作信号に基づいて、施錠装置21a、21bの施解錠を制御する。
【0026】
コントローラ50には、人感センサ31が接続されている。コントローラ50には、人感センサ31から逐次検知結果が入力される。コントローラ50は、人感センサ31からの検知結果に基づいて、人感センサ31の検知エリアDAにおける人の存在の有無を判定する。
【0027】
次に、コントローラ50の制御部51により実行される制御処理の内容について図4に基づいて説明する。
【0028】
ステップS11では、第1の施解錠検知センサ27aからの検知結果に基づいて、第1の施錠装置21aが解錠されたか否かを判定する。第1の施錠装置21aが解錠された場合にはステップS12に進む。第1の施錠装置21aが解錠されていない場合には本処理を終了する。ここで、ステップS11では、例えば電子キー41からの操作信号等によってコントローラ50が第1の施錠装置21aを解錠したものは除外され、コントローラ50による施解錠制御を行っていない状態における第1の施解錠検知センサ27aからの検知結果を利用する。すなわち、手動により第1の施錠装置21aが解錠されたか否かを判定している。
【0029】
ステップS12では、第2の施解錠検知センサ27bからの検知結果に基づいて、第2の施錠装置21bが施錠状態であるか否かを判定する。第2の施錠装置21bが施錠状態である場合にはステップS13に進む。第2の施錠装置21bが施錠状態でない場合、すなわち解錠状態である場合には、本処理を終了する。
【0030】
ステップS13では、タイマ53をセットし、タイマ53による計時を開始する。続いてステップS14に進む。
(【0031】以降は省略されています)

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