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公開番号2021142950
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210924
出願番号2020044293
出願日20200313
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人落合特許事務所
主分類B62D 25/07 20060101AFI20210827BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】効果的にルーフからドア口への雨水の滴り落ちを防止することができるドリップエンドキャップを提供する。
【解決手段】車両11は、サイドドアを収容するドア口の車体前後方向前端を仕切り、フロントガラス16の側縁に沿って段差19を形成し、段差19の下段でフロントガラス16の側縁を受けるフロントピラー14と、ドア口の上方で車体前後方向に延び、フロントピラー14の外表面上に配置され、車体前後方向前端で車体前後方向前方に開放される水路を形成するドリップガター21と、ドリップガター21の車体前後方向前端に装着されて、車体前後方向前方からドリップガター21を覆うドリップエンドキャップ23と、フロントピラー14の外表面およびドリップエンドキャップ23の間に挟まれて、フロントピラー14の外表面に接触しつつドリップガター21の車体前後方向前端の下方から段差19の上段19bの稜線19cまで延びるシール部材25とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
サイドドア(12)を収容するドア口(13)の車体前後方向前端を仕切り、フロントガラス(16)の側縁に沿って段差(19)を形成し、前記段差(19)の下段(19a)で前記フロントガラス(16)の側縁を受けるフロントピラー(14)と、
前記ドア口(13)の上方で車体前後方向に延び、前記フロントピラー(14)の外表面上に配置され、車体前後方向前端で車体前後方向前方に開放される水路を形成するドリップガター(21)と、
前記ドリップガター(21)の車体前後方向前端に装着されて、車体前後方向前方から前記ドリップガター(21)を覆うドリップエンドキャップ(23)と
を備える車両において、
前記フロントピラー(14)の外表面および前記ドリップエンドキャップ(23)の間に挟まれて、前記フロントピラー(14)の外表面に接触しつつ前記ドリップガター(21)の車両前後方向前端の下方から前記段差(19)の上段(19b)の稜線(19c)まで延びるシール部材(25)
を備えることを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両において、前記ドリップエンドキャップ(23)は、前記ドリップガター(21)の下方から前記ドリップガター(21)を覆う下壁(23b)と、前記下壁(23b)から下方に延び、前記シール部材(25)を保持しつつ前記シール部材(25)を外側から覆う延長壁(26)とを有することを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両において、前記ドリップガター(21)は、車体上下方向に延びる立ち壁(21a)を有し、前記立ち壁(21a)の上縁には、前記ドリップエンドキャップ(23)で覆われる範囲内で切り欠き(24)が形成され、前記ドリップエンドキャップ(23)は、前記ドリップガター(21)の上方から前記ドリップガター(21)を覆う上壁(23a)を有し、前記上壁(23a)の下向き面には前記切り欠き(24)に進入する突起(27)が形成されることを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項3に記載の車両において、前記上壁(23a)には、前記上壁(23a)に対し前記突起(27)の裏側で前記立ち壁(21a)の上縁から前記フロントピラー(14)の外表面に向かって延びる第1補強リブ(28)が形成されることを特徴とする車両。
【請求項5】
請求項4に記載の車両において、前記突起(27)の車体前後方向前端は前記第1補強リブ(28)の車体前後方向前端に位置合わせされることを特徴とする車両。
【請求項6】
請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両において、前記ドリップエンドキャップ23は、前記下壁(23b)から前記上壁(23a)に向けて直立し前記上壁(23a)に前記下壁(23b)を接続し、前記ドリップガター(21)の車体前後方向前方に配置される接続壁(29)を有し、前記上壁(23a)には、前記上壁(23a)に対し前記接続壁(29)の裏側で前記立ち壁(21a)の上縁から前記フロントピラー(14)の外表面に向かって延びる第2補強リブ(31)が形成されることを特徴とする車両。
【請求項7】
請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両において、前記下壁(23b)および前記上壁(23a)には、車体前後方向に相互にずれた位置で、前記立ち壁(21a)の上縁から前記フロントピラー(14)の外表面に向かって延びる内面リブ(32a、32b、32c)が形成されることを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドドアを収容するドア口の車体前後方向前端を仕切り、車体前後方向前端にフロントガラスの側縁に沿って段差を形成し、前記段差の下段で前記フロントガラスの側縁を受けるフロントピラーと、ドア口の上方で車体前後方向に延び、フロントピラーの外表面上に配置され、車体前後方向前端で車体前後方向前方に開放される水路を形成するドリップガターと、ドリップガターの車体前後方向前端に装着されて、車体前後方向前方からドリップガターを覆うドリップエンドキャップとを備える車両に関する。
続きを表示(約 5,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、サイドドアを収容するドア口の上方で車体前後方向に延びるドリップガター(ドリップレール)を開示する。ドリップガターは、ドア口の車体前後方向前端を仕切るフロントピラーの外表面上に位置する車体前後方向前端を有する。ドリップガターは、車体前後方向前端で前方に開放される水路を形成する。ドリップガターの車体前後方向前端にはドリップエンドキャップが装着される。ドリップエンドキャップはドリップガターからドアサッシュに向かって雨水を案内する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5−26751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車体のドア口はサイドドアで開閉される。乗降にあたってひとはドア口から室内空間に対して出入りする。ここで、特許文献1のようなドリップエンドキャップの構造では、雨水がドリップガターの前後端から垂れた場合、ドリップエンドキャップだけでは車両下方へ流れることを抑制できないので、ルーフから滴り落ちた雨水をひとが受けないようにすることには課題がある。
【0005】
本発明は、効果的にルーフからドア口への雨水の滴り落ちを防止することができるドリップエンドキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面によれば、本発明は、サイドドアを収容するドア口の車体前後方向前端を仕切り、フロントガラスの側縁に沿って段差を形成し、前記段差の下段で前記フロントガラスの側縁を受けるフロントピラーと、前記ドア口の上方で車体前後方向に延び、前記フロントピラーの外表面上に配置され、車体前後方向前端で車体前後方向前方に開放される水路を形成するドリップガターと、前記ドリップガターの車体前後方向前端に装着されて、車体前後方向前方から前記ドリップガターを覆うドリップエンドキャップとを備える車両において、前記フロントピラーの外表面および前記ドリップエンドキャップの間に挟まれて、前記フロントピラーの外表面に接触しつつ前記ドリップガターの車両前後方向前端の下方から前記段差の上段の稜線まで延びるシール部材を備える車両を提供する。
【0007】
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記ドリップエンドキャップは、前記ドリップガターの下方から前記ドリップガターを覆う下壁と、前記下壁から下方に延び、前記シール部材を保持しつつ前記シール部材を外側から覆う延長壁とを有する。
【0008】
第3側面によれば、第1または第2側面の構成に加えて、前記ドリップガターは、車体上下方向に延びる立ち壁を有し、前記立ち壁の上縁には、前記ドリップエンドキャップで覆われる範囲内で切り欠きが形成され、前記ドリップエンドキャップは、前記ドリップガターの上方から前記ドリップガターを覆う上壁を有し、前記上壁の下向き面には前記切り欠きに進入する突起が形成される。
【0009】
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記上壁には、前記上壁に対し前記突起の裏側で前記立ち壁の上縁から前記フロントピラーの外表面に向かって延びる第1補強リブが形成される。
【0010】
第5側面によれば、第4側面の構成に加えて、前記突起の車体前後方向前端は前記第1補強リブの車体前後方向前端に位置合わせされる。
【0011】
第6側面によれば、第3〜第5側面のいずれか1の構成に加えて、前記ドリップエンドキャップは、前記下壁から前記上壁に向けて直立し前記上壁に前記下壁を接続し、前記ドリップガターの車体前後方向前方に配置される接続壁を有し、前記上壁には、前記上壁に対し前記接続壁の裏側で前記立ち壁の上縁から前記フロントピラーの外表面に向かって延びる第2補強リブが形成される。
【0012】
第7側面によれば、第3〜第6側面のいずれか1の構成に加えて、前記下壁および前記上壁には、車体前後方向に相互にずれた位置で、前記立ち壁の上縁から前記フロントピラーの外表面に向かって延びる内面リブが形成される。
【発明の効果】
【0013】
第1側面によれば、ドリップガターの前端から流れ落ちる水は、シール部材に受け止められて、フロントピラーの車体前後方向前端に形成される段差の上段の稜線まで案内される。水は段差の上段から下段に流れ込みフロントガラスの下縁に向けてフロントガラスの側縁に沿って下向きに流れる。したがって、ドア口に向かって水が滴り落ちることを防止することができる。
【0014】
第2側面によれば、シール部材はフロントピラーではなくドリップエンドキャップに取り付けられるので、フロントピラーにシール部材が取り付けられる場合に比べてドリップエンドキャップは容易にドリップガターに取り付けられることができる。しかも、シール部材はドリップエンドキャップの延長壁で覆われることから、シール部材の露出は回避されることができ、良好な見栄えを実現することができる。
【0015】
第3側面によれば、切り欠きに弾性的に突起が嵌まり込むことでドリップガターからドリップエンドキャップの脱落は防止されることができる。ドリップガターの前端からドリップエンドキャップが装着される際には、上壁の弾性力に応じて突起はドリップガターの前端から切り欠きまで立ち壁の上縁上を移動することができる。こうしてドリップエンドキャップはドリップガターに容易に装着されることができ、取り付け作業の負担増を回避することができる。
【0016】
第4側面によれば、突起の位置で上壁の強度は高められることができる。したがって、上壁がフロントピラーの外表面側で開放されても切り欠きに対して突起の係り合いを良好に維持することができる。
【0017】
第5側面によれば、突起に良好に強度を付与することができる。
【0018】
第6側面によれば、ドリップエンドキャップがドリップガターに装着される際に、前方から押し込まれるドリップエンドキャップの接続壁がドリップガターの前端に衝突しても、強度の向上に伴ってドリップエンドキャップは衝撃に十分に耐えることができる。
【0019】
第7側面によれば、内面リブは前後方向に相互にずれて配置されることから、ドリップエンドキャップの成型にあたって上壁および下壁の間で金型を厚く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の一実施形態に係る車両の外観を概略的に示す斜視図である。
ドリップガターの前端およびドリップエンドキャップの拡大斜視図である。
ドリップガターの前端およびシール部材の拡大斜視図である。
図2の4−4線に沿った断面図である。
図4の5−5線に沿った断面図である。
フロントピラーの表面側から観察されるドリップエンドキャップの斜視図である。
図3に対応し、雨水の流れを示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動四輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係る車両を概略的に示す。車両11は、サイドドア12を収容するドア口13を区画して、ドア口13の前端を仕切るフロントピラー14を有する左右のサイドパネル15と、左右のサイドパネル15の上端を相互に接続して、フロントガラス16の上縁およびリアゲート17の上縁を仕切るルーフ18とを備える。フロントピラー14はフロントガラス16とドア口13とを隔てる。フロントピラー14はフロントガラス16の側縁に沿って後ろ上がりに傾斜する。
【0023】
個々のサイドパネル15とルーフ18との境界にはドリップガター21が配置される。ドリップガター21は、ドア口13の上方で車体前後方向に水平方向に延びる。ドリップガター21は、ルーフ18の下端から外向きに立ち上がってルーフ18の外表面に向き合わせられる立ち壁21aを備える。ドリップガター21は、立ち壁21aとルーフ18の外表面との間に水路を形成する。ドリップガター21は、サイドパネル15とルーフ18との間に挟まれて固定される金属板から成型されることができる。
【0024】
図2に示されるように、フロントピラー14の前端にはフロントガラス16の側縁に沿って段差19が形成される。段差19の下段19aにフロントガラス16の側縁は受け止められる。段差19は、フロントピラー14の外表面を形成する上段19bの稜線19cから沈み込むように形成される。上段19bおよび下段19aを接続する段差面19dはフロントガラス16の外周に向き合わせられる。段差面19dは、上段19bの稜線19cから沈み込むにつれてフロントガラス16の側縁に近づく斜面で形成される。
【0025】
フロントガラス16の側縁にはガーニッシュ22が取り付けられる。ガーニッシュ22は段差19の上段19bの稜線19cに沿って延びる。ガーニッシュ22には、段差19の上段19bの稜線19cに合わせられる縁に沿って、段差19の段差面19dとの間に溝を形成する窪み22aが形成される。
【0026】
ドリップガター21の前端には、前方からドリップガター21を覆うドリップエンドキャップ23が装着される。ドリップエンドキャップ23は、立ち壁21aの上縁からフロントピラー14の外表面に向かって広がって、上方からドリップガター21を覆う弾性体の上壁23aと、下方からドリップガター21を覆う下壁23bと、上壁23aに下壁23bを接続し、ドリップガター21の立ち壁21aを側方から覆う側壁23cとを有する。側壁23cは上壁23aおよび下壁23bの前端を回り込んでフロントピラー14の外表面に至る。
【0027】
図3に示されるように、ドリップガター21の前端とフロントピラー14の外表面の稜線19cとの間には距離Dsが確保される。したがって、ドリップガター21は、フロントピラー14の外表面上に位置する前端で前方に開放される水路を形成する。ドリップガター21の立ち壁21aは、フロントピラー14の外表面から上向きに立ち上がってフロントピラー14の外表面に向き合わせられる位置まで連続する。立ち壁21aの上縁には、ドリップエンドキャップ23で覆われる範囲内で切り欠き24が形成される。
【0028】
フロントピラー14の外表面およびドリップエンドキャップ23の間には、フロントピラー14の外表面に接触しつつドリップガター21の前端の下方からフロントピラー14の段差19の稜線19cまで延びるシール部材25が挟まれる。シール部材25は、ドリップガター21の下方から稜線19cまでフロントピラー14の外表面に密着することでドリップガター21の下方から稜線19cに至る水路を形成する。ドリップエンドキャップ23は、下壁23bから下方に延び、シール部材25を保持しつつシール部材25を外側から覆う延長壁26を有する。図4に示されるように、延長壁26の下端はフロントピラー14の外表面に接する。シール部材25は例えば樹脂材から成型される弾性体であればよい。シール部材25は例えば延長壁26の内壁面に接着されて固定されればよい。
【0029】
図5に示されるように、ドリップエンドキャップ23は、上壁23aの下向き面に形成されて切り欠き24に進入する突起27を有する。突起27は、例えばフロントピラー14の外表面に直交する姿勢で立ち壁21aの上縁からフロントピラー14の外表面に向かって棒状に延びればよい。突起27は、ドリップガター21の進入を受け入れる開放端から遠ざかるにつれて上壁23aの下向き面から下方に盛り上がる傾斜面27aと、傾斜面27aの下端から垂直方向に上向きに仕切られる規制面27bとを有する。上壁23aの弾性力に応じて突起27が切り欠き24に進入すると、規制面27bは切り欠き24の一端に係り合ってドリップガター21に対して脱落方向にドリップエンドキャップ23の変位を規制する。
【0030】
図6に示されるように、ドリップエンドキャップ23の上壁23aには、突起27の裏側で立ち壁21aの上縁からフロントピラー14の外表面に向かって延びる第1補強リブ28が形成される。第1補強リブ28は、フロントピラー14の外表面に直交する姿勢の棒状に形成されればよい。突起27の前端(規制面27b)は第1補強リブ28の前端に位置合わせされる。
(【0031】以降は省略されています)

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