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公開番号2021142942
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210924
出願番号2020044160
出願日20200313
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20210827BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の前部を、充電コネクタの連結時や離脱時に充電口の周囲の剛性を確保し得、且つ走行時に衝突エネルギを十分に緩和可能なものとする。
【解決手段】車両10のフロントコンパートメント22には、充電口74が設けられたコネクタ受部(32)と、フロントバルクヘッド30とが収納される。コネクタ受部は、可動部材(36)に支持される。この可動部材が稼働することにより、コネクタ受部が、フロントバルクヘッド30よりも後方の格納位置50から前方の充電位置52に、又はその逆方向に移動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
充電装置の充電コネクタが接続される充電口が設けられたコネクタ受部をフロントコンパートメントに収納した車両において、
前記フロントコンパートメントに収納されるフロントバルクヘッドと、
前記フロントコンパートメントに収納されて前記コネクタ受部を支持するとともに、該コネクタ受部を、前記フロントバルクヘッドよりも車体後方の格納位置から車体前方の充電位置に、又はその逆方向に移動させる可動部材と、
を備える車両。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両において、前記可動部材が、前記フロントコンパートメント内に設けられた支持部に支持された部位を中心として回動可能であり、且つ前記コネクタ受部が前記可動部材の先端に支持された車両。
【請求項3】
請求項2記載の車両において、前記可動部材の回動中心が前記フロントバルクヘッドの上端よりも下方であり、且つ前記可動部材に、前記コネクタ受部が格納位置にあるときに下方に折曲した折曲部が設けられている車両。
【請求項4】
請求項2又は3記載の車両において、前記可動部材の回動中心が前記フロントバルクヘッドよりも後方である車両。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両において、車幅方向に沿って延在する梁部材を備え、前記コネクタ受部が前記格納位置に配置されているとき、前記梁部材が前記コネクタ受部又は前記可動部材を支持する車両。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両において、前記フロントコンパートメントを開放又は閉塞するフロントリッドを備え、前記充電位置が、前記コネクタ受部の前記充電口に前記充電コネクタが連結された状態で、前記フロントリッドで前記フロントコンパートメントを閉塞することが可能な位置に設定された車両。
【請求項7】
請求項6記載の車両において、前記充電位置がフロントグリルに設定された車両。
【請求項8】
請求項7記載の車両において、前記フロントグリルに開閉可能に設けられ、前記充電位置に配置された前記コネクタ受部を、開状態であるときに露呈させる一方、閉状態であるときに遮蔽する扉部材を備える車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電装置の充電コネクタが接続される充電口が設けられたコネクタ受部を備える車両に関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
周知の通り、電動車両を構成する車体には、モータと、該モータに電力を供給するバッテリが搭載される。すなわち、バッテリから供給された電力によってモータが付勢され、これにより得られた推力で走行輪が回転する結果、電動車両が走行する。バッテリの容量が低下すると、モータを付勢すること、ひいては電動車両の走行を継続することが困難となる。従って、このような場合、電動車両のユーザは、充電ステーション等でバッテリに対して充電を行う必要がある。
【0003】
特許文献1には、コネクタ受部に設けられた充電口を車両の前部に配設することが開示されている。充電口は、充電時以外は蓋部材で遮蔽され、充電時には蓋部材が開状態となることで露呈する。この露呈した充電口に対し、充電装置を構成する充電ガン(特許文献1の図7における参照符号67を参照)のコネクタ部が連結される。なお、蓋部材は、フロントリッドとは別体の部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5018830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両の場合、不測の事態によって走行中に障害物が前部に衝突することがあり得る。このため、障害物が歩行者である場合には歩行者、さらには、乗員に対する障害値を可及的に低減することが求められる。このような理由から、車両の前部は衝突エネルギを緩和(吸収)し得る構造であることが望ましい。その一方で、コネクタ受部を支持した部材には、コネクタ部が連結する際又は離脱する際の衝撃に耐え得る程度の剛性が必要とされる。しかしながら、剛性が大きな前部では、衝突エネルギを緩和することが容易ではない。
【0006】
このように、充電口を車両の前部に配設する場合、剛性の確保と、衝突エネルギの緩和という相反する特性を両立させる必要がある。特許文献1には特段の言及がないものの、これを具現化するためには、車体に対するコネクタ受部の取付構造が相当に複雑となる。すなわち、車両の前部を、剛性を確保し得るとともに衝突エネルギを緩和可能な構成とすることは容易ではない。
【0007】
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、充電コネクタの連結時や離脱時に充電口の周囲の剛性を確保し得、その一方で、走行時には衝突エネルギを十分に緩和することが可能な前部を備える車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、充電装置の充電コネクタが接続される充電口が設けられたコネクタ受部をフロントコンパートメントに収納した車両において、
前記フロントコンパートメントに収納されるフロントバルクヘッドと、
前記フロントコンパートメントに収納されて前記コネクタ受部を支持するとともに、該コネクタ受部を、前記フロントバルクヘッドよりも車体後方の格納位置から車体前方の充電位置に、又はその逆方向に移動させる可動部材と、
を備える車両が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、充電部となるコネクタ受部を可動部材によって移動させることが可能であるので、充電時とそれ以外のときとでコネクタ受部の位置を相違させることができる。すなわち、コネクタ受部を、走行時には車体後方、充電時には車体前方とすることが可能である。従って、走行時には車両の前部にコネクタ受部が位置していないので衝突エネルギを十分に緩和することができる。その一方で、充電時や充電終了時には充電口に対する充電コネクタの連結又は離脱に耐え得る剛性を十分に確保することができる。
【0010】
従って、車両の前部を、剛性が常時高く、且つ衝突エネルギを常時緩和し得るという相反する特性を兼ね備えた構成とする必要がない。このため、前部を簡素な構成とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施の形態に係る車両の前部概略斜視図である。
図1の車両の前部概略平面図である。
図1の車両の前部概略縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る車両につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下における「左」、「右」、「前」、「後」、「下」及び「上」は、車両の運転席に着座したユーザの左方、右方、前方、後方、下方及び上方を指称する。また、「ユーザ」には、運転者のみならず、車両の同乗者や充電作業者等が含まれる。
【0013】
図1〜図3は、それぞれ、本実施の形態に係る車両10の前部概略斜視図、前部概略平面図、前部概略縦断面図である。この車両10は、図示しない車室よりも前部に、ダッシュパネル12、左フェンダ14、右フェンダ16、フロントグリル18、梁部材としてのクロスビーム20(図2及び図3参照)によって区画されるフロントコンパートメント22を有する。フロントコンパートメント22は、フロントリッド24が回動することによって閉塞状態又は開放状態となる。
【0014】
すなわち、フロントリッド24がフロントグリル18に最近接して図示しないロックフックに掛止されたときには、図1及び図3に示す閉塞状態である。一方、フロントリッド24が前記ロックフックの拘束から解放されて車室側に回動されたときが開放状態である。このように、フロントリッド24は、フロントコンパートメント22を開閉する蓋部材としての役割を果たす。なお、図2ではフロントリッド24を省略している。
【0015】
クロスビーム20は、左フェンダ14、右フェンダ16の下方に位置し且つ車両10の前後方向に沿って延在する左右のフロントサイドメンバー(図示せず)に橋架され、車幅方向に沿って延在する。その一方で、図2及び図3に示すように、フロントコンパートメント22内には、フロントバルクヘッド30やレセプタクル32等が収納される。クロスビーム20の大部分は、ダッシュパネル12の前面とフロントバルクヘッド30の後端との間に位置する。
【0016】
クロスビーム20の上面には、電装部品34が位置決め固定される。該電装部品34は、充電機、DC−DCコンバータ及びジャンクションボックス等を内部に収容しており、充電口44(後述)を通して供給される電力は、電装部品34を介して図示しないバッテリを充電する。該電装部品34は、充電機、DC−DCコンバータ及びジャンクションボックス等を内部に収納しており、充電口74(後述)を通して供給される電力は、電装部品34を介して図示しないバッテリを充電する。
【0017】
また、クロスビーム20の上面において、電装部品34よりも右方には、後述する可動アーム36を受ける受ブラケット38が設けられる。この受ブラケット38に、可動アーム36を位置決め固定(ロック)するためのストッパを設けるようにしてもよい。
【0018】
車両10は、モータを走行駆動力発生源とする電動車であり、その好適な例としては電気自動車が挙げられる。モータは、例えば、クロスビーム20の下面に位置決め固定される。
【0019】
図3に示すように、フロントバルクヘッド30の後面には、車室側(後方)に向かうにつれて若干上昇するように傾斜した支持ブラケット40が支持部として設けられる。該支持ブラケット40には、回動軸42を介して可動アーム36(可動部材)の一端が回動可能に支持される。以下、この支持された一端を「回動端」とも表記する。すなわち、回動軸42は可動アーム36の回動中心である。回動軸42、換言すれば、可動アーム36の回動中心の高さ位置は、フロントバルクヘッド30の上端よりも下方で且つフロントバルクヘッド30よりも後方に設定される。
【0020】
可動アーム36の、支持一端と反対側である先端には、コネクタ受部であるレセプタクル32が保持される。すなわち、可動アーム36は保持部材としての役割を兼ねる。以下、レセプタクル32を保持した先端を「保持端」とも表記する。可動アーム36は、回動端から保持端に向かう途中の2箇所で傾斜するように折曲されている。すなわち、可動アーム36には第1屈曲部44、第2屈曲部46(いずれも折曲部)が設けられている。レセプタクル32が格納位置50(後述)にあるとき、可動アーム36は、第1屈曲部44及び第2屈曲部46によってフロントリッド24から離間する方向、すなわち、下方に折れ曲がっている(図3参照)。
【0021】
保持端に保持されたレセプタクル32は、可動アーム36が回動軸42を中心として回動することに伴い、車両10の後方(車体後方)の格納位置50から前方(車体前方)の充電位置52に向かって、又はその逆方向に移動する。レセプタクル32は、前記バッテリに対して充電を行うときには充電位置52に配置され、それ以外のときには格納位置50に配置される。すなわち、例えば、車両10が走行している最中では、レセプタクル32は格納位置50に配置される。
【0022】
前記受ブラケット38は、レセプタクル32が格納位置50まで移動したときに可動アーム36の第2屈曲部46の近傍を支持する。この支持により、格納位置50にあるレセプタクル32及び可動アーム36が安定する。前記ストッパによって可動アーム36をロックすることにより、安定度が一層向上する。
【0023】
レセプタクル32を充電位置52に移動するべく可動アーム36を回動させたとき、可動アーム36はフロントバルクヘッド30の上面に載置される。また、可動アーム36の先端は、フロントグリル18に形成された係合凹部56に係合される。すなわち、この場合、充電位置52はフロントグリル18に設定される。また、前記の載置及び係合により、充電位置52にあるレセプタクル32及び可動アーム36が安定する。可動アーム36の安定性をさらに向上させるべく、バルクヘッド30の上面に可動アーム36を位置決め固定するロック機構を設けるようにしてもよい。
【0024】
係合凹部56には、扉部材60が開閉可能に設けられる。すなわち、扉部材60は、下端を回動中心とし、上部がフロントグリル18に対して接近又は離間するように回動することが可能である。上端にはフックが設けられており、該フックがフロントグリル18に掛止されることで扉部材60が閉位置に保持される。ユーザが扉部材60を指等で押圧するとフックがフロントグリル18から離脱し、下端を中心として扉部材60を回動させることが可能となる。このような構成は周知であり、従って、詳細な図示は省略している。
【0025】
フックがフロントグリル18に掛止されているときには扉部材60は閉位置であり、充電位置52のレセプタクル32が扉部材60に遮蔽される。また、扉部材60は、フックがフロントグリル18から離脱し、下端を中心として回動されると開位置となる。このとき、充電位置52のレセプタクル32が露呈する。
【0026】
レセプタクル32は、図3に示す充電コネクタ70のコネクタ部72が連結される充電口74を有する。充電口74には、コネクタ部72に設けられた給電用雄端子や情報信号用雄端子等が差し込まれる給電用雌端子、情報信号用雌端子等が設けられる。このような構成は周知であることから、詳細な図示や説明は省略する。
【0027】
充電口74は、レセプタクル32が格納位置50にあるときには下方を臨む。これに対し、可動アーム36が回動してレセプタクル32が充電位置52に移動したとき、充電口74は、係合凹部56内で上方を臨む。
【0028】
レセプタクル32の後端部には、ハーネス76が連なる。該ハーネス76は、可動アーム36に沿って架け渡され、回動軸42の近傍から電装部品34に向かうように配策されている。このため、ハーネス76は、回動軸42の近傍からレセプタクル32に至るまでの部位が可動アーム36の回動に追従して回動する。
【0029】
充電コネクタ70は、図示しない電力供給部とともに充電装置を構成する。いわゆるガン形状をなす充電コネクタ70の先端には、上記したように給電用雄端子や情報信号用雄端子等を備えるコネクタ部72が設けられる。その一方で、充電コネクタ70の他端には、ユーザが把持するハンドル部78が設けられる。電力供給部とコネクタ部72は、ハンドル部78に設けられたケーブル80を介して電気的に接続される。
【0030】
本実施の形態に係る車両10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
(【0031】以降は省略されています)

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