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公開番号2021142887
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210924
出願番号2020043003
出願日20200312
発明の名称制御装置
出願人株式会社アイシン
代理人特許業務法人R&C
主分類B60W 20/10 20160101AFI20210827BHJP(車両一般)
要約【課題】第1車輪及び第2車輪の総駆動力の急激な低下を伴わないような第1変速機及び第2変速機のダウンシフト動作を行いやすい技術を実現する。
【解決手段】制御装置は、第1車輪及び第2車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態で、第1変速機TM1の変速比を第1変速比から変更する第1ダウンシフトの動作制御と、第2変速機TM2の変速比を変更する第2ダウンシフトの動作制御とを実行する場合に、変速調整制御を実行する。変速調整制御は、第1ダウンシフトの動作開始後の、第1変速機TM1の入力回転速度N1が第1変速比に応じた回転速度N1bよりも高い状態で、内燃機関EGにトルクを出力させつつ第1回転電機MG1に発電させる回生制御を実行し、回生制御の実行中に、第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機TM2の入力回転速度N2の上昇を行う制御である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関及び第1回転電機と第1車輪とを結ぶ第1動力伝達経路に、変速比を変更可能な第1変速機を備え、第2回転電機と第2車輪とを結び且つ前記第1動力伝達経路とは分離した第2動力伝達経路に、変速比を変更可能な第2変速機を備えた車両用駆動装置を制御対象とする制御装置であって、
前記第1車輪及び前記第2車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態で、前記第1変速機の変速比を第1変速比から前記第1変速比より大きい第2変速比に変更する第1ダウンシフトの動作制御と、前記第2変速機の変速比を第3変速比から前記第3変速比より大きい第4変速比に変更する第2ダウンシフトの動作制御とを実行する場合に、変速調整制御を実行し、
前記変速調整制御は、前記第1ダウンシフトの動作開始後の、前記第1変速機の入力回転速度が前記第1変速比に応じた回転速度よりも高い状態で、前記内燃機関にトルクを出力させつつ前記第1回転電機に発電させる回生制御を実行し、前記回生制御の実行中に、前記第2ダウンシフトの動作を進行させるための前記第2変速機の入力回転速度の上昇を行う制御である、制御装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1回転電機及び前記第2回転電機は、蓄電装置に電気的に接続され、
前記第2変速機の入力回転速度を、規定時間で、前記第3変速比に応じた変速前回転速度から前記第4変速比に応じた変速後回転速度まで上昇させるために必要となる必要電力を、前記蓄電装置から前記第2回転電機に供給することができないことを条件に、前記変速調整制御を実行する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2車輪に前記第2回転電機の側から伝達することが要求されるトルクに応じた前記第2回転電機のトルクに、前記第2変速機の入力回転速度を前記規定時間で前記変速前回転速度から前記変速後回転速度まで上昇させるためのイナーシャトルクを加算したトルクを、基準トルクとして、
前記基準トルクと前記変速後回転速度との積が、前記蓄電装置の前記第2回転電機への出力制限値を超える場合に、前記必要電力を前記蓄電装置から前記第2回転電機に供給することができないと判定する、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記変速調整制御では、前記第1変速機の入力回転速度が前記第2変速比に応じた回転速度まで上昇した後に、前記回生制御を開始し、前記回生制御の開始に合わせて、前記第2変速機の入力回転速度の前記第3変速比に応じた回転速度からの上昇を開始させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記変速調整制御では、前記回生制御の実行中に、前記第2変速機の入力回転速度を前記第3変速比に応じた回転速度から前記第4変速比に応じた回転速度まで上昇させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関及び第1回転電機と第1車輪とを結ぶ動力伝達経路に変速比を変更可能な第1変速機を備え、第2回転電機と第2車輪とを結ぶ動力伝達経路に変速比を変更可能な第2変速機を備えた車両用駆動装置を制御対象とする制御装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
第1駆動力源と第1車輪とを結ぶ動力伝達経路に変速比を変更可能な第1変速機を備え、第2駆動力源と第2車輪とを結ぶ動力伝達経路に変速比を変更可能な第2変速機を備えた車両用駆動装置の一例が、特開2011−51460号公報(特許文献1)に開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1の車両用駆動装置は、前輪(111,113)を第1車輪とし、後輪(121,123)を第2車輪とする車両用駆動装置であり、第1駆動力源としてのエンジン(101)と、第1変速機としてのトランスミッション(103)と、第2駆動力源としてのモータ/ジェネレータ(5)と、第2変速機としてのプラネタリーギヤ機構(7)と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011−51460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、変速機のダウンシフト動作時には、一般に、変速機の入力回転速度を上昇させる期間において、変速機の入力回転速度を変化させるためのイナーシャトルクの分、変速機の側から車輪に伝達されるトルクが低下して、車輪の駆動力が低下する。車輪の駆動力の急激な低下は、駆動力抜けを運転者に感じさせるため、特にダウンシフト動作がオンダウンシフト動作(車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態でのダウンシフト動作)である場合には、車輪の駆動力の急激な低下を伴わないようにダウンシフト動作を行えることが望ましい。上記のように第1変速機及び第2変速機を備えた車両用駆動装置においては、第1車輪及び第2車輪の総駆動力の急激な低下を伴わないようにダウンシフト動作を行えることが望ましいが、特許文献1にはこの点についての記載はない。
【0005】
そこで、第1車輪及び第2車輪の総駆動力の急激な低下を伴わないような第1変速機及び第2変速機のダウンシフト動作を行いやすい技術の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る制御装置は、内燃機関及び第1回転電機と第1車輪とを結ぶ第1動力伝達経路に、変速比を変更可能な第1変速機を備え、第2回転電機と第2車輪とを結び且つ前記第1動力伝達経路とは分離した第2動力伝達経路に、変速比を変更可能な第2変速機を備えた車両用駆動装置を制御対象とする制御装置であって、前記第1車輪及び前記第2車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態で、前記第1変速機の変速比を第1変速比から前記第1変速比より大きい第2変速比に変更する第1ダウンシフトの動作制御と、前記第2変速機の変速比を第3変速比から前記第3変速比より大きい第4変速比に変更する第2ダウンシフトの動作制御とを実行する場合に、変速調整制御を実行し、前記変速調整制御は、前記第1ダウンシフトの動作開始後の、前記第1変速機の入力回転速度が前記第1変速比に応じた回転速度よりも高い状態で、前記内燃機関にトルクを出力させつつ前記第1回転電機に発電させる回生制御を実行し、前記回生制御の実行中に、前記第2ダウンシフトの動作を進行させるための前記第2変速機の入力回転速度の上昇を行う制御である。
【0007】
本構成によれば、第1車輪及び第2車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態で、第1ダウンシフトの動作制御と第2ダウンシフトの動作制御とを実行する場合に、第1変速機の入力回転速度が第1変速比に応じた回転速度から回生制御が実行される回転速度まで上昇する期間(以下、「第1期間」という)において、第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機の入力回転速度の上昇が行われないようにすることができる。すなわち、第1期間では、第1車輪の駆動力がイナーシャトルクに起因して低下し得るが、本構成によれば、第2車輪の駆動力の低下を伴い得る第2変速機の入力回転速度の上昇が、第1期間において行われないようにすることができる。これにより、第1期間において第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機の入力回転速度の上昇が行われる場合に比べて、第1車輪及び第2車輪の総駆動力が第1期間において急激に低下しないようにすることが容易となっている。
【0008】
更に、本構成では、第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機の入力回転速度の上昇が、回生制御の実行中に行われる。第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機の入力回転速度の上昇が行われる期間(以下、「第2期間」という)での、イナーシャトルクに起因する第2車輪の駆動力の低下は、第2回転電機の出力トルクを増大させることで抑制できるが、蓄電装置の出力制限を超えるために第2回転電機の出力トルクを増大させることができない場合がある。しかし、本構成によれば、回生制御により発電された電力を用いて、蓄電装置の出力制限を超える電力を第2回転電機に供給して、第2回転電機の出力トルクを増大させることが可能となる。そのため、第2ダウンシフトの動作を進行させるための第2変速機の入力回転速度の上昇が、回生制御の実行中に行われない場合に比べて、第2期間における第2車輪の駆動力を大きく確保しやすくなっている。
【0009】
なお、回生制御の実行中は、第1回転電機が負トルク(回生トルク)を出力することに応じて第1車輪の駆動力が低下するが、回生制御は、第1変速機の入力回転速度が第1変速比に応じた回転速度よりも高い状態で実行される。第1変速機の入力回転速度が高い分、第1回転電機が出力する負トルクの絶対値を小さく抑えることができる。そのため、回生制御を実行することによる第1車輪の駆動力の低下量を、第2回転電機の出力トルクを増大させることによる第2車輪の駆動力の増大量よりも小さくすることが容易となっており、第2期間においても、第1車輪及び第2車輪の総駆動力が急激に低下しないようにすることが容易となっている。
【0010】
以上のように、本構成では、第1車輪及び第2車輪の総駆動力の急激な低下を伴わないような第1変速機及び第2変速機のダウンシフト動作を行いやすくなっている。なお、本構成によれば、第1車輪及び第2車輪に前進加速方向のトルクが伝達されている状態で、第1変速機の第1ダウンシフトの動作制御と第2変速機の第2ダウンシフトの動作制御とを実行する場合に、比較的早期の段階で、第1変速機の入力回転速度を第1変速比に応じた回転速度から上昇させ、これに応じて内燃機関の回転速度も上昇させることができる。よって、比較的早期の段階で内燃機関の駆動音を変動させることができ、運転者に良好な運転フィーリングを与えることも可能となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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