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公開番号2021139213
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210916
出願番号2020039284
出願日20200306
発明の名称ユニット建物
出願人トヨタホーム株式会社
代理人特許業務法人太陽国際特許事務所
主分類E04H 1/04 20060101AFI20210820BHJP(建築物)
要約【課題】張出部が設けられた建物本体において設計の自由度を向上させることが可能となるユニット建物を得る。
【解決手段】ユニット建物10の2階部分16に張出部18が設けられ、張出部18の下方側に下部空間28が設けられている。この下部空間28の一部を成す外壁部20に勝手口30が設けられ、勝手口30を介して、ユニット建物10の屋内空間32と当該下部空間28とが連通可能とされる。ここで、当該屋内空間32をキッチン34とし、当該下部空間28をゴミの仮置き場とする。このように、勝手口30を介して、キッチン34と仮ゴミ置き場を繋げることで、家事動線を短くすることが可能となる。また、当該下部空間28をガレージ以外に利用することで、張出部18をユニット建物10のファサード面に設ける必要はなくなる。その結果、設計の自由度を向上させることが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数階で構成された建物本体において、上階に設けられると共に、建物外壁から張り出して片持ち構造とされ、居住空間又は非居住空間の一部を成す張出部と、
前記張出部の下方側に設けられ、前記張出部の下面と当該張出部の下方側の建物外壁とを含んで構成される下部空間と、
前記下部空間を含む建物外壁に設けられ、当該下部空間と屋内空間とを連通させる勝手口と、
を有するユニット建物。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記張出部は、建物北側又は建物西側に設けられている請求項1に記載のユニット建物。
【請求項3】
前記屋内空間は、キッチン又はサニタリーを含んでいる請求項1又は請求項2に記載のユニット建物。
【請求項4】
前記下部空間には、前記建物本体の敷地外から当該下部空間内を遮蔽する遮蔽部がさらに設けられている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のユニット建物。
【請求項5】
前記遮蔽部は、高さ方向の上端部が前記張出部に到達する高さとなるように設定されている請求項4に記載のユニット建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニット建物に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユニット建物にガレージを形成する場合に、ガレージユニットの上階に積層された建物ユニットの隣に拡張ユニットが設置された技術が開示されている。この先行技術では、当該拡張ユニットが建物ユニットに対してオーバーハング(張り出す)されることによって、当該拡張ユニットの下方空間をガレージの一部とし、当該拡張ユニットがガレージの開口部の一部を構成している。
【0003】
これにより、先行技術では、ガレージを形成するのに必要なガレージユニットの数を低減しつつ、ガレージ内に車両を完全に収容することができ、車両を雨や埃等から保護することができるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6−146418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記先行技術では、拡張ユニットの下方空間は、ガレージとして利用することを想定しているため、拡張ユニットはファサード面に設けられることとなり、設計の自由度が小さくなる。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、張出部が設けられた建物本体において設計の自由度を向上させることが可能となるユニット建物を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係るユニット建物は、複数階で構成された建物本体において、上階に設けられると共に、建物外壁から張り出して片持ち構造とされ、居住空間又は非居住空間の一部を成す張出部と、前記張出部の下方側に設けられ、前記張出部の下面と当該張出部の下方側の建物外壁とを含んで構成される下部空間と、前記下部空間を含む建物外壁に設けられ、当該下部空間と屋内空間とを連通させる勝手口と、を有している。
【0008】
第1の態様に係るユニット建物では、張出部と、下部空間と、勝手口と、を備えている。
【0009】
張出部は、複数階で構成された建物本体の上階に設けられると共に、建物外壁から張り出して片持ち構造とされており、居住空間又は非居住空間の一部を成している。このように、張出部が居住空間又は非居住空間の一部を成すことで、狭小住宅の場合において、何れにしても居住空間を増やすことができる。
【0010】
一方、下部空間は、張出部の下方側に設けられており、張出部の下面と当該張出部の下方側の建物外壁とを含んで構成されている。また、勝手口は、当該下部空間の一部を成す建物外壁に設けられており、当該下部空間と屋内空間とを連通可能としている。
【0011】
このように、ユニット建物の建物本体に設けられた張出部によって形成された下部空間の一部を成す建物外壁に勝手口を設けることによって、当該勝手口を介して、ユニット建物の屋内空間と当該下部空間とを繋げることが可能となる。
【0012】
例えば、当該張出部の下方側に設けられた下部空間と繋がる屋内空間がキッチンの場合、当該下部空間をゴミの仮置き場として利用してもよい。つまり、当該下部空間をガレージ以外に利用することが可能となる。当該張出部の下方側に設けられた下部空間をガレージとして利用する場合、当該下部空間は道路側に設ける必要があり、張出部は必然的にユニット建物のファサード面に設けられることとなる。
【0013】
しかしながら、本態様では、前述のように、当該下部空間をガレージ以外に利用することが可能となるため、張出部は必ずしもユニット建物のファサード面に設ける必要はなくなる。したがって、本態様では、張出部をユニット建物のファサード面に設けるという制約がなくなり、設計の自由度を向上させることが可能となる。
【0014】
ここで、本態様において、「上階」は、建物本体の2階部分が好ましいが、「上階」には、建物本体の2階部分以外に、建物本体の1.5階部分等も含まれる。また、「非居住空間」として、例えば、洗面室、脱衣室、廊下、玄関、トイレ等が挙げられる。
【0015】
また、本態様における「下部空間」は、屋外空間に設けられているが、当該下部空間はユニット建物を構成する一部とされる。なお、本態様では、ユニット建物の敷地内において、建物本体の外側(屋外)に設けられた構造物(例えば、塀、柵、庭、物置等)についてもユニット建物に含まれる。
【0016】
第2の態様に係るユニット建物は、第1の態様に係るユニット建物において、前記張出部は、建物北側又は建物西側に設けられている。
【0017】
第2の態様に係るユニット建物では、張出部は、建物北側又は建物西側に設けられている。本態様では、張出部をユニット建物のファサード面に設けるという制約がないため、当該張出部を建物北側又は建物西側に設けることができる。
【0018】
第3の態様に係るユニット建物は、第1の態様又は第2の態様に係るユニット建物において、前記屋内空間は、キッチン又はサニタリーを含んでいる。
【0019】
第3の態様に係るユニット建物では、張出部によって形成された下部空間の下方側の建物外壁に設けられた勝手口を介して、下部空間と連通する屋内空間は、キッチン又はサニタリーを含んでいる。
【0020】
ここで、例えば、屋内空間がキッチンの場合、当該下部空間をゴミの仮置き場として利用してもよい。また、屋内空間がサニタリー、例えば、洗濯機が設置された脱衣場の場合、当該下部空間を洗濯物の干し場として利用してもよい。すなわち、本態様では、家事動線を短くすることが可能となり、これにより、家事効率を向上させることが可能となる。
【0021】
第4の態様に係るユニット建物は、第1の態様〜第3の態様の何れか1の態様に係るユニット建物において、前記下部空間には、前記建物本体の敷地外から当該下部空間内を遮蔽する遮蔽部がさらに設けられている。
【0022】
第4の態様に係るユニット建物では、張出部によって形成された下部空間に遮蔽部が設けられており、当該遮蔽部によって建物本体の敷地外から当該下部空間内を遮蔽可能としている。
【0023】
第5の態様に係るユニット建物は、第4の態様に係るユニット建物において、前記遮蔽部は、高さ方向の上端部が前記張出部に到達する高さとなるように設定されている。
【0024】
第5の態様に係るユニット建物では、遮蔽部は、高さ方向の上端部が張出部に到達する高さとなるように設定されており、張出部によって形成された下部空間が高さ方向の全域に亘って遮蔽されている。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、本態様に係るユニット建物は、張出部が設けられた建物本体において設計の自由度を向上させることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本実施の形態に係るユニット建物の側面図である。
図1に示すユニット建物の1階部分を部分的に示す平面図である。
変形例1としてのユニット建物の要部を示す正面図である。
図3に示すユニット建物の1階部分を部分的に示す平面図である。
(A)は、変形例2としてのユニット建物の要部を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すユニット建物の1階部分を部分的に示す平面図である。
(A)は、変形例3としてのユニット建物の要部を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すユニット建物の1階部分を部分的に示す平面図である。
(A)は、衝立を示す斜視図であり、(B)は、棚を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を用いて、本発明の一実施の形態に係るユニット建物について説明する。
<ユニット建物の構成>
まず、本実施の形態に係るユニット建物の構成について説明する。
【0028】
図1には、本実施の形態に係るユニット建物10の側面図が示されている。図1に示されるように、ユニット建物(建物本体)10は、鉄骨によって枠組みされた鉄骨ラーメン構造の躯体で構成された複数の建物ユニット12が縦横に配列して形成された2階建てとされており、下階部分(以下、「1階部分」という)14と、上階部分(以下、「2階部分」という)16と、を含んで構成されている。
【0029】
当該ユニット建物10の1階部分14は、図示しない基礎の上に当該1階部分14を構成する建物ユニット12Aが組み付けられており、ユニット建物10の2階部分16は、当該建物ユニット12Aの上方側に当該2階部分16を構成する建物ユニット12Bが組み付けられている。
【0030】
なお、本実施形態のユニット建物10は、説明を分かりやすくするために1階部分14及び2階部分16に単一の建物ユニット12A、12Bが組み付けられているが、建物ユニットの個数は適宜変更可能とされる。
(【0031】以降は省略されています)

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