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公開番号2021138281
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210916
出願番号2020037744
出願日20200305
発明の名称車体
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人落合特許事務所
主分類B62D 25/04 20060101AFI20210820BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】シートベルトアンカーに作用する引っ張り荷重を良好に支持し、しかも、良好に乗り心地を調整することができる車体を提供する。
【解決手段】車体12は、ピラーインナー23aおよびピラーインナー23aに結合されるピラーアウター23bで閉断面を形成し、リアゲートで開閉される開口19の左右縁を仕切るリアピラー23と、リアピラー23に結合されて、シートベルトアンカー28を支持するアンカープレート33とを備える。ピラーアウター23bには、ピラーインナー23aよりも前方に延び、内側からアンカープレート33に重ねられアンカープレート33を支持する延出フランジ32が形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ピラーインナーおよびピラーインナーに結合されるピラーアウターで閉断面を形成し、リアゲートで開閉される開口の左右縁を仕切るリアピラーと、
前記リアピラーに結合されて、シートベルトアンカーを支持するアンカープレートと
を備える車体において、
前記ピラーアウターには、前記ピラーインナーよりも前方に延び、内側から前記アンカープレートに重ねられ前記アンカープレートを支持する延出フランジが形成されることを特徴とする車体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車体において、前記リアピラーから前方に延び、サイドドアを収容するドア開口を仕切るサイドパネルを備え、前記サイドパネル、前記延出フランジおよび前記アンカープレートは重ねられて第1接合域で相互に接合されることを特徴とする車体。
【請求項3】
請求項2に記載の車体において、前記第1接合域は前記アンカープレートの周縁に沿って配置されることを特徴とする車体。
【請求項4】
請求項2に記載の車体において、前記延出フランジは、前記アンカープレートの前端に設定される前記第1接合域まで広がることを特徴とする車体。
【請求項5】
請求項2に記載の車体において、前記リアピラーから前方に延び、サイドドアを収容するドア開口を仕切るサイドパネルを備え、前記サイドパネルの後端は第2接合域で前記ピラーインナーおよび前記ピラーアウターの間に接合されることを特徴とする車体。
【請求項6】
請求項5に記載の車体において、前記ピラーインナーは、前記アンカープレートの高さで車体前方に突出し第3接合域で前記サイドパネルに接合される突出部を有することを特徴とする車体。
【請求項7】
請求項2に記載の車体において、前記サイドパネルは、前記第1接合域に近づくにつれて車外側に膨らむ凸構造を備えることを特徴とする車体。
【請求項8】
請求項1に記載の車体において、複数の取り付け片で前記ピラーインナーに接合され、シートベルトリトラクターを支持するリトラクターブラケットを備え、前記取り付け片の少なくとも1つは前記ピラーアウターおよび前記ピラーインナーに重ねられて接合されることを特徴とする車体。
【請求項9】
請求項1に記載の車体において、前記リアピラーから前方に延び、サイドドアを収容するドア開口を仕切るサイドパネルと、前記サイドパネルに結合され、後輪のダンパーを支持するダンパーハウジングと、前記サイドパネルに結合され、前記ダンパーハウジングから上方に延び、前記リアピラーから離間して配置されるダンパースチフナーとを備えることを特徴とする車体。
【請求項10】
請求項9に記載の車体において、前記ダンパースチフナーは、前記サイドパネルとの間に閉断面を形成する中空体を備えることを特徴とする車体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リアゲートで開閉される開口の左右縁を仕切るリアピラーと、リアピラーに結合されて、シートベルトアンカーを支持するアンカープレートとを備える車体に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リアゲートで開閉されるゲート開口の左右縁を仕切るリアピラーを備える車体が開示される。リアピラーのピラーインナーにはダンパーハウジング(ホイールハウス)から上方に延びるダンパースチフナー(レインフォース)が結合される。シートベルトアンカーはダンパースチフナーに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5212498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ピラーインナーおよびダンパースチフナーは、閉断面の働きで、シートベルトアンカーに作用する引っ張り荷重を良好に支持することができる。すなわち、アンカープレートの倒れ込みは抑制されることができる。その一方で、ダンパースチフナーはシートベルトアンカーの高さまで延びることから、ダンパーからの突き上げ剛性は高められる。乗り心地は悪化してしまう。
【0005】
本発明は、シートベルトアンカーに作用する引っ張り荷重を良好に支持し、しかも、良好に乗り心地を調整することができる車体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面によれば、ピラーインナー(23a)およびピラーインナー(23a)に結合されるピラーアウター(23b)で閉断面を形成し、リアゲート(18)で開閉される開口(19)の左右縁を仕切るリアピラー(23)と、前記リアピラー(23)に結合されて、シートベルトアンカー(28)を支持するアンカープレート(33)とを備える車体(12)において、前記ピラーアウター(23b)には、前記ピラーインナー(23a)よりも前方に延び、内側から前記アンカープレート(33)に重ねられ前記アンカープレート(33)を支持する延出フランジ(32)が形成される。
【0007】
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、車体は、前記リアピラー(23)から前方に延び、サイドドア(13)を収容するドア開口(14)を仕切るサイドパネル(15)を備え、前記サイドパネル(15)、前記延出フランジ(32)および前記アンカープレート(33)は重ねられて第1接合域(34)で相互に接合される。
【0008】
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記第1接合域(34)は前記アンカープレート(33)の周縁に沿って配置される。
【0009】
第4側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記延出フランジ(32)は、前記アンカープレート(33)の前端に設定される前記第1接合域(34a)まで広がる。
【0010】
第5側面によれば、第2側面の構成に加えて、車体は、前記リアピラー(23)から前方に延び、サイドドア(13)を収容するドア開口(14)を仕切るサイドパネル(15)を備え、前記サイドパネル(15)の後端は第2接合域(36)で前記ピラーインナー(23a)および前記ピラーアウター(23b)の間に接合される。
【0011】
第6側面によれば、第5側面の構成に加えて、前記ピラーインナー(23a)は、前記アンカープレート(33)の高さで車体前方に突出し第3接合域(38)で前記サイドパネル(15)に接合される突出部(39)を有する。
【0012】
第7側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記サイドパネル(15)は、前記第1接合域(34)に近づくにつれて車外側に膨らむ凸構造(35)を備える。
【0013】
第8側面によれば、第1側面の構成に加えて、車体は、複数の取り付け片(37a、37b、37c、37d)で前記ピラーインナー(23a)に接合され、シートベルトリトラクターを支持するリトラクターブラケット(27)を備え、前記取り付け片の少なくとも1つ(37a)は前記ピラーアウター(23b)および前記ピラーインナー(23a)に重ねられて接合される。
【0014】
第9側面によれば、第1側面の構成に加えて、車体は、前記リアピラー(23)から前方に延び、サイドドア(13)を収容するドア開口(14)を仕切るサイドパネル(15)と、前記サイドパネル(15)に結合され、後輪のダンパーを支持するダンパーハウジング(21)と、前記サイドパネル(15)に結合され、前記ダンパーハウジング(21)から上方に延び、前記リアピラー(23)から離間して配置されるダンパースチフナー(22)とを備える。
【0015】
第10側面によれば、第9側面の構成に加えて、前記ダンパースチフナー(22)は、前記サイドパネル(15)との間に閉断面を形成する中空体(22a)を備える。
【発明の効果】
【0016】
第1側面によれば、リアピラーは、閉断面の働きで、シートベルトアンカーに作用する引っ張り荷重を良好に支持することができる。すなわち、アンカープレートの倒れ込みは抑制されることができる。シートベルトアンカーの支持はダンパースチフナーから解放されることから、ダンパースチフナーの設計の自由度は広がることができる。乗り心地は良好に調整されることができる。
【0017】
第2側面によれば、3部材が重ねられて接合されることから、総板厚の増大に基づきシートベルトの支持強度は十分に確保されることができる。
【0018】
第3側面によれば、アンカープレートの周縁に沿って第1接合域は配置されることから、シートベルトアンカーから作用する引っ張り荷重の支持にあたってピラーアウターを介してリアピラーの閉断面はより効率的に利用されることができる。アンカープレートの倒れ込みは抑制されることができる。
【0019】
第4側面によれば、延出フランジはアンカープレートの前端まで広がることから、シートベルトアンカーから作用する引っ張り荷重の支持にあたってピラーアウターを介してリアピラーの閉断面はより効率的に利用されることができる。アンカープレートの倒れ込みは抑制されることができる。
【0020】
第5側面によれば、第2接合域の働きでシートベルトの支持強度はさらに高められることができる。
【0021】
第6側面によれば、アンカープレートの位置でピラーインナーはサイドパネルに接合されることから、シートベルトアンカーから作用する引っ張り荷重の支持にあたってリアピラーの閉断面はより効率的に利用されることができる。アンカープレートの倒れ込みは抑制されることができる。
【0022】
第7側面によれば、サイドパネルは凸構造でアンカープレートを支持することから、サイドパネルは、シートベルトアンカーから作用する引っ張り荷重の支持に寄与することができる。シートベルトの支持強度はさらに高められることができる。
【0023】
第8側面によれば、リトラクターブラケットの取り付け片がピラーインナーおよびピラーアウターに重ねて接合されることで、シートベルトリトラクターの支持剛性は確保されることができる。
【0024】
第9側面によれば、ダンパースチフナーからリアピラーは分離されることから、ダンパースチフナーの強度は自由に設定されることができ、その結果、ダンパーからの突き上げ剛性は緩和されることができる。突き上げ剛性は最適に調整されることができる。突き上げ剛性の調整は乗り心地の向上に貢献することができる。こうして突き上げ剛性を調整しつつシートベルトアンカーの支持強度は確保されることができる。
【0025】
第10側面によれば、ダンパースチフナーは突き上げ剛性の強化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明の一実施形態に係る車両の外観を示す左側面図である。
サイドパネルの内側でダンパーハウジングおよびダンパースチフナーの構造を概略的に示す側面図である。
ピラーインナーの構造を概略的に示す斜視図である。
ピラーアウターの構造を概略的に示す斜視図である。
図3の5−5−線に沿った断面図である。
図3の一部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動四輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
【0028】
図1は本発明の一実施形態に係る車両としての自動四輪車の外観を概略的に示す。車両11は車体12を備える。車体12は、サイドドア13を収容するドア開口14を仕切る左右のサイドパネル15と、左右のサイドパネル15の上端を相互に接続するルーフ16とを備える。左右のサイドパネル15には後方からリアバンパー17が結合される。リアバンパー17は左右のサイドパネル15を相互に接続する。サイドパネル15は、塗装された外表面で美観の向上に貢献するアウターパネル15aを備える。
【0029】
ルーフ16にはリアゲート18が水平軸線回りに揺動自在に支持される。車体12にはリアバンパー17の上方でリアゲート18を収容するゲート開口19が区画される。ゲート開口19はリアゲート18で開閉される。
【0030】
図2に示されるように、車体12は、サイドインナーパネル15bに剛に結合され、後輪のダンパー(図示されず)を支持するダンパーハウジング21と、サイドインナーパネル15bに剛に結合され、ダンパーハウジング21から上方に延びるダンパースチフナー22とをさらに備える。サイドインナーパネル15bは、外方からアウターパネル15aに覆われてアウターパネル15aと協働でサイドパネル15を形成する。ダンパースチフナー22はサイドインナーパネル15bとの間に閉断面を形成する中空体22aを備える。個々のサイドパネル15にはリアゲート18で開閉されるゲート開口19の左右縁を仕切るリアピラー23が結合される。サイドパネル15はリアピラー23から前方に延びる。ダンパースチフナー22はリアピラー23から例えば距離Dsで離間して配置される。
(【0031】以降は省略されています)

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