TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021138220
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210916
出願番号2020035929
出願日20200303
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人酒井国際特許事務所
主分類B62D 25/18 20060101AFI20210820BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】フェンダ空間部での共鳴の抑制と、車輪によって巻き上げられ水がフェンダ空間部内に入ることの抑制と、を両立することが可能な車両を提供すること。
【解決手段】エンジンルームに隣接するフェンダ空間部と外部とを連通するに開口部が設けられた車両であって、開口部を開閉する開閉機構と、車速が所定値以上の場合に開口部を閉じ、前速が所定値未満の場合には開口部を開けるように、開閉機構を制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンルームに隣接するフェンダ空間部と外部とを連通するに開口部が設けられた車両であって、
前記開口部を開閉する開閉機構と、
車速が所定値以上の場合に前記開口部を閉じ、前記車速が所定値未満の場合には前記開口部を開けるように、前記開閉機構を制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両において、エンジンルームに隣接するフェンダ空間部と外部とを連通する孔が設けられたフェンダライナ構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009−035160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フェンダ空間部と外部とを連通する孔がフェンダライナに設けれていることによって、エンジンルームからフェンダ空間部に伝わったエンジン音が共鳴することを抑制することが可能となる。しかしながら、フェンダ空間部と外部とを連通する孔がフェンダライナに設けられていることによって、その孔から、車輪によって巻き上げられた水がフェンダ空間部内に入ってしまう。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、フェンダ空間部での共鳴の抑制と、車輪によって巻き上げられ水がフェンダ空間部内に入ることの抑制と、を両立することが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両は、エンジンルームに隣接するフェンダ空間部と外部とを連通するに開口部が設けられた車両であって、前記開口部を開閉する開閉機構と、車速が所定値以上の場合に前記開口部を閉じ、前記車速が所定値未満の場合には前記開口部を開けるように、前記開閉機構を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両は、ロードノイズなどが大きい高車速の場合には開口部を閉じ、ロードノイズなどが小さい低車速の場合には開口部を開くため、前輪によって跳ね上げられた水のフェンダ内への浸入の抑制と、共鳴の抑制とを両立することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両の前部の斜視図である。
図2は、フェンダ空間部で生じる共鳴についての説明図である。
図3は、フェンダ空間部と外部とを連通する開口部を設けた構成を示した図である。
図4は、開閉機構によって開口部を開けた状態を示した図である。
図5は、開閉機構によって開口部を閉じた状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る車両の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態に係る車両1の前部の斜視図である。図1に示すように、車両1の前部における前輪4の近傍には、エンジン20が搭載されたエンジンルーム2に隣接して、フェンダパネル31とフェンダライナ32とフェンダエプロン33とによってフェンダ空間部3が形成されている。このフェンダ空間部3は、フェンダエプロン33によってエンジンルーム2と隔離されている。
【0011】
図2は、フェンダ空間部3で生じる共鳴についての説明図である。フェンダ空間部3では、エンジンルーム2内で発生したエンジン音が、フェンダエプロン33などを介して伝達される。そして、フェンダ空間部3が、フェンダパネル31とフェンダライナ32とフェンダエプロン33とによって閉塞されていると、図2に破線矢印で示すように、エンジンルーム2内で発生したエンジン音が共鳴して騒音となり、フェンダ空間部3に対して車両前後方向の後ろ側にて隣接する車室に伝達されてしまう。
【0012】
そこで、実施形態に係る車両1においては、図3に示すように、フェンダ空間部3を覆っているフェンダライナ32の車両前後方向にて後ろ側部分に、路面と対向するように下方に向かって開口した開口部34を設けている。このように、フェンダライナ32の前記後ろ側部分に開口部34を設けることによって、図3に破線矢印で示すように、フェンダ空間部3から開口部34を通って外部に音が抜けるため、フェンダ空間部3での共鳴を抑制することができる。
【0013】
しかしながら、開口部34によってフェンダ空間部3と外部とを連通させると、雨天時などに車両1が走行しているときに、前輪4によって巻き上げられた雨水などが、開口部34を通ってフェンダ空間部3内に入ってしまう。
【0014】
図4は、開閉機構5によって開口部34を開けた状態を示した図である。図5は、開閉機構5によって開口部34を閉じた状態を示した図である。
【0015】
図4及び図5に示すように、実施形態に係る車両1では、開口部34を開閉する開閉機構5を備えている。開閉機構5は、例えば、フェンダライナ32の前輪4よりも後ろ側の下端部分に、前輪4の車軸(不図示)と平行に設けられた回転軸51や、回転軸51を中心に図4中矢印A方向に回転して、開口部34を閉じる位置と開く位置との間を移動可能なフラップ52や、フラップ52を前記閉じる位置と前記開く位置との間にて移動させるための動力を発生させる動力発生装置(不図示)などを有している。なお、前記動力発生装置としては、例えば、モータやアクチュエータなどを備えたものを採用することができる。
【0016】
ここで、実施形態1に係る車両1の走行時において、比較的低車速のときには、ロードノイズや風切り音などが小さいため、フェンダ空間部3の共鳴による騒音を車室の乗員が気になりやすい。一方、実施形態1に係る車両1の走行時において、比較的高車速のときには、ロードノイズや風切り音などが大きくなるため、それらの音に、フェンダ空間部3の共鳴による騒音が打ち消されて車室の乗員が気になり難い。
【0017】
そこで、実施形態に係る車両1においては、例えば、開閉機構5による開口部34の開閉と車速との関係をマップとしてもっておく。そして、実施形態1に係る車両1では、車両1に搭載された電子制御装置(不図示)によって、現在の車速と前記マップとから開閉機構5を制御し、開口部34の開閉を行う。なお、現在の車速は、周知の方法によって検知すればよい。
【0018】
実施形態1に係る車両1では、車速が所定値未満の場合に、前記電子制御装置によって開閉機構5を制御し、開口部34を開いた状態にする。例えば、車速が所定値未満になったときに、開口部34が閉じた状態であれば、回転軸51を中心にフラップ52を路面側(図5中時計回り方向)に回転させて、フラップ52を前記開く位置に移動させることにより、開口部34を開いた状態にする。これにより、フェンダ空間部3から開口部34を通って外部に音が抜けるため、比較的低車速でロードノイズや風切り音などが小さいときに、フェンダ空間部3での共鳴を抑制し、フェンダ空間部3での共鳴による騒音を車室の乗員が気になることを抑制することができる。
【0019】
また、実施形態に係る車両1では、車速が所定値以上の場合に、前記電子制御装置によって開閉機構5を制御し、開口部34を閉じた状態にする。例えば、車速が所定値以上になったときに、開口部34が開いた状態であれば、回転軸51を中心にフラップ52を路面から遠ざかる側(図6中反時計回り方向)に回転させて、フラップ52を前記閉じる位置に移動させることにより、開口部34を閉じた状態にする。これにより、ロードノイズや風切り音などが大きいため、フェンダ空間部3の共鳴による騒音を車室の乗員が気になり難い、比較的高車速のときには、開口部34をフラップ52によって閉じることにより、前輪4によって巻き上げられた雨水などがフェンダ空間部3内に入ることを抑制することができる。
【0020】
以上より、実施形態に係る車両1では、フェンダ空間部3での共鳴の抑制と、前輪4によって巻き上げられ雨水などがフェンダ空間部3内に入ることの抑制と、を両立することが可能となる。
【0021】
なお、実施形態に係る車両1においては、例えば、雨量を検知可能なセンサなどを設けて、雨量が多いほど開口部34を開ける際の開度を小さくするようにしてもよい。これにより、雨量が多く、前輪4によって巻き上げられる雨水などの量が多くなる場合でも、フェンダ空間部3での共鳴を抑制しつつ、フェンダ空間部3内に雨水などを入り難くすることが可能となる。
【符号の説明】
【0022】
1 車両
2 エンジンルーム
3 フェンダ空間部
4 前輪
5 開閉機構
20 エンジン
31 フェンダパネル
32 フェンダライナ
33 フェンダエプロン
51 回転軸
52 フラップ

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
治具
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
金型
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
電池
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
金型
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
装置
トヨタ自動車株式会社
装置
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
続きを見る