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公開番号2021138178
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210916
出願番号2020035125
出願日20200302
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/14 20060101AFI20210820BHJP(車両一般)
要約【課題】少なくとも降車時における乗員の利便性を向上できる車両を得る。
【解決手段】乗降口16の前側を開閉するヒンジ式のフロントサイドドア12と、乗降口16の後側を開閉するスライド式のリアサイドドア14と、車両前方側を向く走行時の位置とフロントサイドドア12側を向く乗降時の位置とを取り得るように回転可能に構成された車両用シート20と、車両用シート20に設けられ、走行時の位置から乗降時の位置へ回転する動作に伴って、フロントサイドドア12に設けられたレール部に係合し、フロントサイドドア12と車両用シート20とを連結する連結部材40と、を備えた車両10とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗降口の前側を開閉するヒンジ式のフロントサイドドアと、
前記乗降口の後側を開閉するスライド式のリアサイドドアと、
車両前方側を向く走行時の位置と前記フロントサイドドア側を向く乗降時の位置とを取り得るように回転可能に構成された車両用シートと、
前記車両用シートに設けられ、前記走行時の位置から前記乗降時の位置へ回転する動作に伴って、前記フロントサイドドアに設けられたレール部に係合し、前記フロントサイドドアと前記車両用シートとを連結する連結部材と、
を備えた車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両前方側を向く走行時の位置と、フロントサイドドア側を向く乗降時の位置と、を取ることができる回転可能な車両用シートを備えた車両は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両は、センターピラーが設けられていないピラーレス車両であり、リアサイドドアが車両前後方向にスライドするスライドドアとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015−150960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなピラーレス車両では、その乗降口が広く開放される反面、乗降時の位置に回転した車両用シートから乗員が降車する際、その乗員が掴まる部位(例えばフロントサイドドアのドアポケットなど)が適切な位置にないことがあり、降車しづらい場合がある。
【0005】
また、車両の側方に壁などがあることにより、フロントサイドドアを途中までしか開放させられないような狭い所から乗員が降車する際には、その乗員が掴まる部位を確保することはできるが、その部位を掴んだときに、誤ってフロントサイドドアを開放方向へ移動させてしまうおそれがあり、壁などにぶつけてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、少なくとも降車時における乗員の利便性を向上できる車両を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両は、乗降口の前側を開閉するヒンジ式のフロントサイドドアと、前記乗降口の後側を開閉するスライド式のリアサイドドアと、車両前方側を向く走行時の位置と前記フロントサイドドア側を向く乗降時の位置とを取り得るように回転可能に構成された車両用シートと、前記車両用シートに設けられ、前記走行時の位置から前記乗降時の位置へ回転する動作に伴って、前記フロントサイドドアに設けられたレール部に係合し、前記フロントサイドドアと前記車両用シートとを連結する連結部材と、を備えている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、走行時の位置から乗降時の位置へ回転する動作に伴って、フロントサイドドアに設けられたレール部に係合し、フロントサイドドアと車両用シートとを連結する連結部材が、その車両用シートに設けられている。したがって、乗降時の位置に回転した車両用シートから乗員が降車する際、その乗員が掴まる部位(例えばフロントサイドドアのドアポケットなど)が適切な位置に確保(固定)され、降車し易くなる。
【0009】
また、連結部材により、フロントサイドドアの開放方向への移動が制限されるため、車両の側方に壁などがあることにより、フロントサイドドアを途中までしか開放させられないような狭い所から乗員が降車する際に、誤ってフロントサイドドアを壁などにぶつけてしまうおそれがない。このように、本発明によれば、少なくとも降車時における乗員の利便性が向上される。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によれば、少なくとも降車時における乗員の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本実施形態に係る車両の側面図である。
本実施形態に係る車両の車室を示す平面図である。
本実施形態に係る車両に設けられるシートの平面図である。
本実施形態に係る車両に設けられるシートの側面図である。
本実施形態に係る車両に設けられるフロントサイドドアの正面図である
本実施形態に係る車両に設けられるシートとフロントサイドドアとの係合動作を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両上方向、矢印FRを車両前方向、矢印RHを車両右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両上下方向の上下、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
【0013】
図1、図2に示されるように、本実施形態に係る車両10は、乗降口16の前側を開閉するヒンジ式のフロントサイドドア12と、乗降口16の後側を開閉するスライド式のリアサイドドア14と、を有している。つまり、この車両10は、センターピラーが設けられていないピラーレス車両となっている。
【0014】
なお、フロントサイドドア12は、前端部側を回動中心として回動可能に構成されており、リアサイドドア14は、図示しないレール部に沿って前後方向へスライド可能に構成されている。また、この車両10の車室には、前席としての車両用シート(以下、単に「シート」という)20が左右に設けられている。
【0015】
図2において、右側のシート20では、後述する係合ロッド40及び係合部42の図示を省略しているが、左右のシート20は、同じ構成であるため、以下においては、左側のシート20を例に採って説明する。また、左右のシート20の後方側には、後席としての後部シート18が設けられている。
【0016】
図2、図3に示されるように、シート20は、乗員が着座するシートクッション22と、乗員の背部を支持するシートバック24と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト26と、乗員の足部を支持するフットレスト28と、を有している。そして、シート20は、平面視で円形状の回転板30をシートクッション22の下部に有している。
【0017】
具体的に説明すると、図4に示されるように、この回転板30は、シートクッション22の下部に一体的に設けられており、支持板32によって回転可能に支持されている。支持板32は、平面視で回転板30と同径の円形状に形成されており、回転板30と同軸的に、かつ上下方向に重なるように設けられている。
【0018】
この支持板32に対して回転板30が回転することにより、シート20が、車両前方側を向く走行時の位置と、フロントサイドドア12側を向く乗降時の位置と、を取り得るようになっている。なお、支持板32の下面は、左右一対のシートレッグ34によって回転不能に支持されており、各シートレッグ34は、車両10のフロア38に取り付けられた左右一対のレール36にスライド可能に支持されている。
【0019】
また、図3、図4に示されるように、回転板30には、連結部材としての係合ロッド40が設けられている。係合ロッド40は、断面円形状に形成されており、平面視で回転板30の車幅方向内側の側部から車幅方向内側へ向けて突出されている。そして、その係合ロッド40は、前方側へ向けて屈曲された後、側面視で下方側へ向けて屈曲され、更に前方側へ向けて屈曲されて、シートクッション22の前方側へ所定の長さまで延在されている。
【0020】
また、係合ロッド40の先端部には、係合ロッド40の直径よりも大きい直径とされた球体状の係合部42が一体的に取り付けられている。そして、図5に示されるように、フロントサイドドア12のドアトリム12Aには、その係合部42が挿入される(係合する)レール部50が形成されている。
【0021】
具体的に説明すると、図6(A)に示されるように、フロントサイドドア12のドアトリム12Aにおける所定位置には、フロントサイドドア12の前後方向に沿って延在し、かつフロントサイドドア12の厚み方向外側へ凹む凹部44が形成されている。そして、図5に示されるように、その凹部44と対向するガイド部材46がドアトリム12Aに設けられている。
【0022】
ガイド部材46は、前方側が開放側となる略「U」字状に形成されており、フロントサイドドア12の前後方向に沿って延在されている。そして、そのガイド部材46と凹部44との間に形成されている前後方向に延在する空隙Sに係合部42が挿入されるようになっており(図6(A)、図6(B)参照)、その空隙Sを形成する凹部44及びガイド部材46によりレール部50が構成されている。
【0023】
なお、係合部42がレール部50に挿入されて移動するとき、係合ロッド40は、ガイド部材46が略「U」字状とされることによって形成されているスリット部48に沿って移動する。したがって、そのスリット部48の上下方向に沿った幅は、係合ロッド40の直径と同じか、それよりも若干大きく形成されている。
【0024】
また、ガイド部材46の上下方向で対向する前端部には、係合部42をレール部50へ(係合ロッド40をスリット部48へ)案内するための誘導傾斜壁46Aが形成されている。また、図6(B)に示されるように、レール部50のフロントサイドドア12の厚み方向における隙間(凹部44の深さ方向における底面44Aとガイド部材46との間の隙間)は、係合部42の直径と同じか、それよりも若干大きく形成されている。
【0025】
そして、図6に示されるように、凹部44の深さ方向における底面44Aは、平面視で僅かに湾曲した円弧形状に形成されている。これは、シート20が走行時の位置から乗降時の位置へ回転する動作に伴って、係合部42がレール部50を通るときに、その係合部42の動軌跡に沿うようにするためである。
【0026】
また、図6(C)に示されるように、この係合部42がレール部50に挿入されてフロントサイドドア12の後端部側で係止されることにより、フロントサイドドア12とシート20とが、係合ロッド40によって連結されるようになっている。つまり、この係合ロッド40により、シート20に対するフロントサイドドア12の開放方向の位置が制限されるようになっている。
【0027】
以上のような構成とされた車両10において、次にその作用について説明する。
【0028】
図6(A)に示されるように、シート20に着座している乗員が車両10から降車する際には、まずシート20をレール36に沿って後方側へ大きくスライドさせる(ロングスライドさせる)。そして、リアサイドドア14を後方側へスライドさせて乗降口16の後側を開放し、次いでフロントサイドドア12の適切な部位(例えばフロントサイドドア12のドアポケットなど)を把持しながら、そのフロントサイドドア12を開放させるとともに、シート20を走行時の位置から乗降時の位置へ回転させる。
【0029】
すると、図6(B)に示されるように、係合ロッド40の先端部に取り付けられている係合部42が、レール部50に挿入される。なお、このとき、レール部50を構成するガイド部材46の前端部には、誘導傾斜壁46Aが形成されているため、係合部42はスムーズにレール部50へ挿入される。換言すれば、係合ロッド40がスムーズにスリット部48へ挿入される。
【0030】
また、レール部50を構成する凹部44の底面44Aが、平面視で僅かに湾曲した円弧形状に形成されているため、係合部42がレール部50に沿って移動する構成であっても、シート20は、スムーズに乗降時の位置まで回転することができる。換言すれば、シート20の乗降時の位置までの回転が、レール部50を移動する係合部42、即ち係合ロッド40によって阻害されることがない。
(【0031】以降は省略されています)

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