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公開番号2021136829
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210913
出願番号2020033453
出願日20200228
発明の名称電動車両、表示方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60L 58/16 20190101AFI20210816BHJP(車両一般)
要約【課題】二次電池の劣化状態に関する情報をより詳細に提供することを目的とする。
【解決手段】二次電池2の電力によりモータを駆動して走行する電動車両1において、二次電池2の劣化状態を推定する推定部11と、推定部11による推定結果を表示する表示部7と、表示部7の表示を制御する表示制御部8とを備え、表示制御部8は、推定部11による推定結果を、推定結果の推定時点の時間情報と共に表示部7で表示する。表示制御部8は、ドライバーによる操作により、表示部7で表示する推定結果の推定手法を表示することが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池の電力によりモータを駆動して走行する電動車両において、
前記二次電池の劣化状態を推定する推定部と、
前記推定部による推定結果を表示する表示部と、
前記表示部の表示を制御する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、
前記推定部による推定結果を、前記推定結果の推定時点の時間情報と共に前記表示部で表示する
電動車両。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記表示部で表示する前記推定結果の推定手法を表示する
請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記劣化状態の推定に供したセンサによる前記推定結果の誤差を表示する
請求項1又は請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記表示部で表示する前記推定結果の桁数の表示を切り替える
請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の電動車両。
【請求項5】
前記表示制御部は、
前記表示部で表示する前記推定結果の説明文の表示を切り替える
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の電動車両。
【請求項6】
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記劣化状態の精度の表示、非表示を切り替える
請求項1、請求項2、請求項3、請求項5の何れかに記載の電動車両。
【請求項7】
二次電池の電力によりモータを駆動して走行する電動車両の表示方法において、
前記二次電池の劣化状態を推定し、推定結果を、推定結果の推定時点の時間情報と共に表示する
表示方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両、電動車両における表示方法に関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、充放電可能な二次電池の電力によりモータを駆動し、このモータの駆動力により走行する電動車両が提供されている。このような電動車両では、この二次電池の劣化状態を示す値(SOH:State of health)を表示することが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009−208484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで電動車両において、より詳細に、二次電池の劣化状態に関する情報を提供することができれば、一段とドライバーに安心感を与え、さらには適切な対応を図ることができると考えられる。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、二次電池の劣化状態に関する情報をより詳細に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
係る課題を解決するため、請求項1の発明は、
二次電池の電力によりモータを駆動して走行する電動車両において、
前記二次電池の劣化状態を推定する推定部と、
前記推定部による推定結果を表示する表示部と、
前記表示部の表示を制御する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、
前記推定部による推定結果を、前記推定結果の推定時点の時間情報と共に前記表示部で表示する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記表示部で表示する前記推定結果の推定手法を表示する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の構成において、
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記劣化状態の推定に供したセンサによる前記推定結果の誤差を表示する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1、請求項2、請求項3の何れかの構成において、
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記表示部で表示する前記推定結果の桁数の表示を切り替える。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかの構成において、
前記表示制御部は、
前記表示部で表示する前記推定結果の説明文の表示を切り替える。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかの構成において、
前記表示制御部は、
ドライバーによる操作により、前記劣化状態の精度の表示、非表示を切り替える。
【0012】
請求項7の発明は、
二次電池の電力によりモータを駆動して走行する電動車両の表示方法において、
前記二次電池の劣化状態を推定し、推定結果を、前記推定結果の推定時点の時間情報と共に表示する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、二次電池の劣化状態に関する情報をより詳細に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の第1実施形態の電動車両の構成を示すブロック図である。
表示部7の表示例を示す図である。
表示部7の他の表示例を示す図である。
図3の例とは異なる他の表示例を示す図である。
説明文の例を示す図である。
説明文の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
〔第1実施形態〕
〔全体構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る電動車両を示す図である。電動車両1は、バッテリ(二次電池)2の電力により走行する車両である。この電動車両1は、ケーブルにより充電装置3を接続して、この充電装置3から供給される電力によりバッテリ2を充電し、またこのバッテリ2の電力により走行する。また減速時、回生制動により発電した電力によりバッテリ2を充電する。
なお本発明は、充電装置3に代えて、又は充電装置3に加えて内蔵の内燃機関、燃料電池等の電力によりバッテリ2を充電する構成、内蔵の充電装置により商用電源から充電する構成等にあっても広く適用することができる。
【0016】
電動車両1は、駆動部6、表示部7、表示制御部8、バッテリセンサ9等を備える。
ここで駆動部6は、バッテリ2の電力により駆動するモータ、このモータにより回転する駆動輪、駆動輪の回転を制御するブレーキ機構等の各種構成であり、減速時、このモータによる回生制動により発電した電力をバッテリ2に供給する。
【0017】
表示部7は、車速、走行距離等の車両情報等を表示する部位であり、例えば液晶表示パネル、有機EL表示パネル等の画像表示パネルを適用することができるものの、ヘッドアップディスプレイの構成を適用するようにしてもよい。またナビゲーション情報を表示するナビゲーション装置の構成を適用するようにしてもよい。
【0018】
表示制御部8は、この表示部7の表示を制御する部位であり、例えば電動車両1のコントローラから出力される車速等の各種車両情報を取得して表示部7で表示する。
【0019】
バッテリセンサ9は、バッテリ2の充放電制御に必要な各種の情報を取得する構成であり、少なくともバッテリ2の端子電圧、バッテリ2の充放電電流、温度を検出する構成を備える。電動車両1は、このバッテリセンサ9により検出される情報により充放電制御する。
【0020】
〔劣化診断〕
劣化診断部10は、バッテリ2の劣化を検出する構成である。
電動車両1は、この劣化診断部10に設けられた推定部11により、劣化状態の推定値を求め、この推定値を劣化状態の検出結果として表示制御部8により表示部7で表示する。
【0021】
ここで推定部11は、バッテリ2の内部抵抗の変化によりバッテリ2の劣化状態を推定する。より具体的に、推定部11は、バッテリセンサ9で検出される充放電電流、端子電圧から内部抵抗を算出し、充放電制御で検出されるバッテリ2の端子電圧によるSOC(State Of Charge;二次電池充電率)に応じて、算出した内部抵抗を基準値(初期値)により判定して劣化状態を推定する。
なお劣化状態の推定には、これに限らず、種々の手法を適用することができる。具体的に、バッテリ2の充電装置3による充電に限って、同様にして内部抵抗を算出して劣化状態を推定してもよい。またバッテリセンサ9で検出される充放電電流、端子電圧、温度、充放電制御で検出されるバッテリ2の端子電圧によるSOCを一定の時間間隔でサーバにアップロードし、このサーバで劣化状態を推定して取得するようにしてもよい。
【0022】
またこのような内部抵抗の変化による劣化状態の推定に代えて、充電容量の変化により劣化状態を推定するようにしてもよい。この場合、推定部11は、バッテリセンサ9で検出される充放電電流、端子電圧によりバッテリ2の容量変化(ΔAH)を算出し、充放電制御で検出される対応するSOCの変量ΔSOCにより割り算して劣化状態を推定する。またこの充電容量の変化による劣化状態の推定においても、内部抵抗の変化による場合と同様に、充電装置3によるバッテリ2の充電時に限って検出するようにしてもよく、またサーバによる処理により劣化状態を推定してもよい。
また放電電流の増大に対する端子電圧の変化により推定値を算出してもよい。
【0023】
このようにして劣化状態を検出するようにして、劣化診断部10は、推定部11で劣化状態の推定値の精度を算出する。
ここで精度の算出手法は、種々の手法を適用することができ、例えばばらつき検出等の検出結果の統計的処理により検出する場合、内部抵抗、容量変化(ΔAH)、SOCの変量ΔSOCの検出に供した時間区分により検出する場合等を適用することができる。なおサーバの処理により推定値を取得する場合、サーバ側で精度を算出して取得するものの、推定部11で算出してもよい。
【0024】
〔表示制御部による表示制御〕
表示制御部8は、ドライバーによる操作により、充放電制御で検出されるバッテリ2の残量(残容量)、劣化診断部10による劣化状態の検出結果を表示部7で表示する。この表示において、表示制御部8は、推定結果の推定時点の時間情報を併せて表示する。
【0025】
図2は、この検出結果の表示例を示す図である。
表示制御部8は、表示部7に設定された検出結果の表示領域7Aにおいて、バッテリ2を想起させる乾電池のマーク21を表示する。また、何ら劣化が生じていない場合の100%の充電率をマーク21の外形で表現するようにして、この乾電池のマーク21の色彩を途中で切り替え、この色彩切替の境界により残量を表示する。またマーク21の下側にさらに色彩を切り替えて、劣化状態の検出結果を表示する。またこのマーク21の対応箇所に、残量、劣化状態の検出結果を数字により示す。従ってこの図2の例では、劣化により充電可能な容量が11%減少しており、検出した残量が、何ら劣化が生じていないものとした場合の満充電量の86%であることが示されている。
さらにこの表示では、劣化検出結果の数字の表示の末尾に「*」のマークが付され、このマークに対応して「劣化算出日:2019年8月7日」の表示が設けられ、これにより年月日の表示により推定時点の時間情報が表示される。
表示制御部3は、ドライバーの操作により、図2との対比により図3に示すように、この年月日による時間情報の表示を、年月日時分秒による表示に切り替える。
【0026】
このように推定結果の推定時点の時間情報の表示により、電動車両1においては、従来に比してより詳細に二次電池の劣化状態に関する情報を提供することができ、ドライバーに安心感を与え、さらに二次電池を交換する等の適切な対応を図ることができる。
【0027】
なお残量等の表示方法は、種々の手法を適用することができ、例えば図2との対比により図4に示すように、乾電池のマーク21の上側に劣化状態の検出結果を示し、これにより全体容量の低下(「MAX89%」の表示である)を示すようにし、さらに残量を示すようにしてもよい。なおこの図4の表示では、「※MAX:生産時より経年劣化により11%劣化」との表示による説明文が設けられている。
なおこの時間情報の表示において、推定に要した時間(診断時間)を併せて表示するようにしてもよく、これに代えて又はこれに加えて、推定に要したデータのサンプリング数を表示するようにしてもよい。
【0028】
さらに表示制御部8は、ドライバーの操作により劣化状態の推定手法を表示する。具体的に図3、図4の例では、それぞれ「サーバ解析にて劣化を検知」、「充電時にて劣化を検知」との表示により、何れの処理により劣化状態を検出したのかが表示されている。これにより一段と詳細に二次電池の劣化状態に関する情報を提供することができる。
【0029】
表示制御部8は、このようにして推定手法を表示するようにして、ドライバーの操作により、さらに詳細に推定手法を表示する。
ここでこの推定手法の詳細な表示は、表示領域7Aの表示を切り替えて、説明絵図を表示してより詳細に説明文を表示して実行される。具体的にこの説明文は、「電流センサ、電圧センサを用い、過去の診断結果を参照して出力劣化を検出しています。」、「ΔAh/ΔSOCを元に容量劣化を測定して検出しています。」、「車載用ECUを用いてアシスト時の電流に対する電圧の落ち込み感度より算出しています」等である。これによっても一段と詳細に二次電池の劣化状態に関する情報を提供することができる。
【0030】
また表示制御部8は、このようにして劣化状態を表示するようにして、ドライバーの操作により推定結果の精度の表示を切り替える。より具体的に、表示制御部8は、ドライバーの操作に応動して、推定部11で検出した精度の表示、非表示を切り替え、さらには劣化状態の推定に供したセンサによる推定結果の誤差を表示する。
ここでこの誤差の表示は、センサ自体の計測誤差と、この誤差による劣化検出結果の精度に係る誤差とを、センサ毎に表示して実行される。具体的に、例えば「電流センサ 精度 3%、劣化検出誤差 1.5%」、「電圧センサ 精度5%、劣化検出誤差 2.5%」、「温度センサ 精度2%、劣化検出誤差 1%」等により表示される。なお表示の形態は、これに限らず、種々の表示形態を適用することができる。これにより電動車両1では、さらに一段と詳細に劣化状態に関する情報を提供することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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