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公開番号2021130962
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210909
出願番号2020026545
出願日20200219
発明の名称日除け体
出願人トヨタホーム株式会社
代理人特許業務法人太陽国際特許事務所
主分類E04F 10/02 20060101AFI20210813BHJP(建築物)
要約【課題】水にかかるコスト及び稼働コストを低減しつつ、手間を掛けずに周囲の温度を下げることができる日除け体を得る。
【解決手段】日除け体10は、一端10Aが上方に、他端10Bが下方に設置される。日除け体10は、日除け体10の表面側に配設され保水性を有する表面部材22と、日除け体10の表面側に一端10Aから他端10Aに向かって形成され、前記表面側が開放した非浸透性を有する1以上の溝部24とを有する表部20と、表部20の裏面に貼着され、非浸透性を有する裏面部材32で形成された裏部30と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一端が上方に、他端が下方に設置される日除け体であって、
前記日除け体の表面側に配設され保水性を有する表面部材と、前記日除け体の表面側に前記一端から前記他端に向かって形成され、前記表面側が開放した非浸透性を有する1以上の溝部とを有する表部と、
該表部の裏面に貼着され、非浸透性を有する裏面部材で形成された裏部と、
を含む日除け体。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記溝部は、前記表部を幅方向に分割する線状に設けられた溝である請求項1に記載の日除け体。
【請求項3】
前記溝部は、傾斜する線状に設けられた1以上の第1溝と、該第1溝と交差する線状に設けられた1以上の第2溝とで形成されている請求項1に記載の日除け体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、日除け体に関する。
続きを表示(約 5,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の長尺体を多段に配設して構成した本体部に水を給水することにより、気化熱を使用して周辺部の温度を下げることができる日除け体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案第3176700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の日除け体においては、気化熱を利用するため本体部に水を循環させ続ける必要があり、使用する水の量が多くなってしまう。また、水を循環させるためにポンプを使用する場合には、ポンプを継続して稼働させるための電力を必要とするので、稼働コストがかかってしまう。また、ポンプを使用しない場合においては、本体部に何度も水を給水しなければならず、手間を要してしまう。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、水にかかるコスト及び稼働コストを低減しつつ、手間を掛けずに周囲の温度を下げることができる日除け体を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る日除け体は、一端が上方に、他端が下方に設置される日除け体であって、前記日除け体の表面側に配設され保水性を有する表面部材と、前記日除け体の表面側に前記一端から前記他端に向かって形成され、前記表面側が開放した非浸透性を有する1以上の溝部とを有する表部と、該表部の裏面に貼着され、非浸透性を有する裏面部材で形成された裏部と、を含む。
【0007】
第1の態様によれば、日除け体の表面側に配設された表面部材が保水性を有しているため、日除け体に水を供給した場合に、表面部材において水が留まる時間が長くなる。これにより、表面部材に継続して水を供給する必要がないため、使用する水の量を低減することができる。また、日除け体に水を給水する回数を低減することができるので、給水に要する手間を減らすことができる。また、継続して水を供給する必要がないので、ポンプを使用する必要がない。また、ポンプを使用した場合であっても常にポンプを稼働させる必要はないので、稼働コストを低減することができる。また、上方側の一端から下方側の他端に向かって形成され、表面側が開放した非浸透性を有する1以上の溝部を有しているため、溝部に沿って下方に水が流れる。このため、地面に流れ落ちた水によって打ち水効果を得ることができ、打ち水効果による冷涼感が得られる。
【0008】
第2の態様に係る日除け体は、第1の態様に係る発明において、前記溝部が、前記表部を幅方向に分割する線状に設けられた溝である。
【0009】
第2の態様によれば、溝部が表部を幅方向に分割する線状に設けられているので、溝部に沿って折り畳むことにより、日除け体を容易に折り畳んで収納することができる。
【0010】
第3の態様に係る日除け体は、第1の態様に係る発明において、前記溝部が、傾斜する線状に設けられた1以上の第1溝と、該第1溝と交差する線状に設けられた1以上の第2溝とで形成されている。
【0011】
第3の態様によれば、溝部が交差して設けられているので、第2の態様の日除け体よりも日除け体自体の強度をさらに高めることができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、第1の態様に係る日除け体は、水にかかるコスト及び稼働コストを低減しつつ、手間を掛けずに周囲の温度を下げることができる。
【0013】
第2の態様に係る日除け体は、第1の態様に係る日除け体における上記効果に加えてさらに、日除け体を容易に折り畳んで収容することができるという効果を奏する。
【0014】
第3の態様に係る日除け体は、第1の態様に係る日除け体における上記効果に加えてさらに、第2の態様に係る日除け体よりも日除け体自体の強度をさらに高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
第1実施形態に係るオーニングテントの平面図である。
第1実施形態に係るオーニングテントの正面図である
図2の溝部周辺の拡大断面図である。
第1実施形態に係るオーニングテントの設置の一例を示す概略縦断面図である。
第2実施形態に係るオーニングテントの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の第1実施形態に係る日除け体について、図面を用いて説明する。第1実施形態においては、日除け体の一実施例としてオーニングテント10を例にして説明する。図1はオーニングテント10の平面図、図2はオーニングテントの正面図、図3は図2の溝部周辺の拡大断面図である。図1に示される第1実施形態のオーニングテント10は、一端10Aが上方に、他端10Bが下方に設置され、矩形状に形成されている。また、オーニングテント10は、図2に示されるように、オーニングテント10の表面側に配設される表部20と、表部20の裏面に貼着される裏部30とを備えている。
【0017】
表部20は、図1及び図2に示されるように、保水性を有する部材で形成された4つの表面部材22と、各表面部材22の間に配設され、オーニングテント10の一端10Aから他端10Bに向かって形成された3本の溝部24とを有している。また、表部20の幅方向の両端に配設された表面部材22の側端には、一端10Aから他端10Bまで延設された四角柱からなる柱部26が固設されている。
【0018】
表面部材22は、保水性を有する部材で形成されている。保水性を有する部材としては、多孔質性を有する部材が用いられ、具体的には軟質ウレタンスポンジ及びポリウレタンフォーム等の樹脂スポンジ等が用いられる。
【0019】
溝部24は、図1に示されるように、表部20を幅方向に等分に分割する線状に設けられている。溝部24は、図3に示されるように、表面側が開放されており、外面が裏部30に貼着される底部24A、及び底部24Aの両端から各々略垂直に立ち上がり、外面が表面部材22に貼着される側面部24B、24Cによって構成されている。溝部24は、底部24Aの内面及び側面部24B、24Cの内面で構成される溝に水を流すため、非浸透性を有する部材で形成されている。非浸透性を有する部材としては、裏部30を構成する裏面部材32よりも硬いプラスチック及びゴム等の素材が用いられる。
【0020】
柱部26は、溝部24と同様の非浸透性を有する部材で形成されている。第1実施形態においては、表部20は、4つの表面部材22、3本の溝部24、及び2本の柱部26で構成される。
【0021】
裏部30は、図2及び図3に示されるように、表部20の裏面に貼着されている。裏部30は、図1及び図2に示されるように、表部20と略同一の形状の裏面部材32で構成されている。裏面部材32は、ポリ塩化ビニル系のシート及びEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)系のシート等の一般的にオーニングテントで使用されるシートで形成される。なお、裏部30と柱部26によって、表面部材22が吸水した水が外部に流出するのを防止できる。
【0022】
第1実施形態のオーニングテント10は上記のように構成されている。次に第1実施形態の作用について説明する。図4は第1実施形態に係るオーニングテント10の設置の一例を示す図である。
【0023】
図4に示されるように、2階建ての住宅12は、上階の窓部14Aと下階の窓部14Bを有する。2階の窓部14Aの外側にはバルコニー16が設けられている。第1実施形態のオーニングテント10は、一端10Aがバルコニー16の下端に取付けられ、他端10Bがバルコニー16の下端よりも下方であって、地面Gよりも上方に位置するように取り付けられる。一端10A側は、例えばオーニングテント10の上端部に3つの孔(図示せず)を設け、この孔をバルコニー16の下端に取付けられたフックに引っ掛けることによってバルコニー16に取付けられる。
【0024】
他端10B側は、例えばオーニングテント10の下端部の両端にそれぞれ孔(図示せず)を設け、この孔に紐を通して、孔に通された紐を地面Gに打ち込まれたペグに引っ掛けることにより取り付けられる。
【0025】
このように設置されたオーニングテント10に対して、バルコニー16から例えばバケツ等で水を供給する。すると、図4に示されるように、オーニングテント10の表面に供給された水の気化熱によってオーニングテント10の表面温度が低下し、オーニングテント10の周囲の気温が低くなる。これにより、温度の低下した風が上階の窓部14Aの開口から入ってくるので、2階を冷却することができる。
【0026】
第1実施形態のオーニングテント10においては、表部20の表面部材22が吸水性を有しているため、表面部材22において水が留まる時間が長くなる。これにより、表面部材22に継続して水を供給する必要がないため、使用する水の量を低減することができる。また、オーニングテント10に水を給水する回数を低減することができるので、給水に要する手間を減らすことができる。また、継続して水を供給する必要がないので、ポンプを使用する必要がない。また、ポンプを使用した場合であっても常にポンプを稼働させる必要はないので、稼働コストを低減することができる。また、一端10Aから他端10Bに向かって形成された、非浸透性を有する3本の溝部24を有しているため、溝部24に沿って下方に水が流れる。このため、1階においても地面Gに流れ落ちた水によって打ち水効果を得ることができ、打ち水効果による冷涼感が得られる。また、溝部24によってオーニングテント10が左右複数列に分画されるため、オーニングテント10が左右に長く連続する構造と比較して、オーニングテント10自体の強度を高めることができる。
【0027】
また、第1実施形態のオーニングテント10は、溝部24が表部20を幅方向に等分に分割する線状に設けられているので、溝部24に沿って折り畳むことにより、オーニングテント10を容易に折り畳んで収納することができる。
【0028】
以上説明したように、第1実施形態のオーニングテント10によれば、水にかかるコスト及び稼働コストを低減しつつ、手間を掛けずに周囲の温度を下げることができる、という効果を有する。また、オーニングテント10自体の強度を高めることができる、という効果を有する。また、オーニングテント10を容易に折り畳んで収納することができる、という効果を有する。
【0029】
なお、上記第1実施形態においては、表部20は3本の溝部24を有するものとしたが、本発明はこれに限られず、例えば、溝部24を2本、又は4本以上としてもよい。この場合、溝部24の数に応じて表面部材22の個数を増減すればよい。また、上記第1実施形態においては、溝部24は表部20を幅方向に等分に分割する線状に設けられているが、本発明はこれに限られず、等分でなくてもよい。ただし、畳み易さの観点から、溝部24は等分に分割する線状に設けられていることが好ましい。
【0030】
また、上記第1実施形態においては、溝部24はその溝の断面が四角形となるように形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば溝の断面が略円状であってもよいし、略三角形状であってもよい。ただし、表面部材22が水を吸水した際に、例えばオーニングテント10が水の重力によって表部20の幅方向の中央が徐々に地面G側に沈んで凹状に変形する場合がある。この場合、溝部24の上端開口が徐々に狭くなり、側面部24Bの上端内側と側面部24Cの上端内側が当接して、上端開口が閉じ、溝部24の断面が四角形から三角形に変形する場合がある。側面部24Bの上端内側と側面部24Cの上端内側が当接すると、オーニングテント10の強度が増すことになるため、溝部24の形状はその溝の断面が四角形であることが好ましい。
(【0031】以降は省略されています)

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