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公開番号2021124261
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210830
出願番号2020019468
出願日20200207
発明の名称冷蔵庫
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20210802BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】本開示は、真空断熱材を伝わる熱伝導が外観面に伝わりにくく、温度低下を抑制し、防露性能が向上し、外観面の形状の自由度が増した冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本開示における冷蔵庫は、冷蔵庫本体(図示せず)の前面開口部(図示せず)を開閉する断熱扉17を有し、断熱扉17は、内板部32と、前板部33と、内板部32と前板部33の外周を覆う縁枠部34と、内板部32と縁枠部34および前板部33との間に設けた真空断熱材35とを備え、縁枠部34の一部を構成する左側面34cは、外観を形成する外観面81と、外観面81の裏側で断熱扉17の内部側になる内部面82と、真空断熱材35と接着される接着面83を有し、内部面82と接着面83との間に空間部84を設けた。
【選択図】図8A
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する断熱扉を有し、
前記断熱扉は、内板部と、前板部と、複数の縁枠片よりなり前記内板部と前記前板部の外周を覆う縁枠部と、前記内板部と前記縁枠部および前記前板部との間に設けた少なくとも1つの真空断熱材を含む真空断熱材部とを備え、
前記縁枠片の少なくとも一つは、外観を形成する外観面と、前記外観面の裏側で前記断熱扉の内部側になる内部面と、前記真空断熱材と接着される接着面を有し、
前記内部面と前記接着面との間に空間部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記接着面の一部が接着手段により前記真空断熱材に接合されたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記空間部に、前記真空断熱材とは異なる第二の断熱材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
真空断熱材部に含まれる真空断熱材は、芯材と、ガスバリア性能を有し前記芯材を収容する凹形状の外殻部材と、ガスバリア性能を有し前記外殻部材と異なる第二の外殻部材から構成され、前記外殻部材に収容された前記芯材を、前記第二の外殻部材で封止したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 5,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、発泡ウレタンを充填発泡することにより、複数の外殻部品が一体化されて構成された断熱扉を有する冷蔵庫を開示する。
【0003】
特許文献2は、発泡ウレタンの内部に、発泡ウレタンより断熱性能の優れる真空断熱材を配置し、断熱性能を向上させ、省エネルギー化を図った冷蔵庫を開示する。
【0004】
特許文献3は、立体形状が可能な真空断熱材を用いて、真空断熱材のみで構成する断熱扉を備え、更なる省エネルギー化を図った冷蔵庫を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014−52156号公報
特開2015−52404号公報
特開2017−155865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、真空断熱材を伝わる熱伝導が外観面に伝わりにくく、温度低下を抑制し、防露性能が向上し、外観面の形状の自由度が増した冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する断熱扉を有し、断熱扉は、内板部と、前板部と、複数の縁枠片よりなり内板部と前板部の外周を覆う縁枠部と、内板部と縁枠部および前板部との間に設けた真空断熱材とを備え、縁枠片の少なくとも一つは、外観を形成する外観面と、外観面の裏側で断熱扉の内部側になる内部面と、真空断熱材と接着される接着面を有し、内部面と接着面との間に空間部を設けた。
【発明の効果】
【0008】
本開示における冷蔵庫は、外観面の温度低下を抑制し、防露性能が向上する。加えて、外観面は形状の制限を受けず、形状自由度が増し、美観性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における冷蔵庫の正面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の上ヒンジの構成を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の下ヒンジの構成を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の真空断熱材の構成を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部付近の部分断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部付近の拡大断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成の一例を示す断面図と斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成の他の例を示す断面図と斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成の他の例を示す断面図と斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成の他の例を示す断面図と斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部の構成の他の例を示す断面図と斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成の一例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成の他の例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成の他の例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成の他の例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の構成の他の例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の縁枠部付近の部分断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の他の例を示す縁枠部付近の部分断面図
実施の形態2における冷蔵庫の断熱扉の構成を示す分解斜視図
従来の冷蔵庫の断熱扉の組み立て例を説明する断面図
従来の冷蔵庫の断熱扉の他の組み立例を説明する断面図
従来の冷蔵庫の断熱扉の縁枠部付近の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本開示の基礎となった知見等)
従来、冷蔵庫の断熱扉は発泡ウレタンを充填発泡することにより、複数の外殻部品が一体化され構成されていた(例えば、特許文献1参照)。また、省エネルギー化を図るために、発泡ウレタンの内部に、発泡ウレタンより断熱性能の優れる真空断熱材を配置し、断熱性能を向上させた冷蔵庫も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0011】
近年、更なる省エネルギー化を図るために、立体形状が可能な真空断熱材を用いて、真空断熱材のみで構成する断熱扉を備えた冷蔵庫も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
しかしながら、冷蔵庫の断熱扉を真空断熱材のみで構成した場合、断熱扉の強度を保つ為に、外観部品と真空断熱材を強固に接合する必要がある。外観部品と真空断熱材が接合されることにより、真空断熱材の被覆材を通じて、庫内冷気が熱伝導により外観部品に伝わる。このことにより、外観面の温度が低下し、外観部品が結露するという課題があった。また、外観部品と、真空断熱材を接着する接着面を確保する必要があり、外観部品の形状が制限されるという課題があった。
【0013】
また、従来例において、発泡ウレタンを発泡充填せずに、断熱扉筐体21の内部に備える真空断熱材35のみで断熱する場合、筐体強度の観点から、真空断熱材35と縁枠部34との接合は重要である。加えて、生産性の観点から、図14A又は、図14Bに示すように、断熱扉筐体21は、真空断熱材35を前板部33側、もしくは内板部32側からはめ込み(同図では、内板部32にはめ込むようにしている)、外殻部品31と、真空断熱材35を接合できる構造にすると良い。
【0014】
その為、図15に示すように、従来の断熱扉筐体151では、内板部32と縁枠部34とを一体の部品で構成し、縁枠部34の接着面83には勾配152が設けられている。しかしながら、この構成では、外観面81にラウンド形状などを構成した場合に接着面83が確保できず、強度低下を引き起こす。その為、外観面の形状が接着面83に制限を受けることになる。ここで、外観面81とは、庫内外側の外気に触れる部分である。加えて、庫内冷気が真空断熱材35の被覆材72によって熱伝導153され、外観面81に結露が発生するという課題があった。
【0015】
発明者らは、以上のような課題があることを発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
【0016】
以下図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
【0017】
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0018】
(実施の形態1)
以下図1〜13を用いて実施の形態1を説明する。
【0019】
[1−1.構成]
図1において、本実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体11は、主に鋼板を用いた外箱11aと、ABSなどの樹脂で成形された内箱(図示せず)と、外箱11aと内箱の間に注入した断熱材(図示せず)で構成されている。
【0020】
冷蔵庫本体11は、複数の収納室に断熱区画されており、最上部に冷蔵室12、その冷蔵室12の下部に、製氷室13もしくは切換室14が横並びに設けられ、その製氷室13と切換室14の下部に冷凍室15、そして最下部に野菜室16が配置され、各収納室の前面開口部(図示せず)には、外気と区画すると共に開閉自在の断熱扉17が設けられている。冷蔵室12内の最上部の後方領域に形成された機械室(図示せず)内には、圧縮機(図示せず)、水分除去を行うドライヤ等の冷凍サイクルの構成部品が収納されている。
【0021】
冷凍室15の背面には、冷気を生成する冷却室(図示せず)が設けられ、冷却室内には、冷却手段である冷却器(図示せず)、および、冷却器で冷却した冷気を冷蔵室12、切換室14、製氷室13、野菜室16、冷凍室15に風路(図示せず)を通して送風する冷却ファン(図示せず)が配置される。さらに冷却ファンからの風量を調節する風量調節ダンパー(図示せず)が風路内に設置されている。また、冷却器やその周辺に付着する霜や氷を除霜するためにラジアントヒータ(図示せず)、ドレンパン(図示せず)、ドレンチューブ(図示せず)、蒸発皿(図示せず)等が設けられている。
【0022】
冷蔵室12は、冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、最下部の野菜室16は、冷蔵室12と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃としている。また、冷凍室15は、冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
【0023】
製氷室13は、冷蔵室12内の貯水タンク(図示せず)から送られた水で製氷室13内の上部に設けられた自動製氷機(図示せず)で氷をつくり、製氷室13内下部に配置した貯氷容器(図示せず)に貯蔵する。
【0024】
切換室14は、1℃〜5℃で設定される冷蔵、2℃〜7℃で設定される野菜、通常−22℃〜−15℃で設定される冷凍の温度帯以外に、冷蔵温度帯から冷凍温度帯の間で予め設定された温度帯に切り換えることができる。切換室14は、製氷室13に並設され独立した断熱扉17を備えた収納室であり、引き出し式の断熱扉17を備えることが多い。
【0025】
なお、本実施の形態1では、切換室14を、冷蔵と冷凍の温度帯までを含めた収納室としているが、冷蔵は、冷蔵室12と野菜室16、冷凍は、冷凍室15に委ねて、冷蔵と冷凍の中間の上記温度帯のみの切り換えに特化した収納室としても構わない。また、特定の温度帯、例えば近年冷凍食品の需要が多くなってきたことに伴い、冷凍に固定された収納室でも構わない。
【0026】
以下、冷蔵室12の左側の断熱扉17を例に説明するが、冷蔵室12以外の冷凍室15、製氷室13、切換室14、野菜室16の断熱扉17に適用してもよい。
【0027】
図2において、断熱扉17は、断熱扉筐体21と、ガスケット22と、センターピラー25を備え、冷蔵庫本体11に取り付けられた上ヒンジ23と、下ヒンジ24により、冷蔵庫本体11の前面開口部に回転自在に支持されている。
【0028】
図3、4において、断熱扉筐体21は、断熱扉筐体21の外殻部品31にあたる、内板部32と、前板部33と、断熱扉筐体21の外周を覆う縁枠部34と、断熱扉筐体21の内部に備える真空断熱材35により構成されている。縁枠部34は、複数の縁枠片、すなわち、前板部33を前面、内板部32を後面とした場合の天面34aと、底面34bと、左側面34cと、右側面34dから構成され、前面開口部から前側に位置し、断熱扉筐体21の外観面を構成する。
【0029】
内板部32は、冷蔵庫本体11の内部空間(庫内空間)に位置し、断熱扉筐体21の庫内面を構成する。前板部33は、冷蔵庫本体11の前面開口部から前側に位置し、断熱扉筐体21の外観面を構成する。
【0030】
内板部32には、庫内空間の冷気が外部に流出することを防止するガスケット22が、固定手段(図示せず)により固定されている。固定手段は、例えば、内板部32に断面形状がΩ型の溝部32aを、ガスケット22に断面が錨形状のアンカー形状22aをそれぞれ設け、アンカー形状22aを溝部32aに挿入して固定しても良い。
(【0031】以降は省略されています)

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