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公開番号2021124260
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210830
出願番号2020019467
出願日20200207
発明の名称冷蔵庫
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20210802BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】本開示は、断熱扉の強度を保ちつつ、真空断熱材のみで構成することが可能になり、断熱性能、省エネ性能が向上し、さらに断熱扉を薄くして美観性を向上させた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する断熱扉を有し、断熱扉は、前面開口部から前側に位置する前板部と、前記冷蔵庫本体の内部空間に位置する内板部と、前板部と内板部の外周を覆う縁枠部と、前板部と内板部と縁枠部との間に設けた真空断熱材からなり、真空断熱材は、ガスバリア性能を有し芯材を収容した凹形状の外殻部材を、ガスバリア性能を有し外殻部材と異なる第二の外殻部材で封止して形成され、内板部、縁枠部および前板部を2つ以上の部品で構成するとともにそれぞれの部品が真空断熱材と接合してなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する断熱扉を有し、
前記断熱扉は、前記前面開口部から前側に位置する前板部と、前記冷蔵庫本体の内部空間に位置する内板部と、前記前板部と前記内板部の外周を覆う縁枠部と、前記前板部と前記内板部と前記縁枠部との間に設けた真空断熱材からなり、
前記真空断熱材は、ガスバリア性能を有し芯材を収容した凹形状の外殻部材を、ガスバリア性能を有し前記外殻部材と異なる第二の外殻部材で封止して形成され、
前記内板部、前記縁枠部および前記前板部の各々の部品が、前記真空断熱材と接合してなる冷蔵庫。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記縁枠部を4つ以上の縁枠部品で構成する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記縁枠部を1個のロの字部品で構成する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記内板部と前記縁枠部を一個の凹状部品で構成すると共に、前記前板部を前板部品で構成する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記縁枠部をそれぞれ嵌合部を有する複数の縁枠部品で構成し、それぞれの前記嵌合部を嵌合させてロの字状に組み立ててロの字部品とした請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記縁枠部の内角部に接着部を設け、前記前板部を前記接着部に接合する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、発泡ウレタンを充填発泡することにより、複数の外殻部品が一体化されて構成された扉を有する冷蔵庫を開示する。
【0003】
特許文献2は、発泡ウレタンの内部に、発泡ウレタンより断熱性能が優れた真空断熱材を配置し、断熱性能を向上させた冷蔵庫を開示する。
【0004】
特許文献3は、扉内部の発泡ウレタンを廃止し、真空断熱材のみで構成した扉を備え、更なる省エネルギー化を図った冷蔵庫を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014−52156号公報
特開2015−52404号公報
特開2017−90045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、断熱性能が向上し、省エネ性能に優れた冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する断熱扉を有し、断熱扉は、前面開口部から前側に位置する前板部と、冷蔵庫本体の内部空間に位置する内板部と、前板部と内板部の外周を覆う縁枠部と、前板部と内板部と縁枠部との間に設けた真空断熱材からなり、真空断熱材は、ガスバリア性能を有し芯材を収容した凹形状の外殻部材を、ガスバリア性能を有し外殻部材と異なる第二の外殻部材で封止して形成され、内板部、縁枠部および前板部を2つ以上の部品で構成するとともにそれぞれの部品が真空断熱材と接合してなる。
【発明の効果】
【0008】
本開示における冷蔵庫は、断熱扉の強度を保ちつつ、真空断熱材のみで構成することが可能になり、断熱性能、省エネ性能が向上する。また、断熱扉を薄くすることが可能になり、冷蔵庫の美観性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における冷蔵庫の正面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉の分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の上部扉ヒンジの構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の下部扉ヒンジの構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の他の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の他の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の他の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の他の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の真空断熱材の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の縁枠部の組立例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の縁枠部の他の組み立て例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の縁枠部品の構成例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の縁枠部品の断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の前板部の接着例を示す分解斜視図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の前板部の接着例を示すヒンジ側接着部の拡大図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の下部の部分断面図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の前板部の他の接着例を示す中央側接着部の部分拡大図
実施の形態1における冷蔵庫の断熱扉筐体の他の例を示す下部の部分断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本開示の基礎となった知見等)
従来、冷蔵庫の扉は発泡ウレタンを充填発泡することにより、複数の外殻部品が一体化され構成されていた。(例えば、特許文献1参照)また、省エネルギー化を図るために、発泡ウレタンの内部に、発泡ウレタンより断熱性能が優れた真空断熱材を配置し、断熱性能を向上させていた(例えば、特許文献2参照)。
【0011】
近年、更なる省エネルギー化を図るために、扉内部の発泡ウレタンを廃止し、真空断熱材のみで構成する扉が発明されている(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
しかしながら、冷蔵庫の扉を真空断熱材のみで構成した場合、発泡ウレタンの充填発泡による、構成部品を一体化する効果が失われ、扉の強度を保持することが困難になるという課題があった。
【0013】
発明者らは、以上のような課題があることを発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
【0014】
そこで、本開示は、断熱扉の強度を保ちつつ、真空断熱材のみで構成することが可能になり、断熱性能、省エネ性能が向上し、さらに断熱扉を薄くして美観性を向上させた冷蔵庫を提供する。
【0015】
以下図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
【0016】
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0017】
(実施の形態1)
以下、図1〜13を用いて実施の形態1を説明する。
【0018】
[1−1.構成]
図1において、本実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体11は、主に鋼板を用いた外箱11bと、ABSなどの樹脂で成形された内箱(図示せず)と、外箱11bと内箱の間に注入した断熱材(図示せず)で構成された断熱箱体11aを備えている。
【0019】
冷蔵庫本体11は、複数の収納室に断熱区画されており、最上部に冷蔵室12、その冷蔵室12の下部に、製氷室13もしくは切換室14が横並びに設けられ、その製氷室13と切換室14の下部に冷凍室15、そして最下部に野菜室16が配置され、各収納室の前面開口部(図示せず)には、外気と区画すると共に前面開口部を開閉する断熱扉17がそれぞれ設けられている。
【0020】
冷蔵室12内の最上部の後方領域に形成された機械室(図示せず)内には、圧縮機(図示せず)、水分除去を行うドライヤ等の冷凍サイクルの構成部品が収納されている。
【0021】
冷凍室15の背面には、冷気を生成する冷却室(図示せず)が設けられ、冷却室内には、冷却器(図示せず)、および、冷却器で冷却した冷却手段である冷気を冷蔵室12、切換室14、製氷室13、野菜室16、冷凍室15に送風する冷却ファン(図示せず)が配置される。さらに冷却ファンからの風量を調節する風量調節ダンパー(図示せず)が風路(図示せず)内に設置されている。また、冷却器やその周辺に付着する霜や氷を除霜するためにラジアントヒータ(図示せず)、ドレンパン(図示せず)、ドレンチューブ(図示せず)、蒸発皿(図示せず)等が設けられている。
【0022】
冷蔵室12は、冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、最下部の野菜室16は、冷蔵室12と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃としている。また、冷凍室15は、冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
【0023】
製氷室13は、冷蔵室12内の貯水タンク(図示せず)から送られた水で製氷室13内の上部に設けられた自動製氷機(図示せず)で氷をつくり、製氷室13内下部に配置した貯氷容器(図示せず)に貯蔵する。
【0024】
切換室14は、1℃〜5℃で設定される冷蔵、2℃〜7℃で設定される野菜、通常−22℃〜−15℃で設定される冷凍の温度帯以外に、冷蔵温度帯から冷凍温度帯の間で予め設定された温度帯に切り換えることができる。切換室14は製氷室13に並設され独立した断熱扉17を備えた収納室であり、引き出し式の断熱扉17を備えることが多い。
【0025】
なお、本実施の形態1では、切換室14を、冷蔵と冷凍の温度帯までを含めた収納室としているが、冷蔵は、冷蔵室12と野菜室16、冷凍は、冷凍室15に委ねて、冷蔵と冷凍の中間の上記温度帯のみの切り換えに特化した収納室としても構わない。また、特定の温度帯、例えば近年冷凍食品の需要が多くなってきたことに伴い、冷凍に固定された収納室でも構わない。
【0026】
以下、冷蔵室12の左側の断熱扉17を例に説明するが、冷蔵室12以外の冷凍室15、製氷室13、切換室14、野菜室16の断熱扉17に適用してもよい。
【0027】
図2において、断熱扉17は、断熱扉筐体21と、ガスケット22と、センターピラー25を備え、冷蔵庫本体11に取り付けられた上ヒンジ23と、下ヒンジ24により、前面開口部に回転自在に支持されている。
【0028】
図3、4において、断熱扉筐体21は、断熱扉筐体21の外殻部品31にあたる、内板部32と、前板部33と、内板部32と前板部33の外周を覆う縁枠部34と、断熱扉筐体21の内部に備える真空断熱材35により構成されている。縁枠部34は、前板部33を前面、内板部32を後面とした場合の天面34aと、底部34bと、左側面34cと、右側面34dから構成され、前面開口部から前側に位置し、断熱扉筐体21の外観面を構成する。
【0029】
内板部32は、冷蔵庫本体11の内部空間(庫内空間)に位置し、断熱扉筐体21の庫内面を構成する。前板部33は、冷蔵庫本体11の前面開口部から前側に位置し、断熱扉筐体21の外観面を構成する。
【0030】
内板部32には、庫内空間の冷気が外部に流出することを防止するガスケット22が、固定手段(図示せず)により固定されている。固定手段は、例えば、内板部32に断面形状がΩ型の溝部32aを、ガスケット22に断面が錨形状のアンカー形状22aをそれぞれ設け、アンカー形状22aを溝部32aに挿入して固定しても良い。
(【0031】以降は省略されています)

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