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公開番号2021120282
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210819
出願番号2020014016
出願日20200130
発明の名称包装箱
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B65D 5/52 20060101AFI20210726BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】吊下面を有する包装箱を集合梱包したとき、集合箱内部で包装箱同士の間にスキマが生じてガタツキが生じるのを防ぐ。
【解決手段】包装箱は前面と後面と左面と右面と上面と下面で構成し、後面の上辺に延長した吊下面を有し、包装箱の形状を側面から見ると上面より下面の方が前方向に長く伸び、前面は上側が後ろへ接近するように傾斜している。この包装箱の吊下面を交互に噛み合わせて集合箱に梱包すると、包装箱の厚さは下面側が厚く上面側が薄いので、そこに吊下面の厚さが収まりスキマなく梱包できる。また、上面より下面の方が長い分、前面を後面より長くして「前面+上面=後面+下面」となるようにすれば、この包装箱は貼合時に平面状態になるので、通常の直方体の箱と同様に取り扱いが容易にできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前面と後面と左面と右面と上面と下面で構成する箱体を成し、該後面の上辺に接続し吊下穴を有する吊下面を有する包装箱において、
該包装箱の形状を該左面および該右面の側から見た時に、該上面より該下面の方が該前面の方向に長く形成され該前面の該上面側が該後面方向へ接近するように傾斜していることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
該前面に折線を介して該上面を接続し、該上面に折線を介して該後面を接続し、該後面に折線を介して該下面を接続し、該下面に折線を介して該前面を接続し、
該前面の上下寸法と該上面の前後寸法の和と、該後面の上下寸法と該下面の前後寸法の和とは、略同一になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を収納する包装箱に関し、特に箱の上面より上方へ突出した吊下面を有する吊下式の包装箱に関するものである。
続きを表示(約 6,300 文字)【背景技術】
【0002】
吊下式の包装箱は、箱の上面よりも上方に吊下穴を有する吊下面を設け、この吊下穴を商品棚のフック等に掛けて店頭に展示する包装箱である。吊下面の形状には様々な方式が見られるが、代表的な例として、包装箱の後面を上方向に延長して吊下面を設ける方法が普及している。そして、このような包装箱は出荷時に集合箱へ梱包する際に、この吊下面が邪魔にならないような工夫がなされてきた。
【0003】
従来、箱型の本体部の後面に連続して本体部から突出させた吊下面を備え、その境界線上に罫線またはミシン目を設けて吊下面を折曲自在にした包装箱が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、集合梱包時には吊下面を折曲げて箱の上面に密着できるので、吊下面が邪魔にならずコンパクトに梱包できる。また、吊下面を上面中央部から突出させ、その境界を同じく折曲自在にした包装箱が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、同様に集合梱包時は吊下面を上面に密着してコンパクトに梱包できる。
【0004】
なお、特許文献1、2とも、従来例として吊下面を伸ばしたままの包装箱を噛み合わせ、集合箱に梱包する方法も紹介している。いずれの特許文献もこの場合は集合箱が大型化しやすい問題点を指摘しているが、吊下面を折るのが不要なので、サイズが気にならない小型の包装箱などでは多く採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11−115914号公報
特開2006−341892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、吊下式の包装箱は、集合梱包時の吊下面の扱いが問題であり、可倒式にすることが一つの解となっている。しかし、可倒式の吊下箱では包装箱の形状が複雑になり、また集合梱包時に折曲げ作業も必要となる。さらに、折曲部に罫線やミシン目を施すことは、その分折曲部の強度劣化を招きやすく、吊下時に掛かる荷重で折曲部が破損する危険がある。そのため、集合箱のサイズなど他の問題がなければ、先行技術文献の従来例のように固定式の吊下面を設け、これをそのまま交互に噛み合わせて集合箱に梱包する方法もよく行われてきた。
【0007】
例えば図7(a)は吊下面101aを伸ばした包装箱101を交互に噛み合わせて集合箱102に梱包した様子である。この場合、先行技術文献でも指摘されているように、図7(b)において集合箱102の縦サイズLyは包装箱101の長さの2倍になり、さらに集合箱102の横サイズLxも、包装箱101の厚さだけでなく交互に噛み合わせた相手の吊下面101aの厚さも加わるので、大きくなる。ただし、包装箱101が小さければ、必ずしも集合箱102のサイズ自体は問題ではない。
【0008】
では何が問題かというと、この場合、包装箱101の厚さに吊下面101aの厚さも加わる分、箱同士の間隔を空ける必要があり、それによって包装箱101同士の間にスキマsが生じることである。そのスキマsの総量は集合箱102の中に包装箱101を入れる数が多いほど大きく、集合箱102の輸送時に生じる振動や落下などにより集合箱102の中で包装箱101が揺られてガタつくことになる。そのため、出荷や物流過程において、包装箱101が集合箱102の内壁で擦れて削れたり、包装箱101内部の収納物が損傷する恐れがあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、吊下面を有する包装箱において、吊下面を突出させたまま集合梱包しても集合箱の中でスキマが生じない包装箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、前面と後面と左面と右面と上面と下面で構成する箱体を成し、該後面の上辺に接続し吊下穴を有する吊下面を有する包装箱において、該包装箱の形状を該左面および該右面の側から見た時に、該上面より該下面の方が該前面の方向に長く形成され該前面の該上面側が該後面方向へ接近するように傾斜していることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明は、該上面より該下面の方が、該吊下面の厚さと同等に前後方向に長く形成したことを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明は、該前面に折線を介して該上面を接続し、該上面に折線を介して該後面を接続し、該後面に折線を介して該下面を接続し、該下面に折線を介して該前面を接続し、該前面の上下寸法と該上面の前後寸法の和と、該後面の上下寸法と該下面の前後寸法の和とは、略同一になるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、固定式の吊下面を有する包装箱の上面の幅を短く、下面を長く形成したので、包装箱を交互に噛み合わせて集合箱に梱包しても、包装箱の下面側にスキマがなく梱包できる。
【0014】
さらに、本発明によれば、前面に折線を介して上面、上面に折線を介して後面、後面に折線を介して下面、下面に折線を介して前面を接続し、前面の上下寸法と上面の前後寸法の和と、後面の上下寸法と下面の前後寸法の和を略同一になるようにした。従って、包装箱を畳む時、上面と後面の間の折線と、前面と下面の間の折線を180度折りすれば、包装箱を平らに畳めるので扱いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
(a)、(b)は本発明の実施形態による包装部材の全体図。
本発明の実施形態による包装箱の展開図。
(a)、(b)、(c)、(d)は包装箱を貼る手順の図。
(a)、(b)、(c)は包装箱を組み立てる手順の図。
(a)、(b)は包装箱の側面図。
包装箱を集合箱に収納した状態の図。
(a)、(b)は従来例による包装箱を集合箱に収納した状態の図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態による包装箱について説明する。図1は本発明による包装部材の全体図である。1は包装箱で、同じものを10ヶまとめて集合箱2に入れて梱包し、これを5ヶまとめてさらに大きな外箱3に入れて梱包する。なお包装箱1には収納物が包装されているが、ここでは省略する。
【0018】
まず、包装箱1の詳細を説明する。包装箱1は所謂吊下げ式の箱で、コートボール紙で形成しており、図2は包装箱1の展開図である。11は前面で、折線12を介して上面13が隣接し、さらに折線14を介して吊下前面15aが隣接し、ここに吊下前穴16aが設けてある。さらに折線17を介して吊下後面15bが隣接し、ここにも吊下後穴16bが設けてある。なお、吊下前面15aと吊下後面15bは貼り合わせて吊下面15を形成し、そのとき吊下前穴16aと吊下後穴16bは一体となって吊下穴16を形成するが、それについては後述する。
【0019】
次に、18は後面で、吊下後面15bと連続した同一の面であり、両者の間には特に折線や仕切りとなるものを設けていないが、説明の便宜上、架空線である境界19を図中に記載している。また、前面11には折線20を介して下面21が隣接している。以上の各面は、通常の箱と同様に水平垂直な四辺と直角な四角による略長方形で形成されている。そして、下面21には折線22を介して貼合面23が隣接している。
【0020】
ここで、各面の寸法について説明すると、前面11の寸法L1は後面18の寸法L2より所定量aだけ大きく、その分上面13の寸法L3は下面21の寸法L4より所定量aだけ小さい。そして、前面11の寸法L1と上面3の寸法L3の和は、後面18の寸法L2と下面21の寸法L4の和に等しい。すなわち、
L1=L2+a、
L3=L4−a、
L1+L3=L2+L4、
の関係が成立するように設定されている。この所定量aについては後述する。
【0021】
なお、吊下前面15aの寸法L5と吊下後面15bの寸法L6は、
L5=L6
となるように設定してある。
【0022】
また、前面11には折線24と25を介して外フラップ26と27が隣接している。そして、後面18には折線28と29を介して側面30と31が隣接し、それぞれ折線32と33を介して差込面34と35が隣接している。さらに、上面13には折線36と37を介して内フラップ38と39が隣接し、下面21には折線40と41を介して内フラップ42と43が隣接している。なお、側面30と31は包装箱1を左右から閉じる蓋となる部分であるが、いわゆる通常の箱のように長方形の蓋ではなく、対向する各辺は非平行で、各角部には直角だけでなく鋭角や鈍角も含んだ非長方形の四角形となっている。また、それに合わせて内フラップ38と39、42と43、また、外フラップ26と27も通常とは異なり傾いた異形な四角形を成している。これらについては後述する。
【0023】
次に、この包装箱1を貼る作業について説明する。まず、この包装箱1を図3(a)の状態から図3(b)のように折線20を折って貼合面23を前面11の上に重ねる。続いて、図3(c)のように折線17を折って吊下後面15bを吊下前面15aの上に重ねて貼ると、吊下面15が形成され、吊下前穴16aと吊下後穴16bが重なって吊下穴16が形成される。また、このとき同時に貼合面23と後面18も貼り合わせる。すると、包装箱1は、図3(d)の状態になり、表側には吊下後面15bと後面18と下面21が見え、その裏側には前面11と上面13と吊下前面15aが重なった状態となる。
【0024】
ここで、前述したように、図3(a)にて前面11の寸法L1と、上面13の寸法L3の和は、後面18の寸法L2と下面21の寸法L4の和に等しい。さらに、吊下後面15bの寸法L6と吊下前面15aの寸法L5も等しい。よって、図3(a)にて折線17と折線20を折って図3(d)の状態にしたとき、折線22は図3(d)のように後面18の下端辺と一致する。すなわち、上面13の寸法L3が下面21の寸法L4より所定量aだけ小さくても、図3(d)において、
L2+L4+L6(表側)=L1+L3+L5(裏側)
となるように前面11の寸法L1を後面18の寸法L2より所定量aだけ大きくしているので、折線17から折線20までの距離は表側裏側とも一致する。そのため、通常の直方体の箱と同様に畳んだ状態で平らにすることができ、このまま積み重ねて物流や保存を容易に行うことができ、扱いやすい。
【0025】
次に、この包装箱1を組み立てる方法を説明する。まず、包装箱1を図4(a)から図4(b)のように起こす。図5はその詳細図で、図5(a)は図4(b)を側面30側から見た状態である。折線22は図4(a)ではまだ折れていなかったが、図4(b)のように起こすと、図5(a)のように90度直角に折れた状態になる。また、折線12も図4(a)ではまだ折れていなかったのが図5(b)のように90度より少し小さい鋭角に折れ、折線14も同様に鋭角に折れる。一方で、折線20は図4(a)では180度折れた状態だったが、図5(b)のように90度より少し小さい鋭角の状態になる。
【0026】
ここで、前述したように、前面11の寸法L1は後面18の寸法L2より所定量aだけ大きいので、上面13は図5(a)のように水平面ではなく前面11の側が上昇し後面18の側が下降した傾斜面となる。また、上面13の寸法L3は下面21の寸法L2より所定量aだけ小さいので、前面11も垂直面ではなく上面13の側が後退し下面21の側が前進した傾斜面となる。これは、いわゆる通常の箱のように側面が長方形ではなく、対向する前面11と後面18、および上面13と下面21が非平行で、各角部には鋭角や鈍角も含んだ非長方形の四角形となっており、折線12は折線20よりも後側に後退した位置にある。
【0027】
ここで、前述のように上面13の寸法L3と下面21の寸法L4は
L3=L4−a
であるが、この所定量aは、吊下前面15aと吊下後面15bを貼り合わせた吊下面15の厚さtに応じて設定した寸法となっている。
【0028】
次に、図4(b)から図4(c)のように内フラップ38と42を折り、差込面34を差し込んで側面30を閉じ、さらに外フラップ26をその上にかぶせて接着する。図5(b)は図4(c)を側面30側から見た状態で、包装箱1の右側を側面30で閉塞し、その表面をほぼ外フラップ26で覆った状態である。このとき前述したように、外フラップ26と側面30は非長方形であるが、これは図5の側面状態に一致して包装箱1の右側を閉塞できるように、L1〜L4の寸法に応じて予め設定したものである。同様に、内フラップ38と39および42と43が傾斜した異形であるのも、この側面状態に一致するように設定したものである。したがって、図5のように前面11と上面13が傾斜した状態でも、通常の箱と同様に包装箱1の右側を閉塞できる。さらに、外フラップ26を側面30に接着するので、箱の強度を増し、また箱の機密性を高めることもできる。
【0029】
そして、まだ解放されている左側から収納物を包装し、被梱包物を包装箱1の中に入れて、右側と同様に閉じる。
【0030】
次に、図6のように包装箱1を10ヶまとめて集合箱2に入れるが、ここでは図の説明上、同じ形状である包装箱1を包装箱1a〜1jとして識別する。まず、包装箱1aと1bの吊下面16同士を向い合せた状態で上面13同士を密着させて集合箱2に収納する。すると、包装箱1aと1bの厚さは、下面21の部分では寸法L4になるが、包装箱1aと1bが重なる部分では、上面13の寸法L3と吊下面15の厚さtを含んで形成される。このとき、前述のように上面13の寸法L3は下面の寸法L4より所定量aだけ小さく設定しているので、そこに吊下面15の厚さtが収まって、包装箱1aと1bの厚さは上面13および下面21で略同等にすることができる。このようにして、他の包装箱1c〜1jをすべて集合箱2に収納する。そして、この集合箱2を、さらに図1のように5ヶまとめて外箱3に収納させて梱包を完了する。この状態であれば、集合箱2の中で包装箱1の下面側に図7に示したようなスキマsがなく梱包でき、輸送時の振動や落下でも包装箱1は損傷しない。
(【0031】以降は省略されています)

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