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公開番号2021114848
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210805
出願番号2020006562
出願日20200120
発明の名称分電盤
出願人個人
代理人個人
主分類H02B 1/40 20060101AFI20210709BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】停電時に部屋内の照明器等を漏電を防止して使用可能とする分電盤を提供する。
【解決手段】分電盤100Aの筐体101内には、漏電ブレーカー2、複数の安全ブレーカー3、補助用漏電ブレーカー4及び補助用コンセント5が配設される。これらの構成2,3,4,5は、通常、筐体101の開閉自在な蓋で被覆されている。通常時は、漏電ブレーカー2及び各安全ブレーカー3はON状態にあり、補助用漏電ブレーカー4はOFF状態にある。停電時は、漏電ブレーカー2はOFF状態に切り替えられ、補助用漏電ブレーカー4はON状態に切り替えられ、補助用コンセント5は配線ケーブル6により外部の屋内発電機7に接続される。その場合、補助用コンセント5に接続された配線ケーブル6は筐体101の蓋に配設された貫通孔を通る。屋内発電機7より供給される電流は、補助用漏電ブレーカー4及び安全ブレーカー3Aを通じて、部屋内の照明器10に流入する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に配設された漏電ブレーカーと、
前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの出力部に電気的に接続された入力部を有する安全ブレーカーと、
前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの前記出力部に電気的に接続された出力部を有する補助用漏電ブレーカーと、
前記筐体内に配設され、前記補助用漏電ブレーカーの入力部に電気的に接続された補助用コンセントと
を備えていることを特徴とする、分電盤。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分電盤であって、
前記筐体は開閉自在な蓋を有しており、
前記蓋は前記蓋を貫通する貫通孔を有しており、
商用電源の停電時には、前記補助用コンセントは、閉まった状態にある前記蓋の前記貫通孔を通る配線ケーブルを通じて、前記筐体の外部の発電機と電気的に接続される
ことを特徴とする、分電盤。
【請求項3】
請求項2に記載の分電盤であって、
前記筐体の前記蓋は、前記商用電源の非停電時には前記貫通孔を閉めた状態にある、開閉自在な貫通孔用蓋を更に有する
ことを特徴とする、分電盤。
【請求項4】
請求項1に記載の分電盤であって、
商用電源の停電時には、
前記漏電ブレーカー、前記安全ブレーカー及び前記補助用漏電ブレーカーは、それぞれ、OFF状態、ON状態及びON状態に設定されると共に、
前記補助用コンセントは前記筐体の外部の発電機と電気的に接続される
ことを特徴とする、分電盤。
【請求項5】
筐体と、
前記筐体内に配設された漏電ブレーカーと、
前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの出力部に電気的に接続された入力部を有する安全ブレーカーと、
前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの出力部に配線を介して直接に電気的に接続された補助用コンセントと
を備えていることを特徴とする、分電盤。
【請求項6】
請求項5に記載の分電盤であって、
前記筐体は開閉自在な蓋を有しており、
前記蓋は前記蓋を貫通する貫通孔を有しており、
商用電源の停電時には、前記補助用コンセントは、閉まった状態にある前記蓋の前記貫通孔を通る配線ケーブルを通じて、前記筐体の外部の補助用漏電ブレーカーの出力部に電気的に接続される
ことを特徴とする、分電盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、災害等による停電時に対応可能な分電盤の構成に関する。
続きを表示(約 9,300 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の壁面に、コンセントである発電機接続部と、スイッチである切り替え装置とを設置しておき、停電時には、上記スイッチを分電盤の安全ブレーカーの出力部側から発電機側に切り替えることで、上記発電機より上記コンセントを介して非常照明へ直接に電力を供給する電力供給方法が、提案されている(例えば特許文献1を参照。)。
【0003】
又、停電時に、屋外の発電機より屋外のコンセントを介して分電盤内の漏電ブレーカーに電力を供給する電力供給方法が提案されている(例えば特許文献2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3185936号公報(0005段落、図1)
特許第5954893号公報(特開2014−3730号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(1)地震、豪雨、大雪又は台風等の災害により、或いは、夏場等での電力不足により、商用電源より電力が供給されなくなる「停電」が、長期間に亘って又は短期間に亘って発生する場合がある。この様な災害等による停電が発生した場合には、建物の部屋内に常時設置されて使用されている照明器が全く発光しなくなるので、当該建物内に居ている人にとっては大変不便であり、精神的にも不安となる。そのため、災害等による停電が発生した時であっても、電気が復興するまでの期間、部屋内に常時設置されて日常使用されている照明器が、別の電源からの電力供給による火災等のトラブルが発生し難く且つ容易な操作を行うだけで、使用可能となる電力供給方式の実現が期待される。
【0006】
(2)更に、災害等の停電時には、部屋内に居ながらも、災害の状況等の社会状況を知らせる情報乃至はニュースを知りたいと思うのが、人間の心情である。そのためには、部屋内の壁に配設されているコンセントに接続されている、テレビジョン(以下「テレビ」という。)・パーソナルコンピューター(以下「パソコン」という。)等の比較的消費電力の低い電気機器を動作可能としてテレビ番組を視聴出来、或いは、インターネットを活用出来る電力供給方式の実現も期待される。
【0007】
(3)更に、上記(2)と同様な観点から、外部との通信が可能な通信機器を確保しておくために、携帯電話機・スマートフォン・タブレット端末等の様な携帯端末機器の充電を部屋内の壁に配設されているコンセントとの接続を通じて可能とし得る電力供給方式の実現も期待される。
【0008】
(発明の目的)
この発明はその様な問題点に鑑みて成されたものであり、その主目的は、災害等による停電時であっても、電気が復興するまでの期間、部屋内に常時設置されて日常使用されている照明器・テレビジョン等の比較的に消費電力の低い電気機器を、漏電等の電気的なトラブルを起こす心配無く且つ比較的容易な操作で以って使用可能とし得る、停電時に対応可能な分電盤を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の主題に係る分電盤は、筐体と、前記筐体内に配設された漏電ブレーカーと、前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの出力部に電気的に接続された入力部を有する安全ブレーカーと、前記筐体内に配設され、前記漏電ブレーカーの前記出力部に電気的に接続された出力部を有する補助用漏電ブレーカーと、前記筐体内に配設され、前記補助用漏電ブレーカーの入力部に電気的に接続された補助用コンセントとを備えていることを特徴とする。
以下、本発明の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態1に係る分電盤の構成・使用態様を模式的に示す図である。
本発明の実施の形態2に係る分電盤の構成・使用態様を模式的に示す図である。
本発明の実施の形態3に係る分電盤の筐体の外観を模式的に示す、当該分電盤を下方から眺めた際の斜視図である。
本発明の変形例(1)に係る分電盤の構成・使用態様を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(実施の形態1)
<分電盤の構成>
【0012】
本実施の形態に係る分電盤は、アンペアブレーカー(電流制限器)を取り付けるための設置スペースである「リミッタスペース」が予め分電盤内に設けられている場合のものである。
【0013】
図1は、その様な分電盤100の筐体(箱体)101内の構成を模式的に示す図である。図1に示される様に、分電盤100の筐体101内には、中核的な構成要素として、アンペアブレーカー(電流制限器)1、漏電ブレーカー(漏電遮断器)2、複数の安全ブレーカー(配線用遮断器)3、補助用漏電ブレーカー(漏電遮断器)4、補助用コンセント5、及び、分岐配線14,15,16が、配設されている。本実施の形態に於いては、分電盤100の筐体101は、分電盤100内の上記各構成要素1,2,3,4,5,14,15,16を被覆する蓋を有していない。分電盤100の上記構成要素の内で、停電時に作動するものが、後述する通り、補助用コンセント5、補助用漏電ブレーカー4及び各安全ブレーカー3(3A,3B)である。分電盤100の外部の構成要素は、商用電源12、電流計13、配線ケーブル6、屋内発電機7、各部屋の壁に配設される掃除機・テレビ等の電気機器(照明器を除く。)用のコンセント11,11Aである。更に、分電盤100の外部の構成要素として、各部屋の天井面に取り付けられて常時使用される照明器(LED照明器等。)10、安全ブレーカー3Aより照明器10までの分岐回路上に配設される照明器用スイッチ8、及び、各部屋の天井面に配設されて照明器10と電気的・機械的に接続される照明器用コンセント9がある。尚、照明器用コンセント9Aは、和室用のものであって、和室の壁等に、照明器10の「入る」及び「切る」を行うための照明器用スイッチ8が設けられていない場合の照明器用コンセントである。更に、分電盤100の外部の構成要素として、エアコン・電子レンジ等と比較して消費電力が低く且つコンセント11Aに常時接続されて使用されるテレビ又はパソコン17の電気製品、及び、充電のためにコンセント11Aに接続される携帯端末機(携帯電話機・スマートフォン・タブレット端末)18がある。
【0014】
本実施の形態に係る分電盤100に於いては、複数の安全ブレーカー3は、1)各部屋の照明器10までの分岐回路の安全を守る遮断機能を呈する安全ブレーカー3Aと、2)各部屋のコンセント11までの分岐回路の安全を守る遮断機能を呈する安全ブレーカー3Bとから成る。この内、安全ブレーカー3Aの入力部は、アースを取るための中性線である分岐配線15と、一方の電圧側電線である分岐配線16とに接続されており、安全ブレーカー3Aの出力部は対応する部屋の照明器10までの分岐回路の一端部を成す。他方、安全ブレーカー3Bの入力部は、分岐配線15と、他方の電圧側電線である分岐配線14とに接続されており、安全ブレーカー3Bの出力部は対応する部屋のコンセント11までの分岐回路の一端部を成す。或いは、安全ブレーカー3Bの入力部は、分岐配線15と、一方の電圧側電線である分岐配線16とに接続されており、斯かる安全ブレーカー3Bの出力部は、テレビ又はパソコン17の有る部屋のコンセント11Aまでの分岐回路の一端部を成す。尚、使用する電気機器がエアコンである場合には、図1に図示されていないが、安全ブレーカー3の入力部は、一方の電圧側電線である分岐配線16と、他方の電圧側電線である分岐配線14とに接続される。
【0015】
分電盤100の筐体101内のアンペアブレーカー1は、周知の通り、電力会社との契約で定められた定格以上の電流が流れたときに自動的に回路乃至電気を遮断する機能を呈するブレーカー(遮断器)である。このアンペアブレーカー1の入力部は、電流計13を介して、商用電源12に電気的に接続されている。
【0016】
又、アンペアブレーカー1の出力部に電気的に接続された入力部を有する漏電ブレーカー2は、周知の通り、建物内の配線に又はコンセント9,11,11Aに接続している電気製品に故障等により万一漏電が発生したときに漏電を検知して自動的に回路乃至は電気を遮断ないしは切るブレーカー(遮断器)である。漏電ブレーカー2の出力部は、既述の通り、各分岐配線14,15,16との接続を通じて、各安全ブレーカー3の入力部に接続されている。
【0017】
更に、分電盤100の筐体101内の補助用漏電ブレーカー4は、商用電源12の停電時に専ら使用される遮断器であり、漏電ブレーカー2の上記出力部に電気的に接続された出力部を有する。この補助用漏電ブレーカー4もまた、漏電ブレーカー2と同様の遮断機能を呈するものであり、建物内の配線に又はコンセント9,9A,11Aに接続している各照明器10、テレビ・パソコン17に故障等により万一漏電が発生したときに自動的に漏電を検知して回路乃至は電気を遮断ないしは切るブレーカーである。
【0018】
又、補助用コンセント5の出力端は、補助用漏電ブレーカー4の入力部に電気的に接続されており、停電時に於いてのみ、外部の配線ケーブル6の一端側のプラグ6Aが補助用コンセント5に差し込まれる。
【0019】
ここで、屋内発電機7は、屋内に配設可能なコンパクトな既知の発電機であり、種々のタイプの物が屋内発電機7として製品化されている。例えば、ソーラーパネル付きの蓄電池(リチウムイオン電池)を、屋内発電機7として、使用することが出来る。或いは、カセットコンロ用のカセットボンベで作動する発電機を屋内発電機7として使用することが出来る。この場合には、その都度、上記カセットボンベを購入・交換することで、発電機を使用し続けることが可能である。
【0020】
<分電盤の動作・利点>
(1)通常時(非停電時)
商用電源12が停電していない通常時には、分電盤100の筐体101内のアンペアブレーカー1、漏電ブレーカー2及び全ての安全ブレーカー3は、その各々のハンドルが「入る」側に設定されているので、「ON状態」にある。他方、分電盤100の筐体101内の補助用漏電ブレーカー4のハンドルは「切る」側に設定されているので、「OFF状態」にある。そのため、商用電源12より分電盤100の筐体101内に供給される電流は、アンペアブレーカー1及び漏電ブレーカー2を介して、各安全ブレーカー3により形成される分岐回路へと流れ、各コンセント9,9A,11,11Aに電気的に接続されている各照明器10又は/及びテレビ・パソコン17等の電気機器が作動可能状態に有り、或いは、作動している。
【0021】
(2)停電時
災害等に起因して商用電源12が停電している場合には、先ず、分電盤100の筐体101内のアンペアブレーカー1及び漏電ブレーカー2の各ハンドルは「切る」側に倒されて、アンペアブレーカー1及び漏電ブレーカー2は共に「OFF状態」に設定される。その上で、分電盤100の筐体101内の補助用漏電ブレーカー4のハンドルは「入る」側に持ち上げられて、補助用漏電ブレーカー4の状態は「OFF状態」から「ON状態」に変更される。そして、分電盤100の外部にある屋内発電機7のコンセント7Aに配線ケーブル6の他方のプラグ6Bが差し込まれ、他方で、分電盤100の筐体101内の補助用コンセント5には配線ケーブル6の一方のプラグ6Aが差し込まれる。これにより、分電盤100の筐体101内の補助用漏電ブレーカー4は、同じく筐体101内にある補助用コンセント5を介して、分電盤100の外部の屋内発電機7に電気的に接続された状態となる。そこで、屋内発電機7のスイッチ(図示せず。)がONに入れられて屋内発電機7の状態が「OFF状態」から「ON状態」に変更されると、屋内発電機7から供給される電流は、配線ケーブル6を介して、分電盤100の筐体101内の補助用コンセント5に流入し、更に補助用漏電ブレーカー4を通じて、分岐配線15,16に接続されている各安全ブレーカー3A,3Bが作る各部屋への分岐回路へと流れる。その結果、各部屋のスイッチ8又は照明器10のリモートコントローラー(図示せず。)のオン・オフ操作に応じて、各部屋の照明器10が点灯し又は消灯する。これにより、停電時であっても、屋内発電機7の蓄電量が無くなるまでの間は、全ての部屋又は一部の部屋の照明器10を点灯させることが出来、当該建物の住人は照明器10の明るさの下で精神的に安定すると共に、明かりの付いた当該部屋内で作業を行うことも出来る。しかも、住人は、災害等による停電中に、テレビ17又はインターネットに繋がったパソコン17の配線ケーブルのプラグをコンセント11Aに差し込むことでテレビ又はパソコン17を起動させて、テレビ又はパソコン17の画面を通じて、災害等の状況又は社会の状況に関する情報ないしはニュースを得ることが出来る。加えて、住人は、コンセント11Aを通じて、スマートフォン等18の携帯端末機の充電を行うことも可能であり、以って、停電時に於いてもスマートフォン等18の使用可能状態を確保することが出来る。この様に、停電が続く状態に於いても、住人は、建物の外部に居る者との間で電話・Eメール等の通信を行うことが出来ると共に、インターネットを介してSNS等より多くの情報を知り得ることが出来る。従って、停電状態という不安な状況に於いても、住人は精神的な安定を取り戻して維持することが出来る。そして、停電時に若し漏電が生じた場合には、分電盤100の筐体101内の補助用漏電ブレーカー4は、瞬時に当該漏電を検知して、屋内発電機7から供給されている電流を自動的に遮断し、電気的トラブルからの住人の身の安全を確保し得る。この場合には、住人は、漏電の原因(例えば、或る部屋の照明器10の故障。)を取り除いた上で、補助用漏電ブレーカー4の落ちたハンドルを持ち上げることで、補助用漏電ブレーカー4の状態を再度「ON状態」に設定する。これにより、住人は、停電中に於ける部屋の照明器10の点灯等の上記各利点を、その後も得ることが出来る。以上の通り、分電盤100の上記作動・作用により、分電盤100は、災害等による停電時であっても、電気が復興するまでの期間、部屋内に常時設置されて日常使用されている照明器・テレビジョン等の比較的に消費電力の低い電気機器を、漏電等の電気的なトラブルを起こす心配無く且つ比較的容易な操作で以って、使用可能とする。
【0022】
(3)停電の復興時
停電状態が解消されて非停電状態が復興した場合には、住人は、先ず、屋内発電機7のスイッチを切る等の操作を行って屋内発電機7の状態をOFF状態に設定した上で、分電盤100の筐体101内の補助用コンセント5より配線ケーブル6のプラグ6Aを抜き出す。これにより、分電盤100の筐体101内の補助用コンセント5と外部の屋内発電機7との電気的接続状態は、完全に電気的に切断された状態(OFF状態)となり、補助用漏電ブレーカー4より各安全ブレーカー3Aが形成する分岐回路側へと流れる電流は無くなる。そこで、住人は、補助用漏電ブレーカー4のハンドルを下方側へ降ろす操作を行うことで、補助用漏電ブレーカー4の状態を「切れた状態(OFF状態)」に設定する。その上で、住人は、分電盤100の筐体101内のアンペアブレーカー1及び漏電ブレーカー2の各々のハンドルを持ち上げて各ブレーカー1,2を「入る状態(ON状態)」に設定する。これにより、復旧した商用電源12からの電流が、アンペアブレーカー1及び漏電ブレーカー2を通じて、各安全ブレーカー3が形成する各分岐回路側へと流れる。この様に、停電の復興時に於いて住人の行うべき操作は、比較的に容易である。
【0023】
(実施の形態2)
本実施の形態に係る分電盤は、実施の形態1に係る分電盤100と比較して、分電盤の筐体内に「リミッタスペース」を有さないタイプのものである。従って、分電盤の筐体内には、アンペアブレーカーは存在しない。ここで、図2は、本実施の形態に係る分電盤100Aの筐体101内の構成要素等を示す図である。図2の各構成要素は、図1のアンペアブレーカー1が存在しない点を除いて、図1の各構成要素に対応しており、同一のものである。従って、本実施の形態では、図2の分電盤100Aの筐体101内の各構成要素の構成・動作乃至作用の記載に関しては、実施の形態1に於ける分電盤100の筐体101内の対応する各構成要素の構成・動作乃至作用の記載を援用する。
【0024】
図2の分電盤100Aに於いても、商用電源12の停電状態に於いては、本体の漏電ブレーカー2と入違って補助用漏電ブレーカー4が「入る状態(ON状態)」に変更・設定される結果、屋内発電機7が配線ケーブル6を介して補助用コンセント5に電気的に接続されると、屋内発電機7から供給される電流は、補助用漏電ブレーカー4を通じて、各安全ブレーカー3Aが形成する各分岐回路へと流れる。その結果、各部屋の照明器10は点灯可能状態となる。その他の比較的消費電力の小さい電気機器(テレビ・パソコン17、スマートフォン等18)も、同様に、各々、起動可能状態・充電可能状態となり得る。故に、本実施の形態に於いても、分電盤100Aの作動・作用により、分電盤100Aは、災害等による停電時であっても、電気が復興するまでの期間、部屋内に常時設置されて日常使用されている照明器・テレビジョン等の比較的に消費電力の低い電気機器を、漏電等の電気的なトラブルを起こす心配無く且つ比較的容易な操作で以って、使用可能とする。
【0025】
(実施の形態3)
本実施の形態に係る分電盤は、既述した実施の形態1,2及び後述する変形例(1)に係る各分電盤100,100A,100Bに共通して適用可能なものであり、その筐体101に関して以下の特徴点を有する。
【0026】
<特徴点1>
本実施の形態に係る分電盤は、その筐体101に、開閉自在な蓋を有している。当該蓋は、この蓋を貫通する貫通孔を有している。当該貫通孔の配設位置・形状は、基本的に任意である。そして、商用電源12の停電時には、分電盤の筐体101内の補助用コンセント5は、閉まった状態にある蓋の上記貫通孔を通り抜ける外部の配線ケーブル6を通じて、筐体101の外部の発電機7と電気的に接続される。即ち、蓋の上記貫通孔は、上記の配線ケーブル6全体が当該貫通孔を貫通出来るだけの開口寸法を少なくとも有している。
【0027】
<特徴点2>
本実施の形態に係る分電盤の筐体101の上記蓋は、開閉自在な上記貫通孔用の蓋を更に有しており、当該貫通孔用蓋は商用電源12の非停電時には上記貫通孔を閉めた状態にある。
【0028】
<具体化>
図3は、本実施の形態に係る分電盤100,100A,100Bの筐体101の外観を模式的に示す、当該分電盤100,100A,100Bを下方から眺めた際の斜視図である。図3に於いて、筐体101は、矢印Aで示す方向に開閉自在な蓋102を有している。この蓋102は、それが閉められている場合には、筐体101内に配設される分電盤100,100A,100Bの各構成要素を全体的に被覆している。但し、蓋102には、既述の補助用コンセント5に対面乃至は対向する蓋102の部分を貫通する貫通孔103が配設されている。そして、貫通孔103は、商用電源12の非停電時である通常時には閉められている開閉自在な貫通孔用蓋104を有する。
【0029】
図3は、商用電源12が停電時にあるときの、蓋102が閉ざされている状態にある筐体101内の補助用コンセント5と、筐体101の外部に配設された屋内発電機7とを、配線ケーブル6を用いて電気的に接続する状態を模式的に示している。図3に示される通り、貫通孔用蓋104は完全に開かれた状態にあり、その結果、蓋102によって閉ざされている状態にある筐体101内の補助用コンセント5が顕出している。そして、配線ケーブル6の一端部にあるプラグ6Aが補助用コンセント5に差し込まれ、且つ、配線ケーブル6の本体は貫通孔103を貫通して筐体101の蓋102より外部に突出している。その上で、配線ケーブル6の他端部にあるプラグ6Bが、屋内発電機7のコンセント7Aに差し込まれる。これにより、筐体101内の補助用コンセント5及び補助用漏電ブレーカー4と屋内発電機7との電気的導通が実現される。尚、図3とは異なり、貫通孔103が蓋102の内で補助用コンセント5に対面する部分以外の部分に配設されている場合には、蓋102が僅かに持ち上げられて少しばかり開いている状態に於いて、配線ケーブル6のプラグ6Aが補助用コンセント5に差し込まれ且つ配線ケーブル6が貫通孔103を貫通する様に設定された上で、蓋102が完全に閉められることとなる。
【0030】
図3に示される通り、通常時(非停電時)に於いては、分電盤100,100A,100Bの使用態様として、蓋102及び貫通孔用蓋104が完全に閉ざされている状態にあるので、筐体101内の各構成要素は蓋102で被覆されて外部の空間に露出してはいない。そのため、本実施の形態の利点として、(1)分電盤100,100A,100Bの筐体101内の各構成要素は、外部の湿気及び粉塵の侵入から保護されている状態にあり、又、(2)住人の身体が分電盤100,100A,100Bの筐体101内の各構成要素に接触することが防止されている。
(【0031】以降は省略されています)

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