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公開番号2021111461
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210802
出願番号2020000832
出願日20200107
発明の名称端子台
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 9/22 20060101AFI20210705BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】台座部のリブによって形成された凹部における水の滞留を抑制可能な端子台を提供する。
【解決手段】端子台10は、機器のハウジングの開口を塞ぐ態様でハウジングに固定される台座部21と、台座部21の裏面に設けられた環状のシール部材25と、を備える。端子台10のハウジングに対する組付状態において、シール部材25は開口を囲う位置でハウジングと台座部21とによって挟まれて圧縮される。台座部21の表面側には、リブ31,32と、リブ31,32によって囲われた空間とされた凹部41〜43とが形成されている。そして、各凹部41〜43におけるシール部材25の外側の位置には、水抜き孔47〜49が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される機器のハウジングに設けられる端子台であって、
前記ハウジングの開口を塞ぐ態様で前記ハウジングに固定される台座部と、
前記台座部の裏面に設けられた環状のシール部材と、を備え、
前記端子台の前記ハウジングに対する組付状態において、前記シール部材は前記開口を囲う位置で前記ハウジングと前記台座部とによって挟まれて圧縮され、
前記台座部は、前記シール部材が設けられる側とは反対側の表面側において立てられたリブと、前記リブによって囲われた空間とされた凹部と、を備え、
前記凹部には、前記シール部材の外側の位置において水抜き孔が形成されている、端子台。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記リブは、前記台座部の外周を構成する外周リブを含み、
前記水抜き孔が前記外周リブに形成されている、請求項1に記載の端子台。
【請求項3】
前記外周リブに前記水抜き孔を有する前記凹部の底壁が前記シール部材と重なっている、請求項2に記載の端子台。
【請求項4】
前記凹部は、前記シール部材に重なる底壁を有し、前記外周リブに前記水抜き孔を有する第1凹部と、前記シール部材の外側に底壁を有する第2凹部と、を含み、
前記第2凹部における前記水抜き孔は、前記第2凹部の底壁に形成されている、請求項3に記載の端子台。
【請求項5】
前記台座部が合成樹脂材にて形成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子台。
【請求項6】
前記凹部は複数設けられ、
前記各凹部に前記水抜き孔が形成されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端子台に関するものである。
続きを表示(約 5,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機器に取り付けられる端子台として、例えば特許文献1に記載された端子台は、機器のハウジングの開口を塞ぐ態様で該ハウジングに固定される台座部と、台座部の裏面に設けられた環状のシール部材と、を備えている。シール部材は、台座部と機器のハウジングとの間に圧縮状態で配置される。このシール部材によって、台座部と機器のハウジングとの間がシールされ、ハウジングの開口への水入りが抑制されている。また、台座部には、シール部材が設けられる側とは反対側の表面側において複数の補強用のリブが立てられており、それらリブによって台座部の剛性が向上されている。これにより、台座部がシール部材から受ける反力に耐えうる剛性を確保できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011−160619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような端子台において、台座部の表面側には、補強用のリブによって囲われた空間とされた凹部が形成される。このため、端子台に水がかかったときに、当該凹部に水が滞留するおそれがあった。
【0005】
そこで、台座部のリブによって形成された凹部における水の滞留を抑制可能な端子台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子台は、車両に搭載される機器のハウジングに設けられる端子台であって、前記ハウジングの開口を塞ぐ態様で前記ハウジングに固定される台座部と、前記台座部の裏面に設けられた環状のシール部材と、を備え、前記端子台の前記ハウジングに対する組付状態において、前記シール部材は前記開口を囲う位置で前記ハウジングと前記台座部とによって挟まれて圧縮され、前記台座部は、前記シール部材が設けられる側とは反対側の表面側において立てられたリブと、前記リブによって囲われた空間とされた凹部と、を備え、前記凹部には、前記シール部材の外側の位置において水抜き孔が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、台座部のリブによって形成された凹部における水の滞留を抑制可能な端子台を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の端子台の斜視図である。
図2は、同形態の端子台の平面図である。
図3は、同形態の端子台における裏面側からの斜視図である。
図4は、図2における4−4線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子台は、
[1]車両に搭載される機器のハウジングに設けられる端子台であって、前記ハウジングの開口を塞ぐ態様で前記ハウジングに固定される台座部と、前記台座部の裏面に設けられた環状のシール部材と、を備え、前記端子台の前記ハウジングに対する組付状態において、前記シール部材は前記開口を囲う位置で前記ハウジングと前記台座部とによって挟まれて圧縮され、前記台座部は、前記シール部材が設けられる側とは反対側の表面側において立てられたリブと、前記リブによって囲われた空間とされた凹部と、を備え、前記凹部には、前記シール部材の外側の位置において水抜き孔が形成されている。
【0010】
この構成によれば、台座部のリブによって形成された凹部に浸入した水を、水抜き孔を通じて凹部の外側に排出することが可能となる。これにより、当該凹部における水の滞留を抑制することが可能となる。また、水抜き孔がシール部材の外側の位置に設けられるため、凹部内の水が、水抜き孔を通じてシール部材のシール領域の外側に排出される。これにより、水抜き孔から排出する水が、シール部材の内側、つまり、機器のハウジングの開口側に流れることを防止できる。
【0011】
[2]前記リブは、前記台座部の外周を構成する外周リブを含み、前記水抜き孔が前記外周リブに形成されていることが好ましい。この構成によれば、一部が外周リブによって形成された凹部内の水を、水抜き孔を通じて台座部の外周リブの外側に排出することが可能となる。
【0012】
[3]前記外周リブに前記水抜き孔を有する前記凹部の底壁が前記シール部材と重なっていることが好ましい。すなわち、凹部の底壁がシール部材と重なっている場合には、外周リブに水抜き孔を設けることで、水をより確実にシール部材の外側に排出することが可能となる。
【0013】
[4]前記凹部は、前記シール部材に重なる底壁を有し、前記外周リブに前記水抜き孔を有する第1凹部と、前記シール部材の外側に底壁を有する第2凹部と、を含み、前記第2凹部における前記水抜き孔は、前記第2凹部の底壁に形成されていることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、シール部材の外側に底壁を有する第2凹部においては、当該底壁に水抜き孔が形成される。このため、第2凹部における水抜き孔を容易に形成することが可能となる。
【0015】
[5]前記台座部が合成樹脂材にて形成されていることが好ましい。合成樹脂材は、材料としての剛性が比較的低いため、台座部を合成樹脂材にて形成する場合には、シール部材から受ける反力に耐えうる剛性を確保するために、台座部に補強用のリブ(すなわち凹部)を設けることが必要となる。従って、リブを設けることに伴う凹部における水の滞留の問題を解決するために、凹部に水抜き孔を形成することがより重要となる。
【0016】
[6]前記凹部は複数設けられ、前記各凹部に前記水抜き孔が形成されていることが好ましい。この構成によれば、複数の凹部の各々における水の滞留を水抜き孔によって抑制することが可能となる。
【0017】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の端子台の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。なお、本開示における平行とは、厳密な意味での平行を意味するものではなく、平行とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。また、本開示における垂直とは、厳密な意味での垂直を意味するものではなく、垂直とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。
【0018】
図1に示すように、本実施形態の端子台10は、車両に搭載される機器のハウジング11に組み付けられるものである。なお、図面中の互いに直交するXYZ軸におけるX軸は、端子台10の長手方向Xを表し、Y軸は端子台10の幅方向Yを表し、Z軸は端子台10の高さ方向Zを表している。
【0019】
端子台10は、ハウジング11の組付面12に固定される台座部21を備えている。本実施形態のハウジング11の組付面12は平面状をなす。また、本実施形態の組付面12は天方向側を向くとともに、重力方向に対して交差するように構成されている。組付面12には、ハウジング11の内外を連通する開口13が形成されている。台座部21は、ハウジング11の開口13を塞ぐ態様で組付面12に固定される。また、端子台10は、高さ方向Zが組付面12に対して垂直をなすように、組付面12に組み付けられる。また、本実施形態の台座部21は、例えば合成樹脂材からなる射出成形品である。
【0020】
(台座部21)
図1及び図2に示すように、台座部21は、平面視(組付面12に対する垂直方向視であって、本実施形態では高さ方向Z視)において略長方形状をなしている。なお、以下の説明において、端子台10の高さ方向Z視を単に「平面視」と言う。また、以下の説明では、台座部21におけるハウジング11と対向する側を「裏面側」とし、その反対側を「表面側」と言う。
【0021】
台座部21の平面視における4つの角部の各々には、筒状のカラー22がインサート成形により埋設されている。各カラー22は、台座部21を形成する合成樹脂材よりも剛性の高い材料(例えば金属材料)からなる。各カラー22は、図示しないボルトによって組付面12に対して締結固定される。これにより、台座部21が組付面12に対して固定される。なお、本実施形態におけるカラー22の中心軸線(すなわち、ボルトの組付方向)は、端子台10の高さ方向Zと平行をなしている。
【0022】
台座部21は、平面視における中央部にコネクタ部23を備えている。コネクタ部23は、台座部21の表面側から裏面側に貫通するように配置された複数の端子24を備えている。複数の端子24は、端子台10の長手方向Xに沿って並設されている。各端子24の一端部(台座部21の裏面側の端部)は、開口13を介してハウジング11の内部に挿入されるとともに、ハウジング11内に設けられた機器側の端子(図示略)と接続される。また、各端子24の他端部(台座部21の表面側の端部)は、コネクタ部23に対して反機器側から装着される図示しない相手側コネクタの端子と接続される。
【0023】
(シール部材25)
図3及び図4に示すように、端子台10は、台座部21の裏面側においてシール部材25を備えている。シール部材25はゴムやエラストマなどの弾性材料にて形成されている。シール部材25は、平面視で環状をなすシール本体部26と、シール本体部26から内周側に延びる複数の固定部27と、を備えている。各固定部27は、台座部21の裏面側において高さ方向Zに沿って延出形成された固定ピン28に固定されている。
【0024】
シール本体部26は、平面視において、ハウジング11の開口13の周りを囲うように、開口13よりも大きな形状をなしている。台座部21がハウジング11に固定された状態において、シール本体部26は、開口13を囲う位置でハウジング11の組付面12と台座部21とによって挟まれて圧縮状態とされる。これにより、台座部21と組付面12との間がシールされ、開口13への水入りが抑制されるようになっている。
【0025】
(リブ31,32)
図1及び図2に示すように、台座部21は、表面側において立てられた複数の補強用のリブ31,32と、複数のリブ31,32によって形成された複数の凹部41,42,43と、を有している。また、台座部21の表面側には、コネクタ部23を構成する筒状の嵌合部44が形成されている。嵌合部44は、前記相手側コネクタが嵌合される部位である。複数のリブ31,32及び複数の凹部41〜43は、嵌合部44の周囲に形成されている。
【0026】
複数のリブ31,32は、高さ方向Zの表面側に延びるように立設されている。複数のリブ31,32は、平面視における台座部21の外周を構成する外周リブ31と、外周リブ31と嵌合部44との間に形成された中間リブ32と、を含む。外周リブ31は、平面視において、シール本体部26の外側に位置している(図2参照)。
【0027】
各種のリブ31,32によって囲われた空間とされた複数の凹部41〜43の各々は、底壁45と、底壁45から高さ方向Zの表面側に延びる側壁46とを有し、各凹部41〜43における底壁45の反対側(表面側)が開口している。すなわち、各凹部41〜43における側壁46は、平面視において閉ループなす環状をなしている。なお、本実施形態の各凹部41〜43の側壁46は、外周リブ31、中間リブ32及び嵌合部44の側部の組み合わせで構成されている。
【0028】
複数の凹部41〜43は、複数の第1凹部41と、複数の第2凹部42と、複数の第3凹部43とを含む。
図2及び図4に示すように、第1凹部41の底壁45は、平面視においてシール本体部26と重なっている。第1凹部41の側壁46の一部は、外周リブ31にて構成されている。そして、第1凹部41の側壁46としての外周リブ31には、第1凹部41の内部と端子台10の外部とを連通する水抜き孔47が形成されている。水抜き孔47は、平面視において、シール本体部26の外側に形成されている。また、本実施形態の水抜き孔47が形成された外周リブ31は端子台10の長手方向Xに沿って延びており、水抜き孔47は当該外周リブ31を端子台10の幅方向Yに貫通している。また、水抜き孔47の内側面の一部が底壁45の上面と略同位置となるように、水抜き孔47の高さ方向Zの位置が設定されている。
【0029】
図2に示すように、第2凹部42の底壁45は、平面視においてシール本体部26の外側に位置している。第2凹部42の底壁45には、底壁45を高さ方向Zに貫通する水抜き孔48が形成されている。すなわち、水抜き孔48は、平面視において、シール本体部26の外側に形成され、第2凹部42の内部と端子台10の外部側とを連通している。
【0030】
また、第3凹部43の底壁45は、平面視において部分的にシール本体部26と重なり、一部が平面視においてシール本体部26の外側に位置している。第3凹部43の底壁45におけるシール本体部26の外側に位置する部位には、底壁45を高さ方向Zに貫通する水抜き孔49が形成されている。すなわち、水抜き孔49は、平面視において、シール本体部26の外側に形成され、第3凹部43の内部と端子台10の外部側とを連通している。なお、第3凹部43は、第1凹部41と同様に、平面視において底壁45がシール本体部26と重なる凹部ではあるが、水抜き孔49を形成可能なシール本体部26外の領域が底壁45に存在する点で第1凹部41とは異なっている。
(【0031】以降は省略されています)

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