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公開番号2021110203
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210802
出願番号2020004384
出願日20200115
発明の名称建物における給水タンク設置構造
出願人トヨタホーム株式会社
代理人個人,個人
主分類E03B 11/02 20060101AFI20210705BHJP(上水;下水)
要約【課題】建物において給水タンクを好適に設置することができる建物における給水タンク設置構造を提供する。
【解決手段】建物は、複数の建物ユニット20が互いに連結されて構築されるユニット式の建物である。4つの建物ユニット20の柱21Aが集合する柱集合部31では、その柱集合部31を構成する各柱21Aにより囲まれた内側に給水タンク30の設置スペース37が形成されている。設置スペース37には、給水タンク30が各柱21Aに沿って設置されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
柱及び梁を有してなる複数の建物ユニットが互いに連結されて構築されるユニット式の建物に給水タンクが設置されている建物における給水タンク設置構造であって、
隣り合う前記柱の間又は隣り合う前記梁の間には前記給水タンクの設置スペースが形成されており、
前記給水タンクは長尺状に形成され、前記設置スペースにおいて前記柱又は前記梁に沿って設置されていることを特徴とする建物における給水タンク設置構造。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
4つの前記建物ユニットの各柱が集合する柱集合部には、それら各柱により囲まれた内側に前記設置スペースが形成され、
前記給水タンクは、前記設置スペースにおいて前記各柱に沿って設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物における給水タンク設置構造。
【請求項3】
前記給水タンクは、上下に延びる円柱状をなしており、その外径が当該給水タンクの外周側で隣接する前記柱同士の間隔よりも大きくなっていることを特徴とする請求項2に記載の建物における給水タンク設置構造。
【請求項4】
前記柱集合部を構成する前記各柱の下端部に跨がって設けられ、それら各柱を連結する連結プレートを備え、
前記連結プレートには、前記給水タンクの下端部を位置決めした状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の建物における給水タンク設置構造。
【請求項5】
前記建物ユニットは、前記梁として、横並びに設けられた複数の天井小梁と、横並びに設けられた複数の床小梁とを有しており、
隣り合う前記天井小梁の間又は隣り合う前記床小梁の間に前記設置スペースが形成され、その設置スペースに前記給水タンクが前記天井小梁又は前記床小梁に沿って設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物における給水タンク設置構造。
【請求項6】
前記給水タンクを支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、前記隣り合う天井小梁又は前記隣り合う床小梁に跨がって設けられるとともに、それら各天井小梁又はそれら各床小梁にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項5に記載の建物における給水タンク設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物における給水タンク設置構造に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建物に非常用の給水タンクが設置された給水タンクの設置構造が開示されている。この設置構造では、給水タンクが外壁内や屋根裏に設置されている。この設置構造によれば、震災等により建物において断水が生じた場合でも、給水タンクの水を利用することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8−199634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、給水タンクを外壁内に設置する場合、それに伴い、外壁の厚みを大きくする必要が生じると考えられる。しかしながら、その場合、外壁の厚みを大きくすることで、居住スペースが狭くなるおそれがある。
【0005】
また、屋根裏空間は、空調機器等の機器類が設置される設置スペースとして利用されたり、物品を収納する収納スペースとして利用されたりすることが考えられる。そのため、給水タンクを屋根裏空間に設置する場合、それによって、上記設置スペースや収納スペースが狭められるおそれがある。
【0006】
このように、上記特許文献1の給水タンク設置構造では、他のスペースへの影響が懸念されるため、その点で未だ改善の余地があると考えられる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物において給水タンクを好適に設置することができる建物における給水タンク設置構造を提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物における給水タンク設置構造は、柱及び梁を有してなる複数の建物ユニットが互いに連結されて構築されるユニット式の建物に給水タンクが設置されている建物における給水タンク設置構造であって、隣り合う前記柱の間又は隣り合う前記梁の間には前記給水タンクの設置スペースが形成されており、前記給水タンクは長尺状に形成され、前記設置スペースにおいて前記柱又は前記梁に沿って設置されていることを特徴とする。
【0009】
ユニット式建物では、隣り合う柱の間や隣り合う梁の間のスペースがデッドスペースになっていることが多い。そこで、第1の発明では、その点に着目し、柱間又は梁間のスペースを給水タンクの設置スペースとし、その設置スペースにおいて長尺状の給水タンクを柱又は梁に沿って設置している。この場合、給水タンクを設置するにあたって、居室スペース等、他のスペースに影響を与えるのを抑制することができる。そのため、建物において給水タンクを好適に設置することができる。
【0010】
第2の発明の建物における給水タンク設置構造は、4つの前記建物ユニットの各柱が集合する柱集合部には、それら各柱により囲まれた内側に前記設置スペースが形成され、前記給水タンクは、前記設置スペースにおいて前記各柱に沿って設置されていることを特徴とする。
【0011】
第2の発明によれば、4つの建物ユニットの柱が集合する柱集合部の内側に設置スペースが形成され、その設置スペースに給水タンクが柱に沿って設置されている。この場合、建物の内部側に給水タンクを設置することができる。そのため、給水タンクが外壁内や屋根裏に設置される場合と比べ、屋外の熱の影響を受けるのを抑制することができる。
【0012】
第3の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記給水タンクは、上下に延びる円柱状をなしており、その外径が当該給水タンクの外周側で隣接する前記柱同士の間隔よりも大きくなっていることを特徴とする。
【0013】
第3の発明によれば、給水タンクが柱集合部の内側(設置スペース)に設置される上述の構成にあって、給水タンクが柱同士の隙間を通じて転倒するのを確実に防止することができる。
【0014】
第4の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記柱集合部を構成する前記各柱の下端部に跨がって設けられ、それら各柱を連結する連結プレートを備え、前記連結プレートには、前記給水タンクの下端部を位置決めした状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする。
【0015】
柱集合部では、その柱集合部を構成する各柱の下端部が連結プレートを介して連結されることがある。そこで、第4の発明では、その連結プレートに、給水タンクの下端部を位置決め状態で固定する固定部を設けている。各柱により囲まれた内側の設置スペースに給水タンクが設置される上述の構成では、柱と給水タンクとの位置関係が重要となる。その点、各柱を連結する連結プレートに、給水タンクの位置決め用の固定部を設けたため、柱と給水タンクとの位置関係を規定し易くすることができる。
【0016】
第5の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記建物ユニットは、前記梁として、横並びに設けられた複数の天井小梁と、横並びに設けられた複数の床小梁とを有しており、隣り合う前記天井小梁の間又は隣り合う前記床小梁の間に前記設置スペースが形成され、その設置スペースに前記給水タンクが前記天井小梁又は前記床小梁に沿って設置されていることを特徴とする。
【0017】
第5の発明によれば、隣り合う天井小梁の間又は隣り合う床小梁の間が設置スペースとされ、その設置スペースに給水タンクが小梁に沿って設置されている。この場合、設置スペースの幅が比較的広くなっているため、幅の大きい給水タンクを設置することが可能となる。
【0018】
第6の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記給水タンクを支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記隣り合う天井小梁又は前記隣り合う床小梁に跨がって設けられるとともに、それら各天井小梁又はそれら各床小梁にそれぞれ固定されていることを特徴とする。
【0019】
第6の発明によれば、給水タンクを支持する支持部材が隣り合う各天井小梁又は隣り合う各床小梁に跨がって設けられ、それら各天井小梁又は各床小梁にそれぞれ固定されている。この場合、給水タンクの荷重をそれら各天井小梁又は各床小梁に支持部材を介して負担させることができる。このため、重量が大きくなることが想定される給水タンクを安定した状態で設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
第1の実施形態における給水タンクの設置構造を示す斜視図。
給水タンクの設置構造を示す平面図。
図2のA−A線断面図。
連結プレート及びその連結プレートに固定されたブラケットを示す斜視図。
(a)が連結プレート及びブラケットを示す正面図であり、(b)が側面図である。
ユニット式建物の概要を示す斜視図。
建物ユニットの構成を示す斜視図。
第2の実施形態における給水タンクの設置構造を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
〔第1の実施形態〕
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図6はユニット式建物の概要を示す斜視図である。
【0022】
図6に示すように、住宅等の建物10は、二階建てのユニット式建物となっている。建物10は、基礎11(外周基礎)上に設けられた建物本体12と、建物本体12の上方に設けられた屋根部13とを備える。建物本体12は、直方体状をなす複数の建物ユニット20が互いに連結されることにより構成されている。
【0023】
図7は建物ユニット20の構成を示す斜視図である。図7に示すように、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備える。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。
【0024】
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定の間隔(詳しくは等間隔)で複数の天井小梁25が架け渡されている。また、建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定の間隔(詳しくは等間隔)で複数の床小梁26が架け渡されている。複数の天井小梁25によって天井面材27が上方から支持され、複数の床小梁26によって床面材28が下方から支持されている。
【0025】
なお、天井大梁22、床大梁23、天井小梁25及び床小梁26がそれぞれ梁に相当する。
【0026】
ここで、本建物10には、非常時用の給水タンク30が設置されている。これにより、本建物10では、震災等により断水が生じた場合でも、その給水タンク30に蓄えられた水を利用することが可能となっている。そこで、以下においては、建物10における給水タンク30の設置構造について説明する。
【0027】
また、本建物10では、一階部分において4つの建物ユニット20の柱21が集合する柱集合部31に給水タンク30が設置されている。図1〜図3には、その柱集合部31に給水タンク30が設置された給水タンク30の設置構造が示されている。図1は給水タンク30の設置構造を示す斜視図であり、図2は平面図である。また、図3は図2のA−A線断面図である。以下、これら図1〜図3に基づき、給水タンク30の設置構造について説明する。
【0028】
図1〜図3に示すように、4つの建物ユニット20の柱21が集合する柱集合部31では、その柱集合部31を構成する各柱21(以下、これらの柱21の符号にAを付す)が独立基礎33の上に立設されている。各柱21Aは、連結プレート35を介して独立基礎33の上に立設されている。連結プレート35は平板状の鋼板により形成され、矩形形状詳しくは正方形状をなしている(図4や図5も参照)。連結プレート35は独立基礎33の上面に載置され、その載置された連結プレート35の上面に各柱21Aが下端部を載置した状態で立設されている。連結プレート35は、各柱21Aの下端部同士を連結するためのものであり、この連結プレート35を介して各柱21Aが連結され、ひいては各建物ユニット20が連結されている。なお、図1及び図2中の符号34は、独立基礎33と基礎11(外周基礎)とを繋ぐ繋ぎ梁である。
【0029】
柱集合部31の内側には、給水タンク30を設置するための設置スペース37が形成されている。設置スペース37は、柱集合部31を構成する各柱21Aにより囲まれた内側のスペースとして形成されている。換言すると、設置スペース37は、各柱21Aのうち互いに対角に位置する柱21A同士の間、つまり対角方向に隣り合う柱21A同士の間に形成されている。
【0030】
設置スペース37には、給水タンク30が設置されている。給水タンク30は、上下方向に延びる円柱状をなしており、その上下方向の長さが柱21Aの長さと略同じとされている。給水タンク30は、設置スペース37において各柱21Aに沿って設置されている。
(【0031】以降は省略されています)

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