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公開番号2021110115
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210802
出願番号2020001038
出願日20200107
発明の名称タイル張りパネルの製造装置及び製造方法
出願人トヨタホーム株式会社
代理人特許業務法人太陽国際特許事務所
主分類E04F 13/08 20060101AFI20210705BHJP(建築物)
要約【課題】タイル張り外壁などの施工を容易にするタイル張り装置を提供する。
【解決手段】タイル張り装置12の枠体20には、各々にタイルが通過可能な複数の通孔30が所定の間隔で縦横に配列されている。支持部22の枠体34には、表側内部に枠体20と配置され、下側内部に外壁材14が配置され、枠体20と外壁材14との間にワイヤ54,56が張架されている。枠体34では、ワイヤ54,56が通孔30の各々の開口内に十字状に配置されることで、通孔30内に配置されたタイルが支持される。ここで、ワイヤ54,56を退避位置に移動させ、タイルを通孔30から外壁材14上に落とし込むことで、複数のタイルを縦横に張り付けたタイル張りパネル10を製造できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
各々の開口内をタイルが通過可能とされた複数の通孔が一方向及び該一方向と交差する他方向に所定の間隔で配列されて貫通形成され、前記タイルが張られる基板上に配置される枠体と、
前記基板の上方において前記枠体を支持すると共に、前記通孔の各々の開口内に配置された前記タイルを支持する支持部材が、前記タイルの支持位置と前記タイルを通過可能に退避する退避位置とに移動可能に設けられた支持手段と、
を備えたタイル張りパネルの製造装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記通孔は、前記一方向及び前記他方向に沿う断面開口が前記基板側から該基板とは反対側に向かうにしたがって広げられている請求項1に記載のタイル張りパネルの製造装置。
【請求項3】
前記支持部材は、長手方向が前記一方向とされ、前記通孔の開口内の前記他方向に沿う中間位置が前記支持位置とされると共に、前記通孔の前記他方向の周縁部下側が前記退避位置とされた第1線状部材、及び長手方向が前記他方向とされ、前記通孔の開口内の前記一方向に沿う中間位置が前記支持位置とされると共に、前記通孔の前記一方向の周縁部下側が前記退避位置とされた第2線状部材を含む請求項1又は請求項2に記載のタイル張りパネルの製造装置。
【請求項4】
前記支持手段は、上側に前記枠体が配置され、下側に前記基板が配置される支持枠を備え、
前記支持部材は、前記枠体と前記基板との間において、前記支持位置と前記退避位置との間を移動可能とされた請求項1から請求項3の何れか1項に記載のタイル張りパネルの製造装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のタイル張りパネルの製造装置を用いたタイル張りパネルの製造方法であって、
一方の面に前記タイルを接着させる接着剤を塗した前記基板を前記枠体の下側に配置し、
前記支持手段の前記支持部材を前記通孔の各々における前記支持位置に配置し、
前記枠体の前記通孔の各々に、前記タイルの各々を投入配置した後、
前記支持部材を前記退避位置に移動させることで、前記通孔内の前記タイルの各々を前記基板上に配置させて、前記タイルの各々を前記基板に張り付ける、
ことを含むタイル張りパネルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル張りパネルの製造装置及び製造方法に関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
住宅などの建物の外壁には、複数のタイル(外装タイル)が縦横に張り付けられたタイル張り外壁がある。タイル張り外壁は、多数のタイルを縦横に所定の間隔で揃えながら外壁のタイル下地に張り付ける必要があるため、現地施行における作業性等の向上が要求されている。
【0003】
特許文献1の補助枠(タイル整列用補助枠)は、外周枠を形成する枠体内に複数の仕切壁を縦横に等間隔で配置して枠体に連接されており、補助枠には、各々がタイルの大きさとなるように仕切壁によって仕切られた通孔が縦横に配列されている。この補助枠をモルタル面に設置して、補助枠の通孔の各々にタイルを収容させた後に補助枠を引き上げることでタイル張りされた壁ができる。
【0004】
また、特許文献1の補助枠は、補助枠載置板に載置し、通孔の各々に底面を上にして複数のタイルを配置した後、接着剤が塗布されたネットに被着する。これにより、特許文献1では、補助枠を裏返して外すことで、複数のタイルが縦横に配列されてネットに貼着された集合タイルが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公平02−22432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、集合タイルでは、ネットや台紙などに複数のタイルが張り付けられており、集合タイルでは、タイルが張り付けられた状態であってもネットや台紙に捻じれが生じ易い。このため、集合タイルでは、ネットや台紙などに捻じれが生じることで取り扱い難く、タイル張り壁の施行作業の作業性に低下が生じ易い。
【0007】
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、タイル張り外壁などの施工を容易にできるタイル張りパネルの製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様のタイル張りパネルの製造装置は、各々の開口内をタイルが通過可能とされた複数の通孔が一方向及び該一方向と交差する他方向に所定の間隔で配列されて貫通形成され、前記タイルが張られる基板上に配置される枠体と、前記基板の上方において前記枠体を支持すると共に、前記通孔の各々の開口内に配置された前記タイルを支持する支持部材が、前記タイルの支持位置と前記タイルを通過可能に退避する退避位置とに移動可能に設けられた支持手段と、を備える。
【0009】
第1の態様のタイル張りパネルの製造装置では、基板をタイル下地として、基板に複数のタイルを張り付けたタイル張りパネルの製造に用いられる。枠体には、各々の開口内をタイルが通過可能にされた複数の通孔が貫通形成されており、複数の貫通孔は、枠体の一方向及び該一方向と交差する他方向に所定の間隔で配列されている。このような枠体は、例えば、所定の幅の桟部材を縦横に配列して格子状に形成することができる。
【0010】
支持手段は、枠体と基板との間に配置されて枠体を支持する。また、支持手段には、通孔の各々の開口内に配置されたタイルを支持する支持部材が設けられ、支持部材が、タイルの支持位置と通孔をタイルが通過可能にする退避位置とに移動可能とされている。この退避位置としては、例えば、所定の間隔で通孔を配列していることから、隣接する通孔との間の位置とすることができる。
【0011】
ここで、支持部材を支持位置に配置し、枠体の通孔の各々にタイルを配置することで、基板の上方において複数のタイルが配列される。また、挿通孔に配置されたタイルの各々は、支持部材が退避位置に移動されることで基板上に落とし込まれる。
【0012】
これにより、複数のタイルを一方向及び他方向に所定の間隔で配列して基板上に配置できるので、複数のタイルを一方向及び他方向に所定の間隔で配列させたタイル張りパネルを容易に製造できる。また、製造されたタイル張りパネルの基板を建物の壁に取り付けることで、タイル張り壁を施行でき、タイル張り壁の施行の作業性を向上できる。
【0013】
第2の態様のタイル張りパネルの製造装置は、第1の態様において、前記通孔は、前記一方向及び前記他方向に沿う断面開口が前記基板側から該基板とは反対側に向かうにしたがって広げられている。
【0014】
第2の態様のタイル張りパネルの製造装置では、一方向及び他方向に沿う通孔の断面開口の各々が基板側から該基板とは反対側に向かうにしたがって広げられている。このため、通孔へのタイルの配置を容易にするために通孔の上側の開口を広げても、各タイルの位置を通孔の下側の開口に合わせることができて、複数のタイルを基板上に揃えるための通孔へのタイルの配置が容易となる。
【0015】
第3の態様のタイル張りパネルの製造装置は、第1又は第2の態様において、前記支持部材は、長手方向が前記一方向とされ、前記通孔の開口内の前記他方向に沿う中間位置が前記支持位置とされると共に、前記通孔の前記他方向の周縁部下側が前記退避位置とされた第1線状部材、及び長手方向が前記他方向とされ、前記通孔の開口内の前記一方向に沿う中間位置が前記支持位置とされると共に、前記通孔の前記一方向の周縁部下側が前記退避位置とされた第2線状部材を含む。
【0016】
第3の態様のタイル張りパネルの製造装置では、支持部材として各々が線状とされた第1線状部材及び第2線状部材を用いている。通孔に配置されるタイルを支持する支持位置では、第1線状部材と第2線状部材とが交差するので、通孔に配置されたタイルを容易に支持できる。また、第1線状部材及び第2線状部材の各々は、線状とされているので、通孔の開口周縁に移動させることで容易に退避させることができ、支持部材の構成を簡略にできる。このような第1線状部材及び第2線状部材としては、互いに隣接する通孔の間隔よりも細幅であればよく、帯状であってもよい。
【0017】
第4の態様のタイル張りパネルの製造装置は、第1から第3の何れか1の態様において、前記支持手段は、上側に前記枠体が配置され、下側に前記基板が配置される支持枠を備え、前記支持部材は、前記枠体と前記基板との間において、前記支持位置と前記退避位置との間を移動可能とされている。
【0018】
第4の態様のタイル張りパネルの製造装置では、支持手段に支持枠が設けられており、支持枠内には、下側に基板が配置され、上側に枠体が配置される。このため、支持枠によって枠体と基板との位置合わせができて、基板上にタイルを精度よく配列できる。
【0019】
第5の態様のタイル張りパネルの製造方法は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のタイル張りパネルの製造装置を用いたタイル張りパネルの製造方法であって、一方の面に前記タイルを接着させる接着剤を塗した前記基板を前記枠体の下側に配置し、前記支持手段の前記支持部材を前記通孔の各々における前記支持位置に配置し、前記枠体の前記通孔の各々に、前記タイルの各々を投入配置した後、前記支持部材を前記退避位置に移動させることで、前記通孔内の前記タイルの各々を前記基板上に配置させて、前記タイルの各々を前記基板に張り付ける、ことを含む。
【0020】
これにより、複数のタイルが一方向及び他方向に所定の間隔で配列されたタイル張りパネルを容易に製造でき、基板を建物の壁に容易に取り付けることができるので、タイル張り壁の施行の作業性を向上できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の第1の態様のタイル張りパネルの製造装置によれば、基板上に複数のタイルを配列したタイル張りパネルを容易に製造できる、という効果を有する。また、製造したタイル張りパネルの基板を建物の壁に取り付けることでタイル張り壁を施行できるので、タイル張り壁の施行の作業性を向上できる、という効果を有する。
【0022】
第2の態様のタイル張りパネルの製造装置によれば、タイルの位置を通孔の下側の開口に合わせることができて、複数のタイルを基板上に揃えて配列できるので、タイルの位置が揃った高品質のタイル張りパネルの製造が容易になる、という効果を有する。
【0023】
第3の態様のタイル張りパネルの製造装置によれば、支持部材の構成を簡略にできる、という効果を有する。
【0024】
第4の態様のタイル張りパネルの製造装置によれば、支持枠によって基板と枠体とを位置合わせできるので、基板上にタイルを精度よく配列できて、タイルの位置が揃った高品質のタイル張りパネルの製造が容易になる、という効果を有する。
【0025】
第5の態様のタイル張りパネルの製造方法によれば、タイル張り壁の施行の作業性を向上できるタイル張りパネルの製造が容易になる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本実施形態に係るタイル張り装置の概略構成を示す分解斜視図である。
タイル張りパネルの概略を示す斜視図である。
図1の3−3線に沿うタイル張り装置の断面図である。
枠体の主要部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、矩形状の基板に複数のタイル(tile)を縦横に配列したタイル張りパネル10の製造を説明する。図1には、本実施形態においてタイル張りパネル10の製造に用いる製造装置としてのタイル張り装置12の概略構成が斜め上方視の分解斜視図にて示され、図2には、本実施形態に係るタイル張りパネル10の概略が斜視図にて示されている。また、図3には、タイル張り装置12の主要部が図1の3−3線に沿う断面図にて示され、図4には、タイル張り装置12の主要部が拡大された斜視図にて示されている。
【0028】
なお、本実施形態に係るタイル張り装置12は、略水平に配置(平置き)されて使用され、本実施形態では、一方向を縦方向とし、一方向と交差する他方向を横方向(左右方向)とし、縦方向及び横方向の各々と交差する方向を表裏方向としている。図面では、縦方向の上側が矢印TP、横方向の右側が矢印HR、及び表裏方向の表側が矢印SFにて示されている。本実施形態に係るタイル張り装置12は、表裏方向の表側が上方に向けられて使用され、以下の説明では、表側を上方、裏側を下方と表記することもある。
【0029】
本実施形態に係るタイル張りパネル10は、一例として建物のタイル外壁の形成に用いられる。図2に示すように、タイル張りパネル10には、基板及び下地材(タイル下地材)としての長尺矩形状の外壁材14が用いられている。外壁材14には、建物の外壁下地に取り付けられて建物の外壁を形成する各種外壁素材を適用でき、本実施形態では、タイル下地に用いる外壁材14として矩形平板状のサイディング(siding)を適用している。
【0030】
タイル16には、矩形略平板ブロック状の外装タイルが用いられている。また、タイル16は、幅方向に沿う寸法(幅寸法W)よりも長手方向に沿う寸法(長さ寸法L)が長くされている。なお、タイル16は、幅方向寸法と長手方向寸法とが同様にされた略正方形状であってもよい。
(【0031】以降は省略されています)

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