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公開番号2021110111
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210802
出願番号2020000859
出願日20200107
発明の名称建物の施解錠システム
出願人トヨタホーム株式会社,株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20210705BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】施解錠を行うに際し、より利便性の向上を図ることができる建物の施解錠システムを提供する。
【解決手段】建物には、玄関ドアの施解錠を行う施錠装置21が設けられている。施錠装置21は、電子キー19から送信されるID情報に基づき施解錠される。また、建物には、玄関口付近の所定範囲を通信エリアとして、電子キー19との間で無線通信が可能とされた通信装置27が設けられている。コントローラ30は、通信装置27を通じて電子キー19より送信されるID情報を受信し、その受信したID情報があらかじめ登録されたID情報であるか否かを認証する認証処理を行う。また、建物には、玄関口付近で人が発した音声を検出する音声検出器28が設けられている。コントローラ30は、上記認証処理により電子キー19の認証がなされ、かつ、音声検出器28により検出された人の音声が入力された場合に、施錠装置21の施解錠を実行する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザにより携帯され、固有の識別情報を送信する携帯機器と、
建物の出入口付近の所定範囲を通信エリアとして、前記携帯機器との間で無線通信が可能とされている通信装置と、
前記通信装置を通じて前記携帯機器より受信した識別情報に基づき、前記出入口を開閉するドアの施解錠を行う施錠装置と、を備える建物の施解錠システムであって、
前記通信装置を通じて前記携帯機器より受信した識別情報があらかじめ登録された識別情報であるか否かを認証する認証手段と、
前記出入口付近において人が発した音声を取得する音声取得手段と、
前記認証手段により識別情報の認証がなされ、かつ、前記音声取得手段により人の音声が取得された場合に、前記施錠装置の施解錠を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする建物の施解錠システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された人の音声に基づき、前記施錠装置の施錠及び解錠のうちいずれかを実行することを特徴とする請求項1に記載の建物の施解錠システム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された人の音声に予め定められた施錠用ワードが含まれている場合には前記施錠装置の施錠を実行し、予め定められた解錠用ワードが含まれている場合には前記施錠装置の解錠を実行することを特徴とする請求項2に記載の建物の施解錠システム。
【請求項4】
前記施錠装置は、デッドボルトを動作させることで当該施錠装置を施錠状態と解錠状態とに切り替える駆動部を有し、
前記駆動部は、前記デッドボルトの動作速度を調整可能とされており、
前記施錠用ワード及び前記解錠用ワードにはそれぞれ、前記デッドボルトの動作速度を通常とする通常ワードと、前記デッドボルトの動作速度を通常よりも遅くする低速ワードとがあり、
前記制御手段は、前記施錠装置の施解錠の際、前記音声取得手段により取得された音声に前記通常ワードが含まれている場合には、前記駆動部により前記デッドボルトを通常の動作速度で動作させ、前記低速ワードが含まれている場合には、前記駆動部により前記デッドボルトを通常よりも遅い動作速度で動作させることを特徴とする請求項3に記載の建物の施解錠システム。
【請求項5】
前記携帯機器は、前記ユーザの音声を検出する音声検出機能と、その検出された音声を送信する音声送信機能とを有し、
前記音声取得手段は、前記通信装置を通じて受信された前記携帯機器からの音声情報に基づき、前記ユーザの音声を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建物の施解錠システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の施解錠システムに関する。
続きを表示(約 5,900 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等の建物では、居住者が携帯する電子キーによる認証に基づいてドアの施解錠を行う施解錠システムが開示されている。かかる施解錠システムとして、特許文献1には、電子キーによる認証がなされ、かつ、居住者がドアのハンドルに触れた場合に、ドアの施解錠が実行されるタッチ式の施解錠システムが開示されている。
【0003】
特許文献1の施解錠システムについて具体的には、当該システムでは、電子キーを携帯した居住者が建物に入るためにドアに近づき、当該ドア付近に設けられた通信装置の通信エリア内に入ると、電子キーから発信される識別情報が通信装置により受信される。そして、建物側では、その受信された識別情報に基づき居住者であるか否かの認証が行われる。
【0004】
また、特許文献1の施解錠システムでは、ドアのハンドルにタッチセンサが内蔵されている。当該システムでは、電子キーからの識別情報に基づき居住者であるとの認証が行われた場合、さらにタッチセンサにより居住者がハンドルに触れたことが検知されると、ドアの施解錠が実行されるようになっている。この場合、居住者はドアのハンドルを触れるだけでドアの施解錠を行うことができるため、施解錠を行う上で利便性の向上を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016−3536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1の施解錠システムでは、居住者がドアの施解錠を行う際に荷物を持っている場合、その荷物を持っている手をドアのハンドルまで伸ばしタッチする必要がある。しかしながら、荷物を持った状態でタッチ操作を行うのは煩わしさがあると考えられ、その点で上記特許文献1のシステムは未だ改善の余地があると考えられる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、施解錠を行うに際し、より利便性の向上を図ることができる建物の施解錠システムを提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の施解錠システムは、ユーザにより携帯され、固有の識別情報を送信する携帯機器と、建物の出入口付近の所定範囲を通信エリアとして、前記携帯機器との間で無線通信が可能とされている通信装置と、前記通信装置を通じて前記携帯機器より受信した識別情報に基づき、前記出入口を開閉するドアの施解錠を行う施錠装置と、を備える建物の施解錠システムであって、前記通信装置を通じて前記携帯機器より受信した識別情報があらかじめ登録された識別情報であるか否かを認証する認証手段と、前記出入口付近において人が発した音声を取得する音声取得手段と、前記認証手段により識別情報の認証がなされ、かつ、前記音声取得手段により人の音声が取得された場合に、前記施錠装置の施解錠を実行する制御手段と、備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、ユーザの携帯する携帯機器から送信される識別情報の認証が行われ、かつ、建物の出入口付近で人が発した音声が取得された場合に、ドアの施錠装置の施解錠が実行される。この場合、ユーザは携帯機器を携帯した状態で出入口に近づくとともに、その出入口付近で音声を発することで、施錠装置を施解錠することができる。これにより、ユーザが手に荷物を持っている場合でも、ユーザはその手をドアのハンドルまで伸ばすことなく施解錠を行うことができる。そのため、ドアの施解錠を行うに際し、より利便性の向上を図ることができる。
【0010】
第2の発明の建物の施解錠システムは、第1の発明において、前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された人の音声に基づき、前記施錠装置の施錠及び解錠のうちいずれかを実行することを特徴とする。
【0011】
従来のタッチ式の施解錠システムでは、ユーザが施錠装置を解錠しようとドアのハンドルにタッチする際に、施錠装置がすでに解錠状態となっている場合にはタッチすることで施錠装置が解錠状態から施錠状態に切り替わってしまう。そのため、そのような場合には、もう一度ハンドルにタッチして解錠状態にする必要があり、面倒であった。
【0012】
その点、本発明では、出入口付近で人が発した音声に基づき、施錠装置の施錠及び解錠のうちいずれかが選択されて実行されるようになっている。この場合、例えば予め施錠用の音声と解錠用の音声とを設定しておくことで、人が発した音声が施錠用の音声と一致する場合は施錠を実行し、解錠用の音声と一致する場合は解錠を実行するといったことが可能となる。これにより、タッチ式の施解錠システムで生じていた上記の手間が発生することがなく、より一層利便性の向上を図ることが可能となる。
【0013】
第3の発明の建物の施解錠システムは、第2の発明において、前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された人の音声に予め定められた施錠用ワードが含まれている場合には前記施錠装置の施錠を実行し、予め定められた解錠用ワードが含まれている場合には前記施錠装置の解錠を実行することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、ユーザが発した音声に施錠用ワード(例えば「施錠」というワード)が含まれている場合には施錠装置が施錠され、解錠用ワード(例えば「解錠」というワード)が含まれている場合には施錠装置が解錠される。この場合、例えば人の発した音声の大小(音量)や抑揚(イントネーション)等に基づき、施錠装置を施錠又は解錠する構成と比べ、ユーザが施錠の際及び解錠の際に発する音声をわかりやすくすることができる。そのため、ユーザの発する音声に基づき、施錠装置の施錠又は解錠を行う上で好適な構成とすることができる。
【0015】
第4の発明の建物の施解錠システムは、第3の発明において、前記施錠装置は、デッドボルトを動作させることで当該施錠装置を施錠状態と解錠状態とに切り替える駆動部を有し、前記駆動部は、前記デッドボルトの動作速度を調整可能とされており、前記施錠用ワード及び前記解錠用ワードにはそれぞれ、前記デッドボルトの動作速度を通常とする通常ワードと、前記デッドボルトの動作速度を通常よりも遅くする低速ワードとがあり、前記制御手段は、前記施錠装置の施解錠の際、前記音声取得手段により取得された音声に前記通常ワードが含まれている場合には、前記駆動部により前記デッドボルトを通常の動作速度で動作させ、前記低速ワードが含まれている場合には、前記駆動部により前記デッドボルトを通常よりも遅い動作速度で動作させることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、施錠用ワード及び解錠用ワードにそれぞれ通常ワードと低速ワードとが用意されており、施錠装置の施解錠が実行される際、取得されたユーザの音声に通常ワードが含まれている場合には、駆動部によりデッドボルトが通常の動作速度で動作され、低速ワードが含まれている場合には、駆動部によりデッドボルトが通常よりも遅い動作速度で動作される。かかる構成によれば、夜間等においてユーザが施解錠を行う際には、低速ワードを発することで、デッドボルトの動作を遅くして施解錠することができる。これにより、施解錠の際に発生するデッドボルトの動作音を小さくすることができるため、その動作音により周囲に迷惑をかけてしまうのを抑制することができる。
【0017】
なお、施錠用ワードについては通常ワードを「施錠」というワードとし、低速ワードを「ゆっくり施錠」というワードとすることが考えられる。また、これと同様に、解錠用ワードについては通常ワードを「解錠」というワードとし、低速ワードを「ゆっくり解錠」というワードとすることが考えられる。
【0018】
第5の発明の建物の施解錠システムは、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記携帯機器は、前記ユーザの音声を検出する音声検出機能と、その検出された音声を送信する音声送信機能とを有し、前記音声取得手段は、前記通信装置を通じて受信された前記携帯機器からの音声情報に基づき、前記ユーザの音声を取得することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、ユーザの携帯する携帯機器に、ユーザが発した音声を検出しその検出した音声を送信する機能が設けられている。この場合、ユーザは施解錠のための音声を発する際には自身の携帯機器に向けて発すればよく、発した音声が携帯機器により検出されると、その音声が携帯機器から送信される。そして、その送信された音声情報が通信装置を通じて受信されると、それに基づきユーザが発した音声が建物側で取得される。この場合、建物側に音声検出部を設けなくても済むため、建物側において構成の簡素化を図ることができる。また、この場合、識別情報を送信する携帯機器に音声検出機能が付与されているため、携帯機器とは別に音声検出機能を有する機器を用意する必要がなく、その点でも構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
玄関周辺を示す平面図。
施解錠システムの電気的構成を示す図。
制御処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は玄関周辺を示す平面図である。
【0022】
図1に示すように、建物10には、屋内スペースとして、玄関11や廊下12、居室13等が設けられている。玄関11には、出入口としての玄関口15が設けられている。この玄関口15を通じて建物10への出入りが可能となっている。また、玄関口15には、玄関ドア16が設けられている。玄関ドア16は、例えば回動式の開き戸からなる。この玄関ドア16により玄関口15が開閉されるようになっている。なお、玄関ドア16は、引き戸であってもよい。また、玄関ドア16がドアに相当する。
【0023】
玄関ドア16には、施錠装置21が取り付けられている。施錠装置21は通電により施解錠を行う電気錠からなる。施錠装置21は、建物10の居住者(ユーザに相当)が携帯する電子キー19によって施解錠されるようになっている。なお、電子キー19が携帯機器に相当する。
【0024】
施錠装置21は、玄関ドア16に取り付けられた錠ケース22と、錠ケース22に収容され、玄関ドア16の戸先から突出可能なデッドボルト23と、デッドボルト23を動作させるための駆動部24(図2参照)とを備える。デッドボルト23は、錠ケース22に収容される収容位置と、錠ケース22(つまり玄関ドア16の戸先)から突出する突出位置との間で動作可能とされている。デッドボルト23は、突出位置にある場合には玄関口15の周面に形成された受孔部25に挿入され、その挿入によりデッドボルト23が受孔部25に係合される。この場合、施錠装置21は施錠状態とされる。また、デッドボルト23は、収容位置にある場合には受孔部25から出て受孔部25に係合されない状態となる。この場合、施錠装置21は解錠状態とされる。また、駆動部24は、例えば電動式のモータからなる。
【0025】
玄関ドア16付近の外壁には、通信装置27が設けられている。通信装置27は、居住者が携帯する電子キー19との間で無線通信を行うものである。通信装置27は、その通信エリアCAが通信装置27を中心とした所定範囲に設定されている。通信装置27の通信エリアCAは玄関口15付近に設定され、通信装置27は、その通信エリアCA内において電子キー19との間で無線通信が可能となっている。
【0026】
玄関ドア16付近の外壁には、さらに音声検出器28が設けられている。音声検出器28は、玄関ドア16付近で人が発した音声を検出するものであり、例えばマイクにより構成されている。この場合、この音声検出器28により、通信装置27の通信エリアCA内で人が発した音声を検出することが可能となっている。
【0027】
続いて、施解錠システムの電気的構成について図2に基づいて説明する。図2は、施解錠システムの電気的構成を示す図である。
【0028】
図2に示すように、施解錠システムは、制御手段としてのコントローラ30を備える。コントローラ30は、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを備えて構成され、例えば玄関11の壁面に設けられている。また、コントローラ30は、ID情報記憶部31と、ワード記憶部32とを有している。ID情報記憶部31には、電子キー19の認証に用いられるID情報が記憶されている。また、ワード記憶部32には、居住者が施錠装置21を施錠する際に用いる施錠用ワードと、解錠する際に用いる解錠用ワードとが記憶(登録)されている。
【0029】
コントローラ30には、通信装置27が接続されている。コントローラ30は、通信装置27を介して電子キー19と通信可能とされている。電子キー19には、当該キー19固有のID情報が予め記憶されている。このID情報はID情報記憶部31に記憶されたID情報に対応したものとなっている。なお、ID情報が識別情報に相当する。
【0030】
電子キー19を携帯する居住者が通信装置27の通信エリアCAに入ると、電子キー19から発信(送信)されるID情報が通信装置27を通じてコントローラ30により受信される。コントローラ30は、電子キー19から送信されるID情報を受信すると、その受信したID情報の認証を行う。具体的には、コントローラ30は、受信したID情報がID情報記憶部31に記憶されているID情報と一致するか否かを判定(認証)する。
(【0031】以降は省略されています)

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