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公開番号2021104769
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210726
出願番号2019237397
出願日20191226
発明の名称作業機
出願人株式会社クボタ
代理人特許業務法人R&C
主分類B60K 17/10 20060101AFI20210625BHJP(車両一般)
要約【課題】ミッションケースの外面に備えた油圧ユニットに作動油を供給する油路を合理的に形成する。
【解決手段】機体の前後方向に延びる姿勢のミッションケース5と、ミッションケース5において互いに向かい合う壁部5a,5bの一方に備えた第1油圧ユニットV、及び、他方に備えた第2油圧ユニット44と、第1油圧ユニットVから第2油圧ユニット44に作動油を供給する供給経路43とを備えている。第1油圧ユニットVと第2油圧ユニット44とが、ミッションケース5の前後方向に沿うケース軸芯Xに直交する方向視で重なり合う位置に配置され、供給経路43が、ケース軸芯Xに直交する姿勢となる直線状でミッションケース5の内部に備えられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
機体に備えられ、前記機体の前後方向に延びる姿勢のミッションケースと、
前記ミッションケースにおいて互いに向かい合う壁部の一方に備えた第1油圧ユニット、及び、前記壁部の他方に備えた第2油圧ユニットと、
前記第1油圧ユニットから前記第2油圧ユニットに作動油を供給する供給経路とを備え、
前記第1油圧ユニットと前記第2油圧ユニットとが、前記ミッションケースの前後方向に沿うケース軸芯に直交する方向視で重なり合う位置に配置され、
前記供給経路が、前記ケース軸芯に直交する姿勢となる直線状に前記ミッションケースの内部に備えられている作業機。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記ミッションケースが、前記壁部の内面に一体形成された内部部材を有し、
前記供給経路の少なくとも一部が、前記内部部材の切削により孔状油路として構成されている請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記供給経路が、管状部材に形成される管内油路と、前記孔状油路と、で構成されている請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記孔状油路が、前記壁部の一方または他方から延び、
前記管状部材が、前記壁部の他方または一方と前記孔状油路の端部とに亘っている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記ミッションケースに静油圧式の無段変速装置が収容され、
前記ミッションケースの底部が作動油を貯留する作動油タンクであり、
前記第1油圧ユニットが、前記作動油タンクからの作動油を制御するバルブユニットであり、
前記第2油圧ユニットが前記無段変速装置に供給される作動油を濾過するフィルタである請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項6】
前記供給経路より上側に、油圧により駆動力の断続を行う多板式のクラッチ機構のクラッチ軸の支持部が配置されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項7】
前記供給経路より下側に、前記ミッションケースの駆動力を前車輪に伝える前輪駆動軸が配置されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項8】
前記第1油圧ユニットと、前記第2油圧ユニットとの少なくとも一方が前記壁部の外面に対して隙間なく取り付けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミッションケースの外面に備えたユニットに作動油が供給される作業機に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
上記構成の作業機として特許文献1には、トラクタのミッションケースに無段変速装置のケースを連結し、このケースの外壁にオイルフィルタを備え、ミッションケースに貯留された作動油を無段変速装置のチャージ油として供給する油路をミッションケース等に形成した構成が記載されている。
【0003】
つまり、ミッションケースの底部の作動油を、ミッションケースの側壁内部の内部油路に送り、この内部油路の作動油をチャージポンプで加圧してオイルフィルタに送り、更に、ケース内油路から無段変速装置の油圧回路に供給する油路構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6−199140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ミッションケースの外部に管路を備えるものと比較すると、特許文献1に記載されたようにミッションケースの側壁の内部に油路を形成する構成は、部品点数の増加を抑制しつつ油路系の組み立てを容易にするものである。
【0006】
作業機としてトラクタを例に挙げると、走行駆動力を断続や、外部動力取出軸(PTO軸)の駆動力を断続するため多板式のクラッチをミッションケースの内部に備え、このクラッチに対する作動油の給排を行うバルブユニットをミッションケースの壁部の外面に取り付ける構成も存在する。
【0007】
ここで、オイルフィルタをミッションケースの一方の側壁に備え、バルブユニットを他方の側壁に備え、バルブユニットからの作動油をオイルフィルタに供給する供給油路を想像すると、特許文献1に記載された油路のように、ミッションケースの内部(壁体の肉厚内)に孔状の油路を形成するものは、ミッションケースの構造が複雑化し、ミッションケースの製造に手間が掛かる点で改善の余地がある。
【0008】
このような理由から、ミッションケースの対向する壁部の夫々に備えた油圧ユニットの間で作動油を供給する油路を合理的に形成した作業機が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る作業機の特徴構成は、機体に備えられ、前記機体の前後方向に延びる姿勢のミッションケースと、前記ミッションケースにおいて互いに向かい合う壁部の一方に備えた第1油圧ユニット、及び、前記壁部の他方に備えた第2油圧ユニットと、前記第1油圧ユニットから前記第2油圧ユニットに作動油を供給する供給経路とを備え、前記第1油圧ユニットと前記第2油圧ユニットとが、前記ミッションケースの前後方向に沿うケース軸芯に直交する方向視で重なり合う位置に配置され、前記供給経路が、前記ケース軸芯に直交する姿勢となる直線状に前記ミッションケースの内部に備えられている点にある。
【0010】
この特徴構成によると、供給経路がケース軸芯に直交する姿勢で形成されているため、第1油圧ユニットから第2油圧ユニットに対し最短距離で作動油を供給できる。また、供給経路が直線状となるため、供給経路の流路抵抗が低減される。
従って、ミッションケースの対向する壁部の夫々に備えた油圧ユニットの間で作動油を供給する油路を合理的に形成した作業機が構成された。
【0011】
上記構成に加えた構成として、前記ミッションケースが、前記壁部の内面に一体形成された内部部材を有し、前記供給経路の少なくとも一部が、前記内部部材の切削により孔状油路として構成されても良い。
【0012】
これによると、ミッションケースの内部に一体形成された内部部材を、例えば、ドリル加工することで孔状部を形成することにより、供給経路の一部として孔状油路を形成できる。
【0013】
上記構成に加えた構成として、前記供給経路が、管状部材に形成される管内油路と、前記孔状油路と、で構成されても良い。
【0014】
これによると、作動油を管状部材の管内油路と、内部部材の孔状油路とを用いて供給経路を構成できる。また、供給経路の一部に管状部材を用いるため、例えば、第1油圧ユニットまたは第2油圧ユニットのうち作動油を送り出すポートの位置と、供給経路の軸芯との間に僅かな誤差が生じていても、管状部材を僅かに変形させることにより、管状部材を容易に接続することも可能となる。
【0015】
上記構成に加えた構成として、前記孔状油路が、前記壁部の一方または他方から延び、前記管状部材が、前記壁部の他方または一方と前記孔状油路の端部とに亘っても良い。
【0016】
これによると、一方の壁部に取り付けた第1油圧ユニットまたは第2油圧ユニットからの作動油を管状部材と孔状油路とを介して、他方の壁部に取り付けた第2油圧ユニットまたは第1油圧ユニットに対して供給することが可能となる。
【0017】
上記構成に加えた構成として、前記ミッションケースに静油圧式の無段変速装置が収容され、前記ミッションケースの底部が作動油を貯留する作動油タンクであり、前記第1油圧ユニットが、前記作動油タンクからの作動油を制御するバルブユニットであり、前記第2油圧ユニットが前記無段変速装置に供給される作動油を濾過するフィルタであっても良い。
【0018】
これによると、作動油タンクの作動油をバルブユニットが制御して供給経路に送り出し、この供給経路からの作動油を、フィルタで濾過して無段変速装置に供給できる。
【0019】
上記構成に加えた構成として、前記供給経路より上側に、油圧により駆動力の断続を行う多板式のクラッチ機構のクラッチ軸の支持部が配置されても良い。
【0020】
これによると、クラッチ機構のクラッチ軸を支持する支持部を避けた位置に供給経路を形成することが可能となる。また、例えば、壁部の内面に一体形成された内部部材が、クラッチ軸の支持部を備えた構成では、内部部材を特別に形成する必要がない。
【0021】
上記構成に加えた構成として、前記供給経路より下側に、前記ミッションケースの駆動力を前車輪に伝える前輪駆動軸が配置されても良い。
【0022】
これによると、前輪駆動軸を避けた位置に供給経路を形成することが可能となる。
【0023】
上記構成に加えた構成として、前記第1油圧ユニットと、前記第2油圧ユニットとの少なくとも一方が前記壁部の外面に対して隙間なく取り付けられても良い。
【0024】
これによると、第1油圧ユニットと、第2油圧ユニットと少なくとも一方をミッションケースの壁部に密着させた状態で取り付けることで安定した取り付けを可能にするだけでなく、作動油の漏出の抑制も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
トラクタの側面図である。
トラクタの平面図である。
ミッションケースの伝動構造を示す側面図である。
トラクタの油圧回路図である。
ミッションケースのうち前輪増速装置の部位の断面図である。
図5のVI−VI線断面図である。
第3油路の構成を示すミッションケースの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1、図2に示すように、機体Aに左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを備え、機体Aの前部のエンジンボンネット3の内部にエンジン4を備え、機体Aの後部位置に運転部Cを配置して作業機としてのトラクタTが構成されている。
【0027】
図1、図2の図中のFは「前方向」を示し、Bは「後方向」を示し、Uは「上方向」を示し、Dは「下方向」を示す。Rは「右方向」を示し、Lは「左方向」を示している。
【0028】
このトラクタTは、エンジン4の駆動力を変速するミッションケース5が機体Aの中央から機体Aの後端に亘る領域に配置され、ミッションケース5の後端上部にリフトシリンダ6を収容し、このリフトシリンダ6の作動により上下に作動する左右一対のリフトアーム7を備えている。
【0029】
ミッションケース5の後端には、リフトアーム7により昇降自在に支持されるロータリ耕耘装置(図示せず)等に駆動力を伝えるためのリヤPTO軸8が後方に突出する形態で備えられている。また、ミッションケース5の下面には機体Aの下側に備えられる作業装置を駆動するミッドPTO軸9が前方に突出する形態で備えられている。
【0030】
運転部Cには、左右の後輪フェンダー10の中間位置に運転座席11を備え、この運転座席11の前方にステアリングホイール12を備え、運転座席11より下側にフロアー13を備えている。
(【0031】以降は省略されています)

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