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公開番号2021103935
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210715
出願番号2019235336
出願日20191225
発明の名称調整力計画作成装置およびその方法
出願人株式会社日立製作所
代理人特許業務法人サンネクスト国際特許事務所
主分類H02J 3/00 20060101AFI20210618BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電気自動車の調整力提供の不確実性を低減する。
【解決手段】調整力計画作成装置100において、電力を蓄電又は放電するリソースの調整力に関するリソース情報を記憶する記憶部と、蓄電池が搭載された電気自動車の調整力提供計画を管理するリソースアグリゲータと情報の送受信を行うリソース検索部と、リソース検索部の検索結果を基に調整力協調提供案に関する情報を作成する調整力協調提供案作成部を有する。リソース検索部は、調整力提供計画に関する情報を受信した場合、該情報を基に記憶部を検索して、調整力提供計画に適合するリソースを抽出する。調整力協調提供案作成部は、リソース検索部が抽出したリソース情報を基に調整可能量を調整可能時間に対応づけて算出し、調整力提供計画に関する情報のうち調整力提供開始時刻を、調整可能時間に従って修正し、調整力提供開始時刻が修正された調整力提供計画を基に調整力協調提供案を作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力を蓄電又は放電する1以上のリソースの調整力に関するリソース情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部を検索対象として管理すると共に、蓄電池が搭載された1以上の電気自動車の調整力提供計画を管理するリソースアグリゲータと情報の送受信を行うリソース検索部と、
前記リソース検索部の検索結果を基に前記調整力提供計画に対する修正案となる調整力協調提供案に関する情報を作成する調整力協調提供案作成部と、を有し、
前記リソース検索部は、
前記リソースアグリゲータから前記調整力提供計画に関する情報を受信した場合、前記調整力提供計画に関する情報を基に前記記憶部を検索して、前記調整力提供計画に適合する1以上のリソースを抽出し、
前記調整力協調提供案作成部は、
前記リソース検索部により抽出された前記リソースに関する前記リソース情報を基に前記抽出された前記リソースの調整可能な電力を示す1以上の調整可能量を1以上の調整可能時間に対応づけて算出し、前記調整力提供計画で規定された調整力提供開始時刻を前記算出した各調整可能量の調整可能時間に従って修正し、前記調整力提供開始時刻が修正された前記調整力提供計画を基に前記調整力協調提供案を1以上作成することを特徴とする調整力計画作成装置。
続きを表示(約 3,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の調整力計画作成装置であって、
前記リソース検索部は、
前記1以上のリソースとして、前記調整力提供計画で規定された複数の項目のうち少なくも提供調整力種類と調整力提供エリアに適合するリソースを抽出することを特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の調整力計画作成装置であって、
前記調整力協調提供案作成部は、
前記調整力協調提供案として、少なくとも調整力提供開始時刻と、提供調整力と、提供調整力種類、及び調整力提供エリアを含む情報を作成すること特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の調整力計画作成装置であって、
前記調整力協調提供案作成部の算出結果を基に前記調整力提供計画に対する改善効果を前記調整力協調提供案毎に計算する改善効果計算部を更に有し、
前記改善効果計算部は、
前記調整力協調提供案作成部により算出された前記各調整可能量の時間軸に沿った変化を示す変化量を、前記修正された前記調整力提供開始時刻を基準にそれぞれ生成し、生成した前記各変化量と前記各調整力協調提供案に属する前記提供調整力とを比較し、当該比較結果から調整力提供の確からしさを前記調整力協調提供案毎に算出し、算出した前記各調整力提供の確からしさに関する情報をそれぞれ前記調整力協調提供案に付加することを特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の調整力計画作成装置であって、
前記改善効果計算部は、
前記調整力協調提供案毎に計算して得られた前記各改善効果に対して改善効果の高さを示す順位を付け、前記順位を含む前記各改善効果に関する情報を前記各調整力協調提供案に付加することを特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項6】
請求項3に記載の調整力計画作成装置であって、
前記調整力協調提供案作成部の算出結果を基に前記調整力提供計画に対する改善効果を前記調整力協調提供案毎に計算する改善効果計算部と、
前記リソースの調整力提供の実績を示す調整力提供実績情報と前記各調整力協調提供案に属する前記提供調整力に関する情報とを基に前記調整力提供実績情報と前記提供調整力に関する情報との誤差を示す重みを算出する重み算出部と、を更に有し、
前記改善効果計算部は、
前記重み算出部により前記調整力協調提供案毎に算出して得られた前記重みに対して前記誤差の大きさを示す順位を付け、前記順位を含む前記重みに関する情報を前記各調整力協調提供案に付加することを特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項7】
請求項1に記載の調整力計画作成装置であって、
前記調整力協調提供案作成部は、
前記電気自動車に関する道路交通情報を入力した場合、前記入力した前記道路交通情報を基に前記電気自動車の移動が遅れるか否かを判別し、前記電気自動車の移動が遅れるとの判別結果を得た場合には、前記道路交通情報を基に前記調整力提供計画で規定された前記調整力提供開始時刻を修正することを特徴とする調整力計画作成装置。
【請求項8】
電力を蓄電又は放電する1以上のリソースの調整力に関するリソース情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部を検索対象として管理すると共に、蓄電池が搭載された1以上の電気自動車の調整力提供計画を管理するリソースアグリゲータと情報の送受信を行うリソース検索部と、
前記リソース検索部の検索結果を基に前記調整力提供計画に対する修正案となる調整力協調提供案に関する情報を作成する調整力協調提供案作成部と、を有する調整力計画作成装置における方法であって、
前記リソース検索部が、前記リソースアグリゲータから前記調整力提供計画に関する情報を受信した場合、前記調整力提供計画に関する情報を基に前記記憶部を検索して、前記調整力提供計画に適合する1以上のリソースを抽出するリソース抽出ステップと、
前記調整力協調提供案作成部が、前記リソース抽出ステップで抽出された前記リソースに関する前記リソース情報を基に前記抽出された前記リソースの調整可能な電力を示す1以上の調整可能量を1以上の調整可能時間に対応づけて算出する調整可能量算出ステップと、
前記調整力協調提供案作成部が、前記調整力提供計画で規定された調整力提供開始時刻を前記算出した各調整可能量の調整可能時間に従って修正する調整力提供開始時刻修正ステップと、
前記調整力協調提供案作成部が、前記調整力提供開始時刻修正ステップで前記調整力提供開始時刻が修正された前記調整力提供計画を基に前記調整力協調提供案を1以上作成する調整力協調提供案作成ステップと、を有することを特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項9】
請求項8に記載の調整力計画作成方法であって、
前記リソース検索部は、
前記リソース抽出ステップでは、前記1以上のリソースとして、前記調整力提供計画で規定された複数の項目のうち少なくも提供調整力種類と調整力提供エリアに適合するリソースを抽出することを特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項10】
請求項8に記載の調整力計画作成方法であって、
前記調整力協調提供案作成部は、
前記調整力協調提供案作成ステップでは、前記調整力協調提供案として、少なくとも調整力提供開始時刻と、提供調整力と、提供調整力種類、及び調整力提供エリアを含む情報を作成すること特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項11】
請求項10に記載の調整力計画作成方法であって、
前記調整力協調提供案作成部の算出結果を基に前記調整力提供計画に対する改善効果を前記調整力協調提供案毎に計算する改善効果計算部を更に備え、
前記改善効果計算部が、前記調整可能量算出ステップで算出された前記各調整可能量の時間軸に沿った変化を示す変化量を、前記修正された前記調整力提供開始時刻を基準にそれぞれ生成する変化量生成ステップと、
前記改善効果計算部が、前記変化量生成ステップで生成した前記各変化量と前記各調整力協調提供案に属する前記提供調整力とを比較し、当該比較結果から調整力提供の確からしさを前記調整力協調提供案毎に算出する調整力提供の確からしさ算出ステップと、
前記改善効果計算部が、前記確からしさ算出ステップで算出した前記各調整力提供の確からしさに関する情報をそれぞれ前記調整力協調提供案作成ステップで作成された前記調整力協調提供案に付加する情報付加ステップと、を有することを特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項12】
請求項11に記載の調整力計画作成方法であって、
前記改善効果計算部は、
前記情報付加ステップでは、前記調整力協調提供案毎に計算して得られた前記各改善効果に対して改善効果の高さを示す順位を付け、前記順位を含む前記各改善効果に関する情報を前記各調整力協調提供案に付加することを特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項13】
請求項10に記載の調整力計画作成方法であって、
前記調整力協調提供案作成部の算出結果を基に前記調整力提供計画に対する改善効果を前記調整力協調提供案毎に計算する改善効果計算部と、
前記リソースの調整力提供の実績を示す調整力提供実績情報と前記各調整力協調提供案に属する前記提供調整力に関する情報とを基に前記調整力提供実績情報と前記提供調整力に関する情報との誤差を示す重みを算出する重み算出部と、を更に備え、
前記改善効果計算部が、前記調整力協調提供案毎に算出して得られた前記重みに対して前記誤差の大きさを示す順位を付け、前記順位を含む前記重みに関する情報を前記各調整力協調提供案に付加する情報付加ステップを有することを特徴とする調整力計画作成方法。
【請求項14】
請求項8に記載の調整力計画作成方法であって、
前記調整力協調提供案作成部は、
前記調整力提供開始時刻修正ステップでは、前記電気自動車に関する道路交通情報を入力した場合、前記入力した前記道路交通情報を基に前記電気自動車の移動が遅れるか否かを判別し、前記電気自動車の移動が遅れるとの判別結果を得た場合には、前記道路交通情報を基に前記調整力提供計画で規定された前記調整力提供開始時刻を修正することを特徴とする調整力計画作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の蓄電設備や電気自動車、空調設備などの分散エネルギー設備の充放電能力を調整力として、電力系統に提供する調整力計画作成装置およびその方法に関する。
続きを表示(約 8,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車が普及されつつある。電気自動車は蓄電池を持っており、その充放電能力を調整力として提供し、系統の問題解決に活用することが期待されている。例えば、需給調整市場が整備されており、電気自動車群を管理するリソースアグリゲータがその市場に参加し、電気自動車群の充放電能力を束ねて調整力を提供する。または、地域内の配電系統が混雑するときに、リソースアグリゲータがその情報を取得し、混雑している配電系統の近くにある電気自動車の充放電能力を活用して、それを解消することが考えられる。これらを調整力商品とよぶ。関連する従来技術として、例えば、特許文献1には、「管轄区域内に存在する電気自動車の現在位置情報、および前記電気自動車の蓄電池の充電状態情報を収集して格納し、前記格納された位置情報、蓄電池の充電状態情報、および充放電スポットの位置情報をもとに、前記電気自動車に指定する充放電スポットで充電または放電することを誘導する情報を配信する。」という記述がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2011/077780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術によれば、電気自動車を指定の場所に誘導する情報を配信することができる。しかし、従来技術では、電気自動車を指定の場所に誘導することができたとしても、約束した時間に実際に調整力を提供できるかは、不確実性が高い。すなわち、電気自動車は、充電器に接続されることで調整力を提供できる。このため、交通渋滞がある場合は、調整力提供時間に間に合わないことが考えられる。また、調整力提供時間前までに、電気自動車が、充電器がある場所に到着したとしても、複数の電気自動車が充電器への接続のために待っている場合は、調整力提供が遅れることが考えられる。このような場合、約束した時間に調整力の提供を守れないこととなる。それを回避するためには、空調設備や定置型蓄電池などのリソースを用いて補正する手法がある。しかし、電気自動車だけを調整力として用いるリソースアグリゲータは、このような補正による手法を採用しても調整力を安定して提供することは困難である。
【0005】
本発明の目的は、電気自動車の調整力提供の不確実性を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、電力を蓄電又は放電する1以上のリソースの調整力に関するリソース情報を記憶する記憶部と、前記記憶部を検索対象として管理すると共に、蓄電池が搭載された1以上の電気自動車の調整力提供計画を管理するリソースアグリゲータと情報の送受信を行うリソース検索部と、前記リソース検索部の検索結果を基に前記調整力提供計画に対する修正案となる調整力協調提供案に関する情報を作成する調整力協調提供案作成部と、を有し、前記リソース検索部は、前記リソースアグリゲータから前記調整力提供計画に関する情報を受信した場合、前記調整力提供計画に関する情報を基に前記記憶部を検索して、前記調整力提供計画に適合する1以上のリソースを抽出し、前記調整力協調提供案作成部は、前記リソース検索部により抽出された前記リソースに関する前記リソース情報を基に前記抽出された前記リソースの調整可能な電力を示す1以上の調整可能量を1以上の調整可能時間に対応づけて算出し、前記調整力提供計画で規定された調整力提供開始時刻を前記算出した各調整可能量の調整可能時間に従って修正し、前記調整力提供開始時刻が修正された前記調整力提供計画を基に前記調整力協調提供案を1以上作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電気自動車の調整力提供の不確実性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例1に係る調整力計画作成システムの構成図である。
本発明の実施例1に係るリソース管理テーブルの構成図である。
本発明の実施例1に係る調整可能量管理テーブルの構成図である。
本発明の実施例1に係る調整可能量管理テーブルの構成図である。
本発明の実施例1に係る調整力提供計画管理テーブルの構成図である。
本発明の実施例1に係る調整力協調提供案作成部の処理を示すフローチャートである。
本発明の実施例1に係る特性図であって、時間と調整可能量との関係を示す調整可能量の特性図である。
本発明の実施例1に係る特性図であって、(a)は、時間と調整可能量との関係を示す調整可能量の特性図であり、(b)は、時間と提供調整力との関係を示す調整力提供計画の特性図であり、(c)と(d)は、時間と提供調整力との関係を示す調整可能量及び調整力提供計画の特性図である。
本発明の実施例1に係る特性図であって、時間と提供調整力・調整可能量との関係を示す改善効果特性図である。
本発明の実施例1に係る調整力協調提供案管理テーブルの構成図である。
本発明の実施例3に係る調整力計画作成システムの構成図である。
本発明の実施例4に係る調整力計画作成システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0010】
(全体構成)
図1は、本発明の実施例1に係る調整力計画作成システムの全体構成図である。図1において、分散エネルギー設備の調整力計画作成システムは、調整力計画作成装置100と、リソースアグリゲータ200と、電気自動車群300と、リソース群400と、電力市場500と、リソースアグリゲータ600とを備えている。
【0011】
調整力計画作成装置100は、分散エネルギー設備を管理するリソースアグリゲータ200、600及び電力市場500と情報の送受信を行う装置として、データベース110、リソース検索部120、調整力協調提供案作成部130、改善効果計算部140、改善効果表示部150から構成される。この際、調整力計画作成装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、入出力インタフェース、入力装置、出力装置、通信装置および記憶装置を備えたコンピュータ装置で構成される。
【0012】
CPUは、装置全体の動作を統括的に制御する中央処理装置として構成される。入力装置は、キーボードまたはマウスから構成され、出力装置は、ディスプレイまたはプリンタから構成される。また通信装置は、無線LAN又は有線LANに接続するためのNIC(Network Interface Card)を備えて構成される。さらに記憶装置は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などの記憶媒体から構成される。
【0013】
記憶装置には、データベースやCPUによって実行される各種コンピュータプログラムが格納される。例えば、リソース検索部120として機能するリソース検索プログラム、調整力協調提供案作成部130として機能する調整力協調提供案作成プログラム、改善効果計算部140として機能する改善効果計算プログラム、改善効果表示部150として機能する改善効果表示プログラムが、記憶装置に格納される。
【0014】
調整力計画作成装置100は、電気自動車群300を管理するリソースアグリゲータ200と、ヒートポンプ400aや定置型蓄電池400bなどのリソースであって、調整力を提供可能なリソースを含むリソース群400を管理するリソースアグリゲータ600、及び電力市場500と有線又は無線で情報の送受信を行う。この際、調整力計画作成装置100において、まず、リソース検索部120は、リソース群400に属する各リソースの調整力に関する情報をリソースアグリゲータ600から取得し、取得した情報をデータベース110に保存し、また、電力市場500からも電力商品に関する情報を取得し、取得した情報をデータベース110に保存する。さらに、リソース検索部120は、リソースアグリゲータ200が、電気自動車群300の情報を基に作成した調整力提供計画に関する情報をリソースアグリゲータ200から取得し、取得した情報をデータベース110に保存する。また、リソース検索部120は、取得した調整力提供計画の情報に基づいて、データベース110を検索し、データベース110から、調整力提供計画に適合するリソースを抽出し、抽出したリソースに関する情報を調整力協調提供案作成部130に転送する。なお、リソースアグリゲータ200、600や電力市場500で管理する情報をデータベース110に保存する場合、リソース検索部120の代わりに、データ送受信部となる入出力インタフェースや通信装置を用いて、リソースアグリゲータ200、600や電力市場500から情報を取得して保存することもできる。
【0015】
調整力協調提供案作成部130は、リソース検索部120から転送されたリソースの情報を基にリソース組合せを作成し、作成したリソース組合せに基づき、調整力提供計画に対する修正案として、1以上の調整力協調提供案を作成し、作成した調整力協調提供案の情報を改善効果計算部140に転送する。改善効果計算部140は、調整力協調提供案作成部130から転送された調整力協調提供案の情報を基に改善効果を計算し、計算結果を改善効果表示部150に転送する。改善効果表示部150は、改善効果計算部140から転送された改善効果の情報を表示する処理(表示装置に情報を表示する処理)を実行すると共に、改善効果の情報をリソースアグリゲータ200、600に送信する。以下、各部の詳細について説明する。
【0016】
データベース110は、リソースアグリゲータ600から取得した情報であって、リソース群400に属する各リソースの調整力に関する情報を保存すると共に、電力市場500から取得した情報であって、電力商品に関する情報を保存する記憶装置である。リソース群400に属する各リソースの調整力に関する情報は、例えば、図2に示すリソース管理テーブルT401に登録される。
【0017】
リソース管理テーブルT401は、データベース110に登録されるテーブルであって、ID401a、種類401b、場所401c、系統ID401d、調整力種類401eから構成される。ID401aは、リソース群400の中の各リソースを一意に識別する識別子であり、ID401aには、例えば、「H2351」の情報が格納される。種類401bは、各リソースの種類を特定する名称であり、種類401bには、例えば、「ヒートポンプ」の情報が格納される。場所401cは、各リソースが配置されている場所であり、場所401cには、例えば、「36.XXX、140.XXX」の情報が格納される。系統ID401dは、各リソースが接続される電力系統を識別する番号であり、系統ID401dには、例えば、「34532」の情報が格納される。調整力種類401eは、各リソースが提供可能な調整力の種類を特定する名称であり、調整力種類401eには、例えば、発電量が過剰であって、リソースの需要を増やす必要がある場合、「上げ」の情報が格納される。ヒートポンプと蓄電池の調整力種類401eに「上げ」の情報が格納された場合、ヒートポンプと蓄電池は、充電によって調整力を提供する。また、発電量が不足し、リソースの需要を減らす必要がある場合、「下げ」の情報が格納される。ヒートポンプと蓄電池の調整力種類401eに「下げ」の情報が格納された場合、ヒートポンプは、その運転を停止することで調整力を提供し、蓄電池は、放電によって調整力を提供する。なお、リソース管理テーブルT401の内容は、上記のものに制限するものではない。
【0018】
また、リソースアグリゲータ600から取得した各リソースの調整力に関する情報は、例えば、図3に示すように、各時刻における最大の上げ調整可能量と最大の下げ調整可能量を含む調整可能量管理テーブルT402に登録される。
【0019】
調整可能量管理テーブルT402は、データベース110に登録されるテーブルであって、時刻402a、上げ調整可能量(MW)402b、上げ調整可能量(WMh)402c、下げ調整可能量(MW)402d、下げ調整可能量(MWh)402eから構成される。時刻402aは、各リソースが調整力を提供可能な時間(時間帯)であり、時刻402aには、例えば、リソースが、16:00から16:05まで調整力を提供可能である場合、「10:00−16:05」の情報が格納される。上げ調整可能量(MW)402bは、各リソースが上げにより調整力を指定の時刻の間提供可能な電力量であり、上げ調整可能量(MW)402bには、例えば、「1.0」の情報が格納される。上げ調整可能量(WMh)402cは、各リソースが上げにより調整力を単位時間当たり提供可能な電力量であり、上げ調整可能量(MW)402cには、例えば、「0.083」の情報が格納される。下げ調整可能量(MW)402dは、各リソースが下げにより調整力を指定の時刻の間提供可能な電力量である。下げ調整可能量(WMh)402eは、各リソースが下げにより調整力を単位時間当たり提供可能な電力量である。
【0020】
また、リソースアグリゲータ600から取得した各リソースの調整力に関する情報は、例えば、図4に示すように、各時刻における最大の上げ調整可能量と最大の下げ調整可能量を含む調整可能量管理テーブルT403に登録される。
【0021】
調整可能量管理テーブルT403は、調整可能量管理テーブルT402に記録された各時刻において調整力が使用された後の情報を管理するためのテーブルであって、データベース110に登録される。調整可能量管理テーブルT403は、調整可能量管理テーブルT402と同様に、時刻403a、上げ調整可能量(MW)403b、上げ調整可能量(WMh)403c、下げ調整可能量(MW)403d、下げ調整可能量(MWh)403eから構成される。なお、調整可能量管理テーブルT403には、調整可能量管理テーブルT402と同様の情報が登録されるが、いずれかのリソースの調整力がいずれかの時刻で変化した場合、変化した内容がリソース管理テーブルT403に登録される。
【0022】
例えば、時刻16:05−16:10で、上げ調整可能量(MW)403bが「0.8」から「0.2」に変化し、上げ調整可能量(MWh)403cが「0.067」から「0.017」に変化した場合、調整可能量管理テーブルT403の時刻403aの「16:05−16:10」に対応した、上げ調整可能量(MW)403bに「0.2」の情報が格納され、上げ調整可能量(MWh)403cに「0.017」の情報が格納される。
【0023】
また、電力市場から取得する電力商品に関する情報は、調整力要求時刻、調整力継続時間、調整力量、単価から構成される電力商品管理テーブル(図示せず)に登録される。なお、電力商品管理テーブルの内容は、これらに制限するものではない。
【0024】
リソース検索部120は、リソースアグリゲータ200から、電気自動車群300の調整力提供計画に関する情報と調整可能量に関する情報を取得する。電気自動車群300の調整力提供計画とは、リソースアグリゲータ200が電気自動車群300の運転計画などから、各電気自動車による調整力をいつ提供するかを決めた計画である。
【0025】
電気自動車群300の調整力提供計画に関する情報は、例えば、図5に示すように、調整力提供計画管理テーブルT201に登録される。
【0026】
調整力提供計画管理テーブルT201は、データベース110に登録されるテーブルであって、No.201a、調整力提供開始時刻201b、提供調整力(ΔkW)201c、調整力提供継続時間(h)201d、提供調整力種類201e、単価(¥/ΔkW)201f、予想収益(¥)201g、調整力提供エリア201hを含む複数の項目から構成される。なお、調整力提供計画管理テーブルT201は、これらに制限するものではない。
【0027】
No.201aは、調整力提供計画を管理するための番号であり、No.201aには、例えば、「1」の情報が格納される。調整力提供開始時刻201bは、電気自動車が調整力を提供する開始時刻を示す時間であり、調整力提供開始時刻201bには、例えば、「16:30−17:00」の時間帯が、調整力を提供開始可能な時間帯である場合、「16:30−17:00」の情報が格納される。提供調整力201cは、電気自動車が調整力を提供可能な電力量であり、提供調整力201cには、例えば、電気自動車が調整力として「200kW」を提供可能の場合、「200」の情報が格納される。調整力提供継続時間201dは、電気自動車が調整力を継続して提供可能な時間であり、調整力提供継続時間201dには、例えば、電気自動車が調整力として「200kW」を6分間(0.1×時間)継続して提供可能である場合、「0.1」の情報が格納される。提供調整力種類201eは、電気自動車が提供可能な調整力の種類であり、提供調整力種類201eには、例えば、「上げ」の情報が格納される。単価201fは、電気自動車が調整力を提供する場合のkW当たりの単価(¥)であり、単価201fには、例えば、「10」の情報が格納される。予想収益201gは、電気自動車が調整力を提供する場合に想定される収益であり、予想収益201gには、例えば、「2000」の情報が格納される。調整力提供エリア201hは、電気自動車が調整力を提供することが可能なエリアであり、調整力提供エリア201hには、例えば、電気自動車が調整力を関東エリアに提供可能である場合、「関東」の情報が格納される。
【0028】
なお、調整力提要エリア201hに登録される情報は、約定または契約した調整力をどのエリアで提供すればいいかがわかる情報であり、電力商品によっては、詳細な系統の識別IDを用いることも可能である。
【0029】
電気自動車群300の調整可能量に関する情報は、リソースアグリゲータ600が管理するリソース群400に属する各リソースの調整力に関する情報と同様の内容である。また、電気自動車群300の調整力提供計画は、調整力に関する情報を用いて作成された計画である。例えば、調整力に関する情報で、ある時刻での調整可能量が「3MW」の場合、電気自動車群300の調整力提供計画では、調整可能量として「3MW」以内の範囲の値が設定される。
【0030】
また、リソース検索部120は、電気自動車群300の調整力提供計画に関する情報に基づいて、データベース110を検索し、調整力提供計画で規定された複数の項目のうち少なくも提供調整力種類と調整力提供エリアに適合する1以上のリソースを抽出する。例えば、電気自動車群300の調整力提供計画に属する提供調整力種類201eに登録された情報と一致するリソースと、電気自動車群300の調整力提供計画に属する調整力提供エリア201hに登録された情報と一致するリソースと、を抽出する(絞り出す)。ここでは、調整力提供エリアと提供調整力種類による検索方法を示したが、これらに制限するものではない。
(【0031】以降は省略されています)

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