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公開番号2021103914
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210715
出願番号2019233955
出願日20191225
発明の名称電気接続箱、電気接続箱の製造装置、電気接続箱の製造方法及びワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20210618BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止して品質向上を図ることが可能な電気接続箱、電気接続箱の製造装置及び製造方法、ワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】電気接続箱における電気接続箱本体2は、フレーム7と、複数のカセットブロックとを備えて構成される。フレーム7は、側壁11の両端に第一開口12及び第二開口13を有する。複数のカセットブロックのうち一つの第二リレーブロック25は、第一開口12の側からフレーム7に嵌合し且つこの嵌合の方向と逆方向に複数の電線が引き出されるものになる。このような第二リレーブロック25は、治具係合部38を有する。治具係合部38は、フレーム7の第二開口13の側から第二リレーブロック25に挿入された引き込みピン44が係合し、そして、この係合の状態のままで引き込みピン44が挿入とは逆の抜き方向に移動すると、第二リレーブロック25自身がフレーム7内に引き込まれるような部分に形成される。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームと、
前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームに嵌合し且つ前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出される一又は複数のカセットブロックとを備え、
該カセットブロックは、一又は複数の治具係合部を有し、
該治具係合部は、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入される治具又は装置が前記挿入後に係合し且つ該係合の状態で前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向に沿って移動すると前記カセットブロック自身が前記フレーム内に引き込まれるような部分に形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向及び前記嵌合離脱方向を中心に回転移動すると前記係合の状態になるような部分に形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項3】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向及び前記嵌合離脱方向に対し直交する方向にスライド移動すると前記係合の状態になるような部分に形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項4】
請求項2に記載の電気接続箱において、
前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が挿抜自在になるような、前記カセットブロックの孔部に形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項5】
請求項4に記載の電気接続箱において、
前記孔部は、前記カセットブロックにおける前記電線が引き出される部分としての電線引き出し部の位置まで貫通して形成され、該電線引き出し部での開口部分には、前記治具又は前記装置と前記電線とを隔てるための環状凸部が形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の電気接続箱において、
前記治具係合部を有する前記孔部は、前記カセットブロックの種別に応じて配置が異なるように形成される
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項7】
側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームを保持するための保持装置と、
前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームに嵌合し且つ前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出される一又は複数のカセットブロックを前記フレーム内に引き込んで前記嵌合の状態にするための引き込み装置とを備え、
該引き込み装置は、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入された後に該カセットブロックに係合し且つ該係合の状態で前記嵌合進行方向に沿って移動する
ことを特徴とする電気接続箱の製造装置。
【請求項8】
側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームを保持装置で保持する第一工程と、
前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームにカセットブロックを一又は複数セットするとともに、該セットに伴い前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出された状態にする第二工程と、
前記カセットブロックを前記フレーム内に引き込んで前記カセットブロックを前記フレームに対し嵌合の状態にする第三工程とを行い、
該第三工程では、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入された治具又は装置が前記挿入後に前記カセットブロックの治具係合部に係合し且つ該係合の状態で前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向に沿って移動することにより前記嵌合の状態にする
ことを特徴とする電気接続箱の製造方法。
【請求項9】
端末に請求項1、2、3、4、5又は6に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索される
ことを特徴とするワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレームと、カセットブロックとを備えて構成される電気接続箱に関する。また、この電気接続箱の製造装置及び製造方法に関する。また、電気接続箱を備えて構成されるワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 7,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車に搭載されて例えば各種機器に電力を供給する電気接続箱としては、下記特許文献1のものが知られる。電気接続箱は、電気接続箱本体と、アッパーカバーと、ロアカバーとを備えて構成される。電気接続箱からは、電線束が引き出される。この電線束は、ワイヤハーネスの一部を構成する。電気接続箱本体は、側壁で囲まれた形状のフレームと、このフレームに嵌合する複数のカセットブロックと、カセットブロックに組み付けられるヒューズやヒュージブルリンク、リレー等の電子部品とを備えて構成される。電気接続箱本体は、電子部品の接続先になる電線端末の端子(端子金具)やバスバーがカセットブロックに設けられる。フレームは、電線束が引き出される側になり且つロアカバーで覆われる側の第一開口と、この第一開口の反対側になり且つアッパーカバーで覆われる側の第二開口とを有し、側壁の内側やフレーム内の隔壁には、カセットブロックを嵌合させるためのフレーム側ロック部が複数形成される。ここで、フレームの第一開口から第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し、且つ、第二開口から第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義すると、カセットブロックは、嵌合進行方向に沿って第一開口の側からフレームに対し嵌合するようになる。カセットブロックには、フレーム側ロック部に嵌合するブロック側ロック部が複数形成される。フレームに対するカセットブロックの嵌合状態においては、嵌合離脱方向に沿って電線が複数引き出され、そして、引き出された複数の電線は、電線束の一部を構成するようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011−15467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術にあっては、フレームにカセットブロックを複数嵌合させる際、電線に傷を付けたり断線させたりしてしまうという虞があり、品質を維持するために十分な注意を払う必要があった。ここで、嵌合に係る作業について説明をすると、作業者は先ず第一開口の側を上にしてフレームを保持する作業を行い、次に第一開口の側から複数のカセットブロックを一つ一つフレームの所定位置に仮挿入する作業を行う。尚、仮挿入とは、フレーム側ロック部とブロック側ロック部とが嵌合する前の、ロック部同士が当接し合った状態になるまでの挿入のことを言うものとする。フレームへの複数のカセットブロックの仮挿入が終わると、複数のカセットブロックからそれぞれ引き出された電線が数多く作業者の前に存在するようになる。次に、作業者はカセットブロックを押し込んで嵌合状態にする作業を行う。カセットブロックの押し込みは、電線の傷付き防止や断線防止のために手で押す作業が一般的になるが、押し込み荷重が高くなる場合には、やむを得ずハンドツール(押し込み治具)を使用することになる。カセットブロックの押し込みの際に、数多くの電線をよけながら押し込みをすることができる部分を確保することになるが、ハンドツールを使用する場合には、比較的大きなものであることからカセットブロックとの間に電線が挟み込まれてしまう虞がある。数多くの電線をよけきれずに一部の電線が挟み込まれてしまい、そして、この状態でハンドツールが強く押し込まれれば、電線の傷付きや断線に繋がってしまうことは十分にあり得る。従って、以上の説明から分かるように、上記従来技術にあっては品質低下の虞があるという問題点を有する。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止して品質向上を図ることが可能な電気接続箱を提供することを課題とする。また、この電気接続箱の製造装置及び製造方法やワイヤハーネスを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームと、前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームに嵌合し且つ前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出される一又は複数のカセットブロックとを備え、該カセットブロックは、一又は複数の治具係合部を有し、該治具係合部は、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入される治具又は装置が前記挿入後に係合し且つ該係合の状態で前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向に沿って移動すると前記カセットブロック自身が前記フレーム内に引き込まれるような部分に形成されることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、カセットブロックに治具係合部が形成されることから、この治具係合部を用いることによりカセットブロックを引き込んでフレームに嵌合させることができる。別な言い方をすれば、電線の引き出し側を手やハンドツールで押し込むことなくカセットブロックをフレームに嵌合させることができる。本発明によれば、電線引き出し側の押し込みがないので、製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止することができる。従って、電気接続箱の品質を従来よりも向上させることができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向及び前記嵌合離脱方向を中心に回転移動すると前記係合の状態になるような部分に形成されることを特徴とする。
【0009】
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、治具又は装置がカセットブロックに挿入された後に治具又は装置を回転させると、治具係合部に対して治具又は装置が係合する。このことから複雑な構造や機構の治具又は装置、治具係合部にしなくとも、カセットブロックの引き込みを行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向及び前記嵌合離脱方向に対し直交する方向にスライド移動すると前記係合の状態になるような部分に形成されることを特徴とする。
【0011】
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、治具又は装置がカセットブロックに挿入された後に治具又は装置をスライドさせると、治具係合部に対して治具又は装置が係合する。このことから複雑な構造や機構の治具又は装置、治具係合部にしなくとも、カセットブロックの引き込みを行うことができる。
【0012】
請求項4に記載の本発明は、請求項2に記載の電気接続箱において、前記治具係合部は、前記治具又は前記装置が挿抜自在になるような、前記カセットブロックの孔部に形成されることを特徴とする。
【0013】
このような請求項4の特徴を有する本発明によれば、カセットブロックの孔部に治具係合部が形成されることから、複雑な構造や機構の治具又は装置、治具係合部にしなくとも、カセットブロックの引き込みを行うことができる。また、本発明によれば、孔部に対し治具又は装置を挿抜自在にすることから、カセットブロックの機能部分から隔ててこれを保護することができる。
【0014】
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の電気接続箱において、前記孔部は、前記カセットブロックにおける前記電線が引き出される部分としての電線引き出し部の位置まで貫通して形成され、該電線引き出し部での開口部分には、前記治具又は前記装置と前記電線とを隔てるための環状凸部が形成されることを特徴とする。
【0015】
このような請求項5の特徴を有する本発明によれば、電線引き出し部の位置まで貫通する孔部に関し、カセットブロックにおける電線引き出し部の開口部分に環状凸部が形成されることから、電線引き出し部から引き出される電線と、治具又は装置とを隔てることができる。従って、電線を保護することができる。この他、本発明によれば、環状凸部が長い円筒でなく環状の凸部(すなわち短い(低い)筒部)であることから、電線挿入作業に際して環状凸部が邪魔な部分にならず、結果、従来同様の作業性を維持することができる。
【0016】
請求項6に記載の本発明は、請求項4又は5に記載の電気接続箱において、前記治具係合部を有する前記孔部は、前記カセットブロックの種別に応じて配置が異なるように形成されることを特徴とする。
【0017】
このような請求項6の特徴を有する本発明によれば、カセットブロックの種別に応じて治具係合部を有する孔部の配置を異ならせることができる。このことから誤組み付けを防止する機能を持たせることができる。
【0018】
また、上記課題を解決するためになされた請求項7に記載の本発明の電気接続箱の製造装置は、側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームを保持するための保持装置と、前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームに嵌合し且つ前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出される一又は複数のカセットブロックを前記フレーム内に引き込んで前記嵌合の状態にするための引き込み装置とを備え、該引き込み装置は、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入された後に該カセットブロックに係合し且つ該係合の状態で前記嵌合進行方向に沿って移動することを特徴とする。
【0019】
このような請求項7の特徴を有する本発明によれば、電線の引き出し側を手やハンドツールで押し込むことなくカセットブロックをフレームに嵌合させるための製造装置を提供することができる。本発明によれば、電線引き出し側の押し込みがないので、製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止することができる。従って、電気接続箱の品質を従来よりも向上させることができる。
【0020】
また、上記課題を解決するためになされた請求項8に記載の本発明の電気接続箱の製造方法は、側壁で囲まれた形状になり且つ該側壁の両端に第一開口及び第二開口を有するフレームを保持装置で保持する第一工程と、前記第一開口から前記第二開口に向けての方向を嵌合進行方向と定義し且つ前記第二開口から前記第一開口に向けての方向を嵌合離脱方向と定義した場合、前記嵌合進行方向に沿って前記第一開口の側から前記フレームにカセットブロックを一又は複数セットするとともに、該セットに伴い前記嵌合離脱方向に沿って複数の電線が引き出された状態にする第二工程と、前記カセットブロックを前記フレーム内に引き込んで前記カセットブロックを前記フレームに対し嵌合の状態にする第三工程とを行い、該第三工程では、前記第二開口の側から前記嵌合離脱方向に沿って前記カセットブロックに挿入された治具又は装置が前記挿入後に前記カセットブロックの治具係合部に係合し且つ該係合の状態で前記治具又は前記装置が前記嵌合進行方向に沿って移動することにより前記嵌合の状態にすることを特徴とする。
【0021】
このような請求項8の特徴を有する本発明によれば、電線の引き出し側を手やハンドツールで押し込むことなくカセットブロックをフレームに嵌合させるための製造方法を提供することができる。本発明によれば、電線引き出し側の押し込みがないので、製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止することができる。従って、電気接続箱の品質を従来よりも向上させることができる。
【0022】
また、上記課題を解決するためになされた請求項9に記載の本発明のワイヤハーネスは、端末に請求項1、2、3、4、5又は6に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索されることを特徴とする。
【0023】
このような請求項9の特徴を有する本発明によれば、上記効果の電気接続箱を備えることから、より良いワイヤハーネスを提供することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の電気接続箱、電気接続箱の製造装置及び製造方法によれば、製造に係る作業中の電線の傷付きや断線を防止して品質向上を図ることができるという効果を奏する。また、本発明のワイヤハーネスによれば、上記効果の電気接続箱を備えることから、より良いものを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の電気接続箱の一実施形態を示す構成図である。
フレームの斜視図である。
複数のカセットブロックの斜視図である。
図3の複数のカセットブロックのうち一つだけを実線で示した斜視図である。
引き込み装置の斜視図である。
フレームと保持装置と引き込み装置とを示す斜視図である。
カセットブロックを仮挿入した状態を示す斜視図である。
図7の電線を省略した図であり、仮挿入状態を示す斜視図である。
図8のA−A線断面図である。
仮挿入状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図である。
図10の引き込み装置を省略した状態を示す斜視図(円内は治具係合部の拡大図)である。
図10を逆方向から見た斜視図(円内は治具係合部の拡大図)である。
カセットブロックを嵌合させた状態を示す斜視図である。
図13のB−B線断面図である。
嵌合状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図である。
仮挿入状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図(スライド移動前)である。
仮挿入状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図(スライド移動後)である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
電気接続箱は、フレームと、複数のカセットブロックとを備えて構成される。フレームは、側壁で囲まれた形状になり且つこの側壁の両端に第一開口及び第二開口を有する。カセットブロックは、第一開口の側からフレームに嵌合し且つこの嵌合の方向と逆方向に複数の電線が引き出されるものになる。このようなカセットブロックは、一又は複数の治具係合部を有する。治具係合部は、フレームの第二開口の側からカセットブロックに挿入された治具又は装置が係合し、そして、この係合の状態のままで治具又は装置が挿入とは逆の抜き方向に移動すると、カセットブロック自身がフレーム内に引き込まれるような部分に形成される。
【0027】
電気接続箱の製造装置は、フレームを保持するための保持装置と、カセットブロックをフレーム内に引き込んで嵌合状態にするための引き込み装置とを備えて構成される。また、電気接続箱の製造方法は、フレームを保持装置で保持する第一工程と、フレームにカセットブロックをセットする(仮挿入する)第二工程と、カセットブロックをフレーム内に引き込んで嵌合状態にする第三工程とを行い電気接続箱を製造する方法になる。
【実施例】
【0028】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の電気接続箱の一実施形態を示す構成図である。また、図2はフレームの斜視図、図3及び図4は複数のカセットブロックの斜視図、図5は引き込み装置の斜視図、図6はフレームと保持装置と引き込み装置とを示す斜視図である。また、図7及び図8はカセットブロックを仮挿入した状態を示す斜視図、図9は図8のA−A線断面図、図10〜図12は仮挿入状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図である。また、図13はカセットブロックを嵌合させた状態を示す斜視図、図14は図13のB−B線断面図、図15は嵌合状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図、図16及び図17は仮挿入状態でのカセットブロックと引き込み装置の関係を示す斜視図(スライド移動前・後)である。
【0029】
<電気接続箱1について>
図1において、自動車に搭載される本実施例の電気接続箱1は、各種機器等に電力を供給するためのものになる。電気接続箱1は、電気接続箱本体2と、アッパーカバー3と、ロアカバー4とを備えて構成される。尚、図1は、各構成部材が製造面での配置に合わせた状態で図示されるものとする(電気接続箱1が自動車に搭載される際は、例えばアッパーカバー3が図の上側になる)。電気接続箱1からは、電線束5、6が引き出される。この電線束5、6は、図示しないワイヤハーネスの一部を構成するものになる。図示しないワイヤハーネスは、所定の経路で自動車に配索される。以下、上記各構成部材について説明をし、この後に製造装置及び製造方法について説明をするものとする。
【0030】
<電気接続箱本体2について>
図1において、電気接続箱本体2は、樹脂製のフレーム7と、同じく樹脂製のサイドカバー8と、カセットブロック群9と、外部接続部10と、複数種の電子部品(図示しないヒューズやリレー等)とを備えて構成される。電気接続箱本体2は、本発明の特徴を有する構成部材である。電気接続箱本体2は、後述する製造装置39(図6参照)により製造される。また、電気接続箱本体2は、後述する製造方法(第一工程〜第三工程)により製造される。電気接続箱本体2は、従来のような、手やハンドツールで押し込む作業をすることなく製造される。
(【0031】以降は省略されています)

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