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公開番号2021099916
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210701
出願番号2019230647
出願日20191220
発明の名称配線部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20210604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】配線部材が折り曲げられたときに線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、複数の線状伝送部材20と、前記複数の線状伝送部材20が固定されたシート30と、を備え、前記シート30上に前記複数の線状伝送部材20が交差するように配置された交差領域部12、16が設けられ、前記交差領域部12、16に折り曲げ位置FTを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の線状伝送部材と、
前記複数の線状伝送部材が固定されたシートと、
を備え、
前記シート上に前記複数の線状伝送部材が交差するように配置された交差領域部が設けられ、
前記交差領域部に折り曲げ位置を有する、配線部材。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記交差領域部は、前記複数の線状伝送部材のうち一部が他の一部から分岐する分岐交差領域部を含み、
前記分岐交差領域部に折り曲げ位置を有する、配線部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記交差領域部は、前記複数の線状伝送部材が同一の区間を延びる部分において、前記複数の線状伝送部材の一部が他の一部と並列方向に沿った配置を替える配置替え交差領域部を含み、
前記配置替え交差領域部に折り曲げ位置を有する、配線部材。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、
少なくとも前記上側線状伝送部材に折り曲げ位置を有する、配線部材。
【請求項5】
請求項4に記載の配線部材であって、
前記上側線状伝送部材のうち前記下側線状伝送部材及び前記シートに固定されていない部分に折り曲げ位置を有する、配線部材。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、
前記折り曲げ位置は、前記上側線状伝送部材と前記下側線状伝送部材とのうち前記上側線状伝送部材が内側に位置するように折り曲げられた折り曲げ位置である、配線部材。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、
前記交差領域部において前記下側線状伝送部材のうち長手方向に沿った少なくとも一部が前記シートに固定されていない、配線部材。
【請求項8】
複数の線状伝送部材と、
前記複数の線状伝送部材が固定されたシートと、
を備え、
前記シート上に前記複数の線状伝送部材が交差するように配置された交差領域部が設けられ、
前記交差領域部が折返されている、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 5,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シート状に形成された機能性外装部材に電線が溶着されたワイヤーハーネスを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−137208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたワイヤーハーネスは、搬送時などに折り曲げられることがある。ワイヤーハーネスが折り曲げられたときに電線に強い力がかかることが抑制されることが望まれている。
【0005】
そこで、配線部材が折り曲げられたときに線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が固定されたシートと、を備え、前記シート上に前記複数の線状伝送部材が交差するように配置された交差領域部が設けられ、前記交差領域部に折り曲げ位置を有する、配線部材である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、配線部材が折り曲げられたときに線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態にかかる配線部材を示す図である。
図2は折り曲げられた配線部材を示す概略平面図である。
図3は図1の領域A1の拡大図である。
図4は配線部材のうち領域A1の部分が折り曲げられる様子を示す説明図である。
図5は図1の領域A2の拡大図である。
図6は配線部材のうち領域A2の部分が折り曲げられる様子を示す説明図である。
図7は折り曲げられた状態の配線部材のうち領域A2の部分を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
【0011】
(1)複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が固定されたシートと、を備え、前記シート上に前記複数の線状伝送部材が交差するように配置された交差領域部が設けられ、前記交差領域部に折り曲げ位置を有する、配線部材である。配線部材のうち交差領域部が折り曲げられることによって、線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。この作用としては複数考えられるが、例として、以下に示す第1、第2の作用が考えられる。第1に、交差領域部では、線状伝送部材同士が交差するために線状伝送部材が厚み方向に曲がっている。交差領域部の折り曲げ時に、この曲がっている部分が折り曲げられることによって、線状伝送部材の周方向において、力がかかる領域が大きくなる。これにより、力が分散され、線状伝送部材に強い力がかかりにくくなる。第2に、交差領域部では、線状伝送部材同士が交差するために線状伝送部材に余長が生じている場合がある。交差領域部の折り曲げ時に、この余長が用いられることによって、線状伝送部材に強い力がかかりにくくなる。
【0012】
(2)前記交差領域部は、前記複数の線状伝送部材のうち一部が他の一部から分岐する分岐交差領域部を含み、前記分岐交差領域部に折り曲げ位置を有していてもよい。これにより、分岐交差領域部において配線部材が折り曲げられる。
【0013】
(3)前記交差領域部は、前記複数の線状伝送部材が同一の区間を延びる部分において、前記複数の線状伝送部材の一部が他の一部と並列方向に沿った配置を替える配置替え交差領域部を含み、前記配置替え交差領域部に折り曲げ位置を有していてもよい。これにより、配置替え交差領域部において配線部材が折り曲げられる。
【0014】
(4)前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、少なくとも前記上側線状伝送部材に折り曲げ位置を有していてもよい。これにより、自由度が高くなりやすい上側線状伝送部材が折り曲げられる。
【0015】
(5)前記上側線状伝送部材のうち前記下側線状伝送部材及び前記シートに固定されていない部分に折り曲げ位置を有していてもよい。これにより、上側線状伝送部材のうち自由に動ける部分が折り曲げられることによって、上側線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。
【0016】
(6)前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、前記折り曲げ位置は、前記上側線状伝送部材と前記下側線状伝送部材とのうち前記上側線状伝送部材が内側に位置するように折り曲げられた折り曲げ位置である。これにより、折り曲げ時に下側線状伝送部材が外側に位置することによって、下側線状伝送部材の曲率半径が小さくなりにくくなり、もって下側線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。
【0017】
(7)前記複数の線状伝送部材のうち前記交差領域部において前記シート側に位置する線状伝送部材が下側線状伝送部材とされ、前記下側線状伝送部材に重なる線状伝送部材が上側線状伝送部材とされ、前記交差領域部において前記下側線状伝送部材のうち長手方向に沿った少なくとも一部が前記シートに固定されていなくてもよい。これにより、交差領域部において下側線状伝送部材が自由に動けることによって、下側線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。
【0018】
(8)また、本開示の配線部材は、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が固定されたシートと、を備え、前記シート上に前記複数の線状伝送部材が交差するように配置された交差領域部が設けられ、前記交差領域部が折返されている、配線部材である。配線部材のうち交差領域部が折返されている。この際、例えば、以下に示すような作用のいずれか又は複数が生じることによって、線状伝送部材に強い力がかかることが抑制される。すなわち交差領域部では、線状伝送部材同士が交差するために線状伝送部材が厚み方向に曲がっている。交差領域部の折返し時に、この曲がっている部分が折返されることによって、線状伝送部材の周方向において、力がかかる領域が大きくなる。これにより、力が分散され、線状伝送部材に強い力がかかりにくくなる。また交差領域部では、線状伝送部材同士が交差するために線状伝送部材に余長が生じている場合がある。このため、交差領域部の折返し時に、この余長が用いられることによって、線状伝送部材に強い力がかかりにくくなる。
【0019】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0020】
[実施形態]
以下、実施形態にかかる配線部材について説明する。図1は実施形態にかかる配線部材10を示す図である。図2は折り曲げられた配線部材10を示す概略平面図である。以下では、図2に示すような折り畳み形態の配線部材10について、図1に示すような展開された形態の配線部材10と区別が必要な場合、配線部材10Fのように符号Fが付されることがある。
【0021】
配線部材10は、複数の線状伝送部材20とシート30とを備える。線状伝送部材20はシート30に固定されている。配線部材10は例えば車両に搭載される。配線部材10は車両において配置対象に配置される。かかる配置対象は例えば、車両におけるボディフレーム、ボディパネル、内装パネルなどである。配置対象は配置面を含む。例えば配置面上にシート30が広がった状態で配線部材10が配置対象に配置される。線状伝送部材20のうちシート30に固定されている部分は、配置経路に沿って延びた状態に保たれる。これにより、配線部材10が配置対象に簡易に配置される。
【0022】
複数の線状伝送部材20は、それぞれ電気又は光等を伝送する線状の部材である。シート30は、全体として扁平な形状に形成されている。複数の線状伝送部材20がシート30に固定されることによって、配線部材10が扁平な形態に保たれる。1つのシート30に同じ径、構造の線状伝送部材20が複数配設されていてもよい。複数の線状伝送部材20の径、構造等は適宜設定されていればよく、径、構造等の異なる線状伝送部材20が同じシート30に配設されていてもよい。
【0023】
複数の線状伝送部材20は、車両における部品同士を接続する部材であることが想定される。線状伝送部材20の端部には、例えばコネクタCが設けられる。このコネクタCが相手側部品に設けられたコネクタと接続されることで、線状伝送部材20が相手側部品に接続される。つまり、本配線部材10は、車両等において各種部品同士を電気的に(或は光通信可能に)接続する配線部材10として用いられる。コネクタCは、シート30に固定されていてもよい。線状伝送部材20の端部がシート30から延出してコネクタCに接続されていてもよい。
【0024】
複数の線状伝送部材20の経路は、接続先となる部品の位置等に応じて設定される。複数の線状伝送部材20がシート30に固定されることによって、複数の線状伝送部材20がそれぞれの接続先となる部品の位置等に応じた配線経路に沿った状態に保たれる。複数の線状伝送部材20は、幹線から枝線が分岐する態様で、シート30に固定されていてもよい。シート30も幹線が固定される部分から枝線が固定される部分が分岐する形状に形成されていてもよい。ここでは複数の線状伝送部材20はシート30上で分岐している。
【0025】
便宜上、複数の線状伝送部材20は、線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fと区別される。以下、線状伝送部材20の区別が必要な場合には、同様の符号によって区別される。複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fは、シート30の一端側では、並列状態でシート30に固定されている。複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fは、シート30の一端部でコネクタC1に接続されている。
【0026】
線状伝送部材20A、20Bはシート30上を所定の経路(ここでは直線状の経路)に沿って延びている。線状伝送部材20A、20Bの他端部はコネクタC2に接続されている。
【0027】
線状伝送部材20C、20DはコネクタC1から線状伝送部材20A、20Bに並行するように延出し、シート30上において、線状伝送部材20A、20Bと分岐する。線状伝送部材20C、20Dの他端部はコネクタC3に接続されている。
【0028】
線状伝送部材20E、20FはコネクタC1から線状伝送部材20A、20B、20C、20Dに並行するように延出し、シート30上において、線状伝送部材20A、20B、20C、20Dと分岐する。線状伝送部材20E、20Fの他端部はコネクタC4に接続されている。
【0029】
コネクタC1において、端子が所定の並び順で、ハウジングに収容された構成とされている。複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fの一端部における並びは、複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fに接続される端子がコネクタC1のハウジングに収容される並びに応じて決定されている。
【0030】
同様に各コネクタC2、C3、C4において、端子が所定の並び順で、ハウジングに収容された構成とされている。複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fの他端部における並びは、複数の線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20Fに接続される端子がコネクタC2、C3、C4のハウジングに収容される並びに応じて決定されている。
(【0031】以降は省略されています)

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