TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021095079
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210624
出願番号2019229145
出願日20191219
発明の名称車両
出願人株式会社SUBARU
代理人特許業務法人青海特許事務所
主分類B60W 30/09 20120101AFI20210528BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者の意図しない発進を防止する。
【解決手段】車両1は、共通ペダル10で加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、共通ペダル10の操作量が最小値であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとの切替を制御するモード制御部54を備える。モード制御部54は、ブレーキペダル14の操作量が所定量以上であれば、クリープモードへの切替を許可し、ブレーキペダル14の操作量が所定量未満であれば、クリープモードへの切替を制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加速操作および減速操作を受け付ける共通ペダルと、
前記共通ペダルの操作量を検出する共通ペダルセンサと、
減速操作を受け付けるブレーキペダルと、
前記ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキペダルセンサと、
前記共通ペダルで加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、前記共通ペダルの操作量が最小値であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとの切替を制御するモード制御部と、
を備え、
前記モード制御部は、
前記ブレーキペダルの操作量が所定量以上であれば、前記クリープモードへの切替を許可し、
前記ブレーキペダルの操作量が所定量未満であれば、前記クリープモードへの切替を制限する車両。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
自車両の速度を検出する速度センサを備え、
前記モード制御部は、
前記ブレーキペダルの操作量が所定量未満である場合において、
自車両の速度が所定速度以上であれば、前記クリープモードへの切替を許可し、
自車両の速度が所定速度未満であれば、前記クリープモードへの切替を制限する請求項1に記載の車両。
【請求項3】
加速操作および減速操作を受け付ける共通ペダルと、
前記共通ペダルの操作量を検出する共通ペダルセンサと、
自車両の速度を検出する速度センサと、
前記共通ペダルで加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、前記共通ペダルの操作量が最小値であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとの切替を制御するモード制御部と、
を備え、
前記モード制御部は、
自車両の速度が所定速度以上であれば、前記クリープモードへの切替を許可し、
自車両の速度が所定速度未満であれば、前記クリープモードへの切替を制限する車両。
【請求項4】
前記共通ペダルモードと前記クリープモードとの間の切替操作を受け付けるモード切替スイッチを備え、
前記モード制御部は、
自車両の速度が所定速度未満である場合において、前記モード切替スイッチを通じた切替操作が所定時間以上継続されれば、前記クリープモードへの切替を許可する請求項2または3に記載の車両。
【請求項5】
自車両の周囲の障害物を検知する障害物検知部を備え、
前記モード制御部は、前記共通ペダルモードから前記クリープモードへの切替が許可された際、前記障害物検知部によって障害物が検知された場合、前記クリープ駆動力の立ち上がりの時定数を、障害物が検知されていない場合の時定数より大きな値とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両。
【請求項6】
前記モード制御部は、前記障害物検知部によって障害物が検知された場合における前記クリープ駆動力の立ち上がりの時定数を、前記障害物検知部によって検知された障害物と自車両との離隔距離に基づいて導出する請求項5に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動源としてモータを含む車両に関する。
続きを表示(約 5,200 文字)【背景技術】
【0002】
1のペダル(以下、共通ペダルという場合がある)で車両の加速操作および減速操作を可能とする技術がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019−64468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両には、共通ペダルで加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、共通ペダルの操作量が最小値(ゼロ)であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとを、モード切替スイッチで切り替え可能な構成となっているものがある。
【0005】
ここで、共通ペダルモードで共通ペダルの操作量を最小値とすることで車両を停止させている状態において、運転者を含む搭乗者が不用意にモード切替スイッチを操作してしまい、クリープモードに切り替わったとする。この場合、共通ペダルの操作量が最小値の状態でクリープ駆動力が発生するため、車両が意図せずに発進してしまうことがある。そうすると、運転者は、意図せずに発進されたことに驚いて、共通ペダル上の足をそのまま踏み下ろしてしまい、運転者の意図しない発進をさらに促進してしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、運転者の意図しない発進を防止することが可能な車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の車両は、加速操作および減速操作を受け付ける共通ペダルと、共通ペダルの操作量を検出する共通ペダルセンサと、減速操作を受け付けるブレーキペダルと、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキペダルセンサと、共通ペダルで加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、共通ペダルの操作量が最小値であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとの切替を制御するモード制御部と、を備え、前記モード制御部は、ブレーキペダルの操作量が所定量以上であれば、クリープモードへの切替を許可し、ブレーキペダルの操作量が所定量未満であれば、クリープモードへの切替を制限する。
【0008】
また、自車両の速度を検出する速度センサを備え、モード制御部は、ブレーキペダルの操作量が所定量未満である場合において、自車両の速度が所定速度以上であれば、クリープモードへの切替を許可し、自車両の速度が所定速度未満であれば、クリープモードへの切替を制限してもよい。
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の車両は、加速操作および減速操作を受け付ける共通ペダルと、共通ペダルの操作量を検出する共通ペダルセンサと、自車両の速度を検出する速度センサと、共通ペダルで加速操作および減速操作が可能な共通ペダルモードと、共通ペダルの操作量が最小値であっても加速方向の所定のクリープ駆動力を発生させるクリープモードとの切替を制御するモード制御部と、を備え、前記モード制御部は、自車両の速度が所定速度以上であれば、クリープモードへの切替を許可し、自車両の速度が所定速度未満であれば、クリープモードへの切替を制限する。
【0010】
また、共通ペダルモードとクリープモードとの間の切替操作を受け付けるモード切替スイッチを備え、モード制御部は、自車両の速度が所定速度未満である場合において、モード切替スイッチを通じた切替操作が所定時間以上継続されれば、クリープモードへの切替を許可してもよい。
【0011】
また、自車両の周囲の障害物を検知する障害物検知部を備え、モード制御部は、共通ペダルモードからクリープモードへの切替が許可された際、障害物検知部によって障害物が検知された場合、クリープ駆動力の立ち上がりの時定数を、障害物が検知されていない場合の時定数より大きな値としてもよい。
【0012】
また、モード制御部は、障害物検知部によって障害物が検知された場合におけるクリープ駆動力の立ち上がりの時定数を、障害物検知部によって検知された障害物と自車両との離隔距離に基づいて導出してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、運転者の意図しない発進を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1は、本実施形態による車両の構成を示す概略図である。
図2は、共通ペダルについて説明する図である。図2Aは、共通ペダルをアクセルペダルとして機能させる場合を説明する図である。図2Bは、共通ペダルで加速操作および減速操作を可能とさせる場合を説明する図である。
図3は、クリープモードへの切替の許可および不許可を説明する図である。
図4は、クリープモードに切り替えられたときのクリープ駆動力の立ち上がりについて説明する図である。図4Aは、障害物が検知されなかった場合を示す。図4Bは、障害物が検知された場合を示す。
図5は、モード制御部の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0016】
図1は、本実施形態による車両1の構成を示す概略図である。車両1は、例えば、モータを駆動源とした電気自動車である。なお、車両1は、エンジンとモータとが並行して設けられたハイブリッド電気自動車であってもよい。以後、車両1を、自車両と呼ぶ場合がある。
【0017】
車両1は、共通ペダル10、共通ペダルセンサ12、ブレーキペダル14、ブレーキペダルセンサ16、速度センサ18、モード切替スイッチ20、駆動機構22、制動機構24、車両制御部26、報知部28および障害物検知部30を含む。
【0018】
共通ペダル10は、その操作量(踏込み量)に従った加速操作および減速操作を受け付ける。つまり、車両1は、1のペダル(共通ペダル10)で加速操作および減速操作を可能とする共通ペダル機能を有する。また、車両1では、共通ペダル10を、その操作量(踏込み量)に従った加速操作のみを受け付けるアクセルペダルとして機能させることもできる。共通ペダルセンサ12は、共通ペダル10の操作量(以後、共通ペダル操作量と呼ぶ場合がある)を検出する。
【0019】
図2は、共通ペダル10について説明する図である。図2Aは、共通ペダル10をアクセルペダルとして機能させる場合を説明する図である。図2Bは、共通ペダル10で加速操作および減速操作を可能とさせる場合を説明する図である。図2Aおよび図2Bでは、共通ペダル10の踏込み方向を実線の矢印で示している。また、図2Aおよび図2Bでは、車両1の姿勢が水平となっている。また、運転者は、図2Aおよび図2B中、共通ペダル10の右側に位置する。共通ペダル10は、例えば、運転席の前方の鉛直下方に配置され、車体40に連結される。
【0020】
共通ペダル10が踏み込まれていない場合、共通ペダル10の車体40に対する傾斜角度は、最も大きくなり、操作量(踏込み量)は、最小値となる。また、共通ペダル10が最大限に踏み込まれた場合、共通ペダル10の車体40に対する傾斜角度は、最も小さくなり、操作量(踏込み量)は、最大値となる。また、共通ペダル10のストロークは、操作量の最小値から最大値までである。
【0021】
図2Aで示すように、アクセルペダルとして機能させた場合の共通ペダル10は、操作量の最小値から最大値までの全領域が加速領域となっている。加速領域は、加速操作を受け付ける領域である。加速領域では、操作量が多くなるに従って(共通ペダル10の車体40に対する傾斜角度が小さくなるに従って)、車両1を加速させる駆動力が増加される。
【0022】
これに対し、図2Bで示すように、加速操作および減速操作を可能とさせる場合の共通ペダル10では、操作量の最大値と操作量の最小値との間において、加速領域と減速領域とを区分する所定の境界値が設定される。加速領域は、加速操作を受け付ける領域であり、操作量の最大値と所定の境界値との間に設定される。減速領域は、減速操作を受け付ける領域であり、所定の境界値と操作量の最小値との間に設定される。所定の境界値は、例えば、減速領域よりも加速領域が大きくなるように設定されるが、この例に限らない。
【0023】
図2Bにおいて、加速領域では、操作量が多くなるに従って(共通ペダル10の車体40に対する傾斜角度が小さくなるに従って)、車両1を加速させる駆動力が増加される。また、減速領域では、操作量が少なくなるに従って(共通ペダル10の車体40に対する傾斜角度が大きくなるに従って)、車両1を減速させる制動力が増加される。減速領域では、駆動用のモータを発電機として機能させてバッテリに電力を回生する回生ブレーキが行われる。減速領域では、共通ペダル10の操作量に従った減速度を回生のみで達成できない場合には、機械的なブレーキが併用されてもよい。
【0024】
共通ペダル10で加速操作および減速操作を可能とさせる場合、共通ペダル10の操作量が最小値(ゼロ)で維持されると、車両1は、機械的なブレーキがかけられた状態で維持される。このため、車両1は、共通ペダル10の操作量が最小値に維持されることで、運転者が共通ペダル10とは異なるブレーキペダル14を踏み続けることなく、停止し続けることができる。
【0025】
これに対し、共通ペダル10をアクセルペダルとして機能させる場合、車両1では、共通ペダル10の操作量が最小値(ゼロ)であっても加速方向の所定の駆動力であるクリープ駆動力を発生させる。このため、車両1は、共通ペダル10の操作量が最小値であっても、ブレーキペダル14が踏まれなければ発進および走行される。
【0026】
以後、共通ペダル10を、加速操作および減速操作を受け付けるように機能させる状態を、共通ペダルモードと呼ぶ場合がある。また、共通ペダル10を、加速操作のみを受け付けるように機能させ、共通ペダル10の操作量が最小値(ゼロ)であっても加速方向のクリープ駆動力を発生させる状態を、クリープモードと呼ぶ場合がある。
【0027】
車両1では、共通ペダルモードおよびクリープモードが排他的に切り替わり、両モードを同時に機能させることはできないようになっている。
【0028】
図1に戻って、ブレーキペダル14は、共通ペダル10とは独立して設けられる。ブレーキペダル14は、その操作量に従った減速操作を受け付ける。ブレーキペダル14は、操作量が多くなるに従って車両1を減速させる制動力が増加される。ブレーキペダルセンサ16は、ブレーキペダル14の操作量(以後、ブレーキ操作量と呼ぶ場合がある)を検出する。速度センサ18は、車両1の速度(所謂、車速)を検出する。
【0029】
モード切替スイッチ20は、共通ペダルモードとクリープモードとの間のモードの切替操作を受け付ける。モード切替スイッチ20は、例えば、車両1のコンソールに配置される。モード切替スイッチ20は、例えば、プッシュボタンで構成され、押される度に現在のモードから他方のモードへの切替操作として受け付ける。なお、モード切替スイッチ20は、プッシュボタンに限らず、例えば、レバースイッチなどであってもよい。
【0030】
駆動機構22は、車両1の車輪を回転させる駆動用のモータを含む。駆動用のモータは、共通ペダル10の加速操作に基づいて駆動される。つまり、駆動機構22は、共通ペダル10の加速操作に基づいて車両1を加速させる。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
車両
株式会社SUBARU
航空機
株式会社SUBARU
航空機
株式会社SUBARU
航空機
株式会社SUBARU
航空機
株式会社SUBARU
潤滑装置
株式会社SUBARU
ステータ
株式会社SUBARU
診断装置
株式会社SUBARU
ステータ
株式会社SUBARU
制御装置
株式会社SUBARU
制御装置
株式会社SUBARU
組立装置
株式会社SUBARU
制御装置
株式会社SUBARU
プレス型
株式会社SUBARU
エンジン
株式会社SUBARU
エンジン
株式会社SUBARU
制御装置
株式会社SUBARU
電動車両
株式会社SUBARU
電動車両
株式会社SUBARU
制御装置
株式会社SUBARU
モータ装置
株式会社SUBARU
無段変速機
続きを見る