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公開番号2021094960
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210624
出願番号2019226432
出願日20191216
発明の名称制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際特許業務法人
主分類B60Q 3/80 20170101AFI20210528BHJP(車両一般)
要約【課題】ミラー専用の光源を設けなくても、ミラーを使用する乗員を照らすことができる制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、HUD22に設けられた光源である外部光源23から出力される光がHUD22の本来の機能に用いられる第1の位置と、外部光源23から出力される光をサンバイザ2に設けられた透光部へ向けて偏向させる第2の位置と、の少なくとも2つの位置間で投光偏向部材3の位置を変更する。制御装置は、車両が駐車中である状態かつ車両に乗車する乗員100の顔とミラーとが対向する位置にサンバイザ2が降下された状態であるミラー使用状態が検出された場合、投光偏向部材3の位置を第2の位置に変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された制御装置であって、
車室内に設置され、光を透過可能な窓である透光部(5)と、ミラー(4)と、を備えるサンバイザ(2)と、
光を偏向する部材である投光偏向部材(3)と、
車載装置(22)に設けられた光源である外部光源(23)から出力される光が前記車載装置の本来の機能に用いられる第1の位置と、前記外部光源から出力される光を前記透光部へ向けて偏向させる第2の位置と、の少なくとも2つの位置間で前記投光偏向部材の位置を変更するように構成された駆動部(36)と、
前記車両が駐車中である状態かつ前記車両に乗車する乗員の顔と前記ミラーとが対向する位置に前記サンバイザが降下された状態であるミラー使用状態を検出するように構成された検出部(351)と、
を備え、
前記車載装置は、運転中に機能する装置であり、
前記駆動部は、前記検出部により前記ミラー使用状態が検出された場合、前記投光偏向部材の位置を前記第2の位置に変更する、制御装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置であって、
前記サンバイザは、前記ミラーを備える面とは反対側の面における前記透光部の部分の少なくとも一部に、光を偏向する部材である受光偏向部材(6)を更に備え、
前記受光偏向部材は、前記透光部へ入射する光を、前記ミラーを備える面が向く方向に偏向させる、制御装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の制御装置であって、
前記サンバイザは、前記透光部を透過する光の色味を調節可能に構成されている、制御装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記サンバイザは、前記透光部を透過する光の透過率を調節可能に構成されている、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 5,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両には、運転中の日よけのために、ウインドシールド近傍にサンバイザが設置されている。サンバイザには、ミラーが設置されていることが多い。ミラーは、例えば車両に乗車する乗員が化粧を行う際に使用される。
【0003】
特許文献1には、ミラーを見ながら化粧などを行いやすくするため、ミラーを使用する乗員を照らすLEDランプがミラーの近傍に設置されたサンバイザが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5246950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のサンバイザには、ミラーを使用する乗員を照らすためのミラー専用の光源が設けられている。
本開示の一局面は、ミラー専用の光源を設けなくても、ミラーを使用する乗員を照らすことができる制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、車両に搭載された制御装置であって、サンバイザ(2)と、投光偏向部材(3)と、駆動部(36)と、検出部(351)と、を備える。サンバイザは、車室内に設置され、光を透過可能な窓である透光部(5)と、ミラー(4)と、を備える。投光偏向部材は、光を偏向する部材である。駆動部は、車載装置(22)に設けられた光源である外部光源(23)から出力される光が車載装置の本来の機能に用いられる第1の位置と、外部光源から出力される光を透光部へ向けて偏向させる第2の位置と、の少なくとも2つの位置間で投光偏向部材の位置を変更するように構成される。検出部は、車両が駐車中である状態かつ車両に乗車する乗員の顔とミラーとが対向する位置にサンバイザが降下された状態であるミラー使用状態を検出するように構成される。車載装置は、運転中に機能する装置である。駆動部は、検出部によりミラー使用状態が検出された場合、投光偏向部材の位置を第2の位置に変更する。
【0007】
このような構成によれば、ミラー専用の光源を設けなくても、ミラーを使用する乗員を照らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
乗員がミラーを使用していない場合における概略図である。
乗員がミラーを使用している場合における概略図である。
ミラーを使用する乗員から見たサンバイザの正面図である。
制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
光源流用処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.全体構成]
まずは、図1及び図2に示すサンバイザ2について概要を説明する。
【0010】
サンバイザ2は、ウインドシールド21を通して入射する外光を遮蔽する部材である。サンバイザ2は、ウインドシールド21と車室内の天井25との境界付近に設置される。サンバイザ2は、車室内の天井25に対して任意の開き角をもって、回動可能に設置される。通常は、図1に示すように、車室内の天井25に対してほぼ平行に折り畳まれた折畳状態に維持される。乗員100は、例えば運転中に、サンバイザ2を車室内の天井25に対して任意の角度まで回動することで、サンバイザ2を日よけとして使用する。
【0011】
サンバイザ2は、図3に示すように、ミラー4を備える。ミラー4は、サンバイザ2における片側の面、具体的には折畳状態において車室内の天井25に臨む面に設けられる。本実施形態では、ミラー4として、光学ミラーが用いられる。乗員100は、例えば駐車中にミラー4を見ながら化粧を行う場合、図2に示すように、乗員100の顔とミラー4とが対向する位置にサンバイザ2を回動し降下させる。以下、本実施形態では、サンバイザ2におけるミラー4を有する面をサンバイザ2の正面といい、反対側の面をサンバイザ2の裏面という。
【0012】
例えば車室内が暗い場合、乗員100がミラー4を見ながら化粧を行うには、乗員100の顔を照らす光が必要となる。また、化粧の仕上がりは乗員100の顔を照らす光の色味等に影響され得る。すなわち、車室内では満足のいく仕上がりに化粧ができたとしても、外出先では顔の見え方に違和感が生じてしまうことがある。違和感を軽減するためには、外出先での環境光と同じ環境光の下で化粧をすることが望ましい。そのために、環境光を再現できるミラー4専用の光源を、例えばサンバイザ2の正面等に設けることが考えられる。しかし、ミラー4専用の光源を設ける分、コストの増大につながってしまう。
【0013】
そこで、本実施形態では、ミラー4専用の光源を設けなくても、ミラー4を使用する乗員100を照らすことができる構成を実現する。
図2及び図3に示すように、サンバイザ2は、ミラー4に加え、透光部5と、受光偏向部材6と、色味選択レバー7と、透過率調節ボタン8と、を備える。
【0014】
透光部5は、光を透過可能な窓である。つまり、サンバイザ2の正面と、サンバイザ2の裏面と、は透光部5を介して光が透過可能である。本実施形態では、透光部5は、縦長の形状である。また、透光部5は、サンバイザ2の左右の両端付近にそれぞれ1つずつ設けられている。
【0015】
また透光部5は、透光部5を透過する光の色味を調節可能に構成されているとともに、透光部5を透過する光の透過率を調節可能に構成されている。具体的には、サンバイザ2の正面における透光部5の部分に、フィルタと電子シャッタとが設けられている。
【0016】
フィルタは、半透明な素材で形成されている。フィルタは、オフィスの照明の色と、レストランの照明の色と、太陽光の色と、をそれぞれ表現するための3つの領域に区分されている。
【0017】
電子シャッタは、任意の領域における光の透過率を電気的に変化させることが可能なフィルム状の液晶シャッタである。電子シャッタは、印加される電圧に基づいて、光の透過率を段階的に変化させることができる。
【0018】
フィルタと電子シャッタとが用いられることで、透光部5を透過する光の色味が、オフィスの照明の色と、レストランの照明の色と、太陽光の色と、に切り替えられる。具体的には、電子シャッタによりフィルタの各領域における光の透過率が変更されることで、透光部5を透過する光の色味が切り替えられる。例えば、透光部5を透過する光の色味がオフィスの照明の色に切り替えられる場合、電子シャッタは、フィルタの各領域のうちオフィスの照明の色に該当する領域における光の透過率を所定の透過率に変化させる。一方、当該場合、電子シャッタは、フィルタの各領域のうちレストランの照明の色と太陽光の色とに該当する領域における光の透過率を0%に変化させる。なお、所定の透過率は、後述する透過率算出部352により算出された透過率、又は、後述する透過率調節ボタン8により設定された透過率、である。
【0019】
受光偏向部材6は、光を偏向する部材である。受光偏向部材6は、サンバイザ2の裏面における透光部5の部分の全体に設けられる。本実施形態では、受光偏向部材6として、プリズムが用いられる。受光偏向部材6は、透光部5へ入射する光を、サンバイザ2の正面が向く方向に偏向させる。具体的には、受光偏向部材6は、透光部5へ入射する光を、サンバイザ2の正面に対する法線方向に近づくように偏向する。
【0020】
色味選択レバー7は、透光部5を透過する光の色味を調節したい場合に使用されるレバーである。具体的には、乗員100が、色味選択レバー7を左右に手動で移動することによって、フィルタのうちいずれの領域を光が透過するかが切り替わる。よって、透光部5を透過する光の色味が、オフィスの照明の色と、レストランの照明の色と、太陽光の色と、で切り替わる。
【0021】
透過率調節ボタン8は、色味選択レバー7により選択されている色味を表現する領域における光の透過率を調節したい場合に使用されるボタンである。具体的には、乗員100は、プラスのボタンを押下することにより、現在の透過率よりも透過率を上げることができる。一方、乗員100は、マイナスのボタンを押下することにより、現在の透過率よりも透過率を下げることができる。このようにして、色味選択レバー7により選択されている色味を表現する領域における光の透過率が0%から100%までの間で多段階に切り替わる。なお、色味選択レバー7により選択されていない色味を表現する領域については、透過率調節ボタン8の操作には影響されず、光の透過率は0%のままである。
【0022】
続いて、ミラー4を使用する乗員100を照らす光の光源について、図1及び図2を用いて説明する。本実施形態では、車両には、ヘッドアップディスプレイ装置(以下「HUD」という。)22が搭載されている。ミラー4を使用する乗員100を照らす光の光源には、HUD22に設けられた光源を流用する。以下、HUD22に設けられた光源を外部光源23とよぶ。
【0023】
HUD22は、車両のインストルメントパネルに設けられる。HUD22は、例えばHUD22の筐体内に設けられた液晶ディスプレイを用いて、外部光源23から出力された光をウインドシールド21へ向けて投影し、図1に示すように画像を表示する。外部光源23からは白色の光が出力される。ウインドシールド21によって車室内側に反射された画像の光束は、乗員100によって知覚される。これにより、乗員100は、ウインドシールド21の前方にて結像される画像の虚像24を、前景の一部と重ねて視認可能となる。表示される画像としては、例えば進行方向を示す矢印や歩行者を囲む枠などがある。
【0024】
ここで、HUD22は、乗員100が運転中である場合に、上述したようなHUD22としての本来の機能を発揮する。しかし、HUD22は、例えばアクセサリスイッチがオンのまま駐車中である場合には、表示すべき画像が存在しないため、上述したようなHUD22としての本来の機能に使用されていない。
【0025】
一方、ミラー4は、乗員100が運転中である場合には、化粧には使用されにくい。乗員100がミラー4を見ながら化粧をするのは、例えば駐車中の場合であることが多い。
そこで、駐車中に乗員100がミラー4を見ながら化粧をする場合、制御装置1は、外部光源23から出力される光を、乗員100を照らす光として用いる。
【0026】
制御装置1は、サンバイザ2に加え、投光偏向部材3を備える。
投光偏向部材3は、光を偏向する部材である。本実施形態では、投光偏向部材3として、光を反射する反射板が用いられる。また、投光偏向部材3は、HUD22の近傍に設けられる。投光偏向部材3は、通常は、図1に示すように、外部光源23から出力される光がHUD22の本来の機能に用いられる第1の位置に配置されている。一方、図2に示すように、ミラー4を使用する乗員100を照らす光の光源として外部光源23が流用される場合には、投光偏向部材3は外部光源23から出力される光を透光部5へ向けて偏光させる第2の位置に移動する。なお、後述する駆動部36が、投光偏向部材3の位置を変更する。
【0027】
[2.電気的構成]
次に、制御装置1の電気的構成について、図4のブロック図を用いて説明する。
制御装置1は、上述したサンバイザ2と投光偏向部材3とに加え、シフトセンサ31と、パーキングブレーキセンサ32と、サンバイザ用角度センサ33と、照度センサ34と、処理部35と、駆動部36と、を備える。
【0028】
シフトセンサ31は、乗員100が操作するシフトレバーの操作位置(以下、「シフトポジション」という。)を検出する。シフトセンサ31は、検出結果を示すシフト信号を処理部35へ出力する。
【0029】
パーキングブレーキセンサ32は、パーキングブレーキのオンオフ状態を検出する。パーキングブレーキセンサ32は、検出結果を示すパーキング信号を処理部35へ出力する。
サンバイザ用角度センサ33は、サンバイザ2の回転軸に取り付けられ、水平方向に対するサンバイザ2の傾斜角度を検出する。サンバイザ用角度センサ33は、検出結果を示す角度信号を処理部35へ出力する。
【0030】
照度センサ34は、車室内の照度を検出する。照度センサ34は、検出結果を示す照度信号を処理部35へ出力する。
処理部35は、図示しないCPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPUは、非遷移的実体的記録媒体であるROMに格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。具体的には、処理部35は、当該プログラムに従い、後述する図5に示す光源流用処理を実行する。なお、処理部35は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
(【0031】以降は省略されています)

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