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公開番号2021093349
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210617
出願番号2020109899
出願日20200625
発明の名称多芯ケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/04 20060101AFI20210521BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐屈曲性に優れた多芯ケーブルを提供する。
【解決手段】複数の電力線と、複数の前記電力線を覆う外周被膜とを備え、
前記電力線は、中心に配置された1本の第1導体と、前記第1導体の外周に配置された複数の第2導体とが撚り合わされており、
前記第1導体は、10本以上100本以下の第1素線が撚り合わされ、
前記第2導体は、10本以上100本以下の第2素線が撚り合わされ、
前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、が同一であり、
前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、8mm以上22mm以下である多芯ケーブル。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電力線と、複数の前記電力線を覆う外周被膜とを備え、
前記電力線は、中心に配置された1本の第1導体と、前記第1導体の外周に配置された複数の第2導体とが撚り合わされており、
前記第1導体は、10本以上100本以下の第1素線が撚り合わされ、
前記第2導体は、10本以上100本以下の第2素線が撚り合わされ、
前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、が同一であり、
前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、8mm以上22mm以下である多芯ケーブル。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1素線の撚りピッチは、前記第2素線の撚りピッチよりも短い請求項1に記載の多芯ケーブル。
【請求項3】
前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、10mm以上14mm以下である請求項1または請求項2に記載の多芯ケーブル。
【請求項4】
前記第2素線の撚りピッチは、前記第1素線の撚りピッチの、1.1倍以上1.4倍以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の多芯ケーブル。
【請求項5】
複数の前記電力線は撚り合わされており、
複数の前記電力線の撚り方向が、前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、同一である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の多芯ケーブル。
【請求項6】
前記電力線よりも断面積の小さい2本の信号線を撚り合せた対撚信号線をさらに有し、
前記信号線は、複数の第3導体が撚り合わされ、
前記信号線における前記第3導体の撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の多芯ケーブル。
【請求項7】
前記電力線よりも断面積の小さい2本の信号線を撚り合わた対撚信号線をさらに有し、
前記信号線は、複数の第3導体が撚り合わされ、
前記信号線における前記第3導体の撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一であり、
前記対撚信号線と、複数の前記電力線とが撚り合わされており、
前記対撚信号線と複数の前記電力線との撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の多芯ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、多芯ケーブルに関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には2本の被覆電線と、2本の被覆電線を覆う外被と、を有する車両用の多芯ケーブルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−32515号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示の一観点によれば、複数の電力線と、複数の前記電力線を覆う外周被膜とを備え、
前記電力線は、中心に配置された1本の第1導体と、前記第1導体の外周に配置された複数の第2導体とが撚り合わされており、
前記第1導体は、10本以上100本以下の第1素線が撚り合わされ、
前記第2導体は、10本以上100本以下の第2素線が撚り合わされ、
前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、が同一であり、
前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、8mm以上22mm以下である多芯ケーブルを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1は、本開示の一態様に係る多芯ケーブルの長手方向と垂直な断面図である。
図2は、本開示の一態様に係る多芯ケーブルの長手方向と垂直な断面図の他の構成例である。
図3は、本開示の一態様に係る多芯ケーブルの長手方向と垂直な断面図の他の構成例である。
図4は、本開示の一態様に係る多芯ケーブルが有する電力線の導体部分の側面図である。
図5は、実験例における耐屈曲性試験の方法を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[本開示が解決しようとする課題]
車輪は、車体に対して変位可能に支持されており、車両の使用時等に、車輪の位置が車体に対して変位するため、車体に搭載された制御装置と、車輪の周囲に設けられた電動パーキングブレーキ等との間を接続する多芯ケーブルは繰り返し曲げられる場合がある。このため、多芯ケーブルについて耐久性を高める観点から、高い耐屈曲性が求められていた。
【0007】
本開示の目的は、耐屈曲性に優れた多芯ケーブルを提供することである。
【0008】
[本開示の効果]
本開示によれば、耐屈曲性に優れた多芯ケーブルを提供できる。
【0009】
実施するための形態について、以下に説明する。
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
【0011】
(1)本開示の一態様に係る多芯ケーブルは、複数の電力線と、複数の前記電力線を覆う外周被膜とを備え、
前記電力線は、中心に配置された1本の第1導体と、前記第1導体の外周に配置された複数の第2導体とが撚り合わされており、
前記第1導体は、10本以上100本以下の第1素線が撚り合わされ、
前記第2導体は、10本以上100本以下の第2素線が撚り合わされ、
前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、が同一であり、
前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、8mm以上22mm以下である。
【0012】
本開示の一態様に係る多芯ケーブルは、第1導体における第1素線の撚り方向と、第2導体における第2素線の撚り方向とを同一とすることで、第1導体と、第2導体とが接する箇所において、第1素線の向きと第2素線の向きとを揃えることができる。このため、電力線を含む多芯ケーブルを屈曲した際に、電力線に含まれる素線間の擦れを抑制し、さらには素線に傷が生じることを抑制できる。従って、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合でも、第1素線や、第2素線が切れることを抑制し、電力線の耐屈曲性を高められる。
【0013】
第1導体における第1素線の撚り方向と、第2導体における第2素線の撚り方向とを同一とすることで、第1導体と、第2導体とを製造する際に撚り方向を切り替える必要が無くなり、生産性を高めることもできる。
【0014】
さらに、第1導体における第1素線の撚り方向と、第2導体における第2素線の撚り方向と、電力線における第1導体と第2導体との撚り方向とを同一とすることで、特に素線間の擦れを抑制し、素線に傷が生じることを抑制できる。このため、電力線の耐屈曲性を特に高められる。
【0015】
本開示の一態様に係る多芯ケーブルは電力線以外に、接続する機器や印加する電圧等に応じて信号線や、電線等の各種被覆電線を含むこともできる。ただし、多芯ケーブルが含む被覆電線のうち、通常は電力線が最も太く、負荷が加わり易いため、電力線は、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合に切断され易い。このため、電力線の耐屈曲性を高めることで、多芯ケーブル全体の耐屈曲性を高めることができる。
【0016】
第1素線の撚りピッチと、第2素線の撚りピッチを8mm以上とすることで、第1導体、および第2導体の生産性を高めることができる。第1素線の撚りピッチと、第2素線の撚りピッチとを22mm以下とすることで、第1導体、および第2導体の長手方向の単位長さ辺りの素線の充填密度を高くし、第1導体、第2導体の強度を高めることができる。このため、第1素線の撚りピッチと、第2素線の撚りピッチとを22mm以下とすることで、電力線や、電力線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性をさらに高めることができる。
【0017】
(2)前記第1素線の撚りピッチが、前記第2素線の撚りピッチよりも短くてもよい。
【0018】
電力線に含まれる第1導体、および第2導体のうち、中心に配置した第1導体は長手方向に沿って引っ張られ易い。このため、第2導体に含まれる第2素線よりも、第1導体に含まれる第1素線の撚りピッチを短くして、第1導体の強度を十分に高めることで、電力線や、電力線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高められる。
【0019】
(3)前記第1素線の撚りピッチ、および前記第2素線の撚りピッチは、10mm以上14mm以下であってもよい。
【0020】
第1素線の撚りピッチと、第2素線の撚りピッチを10mm以上とすることで、第1導体、および第2導体の生産性を特に高めることができる。第1素線の撚りピッチと、第2素線の撚りピッチとを14mm以下とすることで、第1導体、第2導体の強度を特に高め、電力線や、電力線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高めることができる。
【0021】
(4)前記第2素線の撚りピッチは、前記第1素線の撚りピッチの、1.1倍以上1.4倍以下であってもよい。
【0022】
電力線に含まれる第1導体、および第2導体のうち、中心に配置した第1導体は長手方向に沿って引っ張られ易いため、第1導体の強度を高めることが好ましい。ただし、第2導体は、第1導体と比較して長手方向に引っ張られにくいため、第2素線の撚りピッチを、第1素線の撚りピッチの1.1倍以上とすることで、電力線の耐屈曲性に影響を与えず、生産性を高めることができる。第2素線の撚りピッチを、第1素線の撚りピッチの1.4倍以下とすることで、第2導体の強度を十分に高くし、電力線や電力線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を高めることができる。
【0023】
(5)複数の前記電力線は撚り合わされており、
複数の前記電力線の撚り方向が、前記第1導体における前記第1素線の撚り方向と、前記第2導体における前記第2素線の撚り方向と、前記電力線における前記第1導体と前記第2導体との撚り方向と、同一であってもよい。
【0024】
複数の電力線の撚り方向を、第1導体における第1素線の撚り方向、第2導体における第2素線の撚り方向、電力線における第1導体と第2導体との撚り方向と同一とすることで、多芯ケーブルを屈曲した際に、撚り合わせた電力線に含まれる個々の電力線の長手方向の移動を円滑にできる。従って、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合でも、電力線に局所的に力が加わることを抑制し、電力線や、電力線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高められる。
【0025】
(6)前記電力線よりも断面積の小さい2本の信号線を撚り合せた対撚信号線をさらに有し、
前記信号線は、複数の第3導体が撚り合わされ、
前記信号線における前記第3導体の撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一であってもよい。
【0026】
信号線における第3導体の撚り方向と、対撚信号線における信号線の撚り方向とを同一とすることで、多芯ケーブルを屈曲した際に、対撚信号線に含まれる個々の信号線の長手方向の移動を円滑にできる。従って、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合でも、信号線に局所的に力が加わることを抑制し、信号線や、信号線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高められる。
【0027】
(7)前記電力線よりも断面積の小さい2本の信号線を撚り合わた対撚信号線をさらに有し、
前記信号線は、複数の第3導体が撚り合わされ、
前記信号線における前記第3導体の撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一であり、
前記対撚信号線と、複数の前記電力線とが撚り合わされており、
前記対撚信号線と複数の前記電力線との撚り方向と、前記対撚信号線における前記信号線の撚り方向とが同一であってもよい。
【0028】
信号線における第3導体の撚り方向と、対撚信号線における信号線の撚り方向とを同一とすることで、多芯ケーブルを屈曲した際に、対撚信号線に含まれる個々の信号線の長手方向の移動を円滑にできる。従って、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合でも、信号線に局所的に力が加わることを抑制し、信号線や、信号線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高められる。
また、対撚信号線と複数の電力線との撚り方向と、対撚信号線における信号線の撚り方向とを同一とすることで、多芯ケーブルを屈曲した際に、電力線や、対撚信号線の長手方向の移動を円滑にできる。従って、多芯ケーブルを繰り返し屈曲させた場合でも、電力線や、信号線に局所的に力が加わることを抑制し、電力線や、信号線、電力線や信号線を含む多芯ケーブルの耐屈曲性を特に高められる。
【0029】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の一実施形態(以下「本実施形態」と記す)に係る多芯ケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0030】
まず、本実施形態の多芯ケーブルの構成例について、図1〜図3に基づき説明する。
(【0031】以降は省略されています)

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