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公開番号2021089794
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210610
出願番号2019217842
出願日20191202
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20210514BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具を挿入位置で停止させる信頼性の高いコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、端子金具40が挿入されるハウジング10と、ハウジング10に装着されるリテーナ70と、を備える。リテーナ70は、端子金具40の後退を規制する後止め部74と、端子金具40の前進を規制する前止め部73と、を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端子金具が挿入されるハウジングと、
前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記リテーナは、
前記端子金具の後退を規制する後止め部と、
前記端子金具の前進を規制する前止め部と、を有しているコネクタ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記リテーナは、前記ハウジングに対し、仮係止位置と、本係止位置と、に変位可能であり、
前記後止め部は、前記本係止位置において、前記端子金具の後退を規制し、
前記前止め部は、前記仮係止位置において、前記端子金具の前進を規制する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記端子金具は、接続部材と、保護部材と、を有し、
前記接続部材は、前記保護部材に対し、前記保護部材によって保護される保護位置と、前記保護位置より前方において回路基板に接続される接続位置と、に変位可能であり、
前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に、前記接続部材が前記保護位置において前記前止め部に当たるように構成される請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記リテーナは、前面側に、前後方向に対して傾斜するカム面を有し、
前記カム面は、前記仮係止位置において、前記ハウジングの前面側に露出して配置される請求項2または請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコネクタは、回路基板を収容する基板収容部材と、端子金具を収容する端子収容部材と、を備える。端子収容部材の前面には、基板挿入部が開口して設けられている。基板収容部材と端子収容部材が嵌合状態にあるときに、回路基板が基板挿入部に挿入され、回路基板の板面に設けた端子部と端子金具の接触部とが接触するようになっている。
端子収容部材には、リテーナ挿入口を通してリテーナが挿入される。リテーナの小突起は、端子金具に後方から当たり、端子金具の後方への抜け出しを規制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017−84570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、端子金具は、端子収容部材の前面側に当たることで、前方への挿入動作を停止させる。しかし、端子収容部材の前面側には、基板挿入部が設けられているため、端子金具の挿入動作を規制するのに十分な強度を確保するのが難しいという事情がある。また、端子金具が基板挿入部に落ち込む懸念もある。このため、端子金具が端子収容部材に対して挿入位置で停止しないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、端子金具を挿入位置で停止させる信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、端子金具が挿入されるハウジングと、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記リテーナは、前記端子金具の後退を規制する後止め部と、前記端子金具の前進を規制する前止め部と、を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子金具を挿入位置で停止させる信頼性の高いコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コネクタの分解斜視図である。
図2は、コネクタが相手コネクタと嵌合され、端子金具が接続位置において回路基板に接続された状態を示す側断面図である。
図3は、コネクタが相手コネクタと嵌合される前、リテーナが仮係止位置にあり、接続部材が保護位置においてリテーナの前止め部に当たり、弾性接触部が保護部材で保護された状態を示す側断面図である。
図4は、図3の状態からリテーナが本係止位置に移動した状態を示す側断面図である。
図5は、図3のA−A線断面図である。
図6は、図4のB−B線断面図である。
図7は、図5のC−C線要部拡大断面図である。
図8は、図6のD−D線要部拡大断面図である。
図9は、リテーナが仮係止位置にあるときに、ハウジングの前面側に窓部を通してカム面が露出した状態を示す拡大正面図である。
図10は、リテーナが本係止位置にあるときに、カム面が窓部から退避してハウジングの内側に配置された状態を示す拡大正面図である。
図11は、端子金具の斜視図である。
図12は、アウタハウジングの正面図である。
図13は、リテーナの正面図である。
図14は、リテーナの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子金具が挿入されるハウジングと、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記リテーナは、前記端子金具の後退を規制する後止め部と、前記端子金具の前進を規制する前止め部と、を有している。この構成によれば、リテーナの前止め部が端子金具の前進を規制するため、ハウジングから前止め部に相当する構造を省略することができ、あるいはハウジングに設けられた前止め部に相当する構造を簡単にすることができる。特に、ハウジングに前止め部に相当する構造を設けることが困難な場合にも、端子金具の前進を規制することができる。その結果、端子金具を挿入位置で停止させる信頼性を高めることができる。
【0010】
(2)前記リテーナは、前記ハウジングに対し、仮係止位置と、本係止位置と、に変位可能であり、前記後止め部は、前記本係止位置において、前記端子金具の後退を規制し、前記前止め部は、前記仮係止位置において、前記端子金具の前進を規制するのが好ましい。この構成によれば、リテーナの変位操作によって端子金具の前進を規制する状態から端子金具の後退を規制する状態へと変化させることができる。
【0011】
(3)前記端子金具は、接続部材と、保護部材と、を有し、前記接続部材は、前記保護部材に対し、前記保護部材によって保護される保護位置と、前記保護位置より前方において回路基板に接続される接続位置と、に変位可能であり、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に、前記接続部材が前記保護位置において前記前止め部に当たるように構成されると良い。この構成によれば、リテーナの前止め部が接続部材の前進を規制するため、接続部材が保護部材に対して保護位置から接続位置へと不用意に変位するのを防止することができる。その結果、接続部材が保護位置において保護部材により保護される状態を良好に実現することができる。
【0012】
(4)前記リテーナは、前面に側、前後方向に対して傾斜するカム面を有し、前記カム面は、前記仮係止位置において、前記ハウジングの前面側に露出して配置されると良い。この構成によれば、リテーナが仮係止位置にあるときに、カム面に、ハウジングの前面側から押圧力を付与するだけで、リテーナを本係止位置側へ変位させることができる。このため、リテーナを本係止位置に変位させる際に複雑な操作を行う必要がなく、作業性を向上させることができる。
【0013】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0014】
<基本構造>
本開示のコネクタは、図1に示すように、ハウジング10と、端子金具40と、リテーナ70と、を備えている。ハウジング10は、合成樹脂製であって、インナハウジング11と、アウタハウジング12と、を有している。端子金具40は、金属製の板材であって、図11に示すように、接続部材41と、保護部材42と、を有している。リテーナ70は、合成樹脂製であって、単一の部材である。図2に示すように、接続部材41は、リテーナ70によってアウタハウジング12に保持される。保護部材42は、インナハウジング11に保持される。ハウジング10は、相手コネクタ90に嵌合される。相手コネクタ90は、図示しないケースに固定されている。ケース内には、回路基板100が設置されている。接続部材41は、回路基板100に電気的に接続される。
【0015】
<ハウジング>
ハウジング10は、図2に示すように、アウタハウジング12の前部にインナハウジング11を組み付けて構成される。ハウジング10は、図5に示すように、全体として幅方向に長い扁平な形状とされている。インナハウジング11は、図1に示すように、複数の前側キャビティ13を有している。各前側キャビティ13は、上下方向に2段でかつ幅方向に複数並んで配置されている。
【0016】
インナハウジング11は、図2に示すように、各前側キャビティ13と対応する位置に、ランス14を有している。各ランス14は、各前側キャビティ13の内壁面(上段の前側キャビティ13の上面および下段の前側キャビティ13の下面)から前方に延び、前端部が前側キャビティ13内に突出する形状になっている。各前側キャビティ13には、保護部材42が挿入される。保護部材42は、ランス14により弾性的に係止され、インナハウジング11に保持される。
【0017】
インナハウジング11は、上下の各前側キャビティ13間となる上下中央部に、回路基板100を収容可能な基板挿入部15を有している。基板挿入部15は、図1に示すように、幅方向に沿ったスリット溝状をなし、インナハウジング11の前面および両側面に開口している。基板挿入部15は、インナハウジング11内において上下の各前側キャビティ13と連通している。
【0018】
インナハウジング11は、図1に示すように、両側面(幅方向両側の側面)の上下中央部に、一対の窓部16を有している。各窓部16は、前後方向に延びて前端に開口する凹溝状に形成されている。各窓部16は、内側で基板挿入部15に連通している。
【0019】
アウタハウジング12は、図2に示すように、ハウジング本体17と、ハウジング本体17の外周を包囲する嵌合筒部18と、ハウジング本体17から前方に突出する内筒部19と、を有している。ハウジング本体17の外周には、シールリング20が装着される。ハウジング本体17と嵌合筒部18との間には、相手コネクタ90のフード部91が嵌合される。シールリング20は、フード部91とハウジング本体17との間に挟まれ、ハウジング10と相手コネクタ90との間を液密にシールする。嵌合筒部18の上壁には、ロックアーム21が設けられている。ロックアーム21は、相手コネクタ90のフード部91を係止し、ハウジング10と相手コネクタ90を嵌合状態に保持する。
【0020】
アウタハウジング12は、ハウジング本体17の前方で、かつ内筒部19の内側に、インナ嵌合部22を有している。インナハウジング11は、インナ嵌合部22に嵌合可能とされている。インナハウジング11は、アウタハウジング12に対し、インナ嵌合部22に浅く嵌合される初期位置(図3および図4を参照)と、初期位置から相対的に後退し、インナ嵌合部22に深く嵌合される嵌合位置(図2を参照)と、に変位可能とされている。インナハウジング11は、初期位置から嵌合位置に移動するに従いアウタハウジング12から前方への突出量を減少させる。インナハウジング11とアウタハウジング12には、インナハウジング11を初期位置と嵌合位置とにそれぞれ保持するロック構造が設けられている。ハウジング10が相手コネクタ90に嵌合されると、相手コネクタ90に設けられたロック解除構造によってロック構造による保持状態が解除され、インナハウジング11の変位操作が可能となる。
【0021】
ハウジング本体17は、図2に示すように、インナ嵌合部22を介して各前側キャビティ13と連通する位置に、複数の後側キャビティ23を有している。各後側キャビティ23には、接続部材41の後部が挿入される。
【0022】
ハウジング本体17の後部には、一括ゴム栓24が組み付けられる。一括ゴム栓24は、シリコンゴムなどのゴム製であって、ハウジング本体17の後面に開口する収容部25に収容される。一括ゴム栓24は、各後側キャビティ23と連通する位置に、複数のシール孔36を有している。一括ゴム栓24の各シール孔36には、接続部材41に接続された電線30が液密に挿入される。
【0023】
ハウジング本体17の収容部25には、一括ゴム栓24に続いてリアホルダ26が収容される。リアホルダ26は、ハウジング本体17に保持される。一括ゴム栓24は、リアホルダ26によって収容部25からの抜け出しが規制される。リアホルダ26は、各シール孔36と連通する位置に、複数の挿通孔27を有している。リアホルダ26の各挿通孔27には、電線30が遊びをもって挿入される。
【0024】
ハウジング本体17は、図12に示すように、前面(インナ嵌合部22に臨む面)に、リテーナ装着面28を有している。リテーナ装着面28は、幅方向および上下方向に沿った壁面である。各後側キャビティ23の前端は、リテーナ装着面28に開口する。リテーナ70は、リテーナ装着面28に沿って、仮係止位置と本係止位置とに変位可能とされている。ハウジング本体17は、各後側キャビティ23を挟んだ上下端部に、リテーナ70の組み付けを許容する空間部29を有している。空間部29は、ハウジング本体17の上下端部の幅方向中央部において前後方向に貫通し、インナ嵌合部22および収容部25と連通している。
【0025】
ハウジング本体17は、空間部29の内側面(ハウジング本体17の上下中央に近い側の平坦面)に、一対の突起31を有している。各突起31は、図2に示すように、リテーナ70の後述する抜け止め部76に係止可能とされている。
【0026】
内筒部19は、図12に示すように、インナ嵌合部22に臨む上下内面の幅方向一側(図12の右側)に、仮係止受け部32および本係止受け部33を有している。仮係止受け部32および本係止受け部33は、いずれも前後方向に延びて内筒部19の前端に開口する凹溝状に形成されている。仮係止受け部32および本係止受け部33は、幅方向に並んで設けられている。仮係止受け部32および本係止受け部33は、リテーナ70の後述する係止部78に係止可能とされている。
内筒部19は、両側壁(幅方向両側の側壁)に、前端に開口する一対の凹所34を有している。インナハウジング11がインナ嵌合部22に挿入されると、凹所34は窓部16と連通して配置される。なお、内筒部19の前端は、嵌合筒部18の前端より前方に配置されている。
【0027】
<端子金具>
端子金具40は、図11に示すように、接続部材41の前部に保護部材42を配置して構成される。接続部材41は、保護部材42に対し、保護位置(図3、図4および図11を参照)と、接続位置(図2を参照)と、に前後方向に変位可能とされている。
【0028】
接続部材41は、一枚の金属板を曲げ加工することで前後方向に細長い形状に形成される。接続部材41は、前部に弾性接触部43を有し、後部に電線接続部44を有し、弾性接触部43と電線接続部44との間に基部45を有している。
【0029】
電線接続部44は、図11に示すように、前部にワイヤバレル部46を有し、後部にインシュレーションバレル部47を有している。インシュレーションバレル部47は、オープンバレル状をなし、ワイヤバレル部46より短い前後寸法で構成される。ワイヤバレル部46は、オープンバレル状をなし、電線30の導体部分(芯線部)に圧着して接続される。インシュレーションバレル部47は、電線30の絶縁被覆に圧着して接続される。
【0030】
基部45は、板面を幅方向に沿わせて前後方向に延びる帯板状に形成されている。
接続部材41は、基部45の後端部の幅方向両端から上向きに突出する一対の突片部48、49を有している。各突片部48、49は、ハウジング10に対する端子金具40の挿入動作をガイドするスタビライザとしての機能を有している。
(【0031】以降は省略されています)

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