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公開番号2021087236
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210603
出願番号2019212373
出願日20191125
発明の名称コネクタ
出願人日本電産株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 15/02 20060101AFI20210507BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブルおよびシールド材に対する自由度が高く、シールド材を容易にアースすることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタの一態様は、壁に固定され、管状に延びた絶縁体からなり、延伸方向の少なくとも一端に開口を有する外管部と、上記外管部の内部で当該外管部に対して固定され、管状に延びた絶縁体からなり、延伸方向の両端に開口を有する内管部と、上記外管部の内周面と、上記内管部の外周面との間に設けられ、上記外管部の上記開口から当該間に挿入される挿入物を当該内管部の外周面に押し付ける金属バネと、上記金属バネと電気的に接続され、上記外管部の上記壁への固定に際して当該壁の導体部分に接触する当該外管部の外面に固定された導体部と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
壁に固定され、管状の絶縁体からなり、少なくとも一端に開口を有する外管部と、
前記外管部の内部で当該外管部に対して固定され、管状の絶縁体からなり、両端に開口を有する内管部と、
前記外管部の内周面と前記内管部の外周面との間に設けられ、当該外管部の前記開口から当該間への挿入物を当該内管部の外周面に押し付ける金属バネと、
前記金属バネと電気的に接続され、前記外管部の前記壁への固定に際して当該壁の導体部分に接触する当該外管部の外面に固定された導体部と、
を備えたコネクタ。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
ケーブルを囲って当該ケーブルを電磁的にシールドするシールド材が、前記外管部の内周面と前記内管部の外周面との間に前記挿入物として挿入される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ケーブルが前記内管部を貫通する請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記外管部および前記内管部が樹脂製である請求項1から3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記外管部の一部分が前記壁の貫通孔を貫通し、
前記外管部との間に前記壁を挟んで前記一部分と連結されることで当該外管部を当該壁に固定する固定具をさらに備えた請求項1から4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記外管部の前記一部分と前記固定具とは、一方に設けられたねじ山と他方に設けられたねじ溝とによって互いに締結される請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記固定具が樹脂製である請求項5または6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記外管部の前記一部分が、前記壁を有した筐体の内から外に貫通し、
前記固定具が、前記筐体の外部で前記一部分と連結される請求項5から7のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記外管部の前記一部分が、前記壁を有した筐体の外から内に貫通し、
前記固定具が、前記筐体の内部で前記一部分と連結される請求項5から7のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記金属バネを複数備えた請求項1から9のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記複数の金属バネが前記内管部を相互間に挟んで配置された請求項10に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、芯線とシールド層を有し、芯線を囲ったシールド層によって芯線が電磁的にシールドされたシールド電線を基板や機器に接続するシールドコネクタが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数本のシールド電線を備えたケーブルが接続されるコネクタを直接回路基板の端部に嵌合させるとともに、シールド電線の芯線に接続された端子金具を回路基板上の電極部に直接接触させ、シールド層に接続されたシールドシェルに設けた弾性接触片を回路基板上のアース電極部に接触させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004−349003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
筐体内の端子や基板に接続されて筐体の貫通孔から外部に引き出されたケーブルを電磁ノイズなどの対策として後付けのシールド材で囲う場合があり、このシールド材を筐体の金属部分と電気的に接続してアースすることが求められる。
【0006】
しかし、従来のシールドコネクタは、サイズや構造が特定されたケーブルを対象とするため自由度が小さく、ケーブルを囲った後付けのシールド材をアースすることが難しい。
そこで、本発明は、ケーブルおよびシールド材に対する自由度が高く、シールド材を容易にアースすることができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るコネクタの一態様は、壁に固定され、管状に延びた絶縁体からなり、延伸方向の少なくとも一端に開口を有する外管部と、上記外管部の内部で当該外管部に対して固定され、管状に延びた絶縁体からなり、延伸方向の両端に開口を有する内管部と、上記外管部の内周面と、上記内管部の外周面との間に設けられ、上記外管部の上記開口から当該間に挿入される挿入物を当該内管部の外周面に押し付ける金属バネと、上記金属バネと電気的に接続され、上記外管部の上記壁への固定に際して当該壁の導体部分に接触する当該外管部の外面に固定された導体部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコネクタは、ケーブルおよびシールド材に対する自由度が高く、シールド材を容易にアースすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態のコネクタの使用例を模式的に示す図である。
図2は、本実施形態のコネクタを示す組み立て図である。
図3は、本実施形態のコネクタが組み立てられた状態を示す図である。
図4は、スナップフィットが用いられた変形例を示す図である。
図5は、壁にねじ込まれる変形例を示す図である。
図6は、固定具が配線ボックス内に設けられる変形例を示す組み立て図である。
図7は、固定具が配線ボックス内に設けられる変形例の組み立てられた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照しながら、本開示のコネクタの実施形態を詳細に説明する。但し、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするため、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態のコネクタの使用例を模式的に示す図である。
【0011】
図1に示す使用例では、本実施形態のコネクタ100が配線ボックス200の有する金属の壁210に取り付けられる。配線ボックス200は本発明にいう筐体の一例であり、配線ボックス200の内部には配線基板220が設けられ、配線基板220の端子230にはケーブル300が接続される。ケーブル300には、ケーブル300の周囲を取り囲んで電磁的にシールドするシールド材310が設けられる。シールド材310は金属の壁210に電気的に接続されることでアースされる。
【0012】
図1に示す例では、複数のケーブル300が1つのシールド材310でまとめてシールドされる。シールド材310はケーブル300と一体に製造されてもよいし、ケーブル300とは別に製造されたシールド材310がノイズ対策などで後から取り付けられてもよい。
(コネクタの構造)
図2および図3は、本実施形態のコネクタを示す図である。図2には組み立て図が示され、図3には組み立てられた状態が示される。
【0013】
コネクタ100は、第1部分110と第2部分120とを備える。第1部分110は例えば雄ねじ部111を有し、第2部分120は例えば雌ねじ部121を有し、第1部分110と第2部分120は互いにねじ締結される。第1部分110と第2部分120の相互間に配線ボックス200の壁210が挟まれることによってコネクタ100は壁210に固定される。
【0014】
コネクタ100には、コネクタ100を貫通してケーブル300が挿入される。なお、図2以下では図示の便宜上、1本のケーブル300が示されるが、図1に示すように、コネクタ100には複数のケーブル300が挿入されてもよい。
ケーブル300の周囲には、例えば筒状のシールド材310が設けられ、シールド材310はコネクタ100内に挿入される。
【0015】
コネクタ100は、管状の外管部112と管状の内管部113を備える。外管部112と内管部113は絶縁体からなり、例えば樹脂製であることで軽量かつ低コストで製造が容易となる。外管部112と内管部113は例えば円管状であるが、断面が多角形の管状であってもよい。内管部113は両端に開口113aを有する。外管部112は一端に開口112aを有し、他端は底部116によって塞がれる。底部116は、内管部113を外管部112の内部で外管部112に対して固定する。内管部113の外周面と外管部112の内周面との間には、内管部113の外周面を環状に取り巻いた環状空間112bが形成される。
【0016】
ケーブル300は第2部分120の開口120aからコネクタ100に挿入されて内管部113を貫通する。シールド材310は第2部分120の開口120aからコネクタ100に挿入され、内管部113の外周面と外管部112の内周面との間の環状空間112bに外管部112の開口112aから挿入される。
【0017】
コネクタ100は環状空間112b内に金属バネ114を備える。金属バネ114は、環状空間112bに挿入された挿入物(例えばシールド材310)を内管部113の外周面に押し付け、金属バネ114とシールド材310とが互いに電気的に接続される。金属バネ114の一端は、金属バネ114と電気的に接続され、外管部112の外面に固定された導体部115となる。導体部115が固定された外面は、外管部112の壁210への固定に際して当該壁210に接触する。なお、本実施形態では、壁210が金属製であるので導体部115は壁210の何処に接触してもよいが、壁210の一部が導体である場合には、導体部115は、当該壁210の導体部分に接触する。
【0018】
コネクタ100は、外管部112と内管部113を有した簡素な形状であるため、コネクタ100に挿入可能なケーブル300およびシールド材310の自由度が高い。また、シールド材310は、コネクタ100の環状空間112bへの挿入により、金属バネ114および導体部115を介して壁210の導体部分と電気的に接続されるので、シールド材310のアースが容易である。
【0019】
本実施形態では、環状空間112bに金属バネ114が複数(例えば2つ)備えられるので、金属バネが1つである場合よりも安定したアースが得られる。また、複数の金属バネ114は、内管部113を相互間に挟んで配置されるので、複数の金属バネ114によってシールド材310が挟まれて、より安定したアースが得られる。
【0020】
図1および図2に示す実施形態では、外管部112のうちの一部分である雄ねじ部111が壁210の貫通孔を貫通する。そして、第2部分120は、外管部112との間に壁210を挟んで雄ねじ部111と連結されることで外管部112を壁210に固定する固定具として機能する。固定具により壁を挟んだ固定方式によってコネクタ100は容易かつ強固に壁に固定される。また、この固定具にパッキンなどが設けられることでコネクタ100の防水性や防塵性が容易に実現される。
【0021】
更に、外管部112のうちの一部分である雄ねじ部111と第2部分120とは、一方に設けられたねじ山と他方に設けられたねじ溝とによって互いに締結される。つまり、ねじ締結によってコネクタ100が容易に壁210に固定される。本実施形態では第2部分120も例えば樹脂製であるので軽量かつ低コストで製造が容易である。但し、第2部分120は例えば金属製であってもよい。
【0022】
本実施形態では、配線ボックス200の壁210に対するコネクタ100の固定に際し、外管部112のうちの一部分である雄ねじ部111が配線ボックス200の内から外に壁210を貫通する。そして、第2部分120は、配線ボックス200の外部で雄ねじ部111と連結される。このため、固定具の連結が配線ボックス200の外部で行われるのでコネクタの固定が容易である。
(変形例)
図4は、スナップフィットが用いられた変形例を示す図である。
【0023】
図4に示す変形例のコネクタ101では第2部分120が用いられず、外管部112には、雄ねじ部111に替えてスナップフィット117が備えられる。スナップフィット117の部分が壁210の貫通孔に押し込まれることにより、スナップフィット117が壁210の貫通孔の縁に掛かり、コネクタ101が壁210に容易に固定される。
コネクタ101がスナップフィット117で固定される場合にも、固定に際して導体部115が壁210に接触して金属バネ114がアースされる。
図5は、壁にねじ込まれる変形例を示す図である。
【0024】
図5に示す変形例のコネクタ102でも第2部分120が用いられず、外管部112の雄ねじ部111が、壁に形成された雌ねじ部211と締結される。雌ねじ部211が壁210に直接形成されていることでより頑強な構造となる。
【0025】
図4および図5に示す変形例のコネクタ101、102では、コネクタ101、102は一部を除いて配線ボックス200の内側に位置し、配線ボックス200の外側には固定具が設けられない。このため、配線ボックス200を閉じてしまえば外部からコネクタ101、102を取り外すことが困難となり、安全性や堅牢性に優れた構造となる。
図6および図7は、固定具が配線ボックス内に設けられる変形例を示す図である。図6には組み立て図が示され、図7には組み立てられた状態が示される。
【0026】
図6および図7に示す変形例のコネクタ103は、図2および図3に示すコネクタ100と同様に、第1部分110と第2部分120とを備え、第1部分110は外管部112と内管部113と金属バネ114とを備える。内管部113は両端に開口113aを有し、ケーブル300が内管部113を貫通する。外管部112の内周面と内管部113の外周面との間には環状空間112bが形成され、シールド材310が外管部112の開口112aから環状空間112bに挿入される。挿入されたシールド材310は金属バネ114で内管部113の外周面に押し付けられて金属バネ114と電気的に接続され、金属バネ114と導体部115を介して壁210にも電気的に接続されてアースされる。
【0027】
図6および図7に示す変形例のコネクタ103は、図2および図3に示すコネクタ100とは異なり、第1部分110が配線ボックス200の外側に位置し、第2部分120が内側に位置する。外管部112の一部である雄ねじ部111は壁210を配線ボックス200の外から内に貫通し、第2部分120は、雌ねじ部121が雄ねじ部111と互いに締結されることにより、配線ボックス200の内部で雄ねじ部111と連結される。なお、第1部分110には、図示が省略された回り止めが設けられている。
【0028】
第2部分120が配線ボックス200の内部で雄ねじ部111と連結される構造によれば、配線ボックス200が閉じられることによって第2部分120が配線ボックス200内部に納められてコネクタ103の取り外しが困難となり、安全性や堅牢性に優れる。
なお、上記説明では、ケーブル300が筐体の一例である配線ボックス200内の端子に接続される例が示されるが、ケーブル300は筐体内の基板に接続されてもよい。
【0029】
上述した実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0030】
100、101、102、103 :コネクタ
110 :第1部分
111 :雄ねじ部
112 :外管部
112a :開口
112b :環状空間
113 :内管部
113a :開口
114 :金属バネ
115 :導体部
116 :底部
117 :スナップフィット
120 :第2部分
121 :雌ねじ部
200 :配線ボックス
210 :壁
220 :配線基板
230 :端子
300 :ケーブル
310 :シールド材

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