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公開番号2021085367
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210603
出願番号2019214580
出願日20191127
発明の名称エンジン
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人落合特許事務所
主分類F02B 77/13 20060101AFI20210507BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】補機から放射される作動音の吸音にあたって吸音部材の小型化に貢献することができるエンジンを提供する。
【解決手段】エンジンは、エンジン本体13に結合される補機33と、少なくとも部分的に補機33に向き合って配置される板形状の吸音部材36と、補機33の外表面に形成されて、吸音部材36を受ける平面37を形成するボス38と、ボス38に吸音部材36を締結する締結具39とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン本体(13、15)と、
前記エンジン本体(13)に結合される補機(33)と、
少なくとも部分的に前記補機(33)に向き合って配置される板形状の吸音部材(36、51)とを備えるエンジン(11)において、
前記補機(33)の外表面に形成されて、前記吸音部材(36、51)を受ける平面(37)を形成するボス(38)と、前記ボス(38)に前記吸音部材(36、51)を締結する締結具(39)とを備えることを特徴とするエンジン。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエンジンにおいて、前記補機(33)の外表面には、相互に平行に配置される軸心を有し、前記平面(37)に前記吸音部材(36、51)を締結する前記締結具(39)を受け入れる雌ねじ穴(45)が形成されることを特徴とするエンジン。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエンジンにおいて、前記補機(33)は、ポンプ室(46)を区画するハウジング(41)に前記ボス(38)を形成し、前記エンジン本体(13、15)に形成されるウオータージャケット(31、32)に冷却水を供給する冷却水ポンプであることを特徴とするエンジン。
【請求項4】
請求項3に記載のエンジンにおいて、分離自在に前記ハウジング(41)に結合されて、前記ポンプ室(46)に進入するインペラー(47)を回転自在に支持し、回転軸線回りに前記インペラー(47)の駆動力を生成する電動ユニット(42)を備えることを特徴とするエンジン。
【請求項5】
請求項1に記載のエンジンにおいて、前記吸音部材(51)は、リビングヒンジ(52)で折り曲げられ、相互に交差する2面で前記補機(33)を覆うことを特徴とするエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン本体と、エンジン本体に結合される補機と、少なくとも部分的に補機に向き合って配置される板形状の吸音部材とを備えるエンジンに関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、噴射ポンプやオイルフィルター、発電機、スターターといった補機に向き合って配置される防音カバー(吸音部材)を備えるエンジンを開示する。防音カバーは上下のステーでエンジン本体に連結される。防音カバーは制振鋼板で形成される。制振鋼板の内向き面にはウレタン発泡材で形成される吸音材が貼り付けられる。吸音材の吸音効果と制振鋼板の遮音効果とに基づき補機の騒音は低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平1−43478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防音カバーの設置にあたって補機と防音カバーとの間には空間が確保される。防音カバーは補機の外面から遠ざかる。その結果、補機から放射される作動音の吸音にあたって防音カバーは広い範囲にわたって配置される。防音カバーは大型化せざるをえない。防音カバーの大型化はコストの増大や重量増を伴う。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、補機から放射される作動音の吸音にあたって吸音部材の小型化に貢献することができるエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面によれば、エンジン本体と、前記エンジン本体に結合される補機と、少なくとも部分的に前記補機に向き合って配置される板形状の吸音部材とを備えるエンジンにおいて、前記補機の外表面に形成されて、前記吸音部材を受ける平面を形成するボスと、前記ボスに前記吸音部材を締結する締結具とを備える。
【0007】
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記補機の外表面には、相互に平行に配置される軸心を有し、前記平面に前記吸音部材を締結する前記締結具を受け入れる雌ねじ穴が形成される。
【0008】
第3側面によれば、第1または第2側面の構成に加えて、前記補機は、ポンプ室を区画するハウジングに前記ボスを形成し、前記エンジン本体に形成されるウオータージャケットに冷却水を供給する冷却水ポンプである。
【0009】
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、エンジンは、分離自在に前記ハウジングに結合されて、前記ポンプ室に進入するインペラーを回転自在に支持し、回転軸線回りに前記インペラーの駆動力を生成する電動ユニットを備える。
【0010】
第5側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記吸音部材は、リビングヒンジで折り曲げられ、相互に交差する2面で前記補機を覆う。
【発明の効果】
【0011】
第1側面によれば、吸音部材は補機に直付けされるので、吸音部材は補機に近づくことができる。吸音部材は補機に近づくので、吸音部材の大型化は抑制されることができる。吸音部材はボスの平面に締結されるので、補機そのものの振動は吸音部材に吸収されることができる。放射音の低減は促進されることができる。
【0012】
第2側面によれば、1方向から締結具は雌ねじ穴にねじ込まれることができるので、複数方向から締結具がねじ込まれる場合に比べて、吸音部材の取り付けにあたって締結作業は楽に実現されることができる。
【0013】
第3側面によれば、冷却水ポンプの作動音はピンポイントで抑制されることができる。
【0014】
第4側面によれば、電動ユニットはハウジングに分離自在に結合されるので、ハウジングの交換に応じて冷却水ポンプは様々なエンジン本体に適用されることができる。冷却水ポンプの作動音はピンポイントで抑制されることができる。
【0015】
第5側面によれば、組み付け性を犠牲にしたり部品点数の増加を招いたりすることなく広い範囲で放射音は低減されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の実施形態に係るエンジンの部分断面図であって、吸気弁および排気弁の軸心を含む断面の構造を概略的に示す図である。
第1実施形態に係る吸音部材を備える冷却水ポンプ(補機)の拡大正面図である。
冷却水ポンプの拡大側面図である。
図3に対応し、吸音部材が取り外された冷却水ポンプの拡大側面図である。
図3に対応し、インペラーの回転軸線を含む断面で観察される拡大断面図である。
第2実施形態に係る吸音部材を概略的に示す拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係るエンジンを概略的に示す概念図である。エンジン11は、シリンダー軸線Cに同軸の円筒空間を区画するシリンダーボア(シリンダー)12を有するシリンダーブロック13と、シリンダーブロック13の上端に結合されて、動弁機構14を支持するシリンダーヘッド15とを備える。シリンダーヘッド15には動弁機構14を覆うヘッドカバー(図示されず)が結合される。
【0019】
シリンダーブロック13には、シリンダー軸線Cに沿って往復運動自在にシリンダーボア12に案内されるピストン16が収容される。ピストン16は、シリンダーヘッド15に向き合う冠面17でシリンダーヘッド15との間に燃焼室18を形成する。シリンダーボア12の開口はシリンダーヘッド15を受け止める座面19で囲まれる。座面19はシリンダー軸線Cに直交する平面SP内で広がる。シリンダーブロック13は例えばアルミニウム合金といった金属材料から鋳造されて成形される。
【0020】
ピストン16には回転軸線Rx回りで回転自在にクランクケースに支持されるクランクシャフト22が接続される。コネクティングロッド23はピストン16とクランクシャフト22のクランクピンとを連結する。ピストン16の線形運動はコネクティングロッド23の働きでクランクシャフト22の回転運動に変換される。クランクケース、シリンダーブロック13、シリンダーヘッド15、および、ヘッドカバーでエンジン本体は構成される。
【0021】
シリンダーヘッド15には、天井面で並んで開口する2つの吸気ポート24と、天井面で並んで開口する2つの排気ポート25とが形成される。吸気ポート24の開口および排気ポート25の開口にはそれぞれバルブシート26が固定される。
【0022】
動弁機構14は、軸方向に変位自在にシリンダーヘッド15に支持されて、燃焼室18に臨んで吸気ポート24の開口を開閉する吸気弁27と、軸方向に変位自在にシリンダーヘッド15に支持されて、燃焼室18に臨んで排気ポート25の開口を開閉する排気弁28とを備える。吸気弁27および排気弁28はそれぞれ吸気ポート24および排気ポート25の閉鎖時にバルブシート26に着座する。
【0023】
動弁機構14は、クランクシャフト22の回転軸線Rxに平行な軸心回りで回転自在にシリンダーヘッド15に支持されるカムシャフト(図示されず)の働きで、吸気弁27および排気弁28の軸方向変位を引き起こす。吸気弁27および排気弁28の軸方向変位にあたって吸気弁27および排気弁28とカムシャフトとの間にはロッカーアーム(図示されず)が介在することができる。
【0024】
シリンダーブロック13にはシリンダーボア12に沿ってウオータージャケット31が形成される。ウオータージャケット31はシリンダーブロック13の座面19に開口する接続口31aでシリンダーブロック13外に開放される。シリンダーヘッド15には吸気ポート24および排気ポート25に沿ってウオータージャケット32が形成される。ウオータージャケット32はシリンダーヘッド15の合わせ面に開口する接続口32aでシリンダーヘッド15外に開放される。ウオータージャケット31は接続口31a、32aでウオータージャケット32に接続される。
【0025】
ウオータージャケット31、32には、ウオータージャケット31、32に冷却水を供給する冷却水ポンプ33が接続される。ウオータージャケット31、32には冷却水ポンプ33の働きで冷却水が流入する。ウオータージャケット31、32には、ウオータージャケット31、32で熱せられた冷却水を冷却するラジエーター34が接続される。ウオータージャケット31、32から流出する冷却水はラジエーター34に導かれる。冷却水の熱エネルギーはラジエーター34から外気に放出される。こうしてエンジン11は冷却される。
【0026】
図2は第1実施形態に係る冷却水ポンプ(補機)33を概略的に示す。冷却水ポンプ33はシリンダーブロック(エンジン本体)13に結合される。シリンダーブロック13には、冷却水ポンプ33を受け止める平坦な結合面35が形成される。冷却水ポンプ33には吸音部材36が結合される。冷却水ポンプ33の外表面には、吸音部材36を受ける平面37を区画するボス38が形成される。吸音部材36は例えば発泡樹脂材から板形状に成形される。個々のボス38には、平面37に吸音部材36を締結するボルト39といった締結具がねじ込まれる。吸音部材36は冷却水ポンプ33の外表面に向き合って配置される。
【0027】
冷却水ポンプ33は、後述されるようにポンプ室を区画するハウジング41と、分離自在にハウジング41に結合される電動ユニット42とを備える。ハウジング41の外表面には、シリンダーブロック13の結合面35に重ねられる平坦な平面41aが形成される。ボス38はハウジング41に形成される。電動ユニット42は例えばボルト43といった締結具でハウジング41に固定される。ボルト43は相互に平行に設定される軸心を有する。
【0028】
図3に示されるように、吸音部材36は、ハウジング41および電動ユニット42の合わせ面44から特定の範囲で広がる。1つ目および2つ目のボス38は合わせ面44に沿ってできる限り相互に離れた位置に配置される。3つ目のボス38はポンプ室の大きさよりも合わせ面44から離れた位置に配置される。吸音部材36は、ボルト39の軸心に直交する仮想平面に投影されるハウジング41の投影像から大きく膨らむことなくハウジング41の外表面を覆う。吸音部材36は少なくとも部分的に電動ユニット42を覆う。
【0029】
図4に示されるように、個々のボス38には、相互に平行に配置される軸心を有し、ボルト39を受け入れる雌ねじ穴45が形成される。ボルト39は相互に平行に設定される軸心を有する。
【0030】
図5に示されるように、ハウジング41には、電動ユニット42との合わせ面44で開口するポンプ室46が区画される。電動ユニット42はハウジング41の合わせ面44に結合されてポンプ室46を液密に塞ぐ。電動ユニット42は、ポンプ室46に進入するインペラー47を回転自在に支持する。電動ユニット42は、電力の供給に応じて回転軸線回りにインペラー47の駆動力を生成する。
(【0031】以降は省略されています)

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