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公開番号2021071498
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210506
出願番号2019195882
出願日20191029
発明の名称記録装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類G10L 15/10 20060101AFI20210409BHJP(楽器;音響)
要約【課題】記憶容量を無駄なく使用しつつも、価値のあるデータを確実に記録することを可能にした記録装置を提供する。
【解決手段】記録装置10は、音声を取得する集音部11と、集音部11から出力された信号から得られた音声データDに基づいて、感情の高まりを検知する感情検知部17と、感情検知部17による感情の高まりの検知に基づいて、当該感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の音声データDを、記録装置10内の記憶媒体14に出力する出力部18と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
映像及び音声の少なくとも一方を取得するセンサ(11)と、
前記センサから出力された信号から得られた取得データ(D)に基づいて、感情の高まりを検知する感情検知部(17)と、
前記感情検知部による感情の高まりの検知に基づいて、当該感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の前記取得データを、記録装置内または記録装置外の記憶媒体(14)に出力する出力部(18)と、を備えた記録装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記感情検知部は、前記取得データから、感情を定量化した値である感情レベル(E)を算出し、予め設定された感情しきい値(Et)と前記感情レベルとの比較によって感情の高まりを検知する、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
ユーザ操作に基づいて前記感情しきい値が設定可能に構成された、請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記感情検知部にて算出された前記感情レベルに基づいて、前記感情しきい値の大きさに応じた、一定時間当たりの感情の高まりが検知される回数を予測する予測部(20)を備えた、請求項2又は請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記出力部による前記取得データの出力が行われた旨を示す報知信号を、記録装置内または記録装置外の報知部(40)に出力する報知信号出力部(19)を備えた、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声や映像の記録装置に関するものである。
続きを表示(約 5,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示される記録装置は、ユーザの操作によって会話などの音声の録音を開始するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010−8938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような記録装置では、ユーザの操作によって録音が開始されるため、ユーザが記録しておきたい価値のある音声を確実に録音することが難しい。上記のような記録装置を用いて、記録しておきたい音声を確実に録音するためには、日常生活において常時録音しておけばよいが、それは記憶容量などの関係で現実的ではない。また、大容量の記憶媒体を用いて長時間の連続的な録音が可能な場合であっても、長時間の録音データには、ユーザにとって記録する必要のない部分が多くを占めることとなるため、記憶容量の無駄遣いであり、また、ユーザが録音データから確認したい部分を探し出すことが困難となる。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、記憶容量を無駄なく使用しつつも、価値のあるデータを確実に記録することを可能にした記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する記録装置は、映像及び音声の少なくとも一方を取得するセンサ(11)と、前記センサから出力された信号から得られた取得データ(D)に基づいて、感情の高まりを検知する感情検知部(17)と、前記感情検知部による感情の高まりの検知に基づいて、当該感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の前記取得データを、記録装置内または記録装置外の記憶媒体(14)に出力する出力部(18)と、を備える。
【0007】
この構成によれば、長時間の連続的なデータの記録をしなくても、感情が高まったときのユーザにとって価値のある映像データまたは音声データを確実に保存することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の記録装置を含むシステムの概略構成図。
同形態におけるデータ保存処理を説明するための説明図。
同形態における制御装置の制御態様を説明するための説明図。
同形態における制御装置の制御態様を説明するためのフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、記録装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の記録装置10は、例えば、家のリビングなどの家族が集まる場所で用いられて、家族団らんの様子を音声で記録することを想定した音声レコーダである。
【0010】
記録装置10は、記録装置10の周囲の音を集音するマイクなどの集音部11と、制御部12と、通信部13と、記憶媒体14と、を備えている。記憶媒体14には、制御部12による音声データDの読み取り及び書き込みが可能である媒体が用いられる。記憶媒体14には、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いることが好ましい。
【0011】
制御部12は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサ、または、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC)などの1つ以上の専用のハードウェア回路、または、それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROMなどのメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
【0012】
制御部12は、変換部15と、分析部16と、感情検知部17と、出力部18と、報知信号出力部19と、予測部20と、RAM及びROMなどのメモリ21と、を備えている。
【0013】
変換部15は、集音部11で集音された音のアナログ波形信号を音声データDに変換する。当該音声データDは制御部12のメモリ21に記憶される。また、音声データDは、集音部11から出力された信号から得られた取得データに該当する。
【0014】
音声データDをメモリ21に記憶させる処理では、メモリ21の指定アドレスに音声データDを順次記録し、指定アドレスがメモリ21の最終アドレスに達したときに、指定アドレスをメモリ21の初期アドレスに戻す。これにより、音声データDがメモリ21に常時記録されるとともに、メモリ21の記憶領域が満杯になったときに、再び初期アドレスから上書きするループ状の記録がメモリ21に対して行われる。
【0015】
分析部16は、変換部15で得られた音声データDの周波数分析を行う。具体的には、分析部16は、ケプストラム分析によって人の声道の特性を表すスペクトル包絡を抽出するための周波数分析を、所定時間(例えば数秒)毎に行う。
【0016】
感情検知部17は、分析部16による周波数分析の結果に基づき、感情の高まりを検知する。
詳しくは、感情検知部17は、周波数分析の結果から、予め設定された複数の感情の種類毎に、感情を定量化した値である感情レベルEを算出する。例えば、前記複数の感情の種類は喜怒哀楽を含み、感情検知部17は、喜びの感情レベル、怒りの感情レベル、哀しみの感情レベル、楽しさの感情レベルを、周波数分析の結果からそれぞれ算出する。なお、周波数分析の結果から感情を定量化する手法としては、機械学習による典型的な手法を用いることができる。
【0017】
そして、感情検知部17は、周波数分析の結果から得られた感情レベルEと、制御部12のメモリ21に予め記憶された感情しきい値Etとを比較し、感情レベルEが感情しきい値Et以上であるとき、感情の高まりがあったと判定する。この感情検知部17による感情の高まりの検知は、前記所定時間毎の周波数分析の都度行われる。なお、感情しきい値Etは、複数の感情の種類毎に区別されない統一の値であってもよい。また、前記複数の感情の種類のそれぞれに応じた複数の感情しきい値Etを用意し、複数の感情の種類のそれぞれについて、各感情しきい値Etに基づく感情の高まりの検知を行ってもよい。
【0018】
出力部18は、感情検知部17による感情の高まりの検知に基づいて、データ保存処理を行う。
図2に示すように、出力部18によるデータ保存処理では、感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の音声データDを、記録装置10内の記憶媒体14に出力し、記憶媒体14に記憶させる。詳しくは、感情の高まりが検知された時点から遡及時間t1だけ遡及した時点を保存開始点P1とし、感情の高まりが検知された時点から経過時間t2だけ経過した時点を保存終了点P2として、保存開始点P1から保存終了点P2までに亘る音声データDを記憶媒体14に保存する。なお、上記の遡及時間t1と経過時間t2は予め設定された時間である。
【0019】
報知信号出力部19は、上記データ保存処理によって保存された音声データDに関する情報を、ネットワーク30を介してスマートフォンなどの外部端末40に送信する。なお、外部端末40に送信される音声データDに関する情報としては、例えば、音声データDが保存された日時や、音声データ名や、どの種類の感情に基づく音声データDであるか、などの情報が挙げられる。なお、報知信号出力部19から外部端末40に送信される音声データDに関する情報は報知信号に該当する。
【0020】
本実施形態のシステムでは、上記データ保存処理にて記憶媒体14に保存した音声データDを、外部端末40にて再生可能となっている。
例えば、ユーザの外部端末40の操作により外部端末40から出力された音声データDの再生要求の信号を、通信部13を介して制御部12が受けると、制御部12は、上記データ保存処理にて保存した音声データDを記憶媒体14から読み取り、当該音声データDを通信部13の近距離無線通信によって外部端末40に直接送信する。これにより、記憶媒体14に保存された音声データDが外部端末40にて再生されるようになっている。また、このように、ネットワーク30を介さずに、音声データDを記録装置10から外部端末40に直接送信することで、音声データDの外部漏洩のおそれを排除でき、ユーザのプライバシーが確保される。
【0021】
また、本実施形態のシステムでは、外部端末40の操作によって、ユーザによる感情しきい値Etの大きさの設定が可能となっている。ユーザの外部端末40の操作により外部端末40から出力されたしきい値設定情報を、ネットワーク30及び通信部13を介して制御部12が受けると、制御部12は、そのしきい値設定情報に基づいて、感情検知部17にて感情の高まりの検知に用いる感情しきい値Etを設定する。
【0022】
図3に示すように、感情検知部17は、過去の所定時間T分(例えば前日分や過去1週間分など)の感情レベルEの大きさをメモリ21に記憶させる。制御部12の予測部20は、過去の所定時間T分の感情レベルEに基づいて、感情しきい値Etの大きさに応じた、一定時間当たり(例えば1日当たり)の感情の高まりが検知される回数を予測する。その予測部20にて予測された予測値のデータは、通信部13を介して外部端末40に送信される。
【0023】
そして、ユーザが外部端末40の操作によって感情しきい値Etを設定する際、予測値が外部端末40の設定画面に表示されるようになっている。例えば、ユーザが感情しきい値Etとしてある値を外部端末40に入力したとき、その値を感情しきい値Etに設定した場合に感情の高まりが1日で何回検知されるか(すなわち、音声データDを1日で何件録れるか)を、外部端末40の設定画面に表示させる。これにより、ユーザの環境に応じた好適な感情しきい値Etの設定が可能となっている。
【0024】
次に、上記の記録装置10における制御部12の制御態様について、図4のフロー図に従って説明する。
図4に示すように、ステップS1では、集音部11から出力された信号から得られた音声データDをメモリ21に記憶させる。
【0025】
次ぐステップS2では、音声データDから算出された感情レベルEが感情しきい値Et以上であるか否かを判定する。ここで、感情レベルEが感情しきい値Et未満である場合、ステップS1に戻る。一方、感情レベルEが感情しきい値Et以上である場合、ステップS3に移行する。
【0026】
ステップS3では、感情レベルEが感情しきい値Et以上であると判定された時点の前後に亘る期間の音声データDを、記憶媒体14に記憶させる。これにより、感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の音声データDが記憶媒体14に保存される。
【0027】
本実施形態の効果について説明する。
(1)出力部18は、感情検知部17による感情の高まりの検知に基づいて、当該感情の高まりが検知された時点の前後に亘る期間の音声データDを、記録装置10内の記憶媒体14に出力する。この構成によれば、長時間の連続的なデータの記録をしなくても、感情が高まったときのユーザにとって価値のある音声データを確実に保存することが可能となる。また、感情が高まったときに記録装置10が自動的に音声データDを保存するため、感情が高まったときのユーザが録音しておこうとも思っていなかった音声データDを残しておくことが可能となる。従って、本実施形態の記録装置10の用途においては、例えば、感情が高まったときの親子の喜ばしい会話などをユーザが聞き返すことが可能となり、それにより、育児の心理的負担の軽減に寄与できる。また、上記構成によれば、記憶媒体14を無駄なく効率的に使用できるため、記憶媒体14に、価値のあるデータをより多く保存することができる。
【0028】
(2)感情検知部17は、音声データDから、感情を定量化した値である感情レベルEを算出し、予め設定された感情しきい値Etと感情レベルEとの比較によって感情の高まりを検知する。これにより、音声データDから感情の高まりの検知が可能となる。
【0029】
(3)記録装置10は、ユーザ操作に基づいて感情しきい値Etが設定可能に構成されている。これにより、ユーザの使用環境に応じて適切な感情しきい値Etを設定することが可能となる。従って、ユーザにとって価値のある音声データDをより適切に保存することが可能となる。
【0030】
(4)予測部20は、感情検知部17にて算出された過去の所定時間T分の感情レベルEに基づいて、感情しきい値Etの大きさに応じた、一定時間当たりの感情の高まりが検知される回数を予測する。従って、感情しきい値Etの設定の際に予測部20による予測値を用いることで、感情しきい値Etを適切な値に設定することが容易となる。
(【0031】以降は省略されています)

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