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公開番号2021070427
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210506
出願番号2019198949
出願日20191031
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人深見特許事務所
主分類B60K 11/06 20060101AFI20210409BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電ユニットと送風装置が車両の幅方向に並んで配置された車両において、送風装置側から車両が外力を受けた場合に、蓄電ユニットに入力される衝撃を緩和することができる車両を提供する。
【解決手段】車両100は、蓄電ユニット10と、蓄電ユニット10に対して車両100の外装側に配置された送風装置30と、第1ブラケット41および第2ブラケット42と、を備え、送風装置30は、ファン32と、ファンモータ33と、ファン32およびファンモータ33を収容するハウジング31とを含み、第1ブラケット41および第2ブラケット42は、車両100の幅方向に並んで配置されるとともに、ハウジング31と車両100とを接続するように設けられ、第1ブラケット41は、第2ブラケット42よりも蓄電ユニット10に近い位置に配置され、第1ブラケット41の剛性は、第2ブラケット42の剛性よりも小さい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電ユニットと、
車両の幅方向において、前記蓄電ユニットに対して前記車両の外装側に配置された送風装置と、
前記送風装置を前記車両に固定するための第1ブラケットおよび第2ブラケットと、を備え、
前記送風装置は、前記蓄電ユニットに冷却風を送風するためのファンと、前記ファンを駆動させるファンモータと、前記ファンおよび前記ファンモータを収容するハウジングとを含み、
前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットは、前記幅方向に並んで配置されるとともに、前記ハウジングと前記車両とを接続するように設けられ、
前記第1ブラケットは、前記幅方向において前記第2ブラケットよりも前記蓄電ユニットに近い位置に配置されており、
前記第1ブラケットの剛性は、前記第2ブラケットの剛性よりも小さい、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電ユニットを搭載した車両に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両に関し、蓄電ユニットおよび送風装置が横並びで配置された車両が国際公開第2012/056492号(特許文献1)に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示の車両においては、送風装置が固定される台座に屈曲部を設け、車両が受けた外力が送風装置に入力された場合に、屈曲部が変形することで、送風装置が蓄電ユニットから外れた位置に移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2012/056492号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の車両にあっては、送風装置が蓄電ユニットに近づいて配置された場合には、屈曲部が変形した場合であっても、変形の如何によっては送風装置が蓄電ユニットから逃げきれないことが懸念される。この場合には、送風装置に含まれるモータが蓄電ユニットに接触することが考えられる。モータの剛性は相当程度高いため、モータが蓄電ユニットに接触した場合には、ある程度の衝撃が蓄電ユニットに入力されることが懸念される。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、蓄電ユニットと送風装置が車両の幅方向に並んで配置された車両において、送風装置側から車両が外力を受けた場合に、蓄電ユニットに入力される衝撃を緩和することができる車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく車両は、蓄電ユニットと、車両の幅方向において、上記蓄電ユニットに対して上記車両の外装側に配置された送風装置と、上記送風装置を上記車両に固定するための第1ブラケットおよび第2ブラケットと、を備える。上記送風装置は、上記蓄電ユニットに冷却風を送風するためのファンと、上記ファンを駆動させるファンモータと、上記ファンおよび上記ファンモータを収容するハウジングとを含む。上記第1ブラケットおよび上記第2ブラケットは、上記幅方向に並んで配置されるとともに、上記ハウジングと上記車両とを接続するように設けられている。上記第1ブラケットは、上記幅方向において上記第2ブラケットよりも上記蓄電ユニットに近い位置に配置されている。上記第1ブラケットの剛性は、上記第2ブラケットの剛性よりも小さい。
【0008】
上記構成によれば、送風装置側から車両が外力を受けた場合には、送風装置を車両に固定する第1ブラケットおよび第2ブラケットに衝撃が入力される。第1ブラケットの剛性が、第2ブラケットの剛性よりも小さいため、衝撃が入力された場合には、第1ブラケットが破断する。一方で、第2ブラケットは破断されず、第2ブラケットによる送風装置の車両への締結は維持される。このため、送風装置が回転する。
【0009】
ここで、第1ブラケットは、幅方向において第2ブラケットよりも蓄電ユニットに近い位置に配置されており、第2ブラケットは、車両の幅方向において、第1ブラケットよりも蓄電ユニットから車両の外装側に離れて配置されている。これにより、蓄電ユニットから遠い位置に送風装置が引きつけられるように、送風装置が回転する。このため、送風装置が全体的に蓄電ユニットに向けて移動することを防止できる。この結果、送風装置のハウジング内に収容された剛性の高いファンモータが蓄電ユニットに突き当たることが抑制され、蓄電ユニットに入力される衝撃を緩和することができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、蓄電ユニットと送風装置が車両の幅方向に並んで配置された車両において、送風装置側から車両が外力を受けた場合に、蓄電ユニットに入力される衝撃を緩和することができる車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
実施の形態に係る車両において、蓄電ユニットおよび送風装置が搭載されている様子を示す概略平面図である。
実施の形態に係る送風装置を車両に締結するための締結構造を示す概略平面図である。
実施の形態に係る車両が送風装置側から外力を受けた場合の第1状態を示す概略平面図である。
実施の形態に係る車両が送風装置側から外力を受けた場合の第2状態を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
【0013】
図1は、実施の形態に係る車両において、蓄電ユニットおよび送風装置が搭載されている様子を示す概略平面図である。なお、図1においては、便宜上、蓄電ユニットおよび送風装置と、車両の外装(サイドパネル、サイドシル)の位置関係がわかるように、車両を部分的に図示している。図1を参照して、実施の形態に係る車両100について説明する。
【0014】
実施の形態に係る車両100は、蓄電ユニット10に蓄えられた電力のみを用いて走行可能な電気自動車、あるいは蓄電ユニット10に蓄えられた電力とエンジン(図示せず)の出力との両方を用いて走行可能なハイブリッド自動車等である。
【0015】
車両100は、蓄電ユニット10、2つの送風装置30A、30B(なお、2つの送風装置を区別しない場合には単に送風装置30と示す)、および外装101、102を備える。外装101、102は、車両の幅方向に並んで配置されている。外装101は、サイドパネルおよびサイドシル等である。外装101は車両の右側に位置し、外装102は、車両の左側に位置する。
【0016】
蓄電ユニット10および2つの送風装置30A,30Bは、車両室内に配置されている。なお、蓄電ユニット10および2つの送風装置30A,30Bは、車両室外に配置されていてもよい。この場合には、蓄電ユニット10および2つの送風装置30A,30Bは、車両の底部に固定される。
【0017】
蓄電ユニット10および2つの送風装置30A,30Bは、車両100の幅方向に並んで配置されている。2つの送風装置30A,30Bは、車両100の幅方向において、蓄電ユニット10の両外側に配置されている。具体的には、送風装置30Aは、蓄電ユニット10に対して、車両100の外装101側に配置されており、送風装置30Bは、蓄電ユニット10に対して、車両100の外装102側に配置されている。
【0018】
蓄電ユニット10は、蓄電スタック20と、収容ケース11とを含む。収容ケース11は、内部に蓄電スタック20を収容する。蓄電スタック20は、複数の蓄電セル21を含む。複数の蓄電セル21は、車両100の幅方向に沿って並んで配置されている。
【0019】
蓄電セル21は、たとえば、ニッケル水素電池、またはリチウムイオン電池等の二次電池である。蓄電セル21は、液状の電解質を用いるものであってもよいし、固体状の電解質を用いるものであってもよい。蓄電セル21は、充放電可能に構成された単位キャパシタであってもよい。蓄電セル21は、たとえば角型形状を有する。
【0020】
送風装置30は、ハウジング31、ファン32、ファンモータ33、およびダクト34を含む。ハウジング31は、ファン32およびファンモータ33を内部に収容する。ファン32およびファンモータ33は、たとえば車両の前後方向に並ぶように配置されている。
【0021】
ハウジング31は、略箱型形状を有する。ハウジング31は、たとえば、樹脂部材等の比較的剛性の低い部材によって構成されている。
【0022】
ファン32は、蓄電ユニット10に向けて冷却風を送風する。ファン32は、ハウジング31内において、ハウジング31の後部側に配置されている。ファン32としては、シロッコファン、プロペラファン、ターボファン等を適宜採用することができる。ファン32は、ファンモータ33によって駆動される。ファンモータ33は、金属を含んでおり、ハウジング31と比較して剛性が高くなっている。ファンモータ33は、ハウジング31内において、ハウジング31の前部側に配置されている。ダクト34は、ハウジング31と収容ケース11とを接続する。ダクト34は、ハウジング31同様に、樹脂部材等の比較的剛性の低い部材によって構成されている。
【0023】
送風装置30Aから送出された冷却風は、ダクト34を通って収容ケース11内に導入される。送風装置30Aから導入された冷却風は、収容ケース11内の右側半分を循環し、収容ケース11に設けられた排出口(不図示)から排出される。
【0024】
送風装置30Bから送出された冷却風は、ダクト34を通って収容ケース11内に導入される。送風装置30Bから導入された冷却風は、収容ケース11内の左側半分を循環し、収容ケース11に設けられた排出口(不図示)から排出される。
【0025】
図2は、実施の形態に係る送風装置を車両に締結するための締結構造を示す概略平面図である。図2においては、便宜上、送風装置30におけるファン32を省略して図示している。
【0026】
図2を参照して、送風装置30を車両100に締結するための締結構造について説明する。なお、図2においては、送風装置30A側の締結構造を示すが、送風装置30B側においてもほぼ同様の構造であるため、送風装置30B側の締結構造の説明については省略する。
【0027】
車両100は、送風装置30Aを固定するための第1ブラケット41、および第2ブラケット42を備える。第1ブラケット41および第2ブラケット42は、ハウジング31と車両100とを接続するように設けられている。
【0028】
第1ブラケット41および第2ブラケット42は、車両100の幅方向に並んで配置されている。第1ブラケット41は、車両100の幅方向において第2ブラケット42よりも蓄電ユニット10側に配置されている。第2ブラケット42は、車両100の幅方向において第1ブラケット41より外装101側に位置している。
【0029】
第1ブラケット41は、車両100の前後方向に沿って延びる。第1ブラケット41は、車両の前後方向において一端41aおよび他端41bを有する。一端41aは、ハウジング31よりも車両100の前方側に位置する。他端41bは、ハウジング31よりも車両100の後方側に位置する。
【0030】
第1ブラケット41の一端41aは、ボルト等の締結部材51aによって車両100の車体(より特定的には、フロアパネル)に締結されている。他端41bは、ボルト等の締結部材51bによって車両100の車体(より特定的には、フロアパネル)に固定されている。第1ブラケット41において、一端41aと他端41bとの間に位置する部分に、ハウジング31が取り付けられる。このように、第1ブラケット41は、車両100とハウジング31とを接続するように設けられている。
(【0031】以降は省略されています)

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