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公開番号2021069236
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210430
出願番号2019194491
出願日20191025
発明の名称電力管理システム、電力管理装置、電力管理方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所
主分類H02J 13/00 20060101AFI20210402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】分散型電源の発電部によって発電された電力を複合施設において有効に活用することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】分散型電源の発電部と、複合施設に設置され、前記発電部によって発電された電力である発電電力が供給される複数の電気設備と、前記発電電力による前記電気設備の稼働状態を制御する管理装置と、を備えた電力管理システムであって、前記管理装置は、前記発電電力を監視する電力監視部と、前記電気設備による消費電力を取得する消費電力取得部と、前記稼働状態の制御の内容と優先順位とを関連付けて記憶する制御情報記憶部と、前記電気設備のそれぞれの前記稼働状態を制御する稼働制御部と、を有し、前記稼働制御部は、稼働する前記電気設備による前記消費電力が前記発電電力で賄えるように、前記優先順位に基づいて、前記電気設備の稼働状態を制御することを特徴とする電力管理システム。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
分散型電源として電力を発電する発電部と、
複合施設に設置され、前記発電部によって発電された電力である発電電力が供給される複数の電気設備と、
前記発電電力による前記電気設備の稼働状態を制御する管理装置と、
を備えた電力管理システムであって、
前記管理装置は、
前記発電電力を監視する電力監視部と、
前記電気設備による消費電力を取得する消費電力取得部と、
前記稼働状態の制御の内容と優先順位とを関連付けて記憶する制御情報記憶部と、
前記電気設備のそれぞれの前記稼働状態を制御する稼働制御部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
稼働する前記電気設備による前記消費電力が前記発電電力で賄えるように、前記優先順位に基づいて、前記電気設備の稼働状態を制御することを特徴とする電力管理システム。
続きを表示(約 5,200 文字)【請求項2】
前記制御情報記憶部は、前記優先順位と、前記稼働状態の制御の内容である前記稼働状態の変更の可否を判断するための電力の閾値及び該稼働状態の変更の有無を示す指標とを関連付けて記憶し、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い前記電気設備の消費電力を減じた電力を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
【請求項3】
前記電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の起動又は動作モードの変更を含み、
前記電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の停止又は前記動作モードの変更を含むことを特徴とする請求項2に記載の電力管理システム。
【請求項4】
前記管理装置は、
前記電気設備の前記動作モードを取得する動作モード取得部と、
前記電気設備の前記動作モードに応じた前記閾値又は前記閾値及び前記優先順位を設定して前記制御情報記憶部に記憶させるモード設定部と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載の電力管理システム。
【請求項5】
前記分散型電源として、充放電可能な蓄電池を備え、
前記管理装置は、
前記蓄電池の残電力量を取得する残電力量取得部と、
前記残電力量に応じて、前記電気設備の前記稼働状態を制御する際の前記発電電力を調整する調整電力を記憶する調整電力記憶部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備
から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い前記電気設備の消費電力を減じた電力を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電力管理システム。
【請求項6】
前記稼働制御部は、
前記調整電力を設定する期間を変更することを特徴とする請求項5に記載の電力管理システム。
【請求項7】
前記管理装置は、
前記電気設備の過去の消費電力に基づいて、該電気設備の前記閾値を設定することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の電力管理システム。
【請求項8】
前記電気設備の過去の消費電力は、該電気機器に接続されたスマートメータから取得することを特徴とする請求項7に記載の電力管理システム。
【請求項9】
前記管理装置は、
前記電気設備によって消費された電力量を取得する電力量取得部と、
前記電気設備の停止の可否を判断するための電力量の停止電力量閾値を記憶する停止電力量閾値記憶部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
前記電気設備によって消費された前記電力量と、前記停止電力量閾値とを比較し、停止させる前記電気設備を決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電力管理システム。
【請求項10】
前記管理装置は、
前記電気設備から該電気設備が停止したことを示す停止信号を受信したとき、該電気設備を制御する優先順位及び該電気設備の前記停止電力量閾値の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項9に記載の電力管理システム。
【請求項11】
前記管理装置は、
前記電気設備の過去に消費された電力量に基づいて、該電気設備の前記停止電力量閾値を設定することを特徴とする請求項9又は10に記載の電力管理システム。
【請求項12】
前記電気設備の過去に消費された電力量は、該電気機器に接続されたスマートメータから取得することを特徴とする請求項11に記載の電力管理システム。
【請求項13】
前記電気設備は系統に電気的に接続され、
前記発電部は前記電力を前記系統に逆潮流可能に接続されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電力管理システム。
【請求項14】
分散型電源の発電部によって発電された電力である発電電力を監視する電力監視部と、
複合施設に設置され、前記発電電力が供給される複数の電気設備の稼働状態の制御の内容と優先順位とを関連付けて記憶する制御情報記憶部と、
前記電気設備の消費電力を取得する消費電力取得部と、
前記電気設備のそれぞれの前記稼働状態を制御する稼働制御部と、
を備えた電力管理装置であって、
前記稼働制御部は、
稼働する前記電気設備による前記消費電力が前記発電電力で賄えるように、前記優先順位に基づいて、前記電気設備の稼働状態を制御することを特徴とする電力管理装置。
【請求項15】
前記制御情報記憶部は、前記優先順位と、前記稼働状態の制御の内容である前記稼働状態の変更の可否を判断するための電力の閾値及び該稼働状態の変更の有無を示す指標とを関連付けて記憶し、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い電気設備の消費電力を減じた電力を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断することを特徴とする請求項14に記載の電力管理装置。
【請求項16】
前記電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の起動又は動作モードの変更を含み、
前記電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の停止又は前記動作モードの変更を含むことを特徴とする請求項15に記載の電力管理装置。
【請求項17】
前記電気設備の前記動作モードを取得する動作モード取得部と、
前記電気設備の前記動作モードに応じた前記閾値又は前記閾値及び前記優先順位を設定して前記制御情報記憶部に記憶させるモード設定部と、
を備えることを特徴とする請求項16に記載の電力管理装置。
【請求項18】
充放電可能な蓄電池の残電力量を取得する残電力量取得部と、
前記残電力量に応じて、前記電気設備の前記稼働状態を制御する際の前記発電電力を調整する調整電力を記憶する調整電力記憶部と、
を備え、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い電気設備の消費電力を減じた電力を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の電力管理装置。
【請求項19】
前記稼働制御部は、
前記調整電力を設定する期間を変更することを特徴とする請求項18に記載の電力管理装置。
【請求項20】
前記電気設備の過去の消費電力に基づいて、該電気設備の前記閾値を設定することを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の電力管理装置。
【請求項21】
前記電気設備の過去の消費電力は、該電気機器に接続されたスマートメータから取得することを特徴とする請求項20に記載の電力管理装置。
【請求項22】
前記電気設備によって消費された電力量を取得する電力量取得部と、
前記電気設備の停止の可否を判断するための電力量の停止電力量閾値を記憶する停止電力量閾値記憶部と、
を備え、
前記稼働制御部は、
前記電気設備によって消費された前記電力量と、前記停止電力量閾値とを比較し、停止させる前記電気設備を決定することを特徴とする請求項14乃至21のいずれか1項に記載の電力管理装置。
【請求項23】
前記電気設備から該電気設備が停止したことを示す停止信号を受信したとき、該電気設備を制御する優先順位及び該電気設備の前記停止電力量閾値の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項22に記載の電力管理装置。
【請求項24】
前記電気設備によって過去に消費された電力量に基づいて、該電気設備の前記停止電力量閾値を設定することを特徴とする請求項22又は23に記載の電力管理装置。
【請求項25】
前記電気設備によって過去に消費された電力量は、前記電気機器に接続されたスマートメータから取得することを特徴とする請求項24に記載の電力管理装置。
【請求項26】
分散型電源の発電部によって発電された電力である発電電力が供給される、複合施設に設置された複数の電気設備の稼働状態を制御する電力管理方法であって、
前記発電電力を監視するステップと、
前記電気設備による消費電力を取得するステップと、
前記電気設備に対する前記稼働状態の制御の内容とこれに関連付けられた優先順位とを取得するステップと、
稼働する前記電気設備による前記消費電力が前記発電電力で賄えるように、前記優先順位に基づいて、前記電気設備の稼働状態を制御するステップと、
を含む電力管理方法。
【請求項27】
前記稼働状態の制御の内容は、前記稼働状態の変更の有無を判断するための電力の閾値及び該稼働状態の変更の有無を示す指標を含み、
前記電気設備の稼働状態を制御するステップは、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を前記発電電力から減じた電力と、該電気設備について設定された閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断するステップと、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い前記電気設備の消費電力を減じた電力を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断するステップとを含むことを特徴とする請求項26に記載の電力管理方法。
【請求項28】
請求項26に記載の電力管理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプロ
グラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力管理システム、電力管理装置、電力管理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 6,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電力供給先を含む複合施設の一例である集合住宅等の複数の住戸のまとまりに太陽電池等の分散電源を設置する場合には、一部の住戸や共用部にのみ分散電源の電力を供給し、余剰電力を系統へ逆潮流させていた。あるいは、分散電源による電力をすべて系統へ逆潮流させていた。また、各住戸に対して分散型電源を設置し、各住戸で分散型電源の電力を活用していた。
【0003】
このように、分散型電源を設置しても、分散型電源の設置場所での電力の活用が限定的なものにとどまるか、又は全く活用されなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、分散型電源の発電部によって発電された電力を複数の電力供給先を含む複合施設において有効に活用することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するための本発明は、
分散型電源として電力を発電する発電部と、
複合施設に設置され、前記発電部によって発電された電力である発電電力が供給される複数の電気設備と、
前記発電電力による前記電気設備の稼働状態を制御する管理装置と、
を備えた電力管理システムであって、
前記管理装置は、
前記発電電力を監視する電力監視部と、
前記電気設備による消費電力を取得する消費電力取得部と、
前記稼働状態の制御の内容と優先順位とを関連付けて記憶する制御情報記憶部と、
前記電気設備のそれぞれの前記稼働状態を制御する稼働制御部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
稼働する前記電気設備による前記消費電力が前記発電電力で賄えるように、前記優先順位に基づいて、前記電気設備の稼働状態を制御することを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、分散型電源の発電部によって発電された電力を、複合施設に設置された複数の電気設備に供給して活用することができる。分散型電源の発電部が太陽電池のように自然エネルギーを利用して発電する場合には、特に、環境条件によって発電電力が変動するため、複数の電気設備で活用することが難しい。本発明では、複数の電気設備の稼働状態の制御の内容と優先順位とを関連付けて記憶している。そして、管理装置の電力監視部が、発電部によって発電された発電電力を監視し、稼働制御部が、稼働する前記電気設備による消費電力が発電電力で賄えるように、優先順位に基づいて、これに関連付けられた稼働状態の制御の内容に従って、電気設備の稼働状態を制御する。稼働する電気設備による消費電力が発電電力で賄えるように電気設備の稼働状態を制御するには、既に稼働している電気設備の消費電力に対する発電電力の余剰分がある場合には、制御情報記憶部に記憶された稼働状態の制御の内容とこれに関連付けられた優先順位に基づいて、稼働中
の電気設備の消費電力の合計が増加するように、優先順位の高い順に、新たな電気設備を稼働させ、又は、消費電力が増加する動作モードに変更する。そして、既に稼働している電気設備の消費電力に対する発電電力の不足分がある場合には、制御情報記憶部に記憶された稼働状態の制御の内容とこれに関連付けられた優先順位に基づいて、稼働中の電気設備の消費電力の合計が減少するように、優先順位の低い順に、稼働している電気設備を停止させ、又は、消費電力が減少する動作モードに変更する。稼働状態の制御の内容としては、後述するような、稼働状態の変更の可否を判断するための電力の閾値を含めることができるが、これに限られない。電力の閾値を用いて、稼働状態の可否を判断するには、稼働中の電気設備の消費電力と発電電力との差分と、閾値とを比較してもよいし、稼働中の電気設備の消費電力に閾値を加えた電力、又は稼働中の電気設備の消費電力から閾値を減じた電力と発電電力とを比較してもよい。このようにすれば、複合施設に設置された複数の電気設備のうち、分散型電源の発電部によって発電された電力を供給する電気設備の台数を、各電気設備の出力(消費電力)と必要性に応じて制御することにより、分散型電源の発電部によって発電された電力を有効に活用することができる。
電気設備の消費電力は、稼働中の電気設備において消費されている電力の実測値を取得してもよいし、定格値等としての消費電力を予め取得しておいてもよい。
ここで、複合施設とは、分散型電源の発電部によって発電された発電電力の複数の電力供給先を含む施設であり、集合住宅のように複数の住戸がまとまった同一の建物を含むが、これに限られず、分散型電源の発電部を共用できる範囲であれば、複数の建物を含む施設も含まれる。
【0007】
また、本発明において、
前記制御情報記憶部は、前記優先順位と、前記稼働状態の制御の内容である前記稼働状態の変更の可否を判断するための電力の閾値及び該稼働状態の変更の有無を示す指標とを関連付けて記憶し、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い前記電気設備の消費電力を減じた電力を前記発電電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断するようにしてもよい。
【0008】
本発明では、複数の電気設備のそれぞれに、制御する優先順位を設定し、さらに、複数の電気設備のそれぞれの稼働状態の変更の可否を判断するための電力の閾値と、稼働状態の変更の有無を示す指標を設定している。そして、管理装置の電力監視部が、発電部によって発電された発電電力を監視し、管理装置の稼働制御部が、稼働状態が変更されていない電気設備のうち優先順位の高い電気設備から順に、稼働している電気設備による消費電力の合計を、発電電力から減じた電力と、閾値とを比較し、当該電気設備の消費電力が増加する稼働状態の変更を行うか否かを判断する。また、管理装置の稼働制御部は、稼働状態が変更されている電気設備のうち優先順位の低い電気設備から順に、稼働している電気設備による消費電力の合計から、判断の対象となっている当該優先順位の低い電気設備の消費電力を減じた電力を、発電電力から減じた電力と、判断の対象となっている当該閾値とを比較し、当該電気設備の消費電力が減少する稼働状態の変更を行うか否かを判断する。このようにすれば、複合施設に設置された複数の電気設備のうち、分散型電源の発電部によって発電された電力を供給する電気設備の台数を、各電気設備の出力(消費電力)と必要性に応じて制御することにより、分散型電源の発電部によって発電された電力を有効
に活用することができる。
【0009】
また、本発明において、
前記電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の起動又は動作モードの変更を含み、
前記電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更は、前記電気設備の停止又は前記動作モードの変更を含む。
【0010】
このようにすれば、管理システムにおいて、複数の電気設備の稼働状態を制御して、発電電力を活用する際に、電気設備の起動及び停止のみならず、電気設備の消費電力が増加又は減少するような動作モードの変更を行うことができるので、電気設備の稼働状態のより細やかな制御により、発電電力をより有効に活用することができる。
【0011】
また、本発明において、前記管理装置は、
前記電気設備の前記動作モードを取得する動作モード取得部と、
前記電気設備の前記動作モードに応じた前記閾値又は前記閾値及び前記優先順位を設定して前記制御情報記憶部に記憶させるモード設定部と、
を備える。
【0012】
このようにすれば、ユーザによる動作モードの設定を受け付ける等により電気設備の動作モードを取得し、取得した動作モードに応じた閾値を設定し、又は、閾値及び優先順位が設定して記憶される。従って、設定された動作モードで電気設備を起動及び停止させ、又は、稼働中に動作モードの切り替えを行うことができる。
【0013】
また、本発明において、
前記分散型電源として、充放電可能な蓄電池を備え、
前記管理装置は、
前記蓄電池の残電力量を取得する残電力量取得部と、
前記残電力量に応じて、前記電気設備の前記稼働状態を制御する際の前記発電電力を調整する調整電力を記憶する調整電力記憶部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
前記稼働状態が変更されていない前記電気設備のうち前記優先順位の高い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が増加する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断し、
前記稼働状態が変更されている前記電気設備のうち前記優先順位の低い前記電気設備から順に、稼働している前記電気設備による消費電力の合計から前記優先順位の低い前記電気設備の消費電力を減じた電力を、前記発電電力を前記調整電力によって調整した電力から減じた電力と、前記閾値とを比較し、該電気設備の消費電力が減少する前記稼働状態の変更を行うか否かを判断するようにしてもよい。
【0014】
本発明によれば、分散型電源として、発電部によって発電される電力又は系統から供給される電力によって充電され、充電された電力を放電する蓄電池を備え、複数の電気設備に発電部から供給される電力を、蓄電池から放電される電力によって調整して補完することができる。本発明では、蓄電池の残電力量に応じて、電気設備の稼働状態を制御する際の電力を調整する調整電力を設定している。そして、管理装置の残電力量取得部によって、蓄電池の残電力量を取得し、稼働制御部が、稼働状態が変更されていない電気設備のうち優先順位の高い電気設備から順に、稼働している電気設備による消費電力の合計を、発電電力を調整電力によって調整した電力から減じた電力と、閾値とを比較し、当該電気設
備の消費電力が増加する稼働状態の変更を行うか否かを判断している。また、稼働制御部は、稼働状態が変更されている電気設備のうち優先順位の低い電気設備から順に、稼働している電気設備による消費電力の合計から、判断の対象となっている優先順位の低い電気設備の消費電力を減じた電力を、発電電力を調整電力によって調整した電力から減じた電力と、当該閾値とを比較し、当該電気設備の消費電力が減少する稼働状態の変更を行うか否かを判断する。このようにすれば、複数の電気設備のうち、発電電力を、蓄電池の残電力量に応じて設定された調整電力によって調整した電力を複数の電気設備に供給することができるので、より多くの台数の電気設備の稼働状態を制御することができ、分散型電源の発電部によって発電された発電電力と蓄電池に充電された電力を有効に活用することができる。
【0015】
また、本発明において、
前記稼働制御部は、
前記調整電力を設定する期間を変更するようにしてもよい。
【0016】
発電部によって発電される電力の変動が激しい場合には、調整電力を設定しておく期間を長めに変更することができるので、発電電力に応じた調整電力を設定する期間を変更することにより、分散型電源の発電部によって発電された発電電力と蓄電池に充電された電力を有効に活用することができる。
【0017】
前記管理装置は、
前記電気設備の過去の消費電力に基づいて、該電気設備の前記閾値を設定するようにしてもよい。
【0018】
このようにすれば、それぞれの電気設備の特性に応じた閾値を設定することができるので、発電電力をより有効に活用することができる。
【0019】
前記電気設備の過去の消費電力は、該電気機器に接続されたスマートメータから取得するようにしてもよい。
【0020】
このように、電気設備の過去の消費電力をスマートメータから取得すれば、別途、電気設備の過去の消費電力を記録する装置を設ける必要がない。
【0021】
また、本発明において
前記管理装置は、
前記電気設備によって消費された電力量を取得する電力量取得部と、
前記電気設備の停止の可否を判断するための電力量の停止電力量閾値を記憶する停止電力量閾値記憶部と、
を有し、
前記稼働制御部は、
前記電気設備によって消費された前記電力量と、前記停止電力量閾値とを比較し、停止させる前記電気設備を決定するようにしてもよい。
【0022】
本発明においては、複数の電気設備のそれぞれの停止の可否を判断するための電力量の停止電力量閾値を設定している。そして、管理装置電力量取得部が発電部から各電気設備に供給された電力量を取得し、稼働制御部が既に稼働している電気設備に供給された電力量と、停止電力量閾値とを比較し、停止させる電気設備を決定する。このようにすれば、電気設備に必要な電力量が供給された電気設備を停止させることにより、発電電力や、これを蓄電池に充電された電力によって調整した電力を有効に活用して、電気設備を稼働させることができる。
このように、停止電力量閾値に基づいて稼働を停止された電気設備については、優先順位記憶部及び電力閾値記憶部から削除してもよい。
【0023】
前記管理装置は、
前記電気設備から該電気設備が停止したことを示す停止信号を受信したとき、該電気設備を制御する優先順位、該電気設備の前記停止電力量閾値の少なくともいずれかを変更するようにしてもよい。
【0024】
このようにすれば、管理装置側における電気設備の消費電力量と停止電力量閾値に基づく制御と、電気設備側の制御とが競合するがことなく、発電電力を、電気設備の他の稼働状態の制御に有効に活用することができる。
【0025】
前記管理装置は、
前記電気設備によって過去に消費された電力量に基づいて、該電気設備の前記停止電力量閾値を設定するようにしてもよい。
【0026】
このようにすれば、それぞれの電気設備の特性に応じた停止電力量閾値を設定することができるので、発電電力をより有効に活用することができる。
【0027】
前記電気設備によって過去に消費された電力量は、前記電気機器に接続されたスマートメータから取得するようにしてもよい。
【0028】
このように、電気設備の過去に消費された電力量をスマートメータから取得すれば、別途、電気設備の過去に消費された電力量を記録する装置を設ける必要がない。
【0029】
また、本発明において、
前記電気設備は系統に電気的に接続され、
前記発電部は前記電力を前記系統に逆潮流可能に接続されているようにしてもよい。
【0030】
このように電気設備が系統に電気的に接続され、発電部によって発電された電力が系統に逆潮流可能に接続されていれば、上述のように複数の電気設備の稼働を制御することにより、発電部によって発電された電力の系統への逆潮流や系統から電気設備への電力供給を低減することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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位置測定方法
オムロン株式会社
評価システム
オムロン株式会社
蓄電システム
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