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公開番号2021069235
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210430
出願番号2019194471
出願日20191025
発明の名称ステータの動力線位置決め装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02K 15/04 20060101AFI20210402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】動力線端子の挟み込みの発生を抑制した状態で位置決めを実行する。
【解決手段】ガイド本体部31と、ガイド本体部31の下部側面に形成されているテーパ部32と、を有し、上下動が可能であるガイドブロック12と、ベース本体部21と、ベース本体部21に突起状に設けられた突起部22と、ベース本体部21に穴状に設けられ、ガイドブロック12を下降させた場合に、ガイドブロック12を挿入可能である穴部23と、を有するベースプレート11と、を備え、ベース本体部21に動力線の端部を載置し、ガイドブロック12のテーパ部32が動力線に当接した状態で、ガイドブロック12が穴部23に挿入されるように降下した際に、テーパ部32が当接している動力線の端子がテーパ面に沿って移動するとともに、動力線が突起部22に当接して、動力線の位置決めを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコイルから引き出される引き出し線と、動力線と、を接合する際に、動力線の位置決めを行う動力線位置決め装置であって、
ガイド本体部と、
前記ガイド本体部の下部側面に形成されているテーパ部と、を有し、上下動が可能であるガイドブロックと、
ベース本体部と、
前記ベース本体部に突起状に設けられた突起部と、
前記ベース本体部に穴状に設けられ、前記ガイドブロックを下降させた場合に、前記ガイドブロックを挿入可能である穴部と、を有するベースプレートと、を備え、
前記ベース本体部に前記動力線の端部を載置し、前記ガイドブロックの前記テーパ部が前記動力線に当接した状態で、前記ガイドブロックが前記穴部に挿入されるように降下した際に、前記テーパ部が当接している前記動力線の端子がテーパ面に沿って移動するとともに、前記動力線が前記突起部に当接して、前記動力線の位置決めを行う、
ステータの動力線位置決め装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータの動力線位置決め装置に関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、特開2019−126173号公報がある。この公報に記載されたステータでは、ステータコイルから引き出される引き出し線の接続端部が、動力線に直接溶接されることが開示されている。
【0003】
ここで、ステータコイルの引き出し線と、動力線とを固定する際に、動力線の位置決めを実行する必要がある。この位置決めは、位置決め治具のベースプレートに動力線の一端を載置し、テーパ部を有するガイドブロックを上方から下降させ、このテーパ部により動力線の端子をベースプレート上に設けられた突起に当接させることにより、実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019−126173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述したステータの動力線位置決め装置では、動力線の端子厚さと、ガイドブロックが上下に動く範囲が規定されているため、ガイドブロックのテーパ部の幅が限定される。そのため、動力線端子の位置がテーパ部の幅内に収まらず、位置がずれていた場合には、ガイドブロックとベースプレートの間に動力線端子を挟み込んだ状態になり、位置決めを実行できない場合がある。
本発明は、動力線端子の挟み込みの発生を抑制した状態で位置決めを実行するステータの動力線位置決め装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかるステータの動力線位置決め装置は、ステータコイルから引き出される引き出し線と、動力線と、を接合する際に、動力線の位置決めを行うステータの動力線位置決め治具であって、ガイド本体部と、前記ガイド本体部の下部側面に形成されているテーパ部と、を有し、上下動が可能であるガイドブロックと、ベース本体部と、前記ベース本体部に突起状に設けられた突起部と、前記ベース本体部に穴状に設けられ、前記ガイドブロックを下降させた場合に、前記ガイドブロックを挿入可能である穴部と、を有するベースプレートと、を備え、前記ベース本体部に前記動力線の端部を載置し、前記ガイドブロックの前記テーパ部が前記動力線に当接した状態で、前記ガイドブロックが前記穴部に挿入されるように降下した際に、前記テーパ部が当接している前記動力線の端子がテーパ面に沿って移動するとともに、前記動力線が前記突起部に当接して、前記動力線の位置決めを行う。
これにより、ガイドブロックに設けるテーパ部の幅が十分な長さとなるように設定することができる。
【発明の効果】
【0007】
これにより、動力線端子の挟み込みの発生を抑制した状態で位置決めを実行するステータの動力線位置決め装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ステータの動力線位置決め装置の概略を示す図である。
ガイドブロックが挿入されていない状態のベースプレートの穴部とその近傍を示す図である。
穴部にガイドブロックが挿入された状態を示した図である。
関連するガイドブロックの概略を示した図である。
関連するガイドブロックの下面が動力線の上側に干渉する状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、ステータの動力線位置決め治具である、動力線位置決め装置1の概略を示した図である。なお以下の図では、動力線位置決め装置1の構成を明確にするために、ステータコイルから引き出された引き出し線、及び、引き出し線に連結される動力線の記載を省略している。
【0010】
動力線位置決め装置1は、ステータコイルから引き出された引き出し線に対して固定させる動力線を載置するベースプレート11と、ベースプレート11に載置された動力線に当接し、動力線が適切な位置となるようにガイドを行うガイドブロック12と、を備える。
【0011】
図2に示すように、ベースプレート11は、ベース本体部21と、ベース本体部21上に設けられた突起部22と、ベース本体部21に設けられた穴部23と、を備える。なお図2は、図1に一点鎖線で示した箇所の拡大図である。
【0012】
ベース本体部21は、ベースプレート11の本体部である。
【0013】
突起部22は、ベース本体部21上において、上方に突出するように形成されている。なお、突起部22はベース本体部21上に複数形成されていてもよい。
【0014】
穴部23は、ベース本体部21の上面側において、後述するガイドブロック12のガイド本体部31が挿入可能であるように設けられている。なお穴部23は、突起部22の近傍に設けられている。例えば、ベース本体部21の上面側に設けられている突起部22が複数であれば、それぞれの突起部22の近傍に穴部23が形成されている。
【0015】
穴部23の形状は、ガイドブロック12の形状に対応した形状である。図2に示すように、ガイド本体部31の形状がX方向に厚く、Y方向に薄い形状であれば、穴部23の形状はX方向に長く、Y方向に短い形状である。なお以下では、上下方向をZ方向とし、Z方向に直交し、かつ、互いに直交する2方向をX方向、Y方向として説明する。なお、図3は、穴部23にガイドブロック12が挿入された状態を示している。
【0016】
ガイドブロック12は、ガイド本体部31と、ガイド本体部31の一部を切り欠いた形状で形成されているテーパ部32と、を備える。
【0017】
ガイドブロック12は、動力線の位置決めを行う際に、ガイド本体部31が穴部23の上方に配置された状態で、下降動作を行う。すなわち、ガイドブロック12は、上下方向(Z方向)への移動が自在である。ここでガイド本体部31は、X方向に厚く、Y方向に薄く形成されている板形状である。さらにガイドブロック12は、Y方向からの視点において、ガイド本体部31の下面部33と一方の側面部34の間の角部が、斜めに切り欠かれた形状である。この切り欠かれた部位を、テーパ部32とする。なお例えば、ガイド本体部31は、X方向に比べてY方向に厚く形成された板面状であってもよく、ガイド本体部31の形状は、テーパ部32を設けた状態で自在に変更可能である。
【0018】
なおここで、テーパ部32が設けられている側面部34とは、ガイドブロック12に対応する突起部22に近接している側であって、法線方向が略X方向の箇所であるものとする。
【0019】
このテーパ部32は、動力線の位置決めを行うためにガイドブロック12を下降させた際に、動力線に当接している。さらにテーパ部32では、ガイドブロック12の下降に伴って、当接している動力線をテーパ面に沿って移動させる。より具体的にはガイドブロック12の下降により、動力線には側面部34の法線方向(すなわちX方向)の力が加わる。これにより動力線はガイドブロック12に当接しながら位置が調整され、ガイド本体部31と突起部22の間でX方向において挟まれた状態となり、動力線の位置調整が完了する。
【0020】
なお、穴部23に挿入されるガイドブロック12が複数設けられており、それぞれのガイドブロック12が複数の穴部23のそれぞれに挿入しながら同時に下降動作する場合でも同様である。この場合、それぞれのガイドブロック12のテーパ部32に当接してガイドされた動力線が、テーパ部32のテーパ面に沿って移動する。そして動力線は、ガイドブロック12と、このガイドブロック12に対応している突起部22との間に挟まれた状態となり、動力線の位置調整が完了する。このようにして、複数の動力線について、同時に位置調整を行うことができる。
【0021】
ここで、ガイドブロック12に設けられたテーパ部32のサイズの一例と、ガイドブロック12を下降させた際の動作について説明する。なお、以下の説明では、動力線の端子の厚みが2mmであるものとする。
【0022】
図2に示すように、ガイドブロック12では、テーパ部32のX方向のガイド幅が1.8mmで形成されている。
【0023】
ここで図4に示すように、関連する動力線位置決め装置のガイドブロックでは、テーパ部のX方向のガイド幅が0.5mmである。
【0024】
関連するガイドブロックにおいて、動力線が、テーパ部から外れた位置、すなわち下面部が動力線の上面に当接した状態となった場合、ガイドブロックの下面部と、ベースプレートのベース本体部の上面との間で上下から動力線を挟み込んだ状態となる。この場合、動力線をX方向に移動させて位置合わせを行うことができない。したがって、関連するガイドブロックを下降させる際に、動力線の端子の縁がテーパ部のガイド幅0.5mm内の位置に収まるように、動力線の位置を合わせる必要があった。ここで図5は、このガイド幅内に動力線の位置が収まるように配置されず、ガイドブロックの下面が動力線の上側に当接してしまった状態の一例を示している。
【0025】
一方で図2に示しているように、動力線位置決め装置1では、テーパ部32のガイド幅を1.8mmとしていることにより、動力線が、ガイドブロック12のテーパ部32のガイド幅内に収まりやすくなる。
【0026】
このテーパ部32のガイド幅を長く構成することは、ガイドブロック12を下降させた際に、ガイドブロック12の下面部33を、ベース本体部21にも受けられた穴部23に挿入する仕組みとすることによって、実現が可能となる。
【0027】
具体的には、例えば図4に示した関連する動力線位置決め装置のガイドブロックにおいて、動力線の端子に当接した状態から下降動作できる距離は、最大で動力線の端子の厚さである2mm分である。そのため、側面部においてテーパ部をZ方向に長く設けることができない。
【0028】
また仮に、関連する動力線位置決め装置において、テーパ部のガイド幅を1.8mmとするように設けた場合であっても、前述したように側面側においてテーパ部の長さを十分に確保できないことから、このテーパ面の法線方向は下向きに近い状態となる。したがって、テーパ面から動力線に対してかかるX方向の力が小さくなり、ガイドブロック12を下降させた場合であっても、動力線がテーパ部に沿って動かず、動力線が、ガイドブロックとベースプレートとの間で上下方向から挟まれるような状態となる可能性がある。
【0029】
一方、図2に示しているように、動力線位置決め装置1において、ガイドブロック12では、テーパ部32の下面部33側の距離であるガイド幅を長く設けているとともに、側面部34側の距離も長く設けている。このテーパ部32の形状は、ガイドブロック12が、ベース本体部21の穴部23に挿入された状態で下降できることから、ガイドブロック12のストロークを長く確保できるため、可能となる。
【0030】
またこの場合、テーパ部32から動力線に対してかかるX方向の力は十分なものとなり、テーパ部32に沿って動力線が動くとともに、ガイドブロック12の側面部34と突起部22の間で動力線がX方向からクランプされた状態となり、位置決めを完了することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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